表千家流吉祥会 永平寺茶席 風景

福井県 永平寺町 四季の森文化館にて  2001年3月20日(火)

会長の吉倉虚白宗匠をお迎えして曹洞宗大本山 永平寺にて献茶式と茶会が開かれました。

濃 茶 席            


軸の語句は「弄花香衣満」 花を弄すれば香り衣に満(みつ)
花を弄ぶとその香りがコロモの中を満たすという意味。
禅語の中ではわかりやすくて素敵な文句でしょう。



濃茶席会記

掛物  永平寺六十七世元峰禅師一行 弄花香衣満
花入  染付 高砂     竹軒 作
花   季のもの
釜   万代屋      与兵衛 作 而妙斎御書付
炉縁  鱗鶴             即中斎御書付
即中斎好 金砂子腰風炉先屏風 吉兵衛 作 同御書付
棚   高麗卓
水指  紫翆窯 染付桶側       尋牛斎御書付
茶入  萬古焼 銘「清友」      即中斎御書付
仕服  一重蔓牡丹金襴
茶碗  了入 作 赤  銘「微笑」
替   大樋焼  飴    初代 長左衛門 作
替   萩  銘「彩鳳」 新兵衛 作 而妙斎御書付
茶杓  瑞厳和尚 銘「金毛」     筒共箱
建水  紅銅エフゴ    浄益 作  即中斎御書付
蓋置  朝日焼 瓢の絵  虚白 作
菓子器 黒糸目縁高    宗哲 作  即中斎御書付


薄 茶 席                 






薄茶席会記

掛物  永平寺七十七世廉芳禅師 
    円相 有法而生 無法而不生
花入  黄交趾瓢形    即全 造  尋牛斎御書付
花   季のもの
釜   布団丸      春斎 作
炉縁  花筏蒔絵
 金地松葉チラシ腰風炉先屏風     尋牛斎御書付
棚   溜塗 二重棚   陽斎 作
水指  新高麗 花三島
茶器  芽張柳蒔絵大棗  宗秀 作  而妙斎御書付
茶碗  呉器 銘「常磐」 漢鳳 作  而妙斎御書付
替   真葛焼 草花   香雲 作
茶杓  鷹ヶ峯の竹 銘「三友竹」   尋牛斎御書付
建水  越前焼      郁雄 作
蓋置  大樋焼 雲鶴   年朗 作
莨盆  宗旦好写 一閑手付 宗逸 作
火入  呉須赤絵写    菁華 作
莨入  青貝
煙管  而妙斎好 筋   浄益 作
菓子器 螺鈿