立川オートキャンプ場

さて,GW4連休の朝,母とどこへ行こうか相談.「淡路島なんて暖かそうじゃない?」じゃ,渋滞覚悟で出かけてみるかな.
当然,有名・高規格キャンプ場はどこもいっぱい.立川キャンプ場が「ちょうどキャンセルがでたよ.」とのこと.よかった,と出発.

出発は10時ごろ.大津の手前までは順調に名神を走り続けるが,そろそろ前のほうの渋滞情報が気になってきた.おまけに事故情報も混ざるようになって名神−中国道をあきらめて瀬田で折れて巨椋へ向かう.そこから裏道を阪神高速をめざすがここも渋滞.まあ,しかたないや.淀川の河川敷でのんびり過ごす人々を眺めながら車の列はまどろんでいる.
やっと阪神高速に入り神戸市内までは順調に流れるが垂水の手前でまた渋滞.しかし,明石海峡大橋を目指すにはどこかで高速にはいらなければならないようだ.ラジオはタイガースの逆転負けを叫んでいる.

垂水ジャンクションの迷路を通り抜け,橋のたもとのトンネルを抜けるとさあっと視界がひろがって大きな橋の支柱が目の前に迫ってくる.おお!っと驚いているうちに淡路島に入ってしまう.
さっそく淡路島に渡ってすぐのSAで休憩,しばし眺めを楽しむ.売店をあるくとなぜか「輪島朝市 干し蛸」.ん?
今日はキャンプでの夕食をあきらめ,食事を済ませてしまうことにした.


洲本ICを降りてJUSCOで少し買い物をしてキャンプ場にさらに南下.道がだんだん狭くなってきて子供達不安がる.道が海岸から山の斜面を走るようになってしばらく行くと
唐突にキャンプ場が現れた.道路際の駐車場のようなところ.受け付けを済ませるとそこから山肌を降りたところのサイトを指示されるが,広々したほうがいいや,と,先ほどの県道ぞいのサイトに替えてもらった.奥の方だったので,幸い草にも覆われている.さっそくテントを張るが,前のサイトのかたが車のライトをつけて助けてくれた.子供達は「ここ遊具がないよお」とちょっと不満そうだが,横の残土の山がたちまち火星探検の舞台になる.結局,テントを張ってポールを一本だけ立ててお茶を飲んで休んだ.母と芳(幼年長)がテントに入ってから智(小3)はランタンの下で日記を書いている.渋滞ばかりでさぞ退屈しただろう.

翌日は真っ青な好天.はるか向こうに見える海には白い船が点々と浮かんでいる.今日は混む前にと早めに出かけて鳴戸の渦潮を見に行く.見所は午前10時前後.いそがなくっちゃ.

観潮船は鳴戸海峡の最狭部を目指す.鳴戸大橋の真下にかかると,わあーー,なんともすごいもんだー,海が川のように流れている.巨大な橋の光景とも相まって壮観な光景を作り出している.不規則に現れ消える潮の造形を見ていると飽きることがない.こんなにすごいもんだとは知らなかった.船はしばらくは巨大な泡の海域を行き来していたが,やがて橋の真下から流れに預けて後退,大きな船をやりすごしてから反転して母港を目指す.
車に戻り,うずしお科学館などを見る.こんなわけで渦潮ができるんだ,初めて知る.しかし,自慢の3D映画は父母は前日の運転の疲れもあって熟睡.
今度はせっかくここまできたんだからと橋を渡って四国に入る.が,鳴戸北ICは渋滞,鳴門市まで行ってショッピングセンタ−で夕べ心細かったランタンのガスをようやく購
入.昼食は渋滞の車内でマクドナルド.海峡の上空45mのうずの道遊歩道は子供達がけっこう怖がった.はるか下の海峡ではさきほどと逆方向に潮が激しく流れている.

一日雄大な潮の神秘を堪能して島に戻る.ふれあい公園でしばらく子供達を放し飼いにして,入浴してサイトに戻る.
夕食は焼肉とポトフ.が,タープを張ってないので暗くて焼き具合がわからない.ついつい焦げるまで焼いてしまって子供達ブーイング.夜中,屋台のラーメンやがサイトのなかほどまで入ってくる.こんなの初めて見た.

朝,明るい日差しの中パンの朝食.さあ今日は撤収,とつれてきたぬいぐるみもシュラフといっしょに日向ぼっこ.子供達はUFO神社まで探検にいってしまう.いつもながら次々にまわりのサイトが出かけるのを横目にうちも準備完了.いつもシュラフをたたむのに時間がかかっているのだが,何かいい方法ないだろうか?
「イングランドの丘」は最近よくできているいわゆる農業公園.関西ナンバーの車が駐車場を埋める.コアラにひつじ,馬にゴーカート.アイスクリームおいしかった.動物を怖がっていた芳(幼年長)もようやく手からひつじにえさをやれるようになった.毛むくじゃらのひつじくん,ちょっと暑そう.ひとも多かったけど,けっこうのんびりできてよかった.
今度は震災記念公園を目指す.

ある意味,父はここがもっとも印象が大きかった.ヒトにはどうしようもない圧倒的な力を感じた.

さて,帰路はまた渋滞だろう,と入浴,食事して帰ることにした.
夕暮れの瀬戸内海を見ながら「パルシェ香りの館」.しばらく子供達は遊具で遊び,食事して入浴した.露天風呂が多いのは,さすがに雨は少ないんだろうか?少なくとも雪は降らないな.

高速道路を橋のたもとのSAにつくころには子供達もすっかり眠っている.ライトアップされた橋を明石方面の夜景を見ながら渡り,阪神高速や中国道の渋滞を横目に深夜の北神戸線−舞鶴道経由で帰宅.このコースだと橋を渡ってしまえばまったく渋滞なし.

翌日夕はまた自宅車庫でバーベキュー.今度は親子ともよろしい焼け具合の焼肉を堪能し,1kg以上の肉はすぐなくなった.

立川キャンプ場
洲本からさらに30分あまり,海岸を見渡せる高台を走る県道から谷間を降りていく道沿いにサイトがある.今回はそことは別の県道ぞいのサイトを使った.管理人さんがいうには「ここは仮設ですよ」とのことだが,まあまあ広く,我が家がテントを張った付近は草もはえていた.県道といっても通行が少ないのでほとんど気にならない.「こっちは海に面した高台だから,風が強いよ.」との事だったが,今回のようなキャンプにはじゅうぶん.
買い物は洲本市内JUSCOで,キャンプ場周囲にはなにもありません.いや,例の「ナゾのパラダイス」あり.
おふろは島内に公共のおふろ多数あり.さすが関西の身近なリゾート,あそぶところはいっぱい.

MAIN PAGEへ