bP54  手桶 (ておけ)
  

武野紹鴎の時代から手桶水指は会記によく見られます。
利休好みの寸法は 高さ5寸5分(16.7p)・口径8寸2分(24.8p)・底径7寸(21.2p)の桶に高さ2寸8分(8.5p)幅2寸5分(7.6p)の手が付き、それに厚さ5分(1.5p)幅8分(2.4p)の取っ手が付いています。
箍(たが)の寸法は幅3分(0.9p)で中央と下部に2本入り蓋は割蓋。
寄竹手桶…紹鴎好み
朱塗手桶…江岑好み  箍が銀
その他には焼き物でも製作されています。

 参照

                                 茶の湯用語集   久田宗也 編     主婦の友社
                                茶道具の基礎知識  野村瑞典 著   光村推古書院
                


喫茶去」表紙に戻る