BEATLES初体験

父が最近クルマの中で聞いていたのは,父が十代のころからギラギラ走っているロックバンド.
いつのまにか子供たちも耳になれていたらしい.

あるとき母と4人でクルマに乗っていて,ラジオからききなれたフレーズが流れてきた.
智(小3)はサビのフレーズを口ずさんだ.
それを聞いて母が「んん?」と目をむく.
すると,芳(幼年長)までが,これ見よがしに叫びだした.「ま〜ま〜べい〜び〜ぶる〜」
母嘆くことしきり.

これじゃいけない,とさっそくBEATLESの最新のベストアルバム買って来て
子供たちと一緒のクルマのなかでは,これを聞くことにした.
父にとっても初めてCDで聞くBEATLES.「へえ−」と新たに発見するフレーズもあちこちにあり.

子供たちにも耳ざわりのよい,新鮮な音楽らしい.
「HELP!」が始まると,芳 「あ!,ラジオで鑑定団がはじまった!」  なるほど.父母笑い止らず.
「Yellow submarine」を聞くと「だいだいいろの,みかんちゃん,みかんちゃん,みかんちゃん」と歌っている.
あたらずとも,遠からずだな,と感心する.
智もいくつかの曲のフレーズを覚えて口ずさむようになった.

父がBEATLESを聞きはじめたのは10代半ば.すでにBEATLESはなかったが,若さあふれる時代から円熟ともいえる時代まで,アルバムごとに表情を変えて現れる世界に夢中になった.アルバムごとに変わる世界に,彼らの青春を感じた.
時代と世代を作った4人だが,そのうち2人はもうこの世にはいない.


さて,子供たちは父みたいにのめり込むんだろうか?
そうなったらちょっとうれしいけど,CDとかボコボコ買いだしたら,ちょっと困ったもんだよな.

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に来社された某社の営業マン.やっぱり5年ぶりくらいかな.
ビジネスのハナシを終わって玄関までおくるのに歩いているときひとこと

「ところでpanpaさん,最近運動されてます?」

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