天橋立オートキャンプ場

小浜から京都府までは快適なドライブ.10時すぎ舞鶴に入る.さっそく海上自衛隊基地で護衛艦の見学.さらにレンガ博物館.東舞鶴市内に戻り買い物を済ませて西へ走る.

が,ここからまた大渋滞.今日も“本当は”丹後半島あたりのキャンプ場をめざしたのだが,宮津へ着くのがやっと.ようやくバイパスに入り天橋立オートキャンプ場に電話すると,まだいけるとのことで,場所を聞くと“渋滞に戻って天橋立へ向かってください”(笑).

16時ころキャンプ場へ入る.ほぼ満員.指定されたのは国道ぞいのサイトで,垣根のむこうに国道と北近畿タンゴ鉄道が走る.ぱんぱ家の自宅近くにもJRが走っていて列車が通るとかすかに揺れるのだが,“ここはうち以上だ”と母は笑う.しかし,子供たちはかっこいい特急列車が走るたびに大喜び.夕食はチキンソテー,なす・いかやき,サラダ,焼き肉の残りなどなど.芳は夕べの寒さがこたえたのか早々にテントに入ってしまった.智はといえば,またとなりのテントのおにいさんに遊んでもらっている.海上自衛隊でもらった紙製の帽子をかぶってごきげん.

暗くなるにつれて風がはんぱではなくなってきた.テントを建てるときから風が強くて念入りにロープで止めたが,それでもテントがたわむほど.風は本当に恐いものと知る.風にあおられたタープがランタンに触れて10cmほどの大穴が開いてしまった.
あまり寒いのでバーベキューコンロに薪を入れたき火をする.一度寝た芳が風の音に怖がって起きてきたが,父が抱いてたき火にあたっていたら暖まってまた眠った.夜はあまりの風に強さに恐れをなし,テント・シュラフを残して荷物は撤収.タープを止めていたペグの一本はすっかり曲がっていた.

 

朝は雨の音で目がさめた.まわりのテントを見渡すとそれぞれの雨対策.シンプルな装備ほど雨に強いように見える.子供たちもシュラフの海で遊びだした.松の木の下でお湯をわかし,焼きおにぎりをして朝食.さて,雨中の撤収だ.

お天気がよければ天橋立まで散歩したかったが,雨は激しくなる一方なのであきらめてキャンプ場を出る.目指すのは加悦町のSL広場.母はおふろに入りたいと近辺の日帰り温泉を物色.加悦鉄道SL広場は加悦町郊外に新設され,周辺には道の駅・工芸村・後述の温泉施設等ができて観光拠点になっている.広場内には古い車両の改造用の車庫もあるようだ.旧加悦鉄道SL広場は芳がまだ母のおなかの中にいた頃に来たことがある.当時はレトロな旧加悦駅構内にさびたレールの上に車両が展示されていた.古い町並みに加えて,駅舎・車両ともに放っておくと朽ちていってしまうような感じで独特の趣があった.(これは観光客の勝手な言い分.)子供たちには雨風も関係なく次から次へと貨車に乗って走る.

SL広場から丘をあがったところの加悦町ハーブミントという温泉施設で入浴.ぬるめのいいお風呂.この周囲もお天気がよければ行きたいところばかり.帰りは渋滞を避け大江町経由で出発.目指した鬼記念館のあたりでは子供たちは熟睡中.今度からこちらに来る時はこのルートかな.

翌5日子供の日は午後から快晴.テントを干しタープを補修して一日玄関先ですごしました.日本中の多くのキャンパーがこうしていたのかな.

−天橋立オートキャンプ場−

天橋立の東側海岸沿いにある.奥の方は海岸(護岸)に接し護岸沿いに天橋立までいけるようだ.手前側は国道に接する.砂地に見えるがペグはかなり固い.ところどころ大きな松の木が立っている.区画はないが,係りの人が古タイヤを置いてスペースを指定する.狭く感じたがテント・タープ・車を置くことができた.トイレ横のサイトはちょっと遠慮したいが,奥の方の海沿いのサイトは悪くないと思いました.日中は駐車場・夜はキャンプ場で,朝10時以降は駐車料金がかかります.おとなりのサイト奥に車が残っていて,荷物を広げだしたころにドライバーが申しわけなさそうに車を出しに来ていた.車を出しに来た人もさぞびっくりしただろう.おふろは近くのクアハウスか,近隣のホテルと契約もあるようです.買い物は宮津市内で.

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