南竜分岐から見晴らしの良い山道に出た、ここから黒ボコ岩までの道程がこの日のハイライトでした。

南斜面に降り注ぐ、夏の午後の強い日差し、花たちは眩しそうに咲き誇っていました。

私は花に呼び止められて、少し歩いてはパチリ、少し歩いてはパチリ、一向に前に進みませんでした。



カラマツソウ

落葉松草


ミヤマカラマツ
深山唐松






向かいの尾根は
    「観光新道」

(標高 : 2,150m付近)





クルマユリ

車百合





ニッコウキスゲ

日光黄菅





ハクサンフウロ

白山風露





標高2,000mで暮すカエル、下界はもっと楽なのに。



痩せ蛙
  そこ退け
    ここは登山道





タカネナデシコ

高嶺撫子





シモツケソウ

下野草


ピンクが一際濃い花でした。





シナノキンバイ

信濃金梅





この急斜面を登り切った所に黒ボコ岩があります。
(写真で見えるのはそれではありませんが。)

この南向き斜面には高山植物がたくさん咲いていました。


(標高 : 2,200m 付近)





ヨツバ シオガマ

四葉塩竈



   又は



クチバシシオガマ

嘴塩竈





黒ボコ岩


ここまで登れば、先は近いぞ。


「砂防新道」と「観光新道」の分岐点。

(標高 : 2,320m付近)
(室堂まであと0.9km)
弥陀ヶ原の木道

ここから暫くは平坦な木道歩き。

その先の岩のゴロゴロした山道を登って室堂センターに着く。

この日、夕食の時間に遅れてしまったので、山小屋で働いている人と一緒に食べさせてもらいました。

みなさんご迷惑をかけました。


夕食と缶ビールを飲みながら、今日の辛かった長い道程を思い出していると、辺りは真っ暗になっていました。