唐物写置籠花入
大阪 二代 田邊 竹雲斎 作
箱書きには｢赤星家伝来唐物写｣とあり
実物を忠実に写されたようです。
煤竹を細かく裂き割り綿密に編み込んで
います。
※二代 竹雲斎 明治43年(1910)～平成12年(2000)
昭和6年(1931) 21歳、帝展初入選。
以後帝展・新文展・日展で活躍。
昭和27年(1952)日展特選朝倉賞受賞、
日展評議員も務めた。 号…滴水居
※赤星弥之助 安政3年(1856)～明治37年(1904)
薩摩出身の軍需商人
梅香合
越前 前田 芳雲 作
梅の古木を四方香合にしています。
ノコギリ跡と鑿跡が面白い香合でしょう。
香合内側には金泥を塗っています。
而妙斎御書付
高取竹形細水指
高取焼 十四代 亀井 味楽 作
程良い細さで桐小卓にも似合う水指。
高宮釉(ワラ灰・木灰・長石)と呼ばれる
釉薬で緑を帯びた褐色を呈しています。
即中斎御書付
荒磯蒔絵中棗
京塗 初瀬川 柳庵 作
波間に躍動する二匹の鯉を平蒔絵で
表現しています。
単純化した鯉の表情がユーモラスに
描かれた中棗。
萩平茶碗
萩焼 吉野 桃李 作
琵琶色の美しい平茶碗。
※吉野桃李…十二代坂高麗左衛門の元で
十年間の修業をした後、独立開窯。
兼中斎御書付
信楽栄螺蓋置
信楽焼 二代 保庭 楽入 作
手捻り成形で本物と見間違う程の蓋置。