キビ団子の一生


 “むかしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんがいました。”

 “おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に・・・

 “ある日、おばあさんは川で大きな桃を拾って帰りました。

 “そして、桃を切ったら中から元気な男の子が・・・

 “やがて、この男の子が大きくなって鬼が島へ鬼退治に出かけることとなりました。

 “このとき、持っていったのが日本一ウマイ「キビ団子」である。

 

 “さて、この鬼退治の道すがら、お供に従えることとなる犬・猿・キジに主従の約束をキビ団子を与えることで固める。

 

 “そして、所期の目的どおり鬼が島へ渡り、鬼を退治して宝物を持ち帰ったとされて

きました。

 

江戸時代に作られた日本昔話の代表作である。

ある人の話によると

赤鬼・青鬼を退治したとは、外国船がようやく日本近海を訪れたとき、当時の航海

技術からは生死の限界をさまようなか、排他的な当時の感覚では退行をしたのでは

なかろうか?と・・・

 

 とにかく、日本一うまい「キビ団子」なので、剛・智・忠の備わったお供を従えられたほどである。

 どんな味なのか?

 さあ、やってみようが吾が「仙人堂」である。

 整地から、植付け、草取り、カラスの対策から台風にそなえて・・・青空の下、あなたもお子様といっしょに参加してみてください。楽しさを保証します。

 

これから、段取りが出来次第、皆様に御案内をいたします。

奮ってご応募下さい!

  

  申し込み

  住所、氏名、年齢、電話等をお知らせください。

  作付け場所 神明スポーツセンター南の北野町田圃(100坪)

 

キビの植付けメモ

整地に頑張った10勇士(6/29)

 山本岑次、浅井龍男、大平敏男、池田有二郎、柴田哲朗、青山勝治、千秋静、山田武治、藤井輝夫、山本信英





植付けで特に注意を(7/1)

・ 耐干性は強いが湿害には弱い
(溝切りなどをして水はけを良くしておくことが肝要です)

・ 条間は、70cm以上にし草取りや中耕(機械による)が容易なこと

・ 植えるところが凹んでいるときは土を寄せて周りより低くならないようにする

・ 株間は15cmほどにして風通しをよくする

・ 植付け(苗)は2本を目安とする

・ 細根は固まらずノビノビと育つように心がける

・ 幼苗なので軟らかくて折れやすいので大切に扱う

・ 被せる土はゴロ土を細かくクズす

・ 根に土を被せるには余り強く押さえないこと

・ 苦土重焼燐 20キログラム/10a

13.7.1 am9:00~植付け


 仙人堂住人 山本 岑次



キビ団子の一生(播種から収穫)

主な作業区分

作業の内容

2月

 

5月

 

 

 

 

耕作地の確保

 

圃場整備(乾燥地、高排水)

 

 

耕起・施肥

 

 

 

播種

 

除草剤散布

・農家組合の了承

 

・溝切り、畦立て

・珪カル200㎏施用

 

・耕転後60㎝間隔に作条し

     あさひ  10㎏

     苦土重焼燐20㎏

 

・株間15㎝に2~3粒(10a当たり1.5~2㎏)

 

・播種後二日以内にシマジン水和剤100gまたはラッソー乳剤200ccを100㍑の水に溶かして散布

 

6月

 

間引き

 

追肥

土寄せ

 

7月

 

 

 

 

 

 

穂肥

 

 

害虫防除

  アワノメイガ

  ダイメイチュウ

 

害虫防除

 

8月

 

害虫防除

 

倒伏防止

 

9月

収穫

 

乾燥

 

脱穀調整

 

10

キビ団子づくり(さんさんまつり・文化祭)