リミッター/コンプレッサーは音声を一定のレベル以下に押さえたりするエフェクターです。基本的に、圧縮の度合いと、スレッショルド(しきい値)の二つを調整すればOKです。
 上図を参照下さい。横軸が入力、縦軸が出力です。上図では入力レベル6までは圧縮はかかっていません。4を入力すれば出力も4、6を入力すれば出力も6です。
 ところが入力レベルで6以上には圧縮がかかります。この図では約9の入力があった場合、7程度の出力になります。また、12の入力があれば出力は8になります。
 ここでどのレベルから圧縮をかけるかというのがしきい値スレッショルドです。このばあい6ということになります。
 そして、圧縮の度合いというのは6以上の部分のグラフの傾きになります。一番大きな圧縮度では、グラフは水平線になり、6以上どんな大きな入力があっても出力は6のまま。圧縮度を小さくすれば、グラフは45度に近づき、入力と出力がより近い数値になります。
 実際には音質と、音のばらつき具合を聞きながら調節することになります。最後は感覚的な調節になるので、結局そこがむずかしいのですが...。