3月10日(土)

啓蟄が過ぎたというのに大雪だ。福井市内ですら積雪20cmを越えている。山間部はもっと積っているに違いない。今日の材割り採集を中止しようとも考えたが、1日中自宅にいてもしょうがないので、偵察半分のつもりで出かける事にした。お約束の駅ソバを食べ、小柳ユキを聴きながらξ川を遡る。ξ川の河川敷・中州ともに真っ白で、悲し〜いくらい綺麗だ。先週、アカアシを出した中州よりさらに上流へ進む。さて、今日のヤナギポイントに到着した。


<綺麗な冬景色>

なんてこった、予想はしていたがここまで綺麗な冬景色とは恐れ入った。とりあえず、堤防脇にパサートを駐車して、完全装備にて堤防を目指す。全てが、一面の白の世界だ。けど、日差しが、なんとなく一寸春っぽいのが嬉しい。


<元水田、今雪原>

さて、堤防を歩きながら、川原の様子をうかがう。倒木は全て雪で覆われているので、美味しいのを見つけるのには時間がかかりすぎる。立ち枯れをターゲットにして、あわよくば、根掘りでヒラタを狙う事にする。とりあえず立ち枯れを探す。ま〜、在るには在るのだが、こんな感じが多い。


<モンスター>

アケビのつるにびっしり覆われているヤナギである。立ち枯れと思いきや生木でした。パス! この場所は、流木が目立つ。巨大なミズナラ流木があり、キノコが付いていたので、削ってみたが、歯が立たない。良質の赤材を見つけるが何もなし。こんもりとした雪の塊を叩くと、それは川原の石。はじめての場所を小1時間うろつくが、な〜も成果が無く、疲れてきた。上流部を諦めて、下流部を探し始めたらいきなりこれ。


<今日初めてのクワ材>

大きめの食痕はあるが、幼虫・成虫なし、もぬけのからだ。コクワじゃない。誰なんだ?俄然やる気が出てきて、次の立ち枯れを削る。

  
<こんにちは>

やっと、幼虫が出始める。数は少ないが、デカイ幼虫が2個体採集できた。後はコクワばかりだ。根を掘り出すが、食痕なし、ヒラタはいないようだ。
今日の雪中材割り採集は、大変だったけど満足で、先週ほど天候が荒れてないのも救いだった。この場所にもう1度、材割りに来たいものだ。雪だらけで、全体の環境や植生が全くわからず、これにて終了とは寂しい限りだ。雪解けまでには、3〜4週間はかかりそうだが、待ちましょう。さあ早く帰って、あのデカイ幼虫を同定することにしよう。

  
<今日の大物2発>

当初は、オオクワ?だったが、ノコで決定だ。はれほれには、初めてのノコの幼虫であり、嬉しい限りである。大きく育ててリリースしましょ。

来週は、石川県へ行く用事があるので、そこで材割りだ。

採集結果
ノコギリクワガタ(幼虫)   2exs
コクワガタ(幼虫)      3exs

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