美鈴湖もりの国オートキャンプ場

台風一過のつゆの晴天.
子供たちが楽しみにしていたことしの初キャンプは,他の用事もあって松本まで出かけた.
福井からだと名神経由で4時間強.朝出れば松本手前のサービスエリアで昼食くらいの道程となる.
カレーライスの盛りが多いのに喜ぶも,母や子供たちには多すぎ,父はちょうど二人分くらいのカレーライスを食べることになる.

午後のひざしを浅間温泉から美鈴湖に向かって登る.近々に自転車レースがあるのか,急坂をトレーニングする自転車を何台も追い越す.美鈴湖から少し上り,松本市街を見下ろすキャンプ場につく.サイトには陽があたる時間帯だったが,空気が乾燥していて設営しても汗をかかない.ちょうど尾根になる場所だから,渡る風が気持ちいいのもあるが,明らかに北陸の空気とは違う.
子供たちは周囲の冒険にでかけ,父はことし初仕事のランタンたちにマントルをつける.
いすに座り,机にランタンを並べてご機嫌を伺う.
寝不足の父は涼しい風の中一寝入りしたかったが,夕刻近くなり買い物とお風呂に一度山を降りる.

買い物をして,入浴は浅間温泉会館.ずいぶん前に来たことがあったが,再来したかった気持ちのよいおふろ.
山へ戻るとお風呂上りに涼しい風が心地よい.早速ランタンをつけ,火を起こす.
今夜はお昼のカレーがおなかに残る父は焼肉にがんばる気力がなく,いつもの半分量ほどの焼肉と,かつおとことし初物(?)というさんま.それに信州のワインを買う.今夜のメニューはそれに子供のリクエストでシチュ−.
サイトに戻り父が火を起こす間,子供たちは母のキッチンテーブルに寄っていってシチューの野菜を刻んだりだいこんをおろしたりしている.
さんまを焼き,かつおも表面に火を通したたきにする.
子供たちは専ら焼肉にシチュ−だが,父母はおなかに負担の少ないバーベキューに満足する.フルーティーなワインもおいしかった.実は,飯盒でごはんを炊くのを失敗してめっこになってしまったが,それを食べなくても十分おなかがふくれた.
見下ろすと林越しに松本の夜景が手にとるように見渡せる.

朝は寒くて目がさめた.
夕べ父はひとりだけしばらく起きていたのだが,いざテントに入ると,父のシュラフが見当たらず,酔いに任せて毛布を抱えて寝込んだ.寒さと朝の明るさに目がさめるがシュラフを発見して潜り込んでもう一度寝込む.
ようやく7時ごろおきだす.昨夜のごはんで焼き飯とシチューにサラダの朝食.

今回のキャンプは町の探検ということにする.朝こどもたちがひとしきり遊んだ後撤収を始める.
山をおり,時計博物館に入る.
たくさんの古い時計たちの11時を知らせる声を聞くことができた.あちこちで時計が鳴り出すたびに子供たちは声の主を探している.
はかり資料館から縄手通り,松本城天守閣へ.ちょうど半日の散策.
はかり資料館の前にあった古い八百屋には感激する.

縄手通りにあったパン屋さんで昼食をたべ,クルマを出し松本を出る.
運転を変わりながら夕刻帰宅するが,北陸は梅雨が帰ってくる直前.
ちょっと荷物を降ろすにも,みるみるからだが重くなる.



美鈴湖もりの国オートキャンプ場

松本市内からちょうど30分,浅間温泉のうしろの山の上にあるキャンプ場.
美鈴湖畔までのぼり,その少し上の美鈴湖と松本側を隔てる尾根筋にある.
浅間温泉から急坂を登るより,少し北に行き過ぎて松本浅間カントリークラブへの道を湖に登った方がよい.
マレットゴルフ場に隣接するキャンプ場で,木立に囲まれた芝生の区画サイト(電源あり).サニタリー関係も新しく清潔に整備されている.
美鈴湖まで降りると,つりをする人多数.釣堀に湖を囲む遊歩道あり.
買い物は松本市内で.やまびこ通り(松本ー浅間温泉の道)にジャスコ,西友.西友には隣接してホームセンタ−あり.
おふろは,美鈴湖畔の国民宿舎か浅間温泉温泉会館へ.
ただし,温泉会館へは予めキャンプ場で割引券を入手してからいくこと.
日程はきつかったのですが,梅雨時のじめじめした空気に堪えていたからだには,乾燥した空気にリフレッシュされたような休日でした.

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