№66 茶事の種類
茶事の種類について
◎正午…基本となる形式 正午前に案内をして懐石・濃茶を頂く
◎開炉…炉開きの際に行う (正午茶事の形式)
◎口切り…茶壺の口を切って蓄えてある茶を御馳走する「お茶の正月」 (正午茶事の形式)
◎夜咄(よばなし)…歳暮の冬の夜長を楽しむもので手燭の交換などがある
◎新春の茶…初釜
◎暁(あかつき)…厳冬に催される茶事で、冬の早暁の風情を楽しむ
◎初風炉(しょぶろ)…初めて風炉にした時のすがすがしさを楽しむ (正午茶事の形式)
◎朝茶…酷暑の早朝に催される茶事
◎名残り…口切りに使ったお茶が残り少なくなる頃(風炉の終わり)に催される侘びた茶事
◎前茶…正午の茶事の時刻を早めて行う 初炭に続いて菓子が出て中立ち そして懐石・後炭・薄茶
◎飯後…食事を出さずに菓子のみで行う
一例
◎炉正午の茶事
待合い→迎付け→露地(蹲踞を使う)→初入り→初炭→懐石→菓子→中立ち→後入り→濃茶→薄茶→送出し
参照文献
「茶事の心得」 堀内宗完 著 主婦の友社
『原色茶道大辞典』 淡交社
「角川茶道大事典」 角川書店