パリ6日目

 

朝は、相変わらずの朝食。

そして、とりあえずチェックアウトをして、フロントに荷物を預けることに。

ロッカーに荷物を入れて、お金を入れる。そして、鍵を回す。

すると、ロッカーのそばにいるホテルの人がもう1つの鍵で鍵を閉めてくれる。

ところが、お金を入れても、鍵が回らない。

従業員が、やって来て、ロッカーを替えてくれる。

「おっと、またお金がいる」って思っていたら、なんとその従業員、自分の持っている鍵を回して、

そして、私たちが持つはずの鍵を回してくれる。

お金の投入は、形式だけのものなんだな〜、って思ってしまった。

ま、とりあえず、自分の持っている鍵とホテルの鍵がなければロッカーが開かないんだと、厳重なロッカーに安心。

この日は、最後のパリ、それも、午前中だけ、と言うことで、

友達とは、11時にホテルの入口で待ち合わせの約束をして別行動。

いろんなところを回ったけれども、ホテル周辺は、歩いていないので、そこらへんを3時間くらい散歩することに。

そうそう、もうお金がないので、それも両替しなければ・・・

両替所は、9時にならないと開かないらしく、8時過ぎの時点では、まだ閉まっている。

帰りは、北駅から乗車なので、まず、北駅の場所の確認。意外と近いところにあった。

あちこちうろついていると、やっと開いている両替所を発見。

コインで両替してもらおうとしたら(友達が、「コインでも大丈夫だよ」って言っていたから)

できません。とのこと。仕方なしに、1万円札を両替してもらう。

でも、そこの両替所の彼女が、「日本のコインをみせて」って言ったので、「やっぱ、両替できるのかな」って思っていたら、

単に珍しくて、「見せてくれ」と言ったことが判明。

そして、細い道やら、大通りやらを歩き回って、サンマルタン運河へと出た。

(サンマルタン運河のクルーズ船)

すると、上の写真の船が停泊している。

いやいや、水門が閉じて、水の高さが進む方向の水の高さと同じになるまで待っているだけ。

初めて、目にする光景なので、うれしそうに橋の上で立ち止まって船が進み出すまで見ていた。

そんなことをしているのは、私だけだったけどね。

そして、ホテルに戻ることに。

途中、スーパーがあったので、偵察のため入ることに。

小さなコンビニみたいなのは入ったけど、こういうスーパーは初めてだったことに気付く。

やはり、パリ。入口を入るとフランスパン、ワインが並んでいる。

お店のおばちゃんは、パンを食べながら肉を切っている。

ジャムの品揃えも多い。その前には、日本人の女の子たちが、お土産にするのか、ジャムをたくさん籠に入れている。

私は、というと、生ぬるい「バナナのネクター」を購入したのみ。

レジに並ぶと、お客さんが、かごから商品を出して、「自分の品物はここまで」というしきり棒を置いている。

そして、それをレジ係の人がレジを通す。(もちろん、挨拶は「ボンジュール」)

その品物を横に滑らす。(滑り台のようになっている)。滑って下にたまった商品をお客さんが、自分の袋に入れる。

初めてそのようなレジのやり方をみたので、すごく新鮮。

そして、ホテルに向かう。

おっと、その前に、お土産用の雑誌を買わなくては。そのために両替したんだから。

と、いうことで、東駅のスタンドへ。で、雑誌を購入してホテルへ戻る。

すると、ロビーには、日本人の団体客が待ち合わせをしている。

その中に、ちょっと浮いた存在になったけれども、私もいすに座らせてもらい、買った雑誌を眺めていた。

すると、その団体客から聞こえてきた会話。

「どんなバックを買ったんですか?」

「○○の縦型のバック。本当は、横型のバックが欲しかったんだけど、売り切れていて。1時間も買うのに並んだよ」

今では、会話の内容も定かではないけれども、完全に私とは違った目的で来ている。

それにしても、1時間も買うのに並ぶなんて・・・その根性には、参りました。

(○○って言うのは、ブランド名なんだけど、あんまり興味がないから、覚えていない)

友達との待ち合わせ時間もあと10分と迫ったところで、ふと思いついて、もう一度、東駅のスタンドへ。

今度は、ファッション雑誌を購入して、戻る。

もう11時だというのに、友達はまだ帰ってこない。

仕方がないから、先に荷物を出して、彼女が着いたらすぐに出発できる状態にしておく。

ところが、ロッカーに行っても、ホテルの従業員の人がいない。

2つの鍵がないと開けられないから、フロントの人を呼ぶ。

でも、自分の持っている鍵だけで開いてしまった。フロントの人は、あきれて元の場所へ。

一体あの2つの鍵は、何の意味があったの〜、って叫びたくなる。

やっと、友達が息を切らせて戻ってきたので、ホテルを後にして、北駅へ向かう。

北駅で、切符を買って、ホームに停まっていた電車に乗る。

でも、空港直通のはずなのに、旅行者のような人はいない。確認のため、乗っている人に聞くと、空港へは行かないらしい。

あわてて、降りると、その列車はしばらくして発車。

飛行機の時間ぎりぎりで、間違った電車にのるところだった。あぶないあぶない。

同じホームに自分たちが乗る列車が入ってきた。それに乗り込み、空港へ向かう。

すると、10歳くらいの女の子だろうか、彼女が1つ1つの席にカードとライターを置いていく。

その文章を読むと「愛よりも金をくれ」のようなことが書かれている。

多分、ライターがほしいのなら、20フランくれ。と言うのだろう。しばらくすると、そのライターとカードは回収された。

やっと、シャルルドゴール空港へ。

そして、シャトルバスに乗り込む。

ここの空港は、無限大のようなマーク(8を横にした様な、真ん中はつながっていない)になっている。

だから、自分たちが乗る場所は、目の前に見ていても、そこへ行くまでにぐるーっと一回りしなければならない。

むちゃくちゃ遠回り。

そして、やっと国際線までたどり着く。

しかし、いくら行っても「キャセパシフィック」空港のカウンターが見あたらない。

従業員らしき人に聞くと、「反対側」と、今来た道を指さされ、逆に言ってもやはり見あたらない。

もう一度、まじめそうな従業員に聞くと、「私は、反対側だと思うわ」って言われる。

そしてやっと見つけた場所は、最初に聞いた場所。骨折り損のくたびれ儲け。

「おいおい、適当な返事をするなよ」って、最後の最後で、いや〜な思いだ。

で、並んでいると、目の前に並んでいた人たちは・・・・確か、ホテルにいた人たち。

「この人たちは、迷子にならずにここまで来たんだろうな」って考えたら、ちとうらやましい。

(ま、添乗員が付いていた分、値段は高いのだろうけど)

出国審査の時も、やはり、パスポートにはんこを押してくれない。

でも、目の前の人(台湾人かな・・)が、押してもらっていたので、「私も」と言って、無理に押してもらう。

でも、そのはんこが、くっきりと移っていないんだよね〜。ちょっと残念。

これで、私のパリ旅行はおしまい。

何回も言っているけど、今度は、一人でも大丈夫!。って自信がつきました。

来年は、パリ以外の街に行くぞ!

(7日目は、飛行機の中のエピソードです)

 

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