bQ7 炉について



◎ 炉縁   
炉縁には木地と塗の二通りがある。     
木地炉縁 … 一般的に小間(四畳半以下)で使用する     
塗炉縁  …     広間(四畳半以上)で使用する

木地炉縁   初期の頃には沢栗の木地が多く使われたようである。    
他に木地としては、北山丸太や皮付丸太等の丸太物や、黒柿・縞柿・桑等の木目を楽しむ材や、桜・紅梅・松・桐・杉等の木地物がある。      
また、鉄刀木(タガヤサン)・花梨などの唐木に類する材料も用いられることがある。   
有名社寺の改修の際に出る古材を生かして炉縁に仕立てることも行なわれる。   
木地には木以外に竹を使用することもあり、角竹(四方竹)を使ったもの、木地に胡麻竹や煤竹を貼りつけたものもある。

塗炉縁   桧材真塗を正式なものとしているが、あらゆる漆加工が使用される。   
塗には真塗・溜塗・掻合塗・朱塗・青漆・布摺・春慶・荒目等がある。   
蒔絵も、それぞれの好みによって各種の文様が施される。  

炉縁の寸法   1尺4寸 四方 (42.4a)   高さ  2寸2分(6.7a)     縁の幅  1寸2分(3.6a)   面取   3分(0.9a)    

◎ 炉檀   
本式の炉檀は塗炉であるが、毎年の塗り替えや損傷しやすいこともあって、銅張り・鉄製・陶器製・石炉等も使用される。   
※ 金属製の炉檀は輻射熱の関係で炭点前の時にやや難点(熱くなりがち)がある。

 

参照文献

「角川茶道大事典」   角川書店
「茶道具の基礎知識」 光村推古書院


                           


喫茶去」表紙に戻る