N.A.O 明野高原キャンプ場

海だ,夏風邪だ,みなと博だ,意外と予定のつまっている夏休み.今週はやっと2度目のキャンプに.
母がガイドブックで見かけた明野高原へ出かける.

朝キャンプ場へ電話すると,"サイトは空いていますがお天気が今ひとつ.” とのこと.お天気はどこへ行っても同じか,と出かけることにする.途中,どういうわけか親子4人ともお腹の調子まで今ひとつ.和泉村から県境に近づくにつれ雲は厚くなり,県境のトンネルを抜けるとついにポツポツとやってくる.

明野高原とは聞きなれぬ地名だが,白鳥からひるがのの間の山間といったところらしい.白鳥からせせらぎ街道を30分ほど登ると林のなかにレストランがある.ここがキャンプ場の受付.レストランと隣接した乗馬クラブとの間を森のなかに入っていくと林間にサイトが開かれたキャンプ場があった.”空いている場所を自由にどうぞ.”ということだったので,奥の方の下の良さそうなサイトにする.キャンプ場全体が森のなかで,木々の屋根があるよう.どのサイトも樹木のなかにポッカリ空いているといった感じ.車は横付けはできないが,各サイトの横や前に駐車スペースが確保されている.

受付で天気を聞くと”明日は晴れそうですが,今晩はちょっとくるようですよ.”との事だったので,テントの前半分はタープに入れ,後ろ半分にははじめからブルーシートをかけておいた.雨上がりでぺグが妙にやわらかい.一個所にペグを2,3本づつ打つ.まわりに木があるから,なるべく木にロープをまくようにした.夕食は恒例“星山の焼き肉”とスープにサラダ.少し寒い日で,たき火がうれしい.子供たち,母ともお腹の調子が今ひとつで食欲に迫力がない.めずらしく智より芳の方が食べている.
食事を終えるともう8時すぎ.お天気もしとしととやってきたし休もうか.タープに雨道をつけて眠る.

到着したころから気になっていたのだが,一つおいてとなりのサイトはテントとタープだけ設営してあってヒトの気配がない.8時過ぎ,”トイレのふたつとなりのサイトってどこですか?”と妙なことを聞いてくる若者の団体到着,さっそく宴会開始の様子.雨も関係なく9時,10時と宴たけなわ状態.”じこしょうかあ〜い”という声も漏れ聞こえてくるので“ああ,合コンかあ”となっとく.実は若者のサイトとの間のサイトは水溜まりがあってやめておいたのだが,1つあけておいてよかったと思いながら眠る.

夜半,ポロンとギターの音で目覚める.時計を見ると0時半.”へえ,今時の若い人にしては珍しくギターかあ.”と思うが,と同時に激しくなっている雨音にも気づく.テントを飛び出すとタープに水が溜まって垂れ下がっている.あわてて水を捨てるが,またタープはみるみる水が溜まってくる.ゆるんだタープを絞めてまわるが,一方をひっぱった時に反対側のぺグがぬけてタープがたおれかかってきた.またタープを直したり,テントまわりに溝を掘ったりしていると,もうジーパンも上着もぐしょぐしょ.しばらくは雑誌を読みながら様子を見るが,2時半ごろランタンがガス切れで暗くなった.雨も小康状態となったので再びテントに入る.それにしても若者たち元気.こりゃ雨がなかったら結構うるさいかな.

朝,寒いので目がさめる.ずぶぬれの上着とジーパンのまま寝てしまっていた.着替えてテントを出るとくもり空.青空も見える.結局テントやタープが乾くまでは撤収できないので,今日はoutの11時までここで過ごすことにした.キャンプ場を散歩すると,どのサイトも立ち木に囲まれたいい雰囲気.ただ,サイトによってあたりはずれもあるようにも見える.また火を起こしてとうもろこし,焼き肉の残りを焼く.当然またビールもあけて.“石徹白のとうもろこし”甘い.木漏れ日のキャンプ場は時間がたつのを忘れさせる.
結局智のお腹の調子も復活せず,11時の撤収とともに帰路につく.白鳥まで降りてくると夏の日差し.ここからは運転は母に代わってもらって自宅まで眠り続けた.帰るとまたテントを建てタープを出して乾かす.結局父は一日屋外にいた.

夏休みもあと10日あまり.

N.A.O 明野高原キャンプ場

白鳥からせせらぎ街道を北上 30分あまり.高鷲村に入ったあたりにレストランと乗馬クラブが見えてくる.キャンプ場はそのうしろの森のなか.キャンプ場全体が木漏れ日のなか.サイトは自然な感じで立ち木さな小さな河でそれぞれにレイアウトされている.なかなか雰囲気のあるキャンプ場.サイトは土か砂利.キャンプ場内にも高低差があるので,隣り以外のサイトは全然気にならなかった.ぺグがやわらか過ぎるか.キャンプ場近くに森のなかを散歩するような道があるといいのだけど.
ペット・直火OKのようですよ.隣りのサイト,テント・タープは建てたまま撤収していたから,このキャンプ場でそういうサービスをしているのかな.ちなみに,N.A.Oというのは,乗馬クラブやレストランを含めてここを運営している会社の名前らしい.
買い物は白鳥で,お風呂は車で15分あまりのところに鷲の湯というのがあるとのこと.(〜20:00) ひるがのへはさらに北上30分程度.

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