IOX-AROZAオートキャンプ場

週間予報では週末は蒸し暑い梅雨の晴れ間,最高気温は29℃と報じている.”これは山だな.”と,比較的行きやすい山のキャンプ場を探した.山というほどでもないが,高速を降りて近そうなIOX-AROZAにした.

智・芳がお昼ね中に北陸道を北上.富山はよさそうなキャンプ場が多くて目移りする.福光で高速を降り,一度町に入って買い物を済ませる.今夜はポトフにバーベキュー.1パック100円の“げそ”もあって父はちょっとうれしい.町からスキー場のベースまでは15分あまり.ICから直接行くとなお近いだろう.スキー場のベースから林道を約10分登るとキャンプ場が見えてくる.ゲレンデのゆるやかな斜面に開かれたキャンプ場.ゲレンデの斜度のゆるい一コースを階段状のキャンプサイトにしている.

キャンプ場は1/2程度の詰まり具合.さっそく荷物を降ろしだすがこの時間ですでに肌寒く母の忠告をきかず長袖を持ってこなかったのを後悔する.サイトは広く,下界の景色,ゲレンデ内というレイアウトもあって区画型キャンプ場なのだけど,何というか区画サイト独特の圧迫感が全くない.火をおこし食事をしてキャンプ場の下部までいくと富山平野の夜景が見えた.管理人さんに聞くと,お天気がよければ満天の星がすばらしいとのこと.そういえば,天体望遠鏡で月を見上げている人もいた.食事の後はスキー場のベースまで車で降りてお風呂に入りに行く.ホテルの広々としたお風呂.その後は寝冷えしないように寝袋に入らせた.

朝は4時頃目がさめてしまった.さっそくビールを飲みながら雑誌などペラペラしていたが,う〜寒い.タープにはびっしりと露が降りている.明るくなってくるに連れ,雲海の向こうに薄く北アルプスが見える.しかし,やがて雲があがってきて隠れてしまった.父少し酔いがまわってまた寝袋に入るが,7時半に子供たちに起こされた.

食事してちょっとおちついて,さてっと,智・芳と3人で山に出かける.管理人さんに展望台までは遠いかと尋ねると,たいしたことはないという話だったので,ぽろぽろと歩き出す.智は虫網に虫かごの完全装備.舗装された林道を登っていくとすぐにゴンドラステーション.さらに先をいくと道は大きく迂回して医王山の展望台をめざす.ちょうどキャンプ場のうしろの尾根にある.すぐにキャンプサイトははるか下に見えるようになった.途中遊歩道もあったが,茂みが深く子どもには無理だった.峠の展望台では地元の方が農産物など売っておられ,子供たちに手作りのたけとんぼを買ってやった.お天気がよければ西には金沢から日本海,東には北アルプスと富山湾が見られるというが,残念ながら今日は雲のかけらが斜面をどんどん登ってくる.登りはつらがった子供たちだが,おじいさんたち遊んでもらって帰りはごきげん.途中とんぼを追っかけながらゲレンデを横切りキャンプサイトに戻る.智が網を振り回すと,運の悪いとんぼがいっぴき捕まった.約2時間のトレッキング.子供たちよく歩たと感心.

しばらくサイトでのんびしりてゆっくりとかたずけるとやっぱりチェックアウトぎりぎりの12時になる.山を降りた後は食事してクロスランドおやべで遊んで帰る.翌日,父は扁桃腺を腫らして声が出ず.

IOX-AROZAオートキャンプ場

富山県福光町にあるスキー場の上部にあるキャンプ場.冬の北陸道を大阪方面に走っていると,小矢部付近で長いナイターコースが見えるあのスキー場です.キャンプ場はスキー場の上部.サイトから見上げると山の上にある展望台がスキー場のTOPになる.ゲレンデのベースには立派なコテージ村やホテルがあり,夏もにぎわっていました.キャンプ場はさらに林道を登り10分くらい.上部のゲレンデの一角を階段状の区画サイト,トレーラーハウス等を設置してある.サニタリもトレーラだが,清潔で使いやすい.check outが12:00でゆっくりできるのもいい.
買い物は砺波市内または福光町内で.道の駅福光ではお米1kgパックが買えます.おふろはスキー場ベースのホテル.(〜21:30,500円)
前述の展望台は医王山の展望台,富山,石川の県境で,両方向の海まで見渡せる眺望はすばらしいらしい.医王山頂への登山口にもあたり,智くらいの子どもなら登れるとか.山頂から少し降りた池はモリアオガエルの産卵池だという.キャンプ場からは大人の足で30分程度.そこから山頂まではさらに30分程度とのこと.夜空や景色を楽しめる天候のときにまた行ってみたいです.今度は真夏でも防寒装備をして.

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