1月21日(日)

この1週間は、大変だった。
雪遊びが、これ位できるのが丁度いいのだが・・・。


<はれほれの玄関先>

3日3晩、降り続いた雪は、積雪90cmを突破した。


<娘が作ったはれほれ>

私をモデルにした雪像などは、あっというまに雪に埋もれてしまった。連日、5時起床、出勤前の雪かき(除雪)で、くたくたである。こんなんで、週末のクワ採集は、絶望的かと思われたが、やっぱり、行ってしまった。
さて、北陸の雪には特徴がある。重く大量に降るが、すぐ解けるのである。今回も大量に重い雪が降り、樹木は、枝が折れるか、幹が折れるか、被害は甚大である。クヌギやコナラも相当折れていると予想される。では、どこの部分から折れるのか?当然物理的に弱いところである。さて、クワ幼虫がいる部分の強度はどうなのか?弱いんですね。結論、クワ幼虫がいる部分の枝が折れている。探すのは楽勝!
そんな訳で、福井市内の最も有名なAW山に行く事にする。この山は、はれほれが、小学校時代より昆虫採集で慣れ親しんだ場所である。標高80メートルの小さい山だが、ギフチョウがいる、ネブト(こいつが欲しい)もいる、ノコ、ミヤマもいる。色々いっぱいいて、実に楽しい昆虫採集ができるのである。早速、あらかじめ目をつけておいたコナラの元へパサートを着ける。


<立ち枯れコナラ>

予想的中、雪の重みで、コナラの枝がバキバキ折れている。後は、探すのみだ。ただし、腰まで雪に埋もれてほとんど身動きが取れない状態である。殆ど四つんばい状態で、前進する。出ない。出ない。外道すら出ない。これはやばい。遭難してしまう。う・・・、尻が出ている。


<コクワのお尻>

越冬個体を出してしまった。せっかく越冬しているのに迷惑な話である。持って帰って、春になってからリリースすることにする。本当に、コクワは、何処にでもいる。嬉しい様な、悲しいような。
別の立ち枯れを割ると、デカイ食痕が出てきた。下へ、下へ伸びている。これは、雪を50センチ以上ほらないと無理なので、雪解けまでリザーブしておこう。この辺で体力と時間の限界がくる。
AW山は、けっして貧弱な山じゃないな〜、ここでネブトを採らねば。来週は、大津か?

採集結果
コクワガタ(越冬個体)  1♀(25mm)

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