松原湖高原オートキャンプ場

「お盆はどこのキャンプ場いく?」
母「涼しいところ」
芳(小1)「おいけではなびのあるところ」
というわけで,今年も松原湖.

昨年と同じ,新井のパーキングで魚介類を仕入れる.今年はお刺身とはまぐりにしてみた.曇りがちの天気だったが長野までは快走.長野に入るとお天気はよくなってきた.佐久まではまた多少渋滞になったが,そこそこに抜けて,八ヶ岳方向に登り始める.明るいうちにテント建てれそうだな.と思っていたが,途中,事故渋滞にかかってしまい,ようやく暗くなったキャンプ場にたどりつく.

キャンプ場につくと,結構混んでいるのに驚いた.もう,大方テントは張られているじゃないですか.2度目とあって,希望の場所のめぼしをつけていったのだが,当然先客あり.管理棟近くの外周の道に面した一角にした.木が混んでいるのでタープは完全に広げは出来なかったが,そこそこにフラットな一角を確保.いそいでテント,タープを建ててテントにシュラフを投げ込む.出来てみると,なかなか満足のサイトになった.どこで設営してもいいサイトになるのが,このキャンプ場のよいところ.
火をおこしてご飯を炊き終わると,肌寒さがやってきた.真夏でも高原のキャンプはこうでなくっちゃ.思わず,防寒のためテントにブルーシートを
かぶせる.

昨日買ったパンの朝食を食べて今日は早めにと動き出す.
野辺山高原を越えて,白州を目指す.途中,三分一湧水の森でひとやすみ.冷たい湧水に手を浸す.
目指したのは,「サントリ−白州蒸留所」.さすがに夏休みとあって駐車場は混んでいたが,広い場内に入るとそんなひとの多さが感じられない.見学コースはウイスキーの製造全般,ウイスキー樽つくり,そして,ミネラルウオーターの製造工場の3種.それぞれに試飲の楽しみがついて,所要時間1hrあまり.最初にウイスキーの製造全般を申し込んで見学したが,ハイライトは薄暗くアルコールのにおいのたちこめた熟成樽の貯蔵庫の見学.さまざまな年が刻印された樽が並べられている.静かに眠っている樽たちを見ていると,森がウイスキーを育てる,という話に説得力がある.子供たちは濃厚なアルコール臭にすぐに外に逃げ出す.

場内のレストランで食事して,すべての見学コースを見て,結局一日を過ごす.
そのたびにおいしい水割りが飲めるわけだが,おいしいのはお酒のおかげか,水のおかげか.それとも環境のためか.
おみやげに小さなボトルをひとつ買う.子供達は,智(小4)は樽材でできたシャープペンシル,芳はももんがのぬいぐるみ.
甲州街道を少し下り,下鳶木の道の駅で入浴してかえる.帰りは雨になって心配したが,八ヶ岳の反対側は小降り.木立ちに守られた我が家のサイトは全然影響なし.夕食は焼肉にポトフ.夜,雲が晴れて智(小4)が道の真中にいすを持ち出して星座板片手に夜空を見上げている.天の川がきれいな夜空でした.

翌日は朝から晴天になった.
今日は歩くぞ!とキャンプ場を出る.
清里の「八ヶ岳自然センタ−」にクルマを止め,地図をもらって出発.清泉寮から川俣川に降りてキープ農場の外側を一周する半日あまりのコースを歩き出す.川に沿ってコースが整備されていて,ときどき水辺におりて冷たい水に元気を補給されながら歩く.岩を乗り越えたり,すべるそうな斜面を降りながらの道は楽しい.芳(少1)にはきついかな,と思ったが,いちばんきつかったのは父だった.岩から染み出た水が滝になっている「吐竜の滝」まで川に沿って歩き,斜面をあがると農場の南端あたりにでる.ファームショップで休憩・食事.涼しい風にアイスクリームはなかなかいいです.

入浴,買い物をしてサイトにもどる.テントの数がずうっと減っているのに驚いた.今夜が花火だというのに.
慌てて夕食の用意.焼肉にサラダ.父は疲れてやや食欲がないが,子供たちは旺盛.
今日はこちらの方が雨模様で心配するが,地元のヒトにはこの季節,この時間帯の雨は慣れっこなのだろうか?花火は大丈夫でしょう,とのこと.そういえば,去年も今年も毎日夕立だな.

あわてて火の始末をして,19時ごろに出かける.
湖の周りは喧騒がはじまっていた.今年は本部席あたりの一角に敷物をひく.幸い花火が始まるころには雨も上がってくれた.
花火は本部席近くとあって,水上の仕掛けも近く,火も音もすごい.
ボートから湖面にポン,ポンと投げながら連続して破裂させる水中花火やUFO花火なんて,まさに湖上の花火大会さながらのしかけもあって子供たち喜ぶ.
天上から降ってくる星を楽しんでいるうちに花火も終わる.涼しいうえにまた細かい雨も降ってきて,夏の終わりを告げているようだ.

花火の余韻に浸りながら珍しく父母が起きていると,激しい雨になった.
木立の中のサイトなので,雨には強くなっているが,タープを調節して雨筋を作る.
ついでに敷物でテントとタープの通り道の屋根を作る.ああでもない,こうでもないと.2,3度しか通らないのに,それがキャンプの楽しいところ.父は雨の様子をみるを口実にしばらく本を読んでいたが,小ぶりになる様子はなく,酔いも回ってきて眠ってしまった.

雨上がりの朝は煙っていたが,やがて青空も見えてきた.
今日も早めに出発と思っていたが,陽も照ってきたので,いろいろ乾かしてから帰ることにした.
木立の中でひざしも弱いが,風があるのでタープなどは意外と早く乾く.幸いテントはあまり濡れてなかった.防寒のつもりでテントにかぶせたブルーシートが役に立ったらしい.
まわりの木にロープを張り巡らし,シュラフやブルーシートも充分乾いてくれた.子供たちは撤収を手伝ったり,キャンプ場周りを一周してきたり.絵の具は持っていったが,結局絵はかいてくれず.
ふもとのパンやさんで昼食のパンを買い,また野辺山から清里方向へ.残念ながら,「ミルクパンのみみ」は今日はまだ焼き上がり前だった.「みみ」を目当てに買い物にいっても,パンやさんは迷惑だろうが.
小淵沢のアウトレットショップにちょっと寄ったつもりが,結局2hr余り過ごした.父は最近の体型に合った大きなサイズのGパンを,子供たちはレゴを買ってもらう.

諏訪まで行って吹き上げる噴泉塔を見た後,食事して高速道路に乗る.
結局,今回も八ヶ岳は姿を見せてくれず.
帰宅すると蒸し暑い空気が襲ってきた.北陸はまだ残暑厳しい.

松原湖高原オートキャンプ場

昨年よりサイトが混んでいたが,それでも気持ちのいいサイトが作れた.どこにテントを張っても木立の下です.
焚き火,動物もfreeなので,いぬを連れた人も多い.
清里の自然歩道は数コースあって,目的や時間で選べます.panpa家がいった「渓谷の自然歩道」は,すうっと渓谷の森の中,子供たちには適度な冒険コースでした.

サントリー白州蒸留所内のレストランは安くておいしい.清里のファームショップも同様.
キャンプ場の買い物は,高速道路を降りたあたりで済ませるか,キャンプ場ふもとの国道沿いのスーパー・有名なパン屋さんで.
おふろは灯明の湯,割引券持参で行くこと.または,山梨県側なら,小渕沢あたりにいくつか.

子供たちは,来年も来るといっています.来年こそは,一日サイトでのんびりする日を作りたいな.

 

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