2月10日(土)

今日も滋賀県への遠出なのだが、目的地を大幅に変えることにした。先回までの琵琶湖西岸を、東岸にするのである。最大の理由は、”成果が出ない”の一言に尽きる。けど、西岸を東岸にしたからといって、成果が上がる根拠は殆どない。ま〜、一度も行った事がない土地だし、行ってみましょか。積雪があるかどうか少々不安だったので、ライアンさん(彦根市)にその点、情報を頂き、有難うございました。雪無しとのことで安心しました。
さて、早朝(真夜中)に出発する。北陸道上り線を寂しく順調に走行する。下り線は、賑やかだ。三連休前夜、スキー場に向けての移動中なんだろう。


<月齢17ぐらい?>

妙に山際が見えると思ったら、満月じゃあ〜りませんか? デジカメで1枚とる。この時、デジカメの充電不足に気がつく、なんってこった、電池がなけりゃ、ただの箱だ。とり合えず、節電しながらの撮影だ。敦賀ICでR8に乗り換えて、更に南下する。積雪や凍結の心配は全く無いのだが、危険なのは融雪装置である。知らない人が、このエリアに入ったらタマゲルと思う。ガソリンスタンドの洗車機なみのシャワーと台風なみの洪水である。さらに、対向車が跳ね上げる波は、半端じゃない。これが原因で事故っても不思議じゃない。でも、事故が起こらないのは、皆が注意を怠らないからなんでしょうね。
湖北から湖東へ入る。ぴゆ〜と行って、カックンカックンで、最初の場所に到着する。国土地理院HPの地形図閲覧システムで、あらかじめ見つけておいた河川敷だ。蛇行したままの状態で改修工事がなされていない。広葉樹と竹林マークがある。ヤナギ林を期待するが実際はどうだろうか? 夜明けとともにその全貌が明らかになった。竹林の密集が凄まじい。けど、巨大な、コナラ、クヌギも負けじと点在する。取っ掛かりを探して、堤防を歩く。おやおや、美味しい切り株がありますね。どうみても、コクワがいますよね。穴をほじほじしていると、やっぱり。


<コクワ♂新成虫リリース>

コクワの達人にまたすこし近づいてしまった。川原に下りて、ヒラタ材を探す。地面に埋もれた大きめの材を発見する。ヤナギかクルミの流木が、埋もれている。この時点で、ヒラタゲット50%だな〜と安心して、割り始めた。とんでもない材だった、外道のオンパレードだった。ゴミムシ、マイマイカブリ、見たこともないデカいカミキリの幼虫多数、コクワの幼虫とメス新成虫でした。残念、次行ってみよう。
次も、閲覧システムで見当をつけおいた場所である。なだらかな丘陵地帯に、用水池が点在し、広葉樹林とアカマツ林が広がっている。飽きもせず、ネブトを狙うが、再び外道のオンパレードである。やたら、マイマイカブリが多い。今日は、外道に取り付かれたか?
芳しい成果が何1つ無いまま、ルキングを開始する。延々と2次林が続く、おや〜、変なとこに照葉樹林がありますね。 


<誰かが私を呼んでいる>

映像の中央部の照葉樹林が気になり、パサートを止める。よ〜く見ると、後方にクヌギが林立しているではないか。これはいけそうである。早速装備を整えて突入する。

 
<ニホンザル捕獲用マテリアル>

ニホンザルによる農作物被害が頻発しているらしく、この様なトラップがあった。さらに、あぜ道には、イノシシらいい足跡が多数見られる。これくらい自然度が高けりゃ、クワも多いはずだ。めぼしい材を割ってみると。

 
<今日はとことん外道だ〜>

再び、外道のオンパレード状態だ。コクワらしき幼虫も出るが、リリースする。今日はとことん外道漬けである。致し方ない、撤収である。
八日市ICまでもどり、名神高速にて、ルッキングしながら帰ることにする。高速道路は、高台にあるので、見晴らしは非常に良い。あそことあそこをチェックして、次回への参考としよう。

採集結果
ぼ〜ずでした。

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