□■□■ よしなしごと1(サイトを開くにあたって) ■□■□


▼△▼△ 大戦略と私 △▼△▼

 このサイトでいう「大戦略」とは、システムソフト社の現代戦を題材にしたシミュレーションゲームのことです。シリーズ化されており、いろんなタイプの大戦略が出ています(仔細はきっと誰かが作っているであろうサイトに譲ります)。

 その昔、まだ私がパソコン少年だった頃(今ではパソコン中年ですが(^^;)、その一つである「SUPER大戦略98」に結構嵌(は)まりました。嵌まったといっても、もともと面倒くさがりの私のこと、用意されたマップを全部こなした訳ではないのですが、自分で作ったマップや自分で作った生産タイプで、ゲームが出来る点に惹かれ、あれこれ作っては悦に浸っていました。自作の生産タイプと当初から用意されている生産タイプではどちらがコンピューター好みか、コンピューター同士の対戦も随分させました。

 SUPER大戦略98で大戦略を知った私ですが、その後、「キャンペーン版大戦略2」が出たときにはお金がなく、「大戦略3」はマシンパワーが必要な上にルールが面倒くさそうってことで、結局大戦略からは遠ざかっていきました。

 でも、時々無性にやりたくなるときがあります。3、4年前にもありました。家電店で偶然「大戦略 for Windows」を見つけ、衝動買いをしてしまいました。しかしこれは(理由は別に書くとして)私には駄作で、喜び勇んでインストールしたものの結局ほとんど遊ぶことはありませんでした。

 そしてまた、四季が巡って春が訪れるが如く(?)、大戦略の虫が騒ぎ出したのです。別にイラク開戦に触発されたわけではないのですが、SUPER大戦略の復古版が出ていないかとインターネット上を徘徊していたところ「大戦略WIN2」を発見! お試し版もダウンロードし、こいつはなかなかいいぞと、SUPER大戦略98と一緒じゃないけれど、大戦略forWindowsみたいなことはなさそうだぞと、早速購入しました。新作「大戦略PERFECT」なるものが発売されていることを知る1日前のことでした。



▼△▼△ 島と私 △▼△▼

 私は島が好きです。というか興味があります。私に島への興味を持たせたのは、NHK出版の「歴史への招待」という本でした。小学生の頃、歴史に興味を持ち始めていた私は、廃品回収で集まった古本を物色し、この本を勝手に持ち帰って読んでいました(^^;。何巻もある内の5冊を読んだだけですが、周知の事柄だけでなく、あまり知られていないような事実・学説を取り上げることもあって、歴史って織田信長とか坂本龍馬とかだけのものではなく、いろんな処のいろんな人の思いを紡いでできているんだな、と思ったものです。特に興味を持ったのが、「朝鮮使節往還(2巻)」と「琉球王朝の栄光(1巻)」で、それまで辺境と思っていた土地にも、ちゃんと誇るべき歴史があることを認識しました。どなたかが言っていたことですが、日本の辺境でもアジアの辺境ではない訳で、そういう意味では当然なのかもしれません。

 初めて島に行ったのは、大学生の時。卒業旅行ということで種子島、屋久島、天草へ行きました。その時のことはまた別に書くとして、それまで島の生活について、例えば電気は来ているんだろうか、とか、テレビ番組は本土で録画したのを数日遅れで見ているんじゃないだろうか、とか、そんな段階のことすら全然分かっていませんでした。島にもいろいろあるのでしょうが、数千数万の人がいる島で、今どきそんな筈は無いと頭では考えていても、やはり一方で疑問としては持っていたわけです。結論として、やはりそんな筈は無かったのですが、実際に船から下りて、島の空気を吸って、大地の感触を確かめながら、歴史や生活を訪ねて回るのは、旅情を感じさせ、充分興味深いものでした。



▼△▼△ 島と大戦略 △▼△▼

 島に興味を持っている人間が、自作マップで遊べるゲームを持っていて、かつマップ製作を厭わないのであれば、もうマップを作るしか無いわけですよね。どちらかというと、戦略を考えて楽しむというよりは、箱庭を眺めている方に楽しみを感じますので、その点大戦略である必然性は低いのですが(例えばシムシティーやA列車などでも構わないのですが)、大戦略ならではの点として、マップを開いて、まずどこを押さえようか、と考える時のわくわく感が、旅行計画を練るために地図を開くときの感じに似ているということ、ゲーム中の索敵と旅行中に目的地を探す時のドキドキ感が相通ずるということ、が挙げられます。

 マップの難易度はそんなに高くなっていないと思います。作った私がそんなにうまくないからです(^^;。また、拠点は、島の集落等を念頭に設けてあるため、ゲームとしてはもっと違う場所に置いた方が面白いという箇所もあるかもしれません。

 なお、「島を勝手に戦場にしないでくれ」とお思いになる方もいらっしゃるかもしれません。戦争を題材にしたゲームなので、仰ることはごもっともなのですが、趣旨は島を楽しむということでして、また、「赤い狐」と「緑の狸」が競り合うという設定ですので、ご容赦いただきたいと思います。


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