「凧」

神明まちづくり事業(“松平忠直卿”物語)で培われた技能・知識を後世に正しく伝承するため、名人が居する「仙人堂」を開設しました。

この、仙人技の初披露を平成12年12月末に、日本凧の会々員安岡 三郎氏(大野市)を招いて盛大に開催されました。

 

近年は、子供たちの遊びも大きく様変わりしたなか、昔の「手作り凧」を懐かしむお母さんたちと子供たちで熱い熱気に包まれました。

 頑張ること約1時間、簡素なつくりにカラフルな絵を描き、早速その成果を確かめていました。

 仙人の指示どおりに糸を張れば、スイスイと揚がる凧に参加者は十分に満足しておられました。

 

仙人堂住人 浅井 龍男

 

 凧の話

 

 竹、木などの骨に紙を張り糸をつけ、風力を利用して空高く揚げる遊具。一般的には正月の代表的遊具とされている。

 日本に渡来したのは、平安時代とされている。江戸時代になり子供の遊具として発達した。本来は、端午の節供などに行われる大人の行事であったが、いつからか、こどもの成長を願うことや簡易な素材で作られることから、子供たちの遊びえと移行していった。

 各地に大凧揚げや凧合戦が行われている。

 浜松の凧合戦は特に有名である。

 

 子供の頃のマンガに、凧に乗って金のシャチホコを盗むシーンがあった。

 また、ルパン3世にも凧で脱出することがたびたびある。

 まったく可能性がないこともないのだろうか・・・

 しかし、不安定な凧の乗るのは、危険極まりないので実際には無理なように思われる。

 

 作り方

 

 材料 竹ひご(厚さmm×5mm) 33cm×1、55cm×2、41cm×1

    紙  軽くて丈夫な紙(A3版 約30cm×42cm

     

    のり、糸、セロテープ、絵の具等(凧に絵を描くとき)

 

 つくる 一番短いヒゴに、長いヒゴを両端にくくりタスキ状に留める。真ん中にタテに留める。

     糸で、上部のヒゴを弓状に張る(4〜5cm)

 

     紙を貼り付ける。(要所をセロテープで留めると確実)

 

     糸をつける

        上部の両端に約70cmでつける

        真ん中の4分の1(下部)へ約80cmでつける

 

        3本の糸をまとめたとき、引き上げると、下部の一方が床に付いているとき上部と床の間は、約10cm(15〜20度)ほどが適当。