122 御所丸茶碗(ごしょまるちゃわん)


高麗茶碗の一種。

朝鮮との貿易船が「御所丸」と呼ばれたところからその船に載って運ばれてきたという意味でそう伝えられる。

古田織部が「金海窯」に注文して焼かせたと言われています。

いかにも黒織部風で沓形・高台の形・腰に入れたヘラ目・玉縁(縁が折り返してある)などの特徴から伝承の正しさがよく判ります。




                                                 参照     『やきもの事典』       平凡社
                                                         『原色茶道大辞典』      淡交社