再突入!

インタ−ネットを徘徊するロックオヤジの間には,”再突入”という言葉があるようです.若いときはロック少年〜青年だったが,やがて結婚・子どもができて音楽なんて聞く余裕がなくなり,関心すら薄くなってしまう.が,あるきっかけでまたロックを聞き出す.ただし,最近の新譜ではなく,青年時代に聞いたものや,そのころの香りを感じさせるアーティストたち.少ないお小づかいをごまかしながら中古CDを物色して歩く.こんな病状をさす言葉のようです.panpa父も最近"再突入"状態.しかし父はアナログ世代.部屋には多くのLPが並んでいますが,レコードプレーヤーなんてとっくに下の子どもにいたずらされて破損.ステレオ自体ももう30年選手でガラクタと化している.パソコンでCD聞けるからちょっと中古CDでもかってみようかな,とエアロスミスの最近譜買ってみたのが“再突入”のきっかけ.今はKING CRIMSONにはまっています.

父がまだロック青年だったころ,バンド仲間のドラマーに“こんなすごいジャケットのLPがあるぜ”と見せられたのが,かの“クリムゾン キングの宮殿”.例の”21世紀の・・・”の強烈さに絶句しつつ,ちょっとわかんねえなあ と思いました.なんせ当時聞いていたのは,DEEP PURPLEから OFF COURSE ですから.当時新譜だった"USA"だけは買ったけど,そんなにのめり込まなかったな.
最近ことに夜中にパソコンに向かってヘッドフォンをつけていることが多くなったのですが,ストレスがたまってんでしょうか,ギシガシとした音が聞きたいと思っていて,なぜかよみがえってきたのがKING CRIMSON,Larks' tongues in aspicUのフレーズ.ここでなにかがバンとはじけてCRIMSONの中古CDを探しはじめました.だいたいCRIMSONがいまもまだあるなんて知らなかった,"RED"で終わったと思っていました.Fripp先生老いてもまだお盛ん.ライブの何時終わるともなくつづくインプロはながら族には意外と心地よく聞こえます.

昔は音楽専科やMUSIC LIFEの新譜評をたよりにレコード買ったものですが,今やインターネット時代.便利なもので,新譜に限らず,旧譜や海賊版までスポンサーに縛られないレコード評がかんたんに探せます.問題は田舎町には中古CD店が少なくほしいCD自体にはなかなか巡り合えないこと.しかし,なによりの問題は普段からも1000円入っていれば珍しいpanpa父の財布でしょう.

さて,父のゆめは子供たちとBEATLESを聞くことなのですが,そんな日はいつごろなのでしょうか.

 

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