山形県鶴岡市出身。
山形県湯田川中学校の国語の教師となるが、集団検診で結核が発見され,6年間にも及ぶ闘病生活をへて退院する。その後日本食品経済社に入社,日本加工食品新聞の編集に携わる。
昭和48年に”暗殺の年輪”で直木賞を受賞。
代表作
実在の人物を描いた作品
「市塵」(新井白石)
「漆の実のみのる国”」(上杉鷹山)
「白き瓶」(長塚節)
「逆軍の旗」(明智光秀)
「雲奔る」(雲井龍雄)
「密謀」(上杉景勝)
「一茶」(小林一茶)
武士を主人公にした作品
「三屋清左衛門残日録」
「蝉しぐれ」
「用心棒日月抄」
「春秋の檻」
市井の人々を主人公にした作品
「海鳴り」
「橋ものがたり」
「又蔵の火」
「時雨のあと」
「日暮れ竹河岸通」
江戸のハードボイルド
「ささやく河」
「消えた女」
「出会茶屋」
「漆黒の霧の中で」
現代小説
「早春」![]()
エッセイ
「周平独言」
「小説の周辺」
「半生の記」
「ふるさとを廻る六部は」
作品の特徴としては、自然描写の美しさ、簡潔で的確な文章、読後に温かさが心の中に染み込んでくるような作品の数々です。
その他に藤沢周平さん以外の方が書いた
「藤沢周平を読む」
「海坂藩の侍たち」
「藤沢周平の世界」
「藤沢周平論」
などもあり、「藤沢周平の世界」では、井上ひさしさんが架空の藩である海坂藩の城下絵図を書いています.
山形県鶴岡市のホームページには藤沢周平さんの全作品のリストや、作品の舞台となった場所の写真や解説などがあります。