4月1日(日)
北陸の春はダイナミックだ。短期間のうちに春めいて、全てが燃え上がり、うかうかしていると春のエネルギーに圧倒されてしまう。今日は、そんな北陸の春を堪能しよう。
午後より、トミーくんと共に、昨日のポイントより500m上流のヤナギ林に出向く事にする。天気は上上であり、パサートを運転していても、ついうっかりしてしまうほどだ。ξ川河川敷周辺のクヌギ林をルッキングした後、装備を整えて、河川敷のヤナギ林に突入する。今日は、トミーくんが主役であり、はれほれはのんびりお付き合いする事にする。
<穴>
早速、トミーくん、ヤナギの穴を見つけ成虫を探すが、出ない。良質のフレークは大量に出る。
<割る>
続けて、トミーくんは、材割に挑戦する。ここは、外道が多く、次へ移動する。
<ヒラタ材?>
ヒラタがいそうな立ち枯れ材を引っこ抜き、よ〜く見ると、食痕あるぞー。これはいけそうだ。
<材割中>
ドライバーを使い、材を割り始める。小さな幼虫が2つ出る。コクワの1♀出る。アカアシ1♀を出すが潰してしまう。トミーくんにとっては初めてのアカアシでありとても残念がる。はれほれにとっては、「やっと出たか。」である。この辺が、ヒラタとアカアシの棲み分け境界ラインかもしれない。天気がよく、はれほれは、ひれはれみたいな感じで、トミーくんの様子をうかがう。結局、この材からは、ヒラタは出なかった。次、行ってみよう。
<お〜、君はだ〜あれ?>
はれほれが、適当に叩いた流木から、いきなりそこそこの幼虫が出る。 ヒラタ? ノコ? この材はいけそうだ。トミーくんは、俄然、パワーアップする。
<がんばれ、トミーくん>
頑張って削るが、食痕しかでない。肝心のクワが出ないと思ったら、あれが出てしまった。今日最大の外道である。
<カブちんだ〜>
いや〜、カブちんはデカイ、とってもデカイ。材割で、カブちんを出したのは、初めてだったので、2人ともビックリだ。なんてこった。
<今日の収穫>
春爛漫のξ川河川敷を十分楽しんだ。イチリンソウが満開、ズジボソヤマキチョウの♀が産卵している。陽だまりには、越冬したキタテハやヒオドシチョウがいる。北陸の春は最高だ!
採集結果
はれほれは、ぼ〜ず。
トミーくんは、
ヒラタクワガタ(幼虫) 1exs
アカアシクワガタ(幼虫) 1exs
不明(幼虫) 2exs