ガリバー青少年旅行村

ひさびさにキャンプを予定した週末.前夜は台風の動きを気にしながら眠る.
朝,台風が東方へずれたのを確かめてキャンプ場へTELすると,運よく最後の1サイトが空いていた.さっそく車で南下するが,滋賀県に入ると通り雨のような雨が断続的に降ってくる.すっきりとはしないが,お天気は好転しつつあるようだ.今津で買い物をし,高島町から今度は山に向かって走る.

山間の村を登り切るとガリバー旅行村の入り口に到着する.受付は階段の上の白い建物.見上げるようなメルヘンチックな建物にいやがおうにも雰囲気が盛り上がる.子供たちは受付をする間にも横の広場へ走っていってしまった.大きなガリバーの銅像が滑り台をしている子供たちを見下ろしている.このガリバーの国のこびとたちは子供たちのことだったかと納得.

サイトに車を入れ,さっそくタープを張る.午前中は雨が降っていたようだが地面はもう乾いていた.設置されているテーブルと炉を使ってレイアウトする.テントを張っている間にもときどきパラパラやってくる.台風からのちぎれ雲が滋賀平野に迷い込んでくるのだろうか.意外と標高が高いらしく夕方になるにつれ肌寒くなってくる.

となりのサイトの子が遊びに来た.子供たちはさっそくどこかへ走っていってしまった.

父は火を起こすのがいつまで経っても上手にならない.いつものバーベキューコンロならなんとかだが,U字抗だとなかなか火が起こせない.子供たちにお腹がすいたと急かされながら焼き鳥を焼くが,食事の用意が出来たころには子供たちは遊びに行って帰ってこない.夕食は焼き鳥・焼き肉・ポトフ・サラダ.いつもなら焼き肉足りるかなと思うほど食べるのだが,今日は食事も早々にまた虫網を持って走っていった.暗くなってきて芳(幼稚園年中)が気になったが,となりのサイトの女の子が連れていってくれているらしい.多謝.
母が突然さるがいると走っていった.こちらを見て木をゆすってキイーと鳴いている.時々聞こえる奇声がヒトの子どもの声にしてはおかしいなと思っていたが,これで納得.子供たちは見えなくなるまでボール遊びし,眠くなるまで網を持って走っていた.やつらはガリバーの小人かそれとも比良山のさるか.芳は母と早々にテントに入り,智(小2)はしばらく父とランタンの下で過ごした.

朝,今日は好天になりそうだ.
朝食前,子供たちはまた誘い合ってどこかへいってしまい,帰ってくる頃には朝食のスパゲッティは伸びかかっていた.吊り橋の遊具まで行って来たと上機嫌.シュラフを干してから子供たちと滝を目指して散策に出かける.歩きはじめてまもなく,道は山道になる.こもれ陽の気持ちのいいコースが続いたが,まもなく子供たちには厳しい狭い道になった.どうしようか思案していると下の斜面から鎖場を登ってきたおばさんが顔をだした.智は一息ついているおばさんにさっき捕まえたせみのはなしをきいてもらっている.残念ながらここで引き返し,途中下って魚返しの滝を目指す.冷たい水で遊んでいると,こちらには沢登りしてくる人が現れた.
このあたりは比良山系トレッキングの基点のひとつらしく,登ってくる人がとぎれない.森の中で1時間半あまり遊んだ.

サイトに戻っても子供たちには遊具へ走っていく.なんでこんなに元気なんだ.
撤収をしてシャワーを浴びて帰宅.山を降りると台風一過の快晴.

ガリバー青少年旅行村

湖西線高島町から西の山に向かってさらに10km,,山の中腹に公園(遊具),キャンプサイトやバンガロー等の宿泊施設がある旅行村.オートキャンプ場はサニタリーハウスを囲むように配置されている区画サイト.地面は土,コンクリートのテーブル,炉がおかれている.ここに車,テント,タープでちょうどくらいの広さ.おふろは有料のコインシャワー(100円/5分).シャワー室が広くて使いやすかった.買い物は今津か安雲町で.いっぱいの遊具に子どもたちは退屈しません.
比良山系トレッキングの基点らしく,朝は登っていく人が切れ目ない.八つ淵の滝までは子供たちには無理なコースだが,木漏れ日の森を歩くのは気持ちがいい.山を降りても,滋賀県子供の国,風車村等あり.

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