インドについて
インド旅行 その4 インドの通貨
インドで使われている通貨は、ルピー(Rupee )とパイサ(Paisa )。
略語として、ルピーの単数はRe、複数はRsが、またパイサはP が使われてい
る。
「ルピーは使う人によって価値が変わる。」 さて、ルピーを円に換算す
ればいくらぐらいだろう? 我々が入った時は、1ルピーは約 5.5円ぐらい
であった。 だからといって、1ルピーを日本の5円のつもりで使うと、こ
れはインドの実情にそぐわない奇妙な金銭感覚ということになる。
インド人の大部分の人が、わずかな現金収入で暮らしている。 もっとも、
貧富の差は大きく上流階級の連中になると、我々には真似のできないお金の
使い方を平気でしているが、全体としては、インドの庶民は質素でつつまし
い生活をしている。
浪費に慣れてしまった我々が、一度財布のヒモをゆるめてしまったら1ル
ピーが1円と同じ感覚で使ってしまうようになる。 相手の足元を見てお金
を使えというのではないが、ある場合は100〜200円ぐらいの感じで大
事に使ったほうがいい。 インドで10倍もの価値(大学出の平均月収が、
2000ルピーと聞いている)をもつお金に、恵まれているといって「物価
の安い途上国」でリッチな気分にひたろうと考えるのは、ある意味で貧弱な
考えといえる。
ケチるのがいいとは言わないが、たまたま我々が恵まれているだけであっ
て、インドで少しでも良い旅を続けるためには、有効に使ったほうがいいと
思う。
赤ん坊を抱いた婦人が、黙って我々に手を差しだした(通常は、マネー、
マネーとせがんでくるのだが、その婦人はしゃべる元気もないのか、赤ん坊
に視線をやりながら、伏せ目がちにただ黙っていた)あの光景が、まだ目に
焼きついている。 インドの最下層の人々の生活は、我々の想像を絶する。
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