bP9   織部焼の種類



織部焼は桃山時代に美濃の国(岐阜県)で、古田織部の指導によって焼かれたといわれており、大別すれば次のようなものに分類できます。


○青織部 … 器の一部に緑釉を施し、余白に鉄絵文を加えたもので、量的な点から織部を代表する作品群。
○黒織部 … 緑釉の代わりに黒釉をかけたもの。
○総織部 … 器物全体、あるいは大半を緑釉で覆ったもの。
○絵織部 … 白地に鉄絵だけで文様が施されているもの。
○鳴海織部 … 緑釉と染め分けの余白の地が白地でなく赤土となっている。     
○赤織部 … 赤土を素地とし、それに鉄絵文・白泥を加えたもの。
○弥七田織部 … 素地は薄手で繊細な絵付けを施し、薄い発色の緑釉を細く紐状にたらし掛けしたもの。
○伊賀織部 … 美濃伊賀・織部伊賀とも呼ばれ、大胆な形としヘラや印刻でアクセントをつけ白泥と黒褐色の飴釉を流しかけたもの。
○唐津織部 … 絵唐津風な作品で織部と唐津の繋がりを感じさせるものです。
○志野織部 … 志野と織部の中間的な性質を帯びたもの。    


一口に織部といってもこのようにたくさんの種類がありわかりにくいと思います。
織部釉の青が掛かっていなくても織部焼の範疇に入ります。             


 参考文献

陶磁大系  No,12織部  平凡社
野村瑞典 著「茶道具の基礎知識」光村推古書院
                           


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