3月4日(日)

早いもので3月になってしまった。これから加速度的に春めき始め、クワのシーズンインを考えると仕事も手につかない近頃だ。
さて、先週のヒラタ幼虫タコ取れパラダイスを少々反省して、新規開拓に赴く事にする。もちろんヒラタ狙いである。しかし、朝から雨である。気象情報は、春の嵐を伝えている。寒冷前線が福井県地方を午前9時ごろに通過するらしい。以後、寒気が急激に流れ込み、雪になるらしい。早めに採集を切り上げる計画でいく事にする。
今日の採取地は、先週のξ川河川敷より15km上流の中洲である。一応ヒラタ狙いなのだが、アカアシクワガタの幼虫が期待できる場所だ。もちろん、コクワもいるだろう。


<今日のヤナギ林>

これ以上、上流へ移動すると積雪量が多くなるので、この辺で勝負する事にする。草本類はほとんど雪に押しつぶされていて、歩きやすい。ヤナギ、クルミ、ハンノキの疎林が広がる中州である。かなり広い場所なのでポイントが絞りにくく、戸惑うばかりである。ようやく、周辺の地形や風や川の流れなどが、なんとなく判ってきたので、本格的に勝負を掛ける朽木を探し始める。1本目は、細すぎてコクワばっかり、2本目はまずまずの材で、アカアシが出る。3本目が下の映像である。立ち枯れを削るが、ゴミムシばっかりなので、根を掘り始める。


<勝負だ〜。>

中流域の中州なので砂、砂利、小石を掘るのかと思いきや、ねっちょりとした粘土質である。小型シャベルが重い、粘土は掘りにくい。そんな訳で、泥だらけになりながら、材割をはじめる。やっぱり、ヒラタでなくアカアシが出てくる。粘土質では、ヒラタ母は土中に潜り難いので、敬遠したのだろうか?この頃より、風雨が激しくなり、気温が急激に下がり始めた。ただでさえ、厳しい天候なのに、霙や雪が降り始めてはたまらない。デジカメを壊さないために、今回は現場での幼虫の映像は無い。ほんと、厳しい天候だった。さて、撤収〜!


<中州もう1丁>

パサートで帰宅中、少し下った所の中州である。美味しそうな林なのだが、手前のR川をいかに安全に渡るかが問題である。今朝、自宅を出たときの外気温は7℃なのに今は3℃である。早いとこ帰って暖をとりたい。

  

  

<自宅にて写真撮影です。>

次回は、暖かい春の日差しの下での材割り採集をしたいものだ。
は〜るよこい、は〜やくこい♪

採集結果
アカアシクワガタ(幼虫)  9exs
コクワガタ(幼虫)      5exs

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