「門松」

 

近年になって、正月には昔のように門松を頻繁に目にするようになりました。

興味をもち照会すると、地区の老人会や壮年会がボランティアで作っているとのことである。

わたしたちグループも、神明公民館で諸活動につけ度々訪れるので“挑戦してみよう”がことのキッカケです。

 

作るには、できるだけ正統なものをと色々なブロックの作品を見に行きました。そこで、決定的とまではいかないが、これなら“格好がイイなー”で落ち着いたのが、D寺の門松でした。

ここの門松は、12月の初旬に飾ってしまうのでサンプルにするには十分に時間がとれます。また、それほど大きくないので引き締まった感じ、すなわち端正さは真に正月の玄関を飾るのにピッタリな雰囲気でした。

 仙人堂住人 佐々木 肇

 

材料

 

孟宗竹、松、笹葉(熊笹)、梅、南天、葉牡丹、杉葉

門松を立てる台、針金、シュロ縄

 

    孟宗竹が3本を寄せたとき、間が空かないように(微妙に曲がっているので)最初に方向を決めてから、先を鋭角に切る。

    一番に高い竹から低い竹まで、鋭角に切った面が一線に並ぶようにする。

    長持ちさせるため、日陰で風雨に曝される方が良い。

    竹を立てたときは、倒れないように土をシッカリと締めておく。

    上部に伸ばすのは、松と梅の枝のみとし竹をスッキリとみせる。

    根回りは、土が見えないように杉葉等で覆う。

    台は、コモを巻くか竹簾を巻く。

 

メモ

 

正月に門口あるいは玄関の前に立てる飾りで、松飾ともいう。

本来は、年神を迎えるためのもの。門松を飾るのは、年神を祭る期間とされ、地方によっては15日、7日、3日などとしてこの期間を松の内という。

一般的には、孟宗竹を3本束ねて立てるが、松の枝だけで飾るとこるもある。