119  黄瀬戸(きせと)


16世紀後期に美濃(岐阜県)の窯で焼かれた淡黄色の焼物。

釉薬の成分は木灰(堅木でないと良い味がでないとか)で、そしてそれに含まれる微量な鉄分により黄色を呈します。

最初は中国写の青瓷を焼こうとして努力したが偶然に淡黄色になってしまい、それが人々に認められ焼かれ続けたという俗説もあります。



                                                 参照     『やきもの事典』       平凡社
                                                  『入門やきもののテクニックと鑑賞』  共立出版
 
                                                        『原色茶道大辞典』      淡交社