ホースレーシング・トピックス(過去ログ)

2011年--------------------------------------------------------------
12/27■JRAは27日、加藤士津八騎手が12月31日をもって騎手を引退することになったと発表した。引退後は、父で所属先の加藤和宏厩舎で調教助手となる。加藤騎手は2003年デビュー、JRAでの通算成績は1054戦20勝。2011年は22戦未勝利だった(JRAホームページより)

12/27■この日の金沢競馬第5Rで勝利した、金沢所属の桑野等騎手(くわの・ひとし)騎手(47)は、1984年6月のデビュー以来、13678戦目にして地方競馬通算勝利2000勝を達成した。地方競馬では史上86人目、現役では40人目の快挙となる(netkeiba.comより)

12/26■2011年JRA各種リーディング(中央の成績のみ)
◎騎手(勝利数)=(1)福永祐一133、(2)岩田康誠131、(3)川田将雅109
◎調教師(勝利数)=(1)角居勝彦59、(2)池江泰寿49、(3)藤原英昭49
◎種牡馬(全馬)(獲得賞金)=(1)キングカメハメハ、(2)ディープインパクト、(3)シンボリクリスエス
◎種牡馬(2歳)(獲得賞金)=(1)ディープインパクト、(2)ダイワメジャー、(3)アグネスタキオン
◎馬主(獲得賞金)=(1)(有)サンデーレーシング、(2)(有)社台レースホース、(3)(有)キャロットファーム(JRAホームページより)

12/26■岩田の1勝リードで最終週を迎えた、熾烈なJRAリーディング争いは、土日で4勝を上積みした福永祐一騎手(35)が、133勝(うち重賞11勝)を挙げ、逆転で自身初の全国トップに輝いた。中山の最終レースも勝って締めた福永は「100%満足とはいかないが、当初の目標だった全国リーディングを達成できていい1年だった」と笑顔。地方成績も含めた数字では岩田が上回っているが、「いつもユタカさんの次の世代の代表として盛り上げていこうと話し合っている仲」と互いの健闘をたたえ、「僕はまだ完成途上。さらに上を目指したい」と表情を引き締めた。また、父・福永洋一元騎手も70〜78年にトップに立っており、史上初の親子での全国リーディング獲得に。「父親がきっかけでこの世界にいるし、助けてくれる人がいる。父の名に恥じないよう、これからも頑張りたい」と今後の抱負を語った(デイリー=netkeiba.com)

12/25■2008年最優秀2歳牝馬、2009年最優秀3歳牝馬、2010年年度代表馬にも選出されたブエナビスタ号(牝5、栗東・松田博資厩舎)の引退式が25日、中山RCで行われた。同馬は今後、北海道安平町のノーザンファームにて繁殖馬となる予定。ブエナビスタの関係者コメントは以下のとおり。【馬主:(有)サンデーレーシング代表・吉田俊介氏】「今日は残念な結果でしたが、G1・6勝は決して色褪せることはありません。彼女の勝利に携わった関係者全ての皆様に感謝申し上げます。本日をもって彼女は引退をし、繁殖牝馬として新たなスタートを切ることとなります。2015年には初の産駒がデビューしますが、母と同じく、応援をよろしくお願いします」 【松田博資調教師】「皆さんご声援ありがとうございました。無事に走って、戻って来てくれて、なによりです。この馬にはいろいろと勉強させてもらいました。一番の思い出は、昨年の天皇賞(秋)をスミヨン騎手で勝てたことです。ぜひ、彼女の子供も手掛けたいと思います」【岩田康誠騎手のコメント】「まずはお疲れ様でしたと言いたいです。有終の美を飾れずに残念ですが、今年のジャパンCを勝てたことは良い思い出です。大変素直で女の子らしい馬でした。彼女に騎乗できたことを誇りに思います」【松田剛調教助手】「最後は残念でしたが、無事に引退できて、彼女に感謝しています。口ではうまく言い表せませんが、彼女はとにかく他の馬とは全てが違っていました。この馬には多くのことを勉強させてもらったので、これを糧にこれからも頑張りたいです」【山口慶次厩務員】「寒い中、多くのファンの皆さんに残っていただき、ありがとうございます。毎レース毎レース一生懸命走ってくれて、ありがとうと言いたいです。私にとっては娘のような存在でしたが、これからは良い母になってほしいです」【生産者:ノーザンファーム 吉田勝己氏】「3年間一生懸命走ってくれて感謝しています。故障も全くなく、全力で走ってくれました。体型的には小柄で目立たない馬ですが、血統的には期待していました。最初のお婿さんにはキングカメハメハを考えています」(netkeiba.com)

12/24■83年の歴史に幕をおろす荒尾競馬の最終開催が12月23日(祝・金)行われ、好天のもと、開門前から多くのファンが列をつくるなど早朝から来場者が詰めかけ、最後の1日を楽しんだ。最終レース終了後のグランドフィナーレでは、ウイナーズサークルに関係者が揃ってファンに挨拶、当日入籍を済ませた佐藤智久騎手の結婚式がその場で行われるサプライズもあり、多くのファンから声援が飛んだ。グランドフィナーレの後は、馬場が開放され、思い思いに荒尾競馬との名残を惜しむファンの姿が、有明海に夕日が沈むまで見られた(keiba.go.jp)

12/24■有馬記念に出走予定だったペルーサは左前挫跖を発症したため、24日夕方、出走取消となった(JRAホームページより)

12/24■現存する地方競馬で最も古い荒尾競馬(熊本県荒尾市)で23日、最後の開催が行われ、83年の歴史に幕を下ろした。荒尾競馬は92年度には159億円の収益を記録したが、98年に赤字転落。今年9月の市議会で廃止が表明されていた。2001年中津競馬に続く荒尾の廃止で、九州の地方競馬は佐賀競馬だけとなる。9R「さよなら・感謝・荒尾競馬」で最後の勝ち馬サマービーチに騎乗した牧野孝光騎手(47)は「最後を締めくくれて良かった。30年間走ってきて悔いはない」。レース終了後にはセレモニーが行われ、馬場走路がファンに開放された(日刊スポーツ・コム)

12/23■荒尾競馬は、下記の3騎手が南関東の浦和・船橋・川崎RCへそれぞれ移籍することになったと発表した。移籍時期は未定。成績はいずれも12月21日現在。
【浦和所属】吉留孝司(よしどめ・こうし)騎手 69年2月6日生 薮口一麻厩舎所属予定 通算14645戦1536勝
【船橋所属】西村栄喜(にしむら・えいき)騎手 75年9月29日生 波多野健厩舎所属予定 通算8226戦945勝
【川崎所属】杉村一樹(すぎむら・かずき)騎手 78年3月19日生 池田孝厩舎所属予定 通算9013戦1173勝(netkeiba.com)

12/23■阪神C2着で復活の兆しを見せたグランプリボスは、来年3月31日に行われるドバイ国際諸競走を視野に調整される。同馬は今年6月、英国のセントジェームズパレスSに参戦(8着)。実現すれば2度目の海外遠征となる。矢作調教師は「オーナーと相談してからですが、来春はドバイに挑戦したい。ゴドルフィンマイル(AW1600m)と、ドバイデューティフリー(芝1800m)に登録する予定。最終的には安田記念(6月3日・東京)が目標になる。春は4回ぐらい使いたい」と今後の展望を語った(デイリー=netkeiba.com)

12/22■ドバイのメイダンRCで行われる国際騎手招待シリーズ「2012メイダンマスターズ」に、池添謙一騎手が参加することになった。1月5・6日の二日間、AW1900m・AW2200m・AW1600m・芝1400mの4競走で争われる(JRAホームページより)

12/19■19日、レディースジョッキーズシリーズ(LJS)2011の最終第3ラウンドが福山RCで実施された。シリーズ第5戦「アフロディテ賞」はLJS初勝利となる下村瑠衣騎手(道営)が制し、続く第6戦の「ニケ賞」も下村騎手が優勝し2連勝。同騎手が福山ラウンド優勝となった。シリーズ全体では、全6戦を4着、2着、6着、1着、5着、2着とし、65ポイントを獲得した別府真衣騎手(高知)が、08年以来3年ぶりとなる総合優勝に輝いた。総合2位は同ポイントながら最終戦の着順で涙をのんだ山本茜騎手(愛知)、3位は増沢由貴子騎手(JRA)だった。なお、レディースジョッキーズシリーズは、女性騎手の減少に伴い、2012年は休止されることが先に発表されている。【別府真衣騎手のコメント】「(第6戦で)2着になった時はもう優勝はないと思って諦めていたのですが、優勝と聞かされてすごく嬉しかったです。福山RCは、地元(高知)の次に多く騎乗していて、ファンの方にもたくさん応援してもらったのでそれに応えられてうれしいです。今はソウルで騎乗していますが、日本に帰ってきたら、また福山に乗りに来たいと思っています」◆LJS2011最終順位 1.別府真衣(高知)65点 2.山本茜(愛知)65点 3.増澤由貴子(JRA)63点 4.岩永千明(荒尾)59点 5.下村瑠衣(道営)58点 6.皆川麻由美(岩手)50点(netkeiba.com)

12/19■鷹野宏史騎手(栗東・フリー)が12月20日をもって騎手を引退し、藤沢則雄厩舎で調教助手となる。鷹野宏史(たかの・ひろふみ)騎手は高知県出身。高知競馬から2008年3月に転身、中央で390戦して6勝を挙げた(JRAホームページより)

12/17■この日の中山競馬11R「ディセンバーS」をナカヤマナイトに騎乗して1着となった柴田善臣騎手はJRA通算2000勝を達成した。中央競馬史上6人目、現役では武豊、横山典弘に続き3人目(JRAホームページより)

12/17■全日本2歳優駿を勝ったオーブルチェフが左第3指骨々折を発症した。今後については経過観察中(JRAホームページより)

12/17■JRAは17日、来年1月16日(月)に高知RCで行われる「第26回全日本新人王争覇戦競走」に、JRAから川須栄彦、高倉稜の両騎手が参加することになったと発表した(JRAホームページより)

12/16■丸山元気騎手は、12月15日(木)川崎RCで行われた平成23年度神奈川県川崎競馬組合営第10回川崎競馬第4日第6競走においてイシノマドンナ号に騎乗したところ、負担重量について騎手としての注意義務を怠った(前検量で検量した鞍を取り違えて競走に騎乗し、後検量の重量が前検量の重量と比べ2.3kg超過した)ことにより川崎競馬裁決委員から、12月16日(金)から12月29日(木)までの騎乗停止処分を受けました。なお、同騎手は、12月10日(土)第5回中山競馬第3日第1競走において、走行妨害により12月17日(土)から12月25日(日)まですでに騎乗停止処分を科されており、これを勘案したうえで、本会は裁定委員会の議定により、日本中央競馬会競馬施行規程第147条第19号に基づき、2011年12月16日(金)から2012年1月7日(土)まで同騎手の騎乗を停止しましたので、お知らせいたします(JRAホームページより)

12/16■丸山元気騎手が15日の川崎6Rでイシノマドンナに騎乗した際、前検量した鞍等を取り違えて後検量で1kgを超える重量が発覚したため、以後の2レースは公正保持のため乗り替わりとなった。このため16日から29日まで騎乗停止処分を受けた。既に10日中山1Rの走行妨害で17日から25日の騎乗停止処分を受けており、中央での騎乗停止期間についてはJRAの判断に委ねられる(日刊スポーツ・コム)

12/16■全国の2000勝以上の騎手15人が腕を競う「第20回ゴールデンジョッキーC」が15日に園田RCで行われ、1、4着だった横山典弘騎手(43)が優勝。賞金100万円を獲得した。2位は山口勲騎手(41)(佐賀)、3位は武豊騎手(42)だった(サンスポ.com)

12/15■池添謙一騎手は、12月11日(日)香港のシャティンRC第5競走「キャセイパシフィック香港スプリント(G1)」においてカレンチャン号に騎乗したところ、不注意騎乗(残り900m付近で内側に斜行し、エントラップメント号の走行に影響を与えた)により香港ジョッキークラブ裁決委員から、2011年12月26日(月)から2012年1月4日(水)までの騎乗停止処分を受けました。これを受け、本会は裁定委員会の議定により、日本中央競馬会競馬施行規程第147条第18号に基づき、2011年12月26日(月)から2012年1月4日(水)まで(香港ジョッキークラブによる処分と同期間)同騎手の騎乗を停止しましたので、お知らせいたします(JRAホームページより)

12/15■25日の有馬記念出走を最後に繁殖入りすることになっているブエナビスタの引退式が、25日の中山競馬最終レース終了後に中山RCにて行われることになった(JRAホームページより)

12/15■JRAは15日、地方競馬場や地方競馬の場外施設、およびJRA宮崎育成牧場を利用して設置した場外馬券発売所9カ所について、これまで「○○場外」と呼称していたものを平成24年度から「ウインズ○○(△△内)」と呼称することを発表した。対象となるのは盛岡RC、水沢RC、テレトラック横手、テレトラック種市、旧高崎RC、姫路RC、佐賀RC、荒尾RCとJRA宮崎育成牧場の各施設に付帯したJRA場外施設。今月から発売開始した「ウインズ川崎(川崎RC内)」はそれを先取りした形。なお「ウインズ高崎」には(△△内)は付かない(JRAホームページより)

12/14■JRAは14日、12月20日付けで美浦の境征勝、鈴木勝美、平井雄二の3調教師が勇退することを発表した。(JRAホームページより)

12/14■12/11香港国際競走に出走したJRA所属馬4頭のうち、アパパネは13日に成田APに到着、輸入検疫のため同日9:15にJRA競馬学校に入厩した。また、カレンチャン、パドトロワ、トレイルブレイザーの3頭も13日に関西APに到着し、20:20に三木ホースランドパークに入厩した(JRAホームページより)

12/14■ワークフォース(牡4)が13日、来シーズンから種牡馬生活を送る北海道安平町の社台スタリオンステーションに到着した。同馬は父King's Best、母Soviet Moon(その父Sadler's Wells)という血統の英国産馬。昨年の英国ダービーでは95年にラムタラが記録した2分32秒31を1秒近く上回る2分31秒33(良)でレコード勝ち。秋には凱旋門賞で日本から遠征したナカヤマフェスタをアタマ差交わして優勝している。通算成績は9戦4勝(重賞3勝)種付料は350万円(受胎確認後支払い、フリーリターン特約付き)と発表されている(netkeiba.com)

12/14■北海道安平町の社台スタリオンステーションで供用されていたホワイトマズル(21歳)が12月13日、新ひだか町のレックススタッドに移動した(netkeiba.com)

12/12■2006年度より実施し、皆様のご声援をいただいてまいりましたレディースジョッキーズシリーズ(LJS)ですが、当初12名で行われていた当シリーズも、女性騎手の引退により、一昨年は10名、昨年は9名と出場騎手が減少し、今年(福山ラウンド)は6名での実施となっています。このような状況から、NARでは、今後の本シリーズの可能性について検討してまいりましたが、2012年については誠に残念ではありますが休止することといたしました(netkeiba.com)

12/11■香港C(3歳上、香G1・芝2000m、10頭立て)は、M.チャドウィック騎手騎乗のカリフォルニアメモリー California Memory(セン5、香・A.クルーズ厩舎)が、イリアン Irian(香)に1馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分04秒57(良)。さらに1/4馬身差の3着にザズー Zazou(香)が入った。英チャンピオンSの勝ち馬でC.スミヨン騎手騎乗のシリュスデゼーグル Cirrus des Aigles(仏)は5着に終わった。なお、日本馬の出走はなかった(netkeiba.com)

12/11■香港マイル(3歳上、香G1・芝1600m、14頭立て)に、日本のアパパネが出走。好位5番手追走でレースを進めたが、直線に入り失速し、勝ち馬から9馬身差の13着に敗れた。勝ったのはJ.ロイド騎手騎乗の9歳セン馬エイブルワン Able One(香・J.ムーア厩舎)で、勝ちタイムは1分33秒98(良)。クビ差の2着にシティスケープ Cityscape(英)、3着にエクステンション Xtension(香)が入っている(netkeiba.com)

12/11■香港スプリント(3歳上、香G1・芝1200m、14頭立て)は、日本からカレンチャン、パドトロワが出走したが、カレンチャンが5着、パドトロワが最下位14着に敗れた。勝ったのは、この秋セントウルS2着、スプリンターズS5着と日本に遠征していた、B.プレブル騎手騎乗のラッキーナイン Lucky Nine(セン4、香・C.ファウンズ厩舎)。勝ちタイムは1分08秒98(良)。アタマ差の2着はエントラップメント Entrapmentとジョイアンドファン Joy and Funが同着で入り、注目のロケットマン(星)は12着に敗れた(netkeiba.com)

12/11■現地時間11日、香港・シャティンRCで行われた香港ヴァーズ(3歳上、香G1・芝2400m、14頭立て)に、日本のトレイルブレイザーが安藤勝己騎手騎乗で出走したが、後方追走から伸びを欠き6着に終わった。勝ったのは今年のメルボルンCを勝ったドゥーナデン Dunaden(牡5、仏・M.デルザングル厩舎)で、日本でもお馴染みのC.ウィリアムズ騎手が騎乗していた。勝ちタイムは2分27秒50(良)。3/4馬身差の2着にサムザップ Thumbs Up(香)、さらに3/4馬身差の3着はレッドカドー Red Cadeaux(英)とシルヴァーポンド Silver Pond(仏)が同着となった(netkeiba.com)

12/10■落馬負傷のため休養中の内田博幸騎手(41)が、来年1月にも復帰することが9日、分かった。2年連続でリーディングに輝いたトップジョッキーが、ついにターフに戻ってくる。7日の検診で乗馬の許可が下りたことで、1月中旬から下旬に復帰する見通しが立ったもの。内田騎手は「先日の検査の結果が出て、おおよそのめどが立ちました。復帰に向けてより一層頑張っていきたいと思います」と話した。内田は5月11日の大井競馬10Rでリスキープランに騎乗し、直線を向いて数10m進んだところで落馬。雨で砂が流れ硬くなった路盤に打ち付けられた。レース後は歩いて車に乗り込み都内の病院に向かったが、検査の結果、頚椎歯突起骨折が判明し入院。その後、8月中旬にはリハビリ施設に移動。後遺症もなく、日々トレーニングに励んでいた。順調に復帰となれば、実戦騎乗は8カ月ぶり。No.1ジョッキーの手綱さばきを見られる日が、もうすぐやってくる(日刊スポーツ・コム)

12/10■12月10日、東日本大震災とその後の余震により、競馬場施設に甚大な被害を被った水沢競馬の平成23年度第1回開催が幕を開けた。例年であれば、3月の春競馬を皮切りに、盛岡競馬との相互開催を行なっている水沢競馬だが、震災の影響で一時は今年度の開催そのものも危ぶまれる状況に。しかし、各方面からの支援、そして関係者の尽力により、施設改修工事などの準備が整ったことから、23年度内の開催が実現した。開幕当日の水沢競馬場は、時折小雪が舞う中、開門前から多くのファンが訪れ、今年1月10日以来、約11カ月ぶりとなる本場競馬を楽しむ姿が随所で見られた(岩手競馬リリース=netkeiba.com)

12/9■女王ブエナビスタが10万9247票の支持を集め、昨年に続いてファン投票1位を獲得。名実ともにJRAの“顔”だが、グランプリはこれまで有馬記念(09、10年)、宝塚記念(10、11年)でいずれも2着にとどまっている。それだけに5度目の正直でファンに恩返し、そして有終の美を飾りたい。前走は国内で初めて1番人気を凱旋門賞馬に譲ったが、「1度使って動きやすくなっていた。うまくさばいてこれたので今度は大丈夫だと思った」と、松田博資調教師も直線は勝利を信じて疑わなかった。レース後に年内での引退を発表。ラストランとなる有馬記念で歴代最多タイとなる中央G1・7勝目を狙う。8日は栗東CWを周回。厩舎周りでの引き運動ではキビキビした動きを見せる。「思ったより楽な競馬ができたのであまりダメージはなかった。使うたびに上積みとはいかないが、いい状態は維持してるな。最後はいい形で繁殖入りさせてやりたい」。記録にも記憶にも残る名牝が、暮れの中山で最後の“絶景”を映し出す。
ファン投票の2位には3冠馬オルフェーヴルが選ばれた。「ファンの支持に似合ったいい状態でレースを迎えられそうです」と吉村調教師は笑顔をのぞかせた。菊花賞のあとはノーザンファームしがらきへ放牧。激戦の疲れを取って2日に帰栗した。水曜には前走後初となる速い時計(栗東坂路4F52秒6-38秒7-12秒5)を出したばかり。来週には主戦の池添がまたがり感触を確かめる。オルフェーヴルにとってはデビュー2戦目の芙蓉S以来、2度目の中山コースになる。「器用さがありますからコースも気にならない。短期間で成長して体がかなり厚く見える。首、肩、腰回りと、ボリュームが出て威圧感が出た」と同調教師はさらに調子を上げる姿に驚いてみせた。シンボリルドルフ、ナリタブライアン以来3頭目となる3冠馬の同年グランプリ制覇へ。期待は膨らむばかりだ。
昨年の覇者ヴィクトワールピサが3位。「前走が残念な結果だったのに3位に推されたというのはありがたい」と角居調教師は高い支持に感謝した。今年はドバイWCを制覇。快進撃の足がかりとなったのが昨年のこのレースだった。「ブエナビスタがJCを勝ちましたからね。昨年の有馬記念は値打ちのある1勝だと思う。1回使って間違いなく上向いているし、もう一度あの競馬を、と思っています」と力を込め、来年の現役続行には「有馬記念の結果を見てから」と明言を避けた。
4位はローズキングダム。橋口調教師は「人気あるんやね。そろそろ期待に応えないと忘れられてしまうな」と、意欲を見せる。昨年は2位の支持を集めたが、疝痛の影響でレース直前に回避。今回は連対率100%の後藤とのコンビが復活し、反撃ムードが漂う。「レース後は見た目にも変わらないし、疲れもないよ。中山コースは得意なジョッキー。後藤は頼もしいね」と、鞍上の手腕に期待をかけた(デイリー=netkeiba.com)

12/9■8月14日の小倉9Rへの騎乗を最後に戦列を離れていた武幸四郎騎手(33)が、今週から復帰することになった。10日の中山競馬で7Rメイショウドレイク、10Rデンコウヤマトとコンビを組む。なお日曜は、阪神JFのマスイデアが抽選除外され騎乗馬なしとなった。同騎手は8月19日の午前5時半ごろ、京都市内の飲食店で、客の男性に殴られて左頬を骨折。全治3カ月の重傷で、東山署に被害届を出していた。この男性は1日に京都地裁で開かれた判決公判で、懲役1年6月(求刑懲役2年)を言い渡されている(デイリー=netkeiba.com)

12/9■JRAは8日、来年1月から、走行妨害における騎手制裁の一部を見直すことを発表した。見直しが行われるのは(1)馬の癖が主因の走行妨害(2)不注意騎乗による走行妨害の2点。(1)はこれまで一律で「開催日1日」の騎乗停止だったが、騎手が予測しにくい急激なものや、大きく逃避して制御が難しいと判断したものについては「戒告」に、(2)は一律で「開催日4日」だったが、比較的、馬の動きが小さいなど、特に考慮すべき理由があると判断したものについては「開催日2日」になる(デイリー=netkeiba.com)

12/9■7日に香港・ハッピーバレーRCで行われた「キャセイパシフィック・インターナショナルジョッキーズチャンピオンシップ」に出場した福永祐一騎手(34)は総合12位(3Rが7着、4Rが5着、6Rが6着、7Rが8着)だった。「楽しく騎乗することができました。これからも腕を磨いて、どこでも結果が出せるように頑張りたい」と福永はコメント。総合優勝はデットーリだった(デイリー=netkeiba.com)

12/9■11年度のJRA調教師試験合格者が8日、東西トレセンで発表され、高橋亮騎手(33=荒川)をはじめ栗東で4人、美浦で4人の合計8人の新規調教師が誕生した。同騎手は、福永祐一騎手、和田竜二騎手らと同期生で、競馬学校騎手課程“花の12期生”と称された黄金世代から初めての調教師となった。ホースマンとしての新たな扉が開いた。高橋亮騎手はこれから歩む調教師の道へ、会見場で表情を引き締めた。「騎手になった頃から、自分の人生プランとして調教師になることも描いていた。騎手と同じく責任の重大な職業。海外へ行っても通用する人づくりをしていきたい」。新たなる目標をしっかり見据えた。96年のデビューから注目の存在だった。“花の12期生”と呼ばれる黄金世代にあって早くから活躍。3年目に重賞4勝、4年目にはロサード(6着)でダービー初騎乗を果たし、翌年皐月賞ではダイタクリーヴァで2着となった。「ロサードも頑張ってくれたし、すぐ前にいたアドマイヤベガ(1着)の上がっていく時の脚を見て、こういう馬がダービーを勝つんだと。それは財産だし、ホースマンとしてダービーを勝ちたいと思った」と振り返った。ただ、近年は勝ち鞍が伸びない苦しさも味わった。「騎手はたくさん乗って、たくさん勝つことが仕事。落ち込んできた5年前くらいから、調教師を目指す決心はしていた」と明かす。1次試験は今年が4回目。難関を見事に突破した。目標とする調教師にはデビュー時に所属していた橋口調教師と、現在の所属先である荒川調教師を挙げた。一方、来年2月で定年となる父・高橋隆調教師(70)については「『大変だが頑張れよ』と言ってもらった。父はG1を勝てなかったので、一緒に勝てればいいなと思う」と、調教師・高橋亮としてバトンを受け継ぐ決意を示した(日刊スポーツ・コム)

12/8■JRAは2012年度の調教師免許試験新規合格者8名を発表した。現役騎手の高橋亮騎手が含まれる。【美浦】蛯名利弘(50)(えびな・としひろ/調教助手・元騎手)、金成貴史(42)(かなり・たかし/調教助手)、黒岩陽一(30)(くろいわ・よういち/調教助手)、高橋文雅(39)(たかはし・ふみまさ/調教助手)【栗東】高橋康之(38)(たかはし・やすゆき/調教助手・元騎手)、高橋亮(33)(たかはし・りょう/現役騎手、父は高橋隆調教師)、中内田充正(32)(なかうちだ・みつまさ/調教助手)、濱田多實雄(39)(はまだ・たみお/調教助手)(JRAホームページより)

12/7■船橋RC所属の川村昭男(かわむら・あきお)調教師(74)が12月31日付けで勇退することになった。12月7日現在2710戦326勝、重賞3勝(船橋競馬リリース=netkeiba.com)

12/6■この日の名古屋RC第6Rで勝利した、名古屋所属の戸部尚実(とべ・なおみ)騎手(48)は、地方競馬通算勝利2000勝を達成した。名古屋所属の2000勝達成騎手は、現役では5人目となる(名古屋競馬リリース=netkeiba.com)

12/6■JRAは5日、大阪市内で定例記者会見を開き、「近代競馬150周年」を迎える来年、各種の記念事業を行うと発表した。“JRA2連福(れんふく)”のネーミングで、36レースを対象に「馬連・枠連・ワイド」で、通常の払戻金に売り上げの5%相当額を上乗せして払い戻しする(正式決定は農水大臣の認可後)。1月5日の中山金杯、京都金杯を皮切りに、根岸S、中京RCグランドオープン記念、天皇賞・春、函館記念、中京記念、小倉記念、札幌記念、新潟記念、天皇賞・秋、福島記念、12月24日中山・阪神最終レースの全24レースで実施する。JRAプレミアムレースは今年限りでなくなるが、JRAプラス10は継続して全ての競走、投票法を対象に実施される。また、記念競走の実施や、記念切手の発売、各イベントも催していく。その他の内容は下記の通り。
★1月5日にWIN5を発売=対象レースは(1)京都9R初夢S、(2)中山10R初日の出S、(3)京都10R万葉S、(4)中山11R中山金杯、(5)京都11R京都金杯。
★フリーパスの日=1月5日の中山、京都など全国10カ所の競馬場で計14日間実施(正式決定は農水大臣の認可後)。
★ウインズ京都における発売要項(発売単位)の拡充=17日から枠連・馬連・馬単・ワイド・3連複を500円単位から500円以上100円単位へ(500円の下限はそのままで、以降については500円→600円→700円と100円単位での購入が可能。単勝・複勝・3連単は現行のまま100円単位)(デイリー=netkeiba.com)

12/5■嬉勝則(うれし・かつのり)騎手(42、檜山龍二郎厩舎)は、4日の福山競馬第3競走をレオファンタジー号(1番人気)で勝ち、1987年6月のデビュー以来、15311戦目にして地方競馬通算2000勝を達成した。地方競馬では史上84人目、現役では38人目の快挙となる(keiba.go.jp)

12/5■2日間、世界の名手がしのぎを削った「第25回WSJS」は、48ポイントを獲得したヨーロッパ代表のジョン・ムルタ騎手(41)(愛)が6回目の出場で初優勝。昨年3着の雪辱を果たした。初日の10Rのスティルゴールドは7着だったが、12Rで14番人気のラルーチェを3着へと導く好騎乗。2日目の10Rでは10番人気のサクラキングオーで5着と着実にポイントを加算し、最終戦の12Rでアスカクリチャンを渾身の騎乗で勝利へとエスコート。初日に22ポイントあった首位との差を大逆転した。歓喜のシャンパンファイトでは、周囲から“手荒い洗礼”を受けたムルタ。「優勝できてとてもハッピーです。初日を終えて吉原騎手が2連勝だったので厳しいと思っていましたが、チャンスがあると思って乗りました」と、破顔一笑だった。一方、初日に連勝してトップで折り返していた地方代表の吉原寛(28)(金沢)は、最終戦で逆転を許して2位に終わった。12Rはカイシュウボナンザで挑んだが、失速して13着。「最後なので思い切り行こうと思った。残念です」と唇をかんだ。2勝しての“V逸”は史上初だが「いい勉強になりました。甘くない。改めて中央の魅力を感じました」と、前向きに話していた(デイリー=netkeiba.com)

12/4■4日、阪神RCで「第25回ワールドスーパージョッキーズシリーズ」の2日目が開催された。この日は2レースが行われ、第3戦のゴールデンブーツT(芝2000m)は、蛯名正義騎手騎乗の2番人気トウカイオーロラが、続く最終戦のゴールデンホイップT(芝1600m)は、J.ムルタ騎手(愛)騎乗の2番人気アスカクリチャンが優勝した。この結果により、1戦目7着、2戦目3着、3戦目5着、4戦目1着のムルタ騎手が総合優勝。初日に2勝を挙げた吉原寛人騎手(金沢)は3戦目、4戦目ともに13着で2ポイントを加算したのみに終わり、総合2位となった。【最終成績】(1)J.ムルタ(愛) 48 (2)吉原寛人(金沢) 42 (3)横山典弘(関東) 35 (4)J.ヴェラスケス(米)・岩田康誠(関西) 31 (6)蛯名正義(関東) 29 (7)川田将雅(関西) 26 (8)R.ドミンゲス(米) 22 (9)B.プレブル(香) ・I.メンディザバル(仏) ・P.ハナガン(英) 21 (12)福永祐一(関西) 19 (13)L.ノレン(豪) 16 (14)E.ペドロサ(独) 12 (15)池添謙一(関西) 6
※ポイントは各レースとも、1着20点、2着15点、3着13点、4着11点、5着10点、6着6点、7着5点、8着4点、9着3点、10着・11着2点、12〜15着1点(netkeiba.com)

12/2■JRAは2日、10年安田記念などに優勝し、現役引退後は馬事公苑において繋養されていたショウワモダン(牡7)が、2日13:20に同苑内にて事故のため死亡したと発表した。ショウワモダンは、今年の京王杯スプリングC14着後、安田記念を目指していたが鼻出血を発症し引退、乗馬となっていた。通算成績47戦10勝(重賞2勝)。【三笠貞弘・馬事公苑苑長】「午後1時過ぎ、ショウワモダンの首が馬房の馬栓棒の間に不自然な形で挟まっているのを発見し、懸命に救出作業を行いましたが、残念ながら咽頭部の圧迫による窒息のため死亡しました。競走能力だけでなく、馬術競技馬としての資質も優秀で、来年の活躍を目指して調教を重ねていた矢先の事故で非常に残念です」(netkeiba.com)

12/2■11日に香港・シャティンRCで行われる香港マイルに出走予定のアパパネ、香港スプリントに出走予定のカレンチャン、パドトロワの3頭が、1日の午後12時過ぎに関西APを出発した。11月30日に出発する予定だったが、機材故障のトラブルにより1日遅れの出国となった。アパパネの国枝調教師は「いろいろとあったけど、馬は問題ないと聞いているので」と安堵の表情。カレンチャンの無事を確認した安田調教師は「メドが立たなければやめる予定だった。昨晩に獣医師さんに見てもらったが、異常はないし、体温も変わらず、カイバも食べている。馬はカーゴに乗ったままだから、機内にいる時間はドバイ遠征並みだけど、出発できることになってホッとしています」と胸をなで下ろした(デイリー=netkeiba.com)

12/2■現在荒尾所属の岩永千明(いわなが・ちあき)騎手が2012年1月1日付けで佐賀競馬へ移籍することになった。受入予定先は幣旗吉昭厩舎(佐賀競馬リリース=netkeiba.com)

12/1■今年も3競馬場(ラウンド)6レースのポイント制で総合優勝を争うLJS。その「第2(荒尾)ラウンド」が12月1日、荒尾RCで実施された。北海道から九州まで、全国から集まった6名のレディースジョッキーが有明海を望む荒尾RCを舞台に熱戦を繰り広げ、シリーズ第3戦の「アテナ賞」は増沢由貴子騎手(JRA)が4着まで同タイムの接戦を凌ぎ、第4戦の「デメテル賞」は別府真衣騎手(高知)が差し切ってそれぞれ優勝。この結果、2戦をそれぞれ1着、5着で、計25ポイントを獲得した増沢由貴子騎手が第2(荒尾)ラウンドを制し、また、ここまでの4戦を通じても50ポイントでシリーズ総合優勝争いのトップに立った。LJS2011、残すは12月19日・福山RCで行われる最終第3ラウンド。第5戦「アフロディテ賞」、第6戦の「ニケ賞」の2戦で、今年のシリーズチャンピオンが決する(keiba.go.jp)

12/1■川崎所属の足立勝久(あだち・かつひさ)調教師(68)は、11月30日付で調教師を引退することになった。通算成績は6743戦756勝。モエレトレジャーの04浦和記念G2、サイレントスタメンの09東京ダービー、ブルーラッドの09浦和記念G2など、重賞は25勝(netkeiba.com)

11/28■福山けいば&高知けいばでは、人馬の交流や場外発売の拡大、共同広報などさまざまな連携協調を進めているが、その一環として両場の代表馬による新設重賞競走「久松城賞(福山城の別称)」、「大高坂賞(高知市中心部の地名)」を実施することになった。◆2011年12月17日 高知RC 中四国連携競走「第1回久松城賞」(ひさまつじょうしょう)サラ系3歳以上(福山6頭、高知6頭)1400m 1着賞金60万円◆2012年3月12日 福山RC 中四国連携競走「第1回大高坂賞」(おおたかさしょう)サラ系4歳以上(福山5頭、高知5頭)1800m 1着賞金60万円
(参考)名称の由来「久松城」…徳川幕府西国鎮護の拠点として、譜代大名の水野勝成が1619年(元和5年)に築城。国の重要文化財に指定されている伏見櫓は、京都伏見城の遺構を徳川秀忠が移建させたもので、白壁三層の豪華な姿に桃山時代の気風が伺える。「大高坂」…1601年(慶長6年)関ヶ原の戦い後に入府した山内一豊が築城した高知城が立つ高知市中心部の地名。高知城の前身として、長宗我部元親が築いた大高坂城があったとされる。高知城は本丸の建物が完全に残る唯一の城であり、天守・御殿・追手門など15棟の建造物が国の重要文化財に指定されている(keiba.go.jp)

11/28■26日、高知競馬所属の雑賀正光(さいか・まさみつ)調教師(59)が管理するアタゴオーラ号が高知競馬第8レースで優勝し、09年に愛知の角田輝也調教師がマークした年間最多勝日本記録(1975年以降)の「239勝」を上回る「年間240勝」を達成。まだ年末まで1カ月余りを残していることから、さらなる記録の上積みも期待できそうだ。同調教師は記録達成時点で地方通算12172戦1671勝。重賞勝ちは11年二十四万石賞など14勝。★雑賀調教師のコメント(高知けいば公式サイトより)「240勝達成は、私を信頼して馬を預けてくれるオーナーのおかげであり、本当に感謝しています。また、競馬に関して厳しい私に付いてきてくれているスタッフにも感謝しています。この数字自体は通過点に過ぎませんし、今年はあと10勝から20勝を目指します。また、来年は自厩の記録を自ら塗り替えることを目標に頑張りたいと思っています」(keiba.go.jp)

11/24■24日、園田RCで行われた「スポニチなにわ賞」(A1・ダ1700m)に、デビューから無傷の連勝を続けるオオエライジンが出走。単勝1.2倍の圧倒的人気に押され、中団から徐々に進出すると、2番人気ドクターラオウにクビ差をつけ優勝。デビューからの連勝を10とした。勝ちタイムは1分49秒9(良)。さらに1馬身1/4差の3着に3番人気エーシンブランが入っている(netkeiba.com)

11/23■マイルCSでG1初制覇を飾ったエイシンアポロン。香港マイルの招待状が届いたが「時間がなさ過ぎる。辞退やね」と松永昌博調教師。今後は「水曜か、木曜に放牧へ。年内はゆっくりさせたい。始動戦はドバイ遠征などを含めて考える」と話した。アパパネが、香港マイルの招待を受諾。既に香港Cに選出されていたが、希望していたレースへの参戦がかなった。「栗東で検疫を受けて、30日に出発する予定」と国枝調教師(デイリー=netkeiba.com)

11/22■2012年度の多くの重賞競走が賞金減額となった。11年度から賞金が据え置きとなったのはG1・22競走と、元々G2としては賞金が高くなかったAJCCと、2歳重賞で重要視されている東スポ杯2歳S、ラジオNIKKEI杯2歳Sの3競走を合わせた25競走だけ。残る108の重賞は1着賞金が100〜500万円の幅で減額となった。目立つところでは、札幌記念、阪神Cが1着7000万円から6500万円に、毎日王冠、京都大賞典が6500万円から6000万円にと、高額のG2が大きく減額されることになった。 重賞競走の本賞金に限れば、10年度が対前年比で約2億円の減額、11年度は府中牝馬SがG2に昇格したことなどもあって約5000万円の増額だったが、12年度は約5億6000万円の減額。その他、一般競走を含めた本賞金は、約26億円の大幅な減額となった。 それでも、割合では本賞金は11年度に比べて3.8%のマイナスにとどまっており、競走事業費(賞金に関する全て)の予算(12年度は1146億8000万円)は、11年度に比べて6.2%の大きなマイナス。出走奨励金など、その他の部分が大きくカットされている。今後の売り上げ次第では、13年度以降も“高い本賞金”にメスが入りそうだ(サンスポ.com)

11/21■20日で終了した第5回新潟競馬の開催リーディングには、17勝を挙げた2年目の川須栄彦騎手(20)(栗東・フリー)が、初めて輝いた。今年の新潟全開催でもトップとなる34勝を挙げ、「まだまだ勝てるレースがいっぱいあったので、これからも期待に応えられるように頑張ります」と喜びを語った。調教師部門では、12勝で和田正道調教師(64)(美浦)が獲得した(デイリー=netkeiba.com)

11/21■JRAは21日、2012年度の競馬番組、開催日程および春季競馬番組を発表した。10/17日に発表された開催日程・重賞等の内容から新たに追加されたものは、●国際的な格付け管理の一環として、日本グレード格付け管理要綱の一部が改正され、2012年以降のG1競走については、アジア競馬連盟における格付け機関であるアジアパターン委員会の承認が必要となった。●WSJSは5回東京競馬のJCウィークに施行される。今後は東西で毎年交互に行われる予定。●サマーマイルシリーズ(中京記念・関屋記念・京成杯オータムH)が新設される。優勝賞金は3000万円。●サマースプリントシリーズにCBC賞が追加される。スプリント・2000のシリーズ優勝賞金は4000万円に減額。●2012年の「アジアマイルチャレンジ」は行われない。●重賞の賞金が軒並み減額される。●古馬オープン特別の1着賞金が100万円ずつ減額される。 その他、2012年秋からインターネット投票による地方競馬の馬券発売が開始される(ダートグレード競走が中心、具体的なレースは未定)。札幌RC(竣工予定2014年7月)、ウインズ横浜A館(同16年3月)、ウインズ名古屋(同15年5月)、ウインズ新宿(同14年2月)の改築工事が行われる、など(JRAホームページほか)

11/21■道営ホッカイドウ競馬は、井上俊彦騎手(46歳・林和弘厩舎)が、11月30日から平成24年3月31日までの間、韓国のソウルRCで期間限定騎乗すると発表した(ホッカイドウ競馬リリース=keiba.go.jp)

11/19■高知競馬の赤岡修次騎手(34歳、工藤英嗣厩舎)は、19日高知競馬第4競走をパレスワールド(2番人気)で優勝し、1994年(10月10日高知競馬第2競走)のデビュー以来、10347戦目にして地方競馬通算2000勝を達成した。地方競馬では史上83人目、現役では37人目の快挙となる(keiba.go.jp)

11/18■17日に行われたホッカイドウ競馬の一年の総決算「第54回道営記念(ゼンノロブロイ賞)」で、林正夫氏の所有するショウリダバンザイ号(林和弘厩舎・吉田稔騎手騎乗)が優勝した。馬主の林正夫氏は、道営記念を調教師として2勝、騎手として3勝しており、今回の勝利で道営記念を馬主・調教師・騎手としてそれぞれ勝つという偉業を成し遂げた。【林正夫氏の道営記念・優勝歴】馬主:ショウリダバンザイ(2011年)、調教師:ハツピシルバー(1983年、1986年)、騎手:ホワイトパール(1964年)、シユナイダー(1965年)、ヘンリーフレンド(1968年)(keiba.go.jp)

11/17■20日で引退する赤木高太郎騎手(41)の引退セレモニーが17日、園田RCで行われた。「赤木高太郎騎手引退競走」と銘打たれた11Rのモンキーマジックが最後の園田での騎乗となり、6着で完全燃焼した。この日の3鞍は園田時代の「黒、袖白」の勝負服で騎乗。場内インタビューで「こういう機会をつくってくれた小牧さん、岩田君の気持ちに報いたい」と、同じレースでも騎乗した両人に感謝。ファンには「今年の9月頃、調教師になることを考え引退を決意しました」と報告。仲間たちの胴上げで5度、宙を舞うと、自然とわき起こった赤木コールでフィナーレとなった。JRAでは20日京都の10Rワイズリーがラスト騎乗となる(日刊スポーツ・コム)

11/17■赤木高太郎騎手(栗東・橋口弘次郎厩舎)は、20日の騎乗をもって騎手を引退、橋口厩舎で調教助手となる(JRAホームページより)

11/17■12月3・4日に阪神RCで行われる「第25回WSJS」の出場騎手が決定した。海外からはラモン・ドミンゲス、ジョン・ヴェラスケス(以上、米)、ジョン・ムルタ(愛)、ポール・ハナガン(英)、イオリッツ・メンディザバル(仏)、エドワード・ペドロサ(独)、ルーク・ノレン(豪)、ブレット・プレブル(香)の8名。地方からは吉原寛人(金沢)(補欠:木村健(園田))。中央は美浦が関東勝利度数1・2位の蛯名正義、横山典弘(補欠:田辺裕信)、栗東からは、関西勝利度数2位の福永祐一が「サマージョッキーズシリーズチャンピオン」として選出されたため、関西勝利度数1・3位の岩田康誠、川田将雅(補欠:川須栄彦)。他に、今年のオルフェーヴルでの三冠制覇を評価され、池添謙一が特別参加騎手に選ばれた(JRAホームページより)

11/17■12月7日(水)、香港のハッピーバレーRC(ナイター)で行われる「2011キャセイパシフィックインターナショナルジョッキーズチャンピオンシップ」に福永祐一騎手が出場することになった(JRAホームページより)

11/17■門別RCで行われていた23年度の道営ホッカイドウ競馬が17日最終レースの道営記念で全80日間の日程を終えた。今年度の発売額は、途中、濃霧によるレース中止などもあったが、前年比102.5%となる115億7138万円。想定した計画比でも2.7ポイント上回り、7年ぶりに計画額を超えた。なお、全レース終了後はスタンドでジョッキーとファンとの交流会が開催され、五十嵐冬樹騎手や下村瑠衣騎手らが集まったファンにサインを行なったり、気軽に写真撮影などに応じていた。なお、リーディングジョッキーは98勝をあげた服部茂史騎手、リーディングトレーナーは83勝をあげた原孝明調教師だった(netkeiba.com)

11/16■今年の秋華賞馬で、先週のエリザベス女王杯で2着に敗れたアヴェンチュラが、両第3手根骨を骨折したことが15日、明らかになった。休養期間は未定。右前第3手根骨の骨折により春シーズンを棒に振ったが、復帰戦となった今夏のクイーンSで古馬を撃破して重賞初制覇を達成し、続く秋華賞を2番人気で優勝。G1連勝を狙った前走は英国馬スノーフェアリーに首差及ばなかった(デイリー=netkeiba.com)

11/14■JRAは14日、エリザベス女王杯を連覇したスノーフェアリーが27日のジャパンCの出走を回避すると発表した。スノーフェアリーは13日に京都RCで行なわれたエリザベス女王杯を1番人気に応え快勝。史上初の外国馬による同一平地G1連覇を達成し、今後の動向に注目が集まっていた。◆ロビントレヴァー(Robin Trevor)調教助手のコメント「昨日のエリザベス女王杯はレースそのものがかなりタフなものだったので、今日の彼女はかなり疲れ気味のようです。ジャパンC出走を目指して予備登録を行いましたが、昨日のエリザベス女王杯での疲労等を考慮して、今回は残念ながらJCへの出走は回避することといたしました。次走は、昨年香港Cで勝利したこともあり、現時点では香港ヴァーズを目標にしています。今のところ23日に離日する予定です」(netkeiba.com)

11/9■12月15日、通算勝利数2000勝以上を誇る名手が園田RCを舞台に腕を競い合う『第20回ゴールデンジョッキーC』の出場騎手15名が、兵庫県競馬組合より発表された。当日は「ファイティングジョッキー賞」「エキサイティングジョッキー賞」「チャンピオンジョッキー賞」の3レースによるポイント制で総合優勝が争われる。【出場予定騎手(通算2000勝以上の現役騎手から選考)】●JRA=岩田康誠(栗東)、横山典弘(美浦)、小牧太(栗東)、武豊(栗東)、安藤勝己(栗東)●他地区=的場文男(大井)、東川公則(笠松)、岡部誠(愛知)、中西達也(高知)、山口勲(佐賀)、内田利雄(フリー)●園田所属=有馬澄男、川原正一、木村健、田中学(keiba.go.jp)

11/9■アイルランドでの現役復帰を目指しながらも屈腱炎を発症し、競走馬復帰を断念したコスモバルク(牡10)が11月8日、新冠町のビッグレッドファームに到着した。同馬は一度は現役引退を決めたが、2011年2月にトレーニングを再開し、6月に現地入り。レースへの出走を目指したが8月に屈腱炎を発症。現役引退となった。今後は、同ファームで功労馬として過ごす予定(netkeiba.com)

11/8■JRAは7日、46カ所目の場外施設『ウインズ川崎』として、12月3日から神奈川県川崎市の川崎RCでJRA全場・全レースの発売(100円単位)・払い戻しを開始することを発表した。川崎市では初めてのJRA場外発売所となる。地方競馬場、それに付随するJRA場外発売施設としては、盛岡・水沢・姫路・佐賀・荒尾RC、種市、横手場外があるが、ウインズ川崎の投票スペースは最大規模。パドック前にある1号スタンドと馬場内投票所に、発売137(すべて自動発売)、払戻30(自動28、受付2)の窓口を設け、代替開催を除くJRAの全場・全レースを発売する。開門は9時、発売・払い戻し開始は9時20分、払い戻し・前日発売終了は16時50分。WIN5以外の全賭式を対象に投票用のマークカードはJRAと同じものが用意され、購入した馬券も全国のJRA発売施設で払い戻しが可能。ただし、平日の払い戻しは実施されない。神奈川県内のJRAの発売施設はウインズ横浜・新横浜、エクセル伊勢佐木の3場だが、いずれも横浜市内。想定される売り上げについては明かされなかったが、新たに川崎市に場外ができることで、ファンにとって利便性が増すはずだ。今回は従来のように、施設の一部を借りてJRA側が業務していた状況とは違い、JRAが発売・払い戻しを委託する形で、神奈川県川崎競馬組合と合意。これを期に南関東の他の競馬場にも広がる可能性は十分にある(サンスポ.com)

11/7■現在荒尾RCに所属する下記3名の調教師が佐賀競馬へ移籍することなった。幣旗吉昭(へいはた よしあき、58歳、9,956戦1,308勝)、松島 寿(まつしま ひさし、52歳、5,495戦759勝)、頼本 盛行(よりもと もりゆき、50歳、4,234戦429勝)(佐賀競馬リリース=netkeiba.com)

11/6■現地時間5日に、米・チャーチルダウンズRCで、“米国競馬の祭典”ブリーダーズCが行われた。注目のマイルには史上初の4連覇がかかったゴルディコヴァ Goldikovaが出走したが3着に敗れ快挙ならず。ターフでは、今年のフォワ賞(仏G2)でヒルノダムール(2着)が先着しているセントニコラスアビー St Nicholas Abbeyが2着に2馬身1/4差をつけ快勝した。主要レースの結果は以下のとおり。
◆ブリーダーズCクラシックG1(3歳上、ダ10f)1着 ドロッセルマイヤー Drosselmeyer 2分04秒27(良)(牡4、米、M.スミス騎手) 2着 ゲームオンデュード Game on Dude 1.1/2 3着 ルーラーオンアイス Ruler on Ice 1 6着 ソーユーシンク So You Think 10着 アンクルモー Uncle Mo
◆ブリーダーズCマイルG1(3歳上、芝8f)1着 コートヴィジョン Court Vision 1分37秒05(良)(牡6、米、R.アルバラード騎手) 2着 トゥラルア Turallure ハナ 3着 ゴルディコヴァ Goldikova 1
◆ブリーダーズCターフG1(3歳上、芝12f)1着 セントニコラスアビー St Nicholas Abbey 2分28秒85(良)(牡4、愛、J.オブライエン騎手) 2着 シームーン Sea Moon 2.1/4 3着 ブリリアントスピード Brilliant Speed 1 4着 サラフィナ Sarafina 3 6着 ミッデイ Midday(netkeiba.com)

11/6■欧州調教馬歴代最多のG1・14勝を挙げているフランスのゴルディコヴァ(牝6、F.ヘッド)が5日、史上初の4連覇をかけたBCマイルで3着に敗れ、現役引退と繁殖入りが決まった。初年度の交配相手にはガリレオが予定されている。ゴルディコヴァは07年9月に初出走初勝利。09年イスパーン賞では7着に敗れたが、その他のレースでは常に3着以内に入り、09年カルティエ賞最優秀古馬、エクリプス賞芝牝馬チャンピオン、10年カルティエ賞年度代表馬、最優秀古馬、エクリプス賞芝牝馬チャンピオンなどにも輝いた。通算成績は27戦17勝(日刊スポーツ・コム)

11/6■WIN5は東京11R(トレイルブレイザー、3番人気)を除く4レースで1番人気が勝利し、払戻金13,720円は従来の19,680円(7月3日=2、1、1、1、2番人気で決着)を下回る最低配当となった。京都10Rで11番アポロフェニックスが出走を取り消し、11,152,300円が返還(日刊スポーツ・コム)

11/6■秋の東京競馬恒例の第3回ジョッキーベイビーズ(芝400m)が昼休みに行われ、さくら(牝8)に騎乗した関東地区代表の石井李佳(ももか)さん(12)が8馬身差で優勝した。全国5地区の予選会から選出された8人がポニーに騎乗して挑み、女子のVは初。表彰式で吉田豊騎手から優勝カップを授与された石井さんは「スタートで遅れて焦りましたが、あきらめずに乗りました。勝ててうれしいです。将来は騎手になりたい」と笑顔だった(日刊スポーツ・コム)

11/3■13日のエリザベス女王杯を目指して調整されていた、レッドディザイア(牝5、松永幹)が、2日の坂路での1週前追い切り後に、鼻出血を発症。再発ということもあって、急きょ引退することになった。今後は北海道千歳の社台ファームで繁殖牝馬となる予定。2日の朝、レッドディザイアは栗東坂路で女王杯の1週前追い切りを行い、4ハロン51秒5をマークした。軽快な動きに騎乗した主戦の四位騎手は「やっぱり、いいなあ」と語っていたが、その後に鼻出血が判明した。サラブレッドの場合、呼吸をできるのは鼻孔しかなく、鼻から血が出ると十分に呼吸ができなくなる。さらに肺からの出血が原因となっている場合は生命に影響しかねないことから、オーナーなど陣営間で急きょ協議が行われ引退が決まった。「最後がこんな形になって残念」と松永幹夫調教師。四位騎手も「ショックです」と肩を落とした。同馬は09年1月にデビュー。2連勝の後に挑んだ桜花賞とオークスでともにブエナビスタの2着に敗れたが、秋華賞でリベンジを果たしG1初制覇を果たした。4歳春にはドバイへ遠征し、ドバイワールドCこそ11着に敗れたが、前哨戦アル・マクトゥームチャレンジ・ラウンド3(G2)を制し、米にも遠征した。通算成績は14戦4勝(うち海外4戦1勝)。近年を代表する牝馬の1頭だった。「うちの厩舎が開業間がないころに来て、G1やドバイで勝たせてくれた。ブリーダーズC(フィリー&メアターフ4着)にも連れていってくれた。いろいろなことを経験させてくれた馬です」と松永調教師はしみじみと話す。今後は生まれ故郷でもある社台ファームで繁殖牝馬となる。「いい子をずっと出し続けてほしい」と松永調教師。夢はその子たちに引き継がれる(日刊スポーツ・コム)

11/1■白毛で重賞3勝のユキチャンの全妹マシュマロ(牝2、吉田)が、来週13日の京都6R(ダ1400m)でデビューすることになりそうだ。鞍上は川田騎手を予定している。父はクロフネ、母はシラユキヒメの白毛馬で、真っ白な体はトレセンでも大変目立っている。外見だけではなく、稽古の動きも十分光るものがある。「追うごとに良くなって、女の子なのにパワフルな動きをしますね。3頭併せでも先着していました。ユキチャンより牧場時代の評価が高いみたいで、楽しみ」と高島助手。姉を超える活躍に期待していた(日刊スポーツ・コム)

11/1■天皇賞・秋で右前繋靱帯不全断裂を発症したメイショウベルーガ(牝6、池添)は引退することになった。「繁殖に行けるのがせめてもの救い。子供を取りたいと思っていたからね。今週金曜あたり、牧場に返します」と池添調教師。通算35戦7勝。主な勝ち鞍は10年日経新春杯(G2)京都大賞典(G2)(日刊スポーツ・コム)

10/31■JRAは31日、来年度4月入学予定の競馬学校騎手課程31期生の合格者(入学内定者)が決定したと発表した。合格者は加藤祥太(大阪府出身)、木幡巧也(茨城県、木幡初広騎手の次男。兄・初也は競馬学校30期生)、鮫島克駿(かつま)(佐賀県、鮫島克也騎手の次男)、野中悠太郎(福岡県)、三津谷隼人(北海道)、森裕太朗(滋賀県)の6名(JRAホームページより)

10/31■JRAは31日、エリザベス女王杯に出走予定のスノーフェアリー・ダンシングレインの2頭(共にイギリス)が、輸入検疫のため、成田AP経由で白井の競馬学校国際厩舎に到着したと発表した。自国厩舎から、途中アムステルダムで一泊し、40時間程度の輸送だったとのこと(JRAホームページより)

10/28■JRAは、89年皐月賞勝ち馬・ドクタースパート(牡25歳)がこの日昼頃、老衰にて死亡したことを発表した。同馬は現役引退後、日本軽種馬協会静内種馬場で功労馬として繁養されていたが、今年8月下旬から老齢により体調を崩し加療していたとのこと(JRAホームページより)

10/28■美浦の堀厩舎に所属している高橋智大、宗像徹の両騎手は、ともに10月31日をもって騎手を引退し、堀厩舎で調教助手となる。(JRAホームページより)

10/28■JRAは27日、11/27JCの招待を今年の凱旋門賞馬デインドリーム(牝3、独)と2着シャレータ(牝3、仏)が受諾したと発表した。ほかに仏国のサラリンクス(牝4)、米国のミッションアプルーヴド(牡7)が受諾した。また、11/13エリザベス女王杯に出走するスノーフェアリー(牝4)とダンシングレイン(牝3)の英国馬2頭は31日に来日し、千葉県白井の競馬学校で輸入検疫を受けたあと、11月6日に京都RCへ移動。11/20マイルCSに参戦するサプレザ(牝6)とイモータルヴァース(牝3)の仏国馬2頭は11月4日に来日し、兵庫県の三木ホースランドパークで輸入検疫後、10日に京都RCへ移動する。なお、マイルCSのシドニーズキャンディ(牡4歳)を除く前記2レースの他の選出馬は出走を辞退した(デイリー=netkeiba.com)

10/27■名古屋競馬第20回開催は、開催日数を1日追加して実施されることになった。これに伴い開催日程が、平成24年1月1日(祝日)〜4日(水)・6日(金)・7日(土)に変更となる(変更前は1〜4日・6日)。また、併せて同開催中に行われる重賞日程も次のとおり変更される(6日の新春ペガサスCは変更なし)。尾張名古屋杯(1→2日)、新春杯(2→3日)、名古屋LJケンタウロスC(3→4日)、名古屋記念(4→7日)(keiba.go.jp)

10/27■27日、北海道新ひだか町の北海道市場にて「HBAオータムセール」の4日目(最終日)が行われた。この日は1歳馬187頭(牡馬95頭、牝馬92頭)が上場され、うち93頭(牡馬51頭、牝馬42頭)が落札。売却総額は2億1043万円で、売却率は49.73%、平均価格は約226万円だった。最高価格馬は、祖母の産駒にテイエムサンデー(シルクロードS)がいるキャロルブラボーの2010(牡、父ダイワメジャー)で、畑佐博氏が714万円で落札した(netkeiba.com)

10/27■26日、北海道新ひだか町の北海道市場にて「HBAオータムセール」の3日目が行われた。この日は1歳馬201頭(牡馬104頭、牝馬97頭)が上場され、うち103頭(牡馬62頭、牝馬41頭)が落札。売却総額は2億5347万円で、売却率は51.24%、平均価格は約246万円だった。最高価格馬は、半姉にナニーズスイープ Nany's Sweep(サンタモニカH-米G1)がいるナニーズアピールの2010(牡、父アドマイヤムーン)で、森中蕃氏が945万円で落札した(netkeiba.com)

10/25■25日、北海道新ひだか町の北海道市場にて「HBAオータムセール」の2日目が行われた。この日は1歳馬201頭(牡馬81頭、牝馬120頭)が上場され、うち108頭(牡馬58頭、牝馬50頭)が落札。売却総額は3億1731万円で、売却率は53.73%、平均価格は約294万円だった。最高価格馬は、祖母の産駒にファルマスS(英G1)勝ち馬ミュージックショー Music Showがいるレイジーリヴァーの2010(牡、父ゼンノロブロイ)で、ノーザンファームが1522万5000円で落札した(netkeiba.com)

10/24■荒尾競馬の西村栄喜騎手(36歳・福島幸広厩舎)が、10月24日より約4カ月間の予定で、韓国の釜山慶南RC(プサン・キョンナム競馬公園)で期間限定騎乗することが荒尾競馬組合より発表された。なお、西村騎手は2008年10月1日から2009年11月29日の間、当地で期間限定騎乗の経験があり、これが2度目の渡韓となる(keiba.go.jp)

10/24■北海道日高町のブリーダーズスタリオンステーションで繋養されていた種牡馬ブラックホーク(17歳)が来シーズンは九州熊本県の本田土寿牧場で供用されることになり、22日早朝に移動した(netkeiba.com)

10/21■この日、「SJT」第2ステージが名古屋にて行われた。第3戦「シルバーブーツ賞」は三村展久騎手(福山)が、最終の第4戦「シルバーホイップ賞」は木村健騎手(兵庫)がそれぞれ勝利。この結果、全4戦を6、3、5、3着とした吉原寛人騎手(金沢)が合計42ポイント、第2位の木村健騎手にわずか1ポイント差で、見事自身初の総合優勝を果たした。吉原騎手はWSJS初出場となる(木村騎手は補欠)(netkeiba.com)

10/21■赤木高太郎騎手(41)が引退することが20日、分かった。21日付でフリーから栗東・橋口厩舎所属となり、11月20日まで騎乗して、同21日付で同厩舎の調教助手となる。「騎手は体が資本の仕事。30歳になったころから、40歳がメドかなと思っていた。次のステップを考えるタイミングとしては今がいいのかも」と赤木騎手は語った。1987年に園田・斉藤裕厩舎からデビュー。2003年に地方所属騎手としては初めてJRAの騎手免許1次試験を突破。翌04年にJRAに移籍した。JRA通算195勝(20日現在)。重賞は08年プロキオンS(ヴァンクルタテヤマ)の1勝(サンスポ.com)

10/21■JRAの平成24年度新規調教師・騎手免許1次試験の合格者が20日に発表され、調教師は27人、騎手は1人が合格した。「過去3年以内に2度、JRA年間20勝」を果たして2次の技術試験を免除されていた戸崎圭太騎手(31、大井)は、1次試験で不合格となった。「やることはやったし、悔いはない。来年の受験はまだ考えていないけど、準備はしておくつもり」とサバサバした表情。「1次をパスした人には、ぜひ2次も受かってほしい。僕はこれまでと変わらず一生懸命乗るだけだし、明日(21日名古屋・スーパージョッキーズトライアル)もありますから」と気持ちを切り替えていた。今後は新規調教師免許2次試験が11月29日〜12月1日に行われ、合格発表は12月8日の予定。また、新規騎手免許2次試験は来年1月30日〜2月1日に行われ、合格発表は来年2月9日の予定(サンスポ.com)

10/20■中島敏文調教師の勇退に伴い、同調教師の管理馬9頭は21日付で、木村哲也(5)・大和田成(2)・杉浦宏昭(1)・稲葉隆一(1)の各厩舎に転厩する(JRAホームページより)

10/17■JRAはこの日、2012年度の開催日程および重賞競走の開催時期・距離・施行場等の変更を発表した。この後、農林水産大臣認可を経て正式に決定する。2012年度の主な変更点は、●4大場および新潟RCの開催日が増え、それ以外のローカル競馬は開催日を減らされた。売り上げ増へのテコ入れと思われる。●中京RCが3月3日(土)にリニューアルオープンする。従来の2回中京開催を5〜6月から6〜7月に変更することにともない、関西地区の開催日程を大幅に変更する。5〜8月は「3回京都12日間」「3回阪神8日間」「2回中京8日間」「2回小倉12日間」●夏季競馬を平年より2週繰り上げ、日本ダービーの翌週から2歳馬競走をスタートさせる。このため、3回東京・3回阪神から「夏季競馬」となる。また、北海道開催についても、例年から1週繰り上げる。「2回東京12日間(春季競馬)」「3回東京4日間(夏季競馬)」●年初は1月5日(木)・8日(日)・9日(月・祝)に中山・京都開催、年末は12月22日(土)・23日(日・祝)・24日(月・休)が最終節となる。また、9月17日(月・祝)、10月8日(月・祝)、12月24日(月・休)の祝休日を利用して、土〜月の三日間開催を行う。●5回東京初日に、阪神JFの関東地区での前哨戦となる競走として「アルテミスS(新設重賞)」(2歳牝馬、芝1600m)を新設し、ファンタジーSの施行日が1週後に。●夏季競馬におけるマイル路線を整備するため、中京・阪神競馬の一部重賞の距離・施行日を変更。中京記念は夏季競馬において1600mで実施される。●アンタレスSは阪神へ。マイラーズCは京都へ。東海Sは京都へ。プロキオンSは中京へ。●鳴尾記念が宝塚記念のステップに。金鯱賞・朝日チャレンジCが有馬記念のステップに。●東京競馬の障害重賞の距離がともに3300→3110mに変更される(JRAホームページより)

10/17■JRAは17日、10/10に開催した東京競馬において得られた支援金について、岩手県競馬組合および岩手県への拠出金額を決定したと発表した。同組合へは南部杯売り上げの5%相当分として3億5,147万0810円を、岩手県へは5億円を送る。また、南部杯に優勝したトランセンドの馬主・前田幸治氏から、同レースの優勝賞金の一部にあたる1,000万円を「義援金(岩手県内の被災者宛)250万円」「岩手県が行う東日本大震災からの復旧・復興事業へ250万円」「津波・震災遺児への“いわて学び希望基金”として500万円」としてそれぞれ寄附されることになったと発表があった(JRAホームページより)

10/17■TCKは17日、アラン・ムンロ騎手が昨年に引き続き地方競馬の短期免許を取得し、大井競馬所属騎手として騎乗することになったと発表した。免許期間は10月18日(火)から2012年1月17日(火)まで、所属は宮浦正行厩舎(keiba.go.jpより)

10/15■12月11日(日)に香港・シャティンRCで行われる香港国際競走4競走への日本からの予備登録馬が15日、JRAから発表された。「カップ」にはヴィクトワールピサ、ヒルノダムールなど19頭(第1希望11、第2希望8)、「マイル」にはグランプリボス、リアルインパクトなど19頭(同12・7)、「ヴァーズ」にはジャガーメイル、ビートブラックなど13頭(同8・5)、「スプリント」にはカレンチャン、エーシンヴァーゴウなど13頭(同9・4)が登録を済ませている。なお、「マイル」の賞金が総額で400万香港ドル増額され、「カップ」と同額になった(JRAホームページより)

10/14■北海道日高町のブリーダーズスタリオンステーションで繋養されていた種牡馬フサイチコンコルド(牡18)のシンジケートが解散。青森県の太田ファームで余生を送ることになり、14日夕方に移動した。フサイチコンコルドは父Caerleon、母バレークイーン(母の父Sadler's Wells)。半弟にアンライバルド(皐月賞)などがいる血統の早来産馬。現役時は栗東の小林稔厩舎に所属し、通算5戦3勝。デビュー3戦目の日本ダービーを制した。98年から社台スタリオンステーションで種牡馬入り。ブルーコンコルド(JBCマイルなどG1・7勝)、バランスオブゲーム(オールカマーなどG2・6勝)などを出している(netkeiba.com)

10/13■来年からグレード別定の見直しがされることが分かった。現行ではグレード別定のG2では基礎重量が57kgに設定され、1年以内の混合G1勝ち馬には2kgが加算された。G1馬が59kgの厳しい重量を背負うケースがあったが、来年以降は基礎重量を56kgに引き下げる。これによりG1ウイナーでも58kgで出走できることになり、年間を通してG1馬の出走機会を確保するのが狙い。今秋はオールカマーでアーネストリー、京都大賞典でローズキングダムが59kgを克服して勝利したが、前哨戦でG1馬が負担重量に泣いたケースは少なくない。この改正でG1馬の活躍機会が増えることになる。なお、一部のグレード別定G3(阪急杯、オーシャンS、鳴尾記念)も最高加増を3kgから2kgにすることで、G1馬が58kgで出られるように変更される。また、2歳牝馬路線の充実を目的として、秋の東京開催に新設重賞のアルテミスS(芝1600m)が行われるようになる(日刊スポーツ・コム)

10/13■太宰啓介騎手(32)が安藤光彰騎手(52)の長女ももこさん(24)との結婚を12日、報告した。2009年春にももこさんが太宰騎手のバレットになったのがきっかけで交際がスタート。9月27日に婚姻届を提出した。「ももこさんは僕のことを一番に考え、支えてくれる思いやりにあふれた女性。結婚を機に、仕事も新たな気持ちで頑張りたい」と太宰騎手は喜びのコメントを寄せた。安藤光彰騎手は「誰に対しても優しく、騎手仲間から好かれている彼になら大切な娘を安心して任せられる」と祝福。叔父になった安藤勝己騎手は「兄や僕が引退したあとも太宰君を応援する楽しみができたね」とコメントした。太宰騎手は98年にデビュー。今年、フミノイマージンで重賞2勝。今日13日に美浦で追い切る同馬は府中牝馬Sを予定しており、エリザベス女王杯では人馬に大仕事が待っている(日刊スポーツ・コム)

10/11■東北出身の地方競馬騎手により行われた「東北ジョッキーズC」は、1、2戦ともに2着に入り30ポイントを獲得した大井の高野毅騎手が優勝した。20ポイントで並んだ2位争いは、第2戦の着順上位者を優先する規定により、金沢の服部大地騎手が第2位に、第1戦を勝利した川崎の拝原靖之騎手が第3位となった(サンスポ.com)

10/10■南部杯---岩手の星は不運に見舞われた。岩手で昨年3冠馬に輝いたロックハンドスター(牡4、瀬戸)はスタート直後に右上腕骨骨折を発症して転倒、やむなく安楽死の措置が取られた。菅原俊吏騎手は「芝の切れ目でジャンプしてしまった。返し馬でその部分は見せたのですが…。申し訳ない」と語った。芝からスタートする特殊なコースに馬が戸惑ってしまった(日刊スポーツ・コム)

10/8■12月3、4日に阪神RCで行われる「ワールドスーパージョッキーズシリーズ」に出場する地方騎手を決める「スーパージョッキーズトライアル2011」の第1ステージが7日の川崎9、11Rで行われ、12、1着だった戸崎圭太騎手(大井)が21ポイント(着順上位)を獲得してトップに立った。2位は21ポイント(1、14着)の村上忍騎手(岩手)、3位は19ポイントの吉原寛人騎手(金沢)。13、14位だった山口勲騎手と杉村一樹騎手を除く上位12人が、21日に名古屋RCで行われる第2ステージ(2戦)に進み、計4レースのポイントで代表騎手が決定する(サンスポ.com)

10/7■阪神RCで12月3・4日に行われるWSJSの地方競馬代表騎手決定戦、2競馬場での4競走によるポイント制で総合優勝を争う「スーパージョッキーズトライアル(SJT)2011」。その幕開けとなる第1ステージが7日、川崎RCにて実施された。SJT第1戦「シルバーサドル賞」は岩手の村上忍騎手、第2戦「シルバーブライドル賞」は大井の戸崎圭太騎手が、それぞれ1着となり、2戦トータルでの順位は大井の戸崎圭太騎手がトップに立っている。SJTの第2ステージには、第1ステージの上位12名が進出。10月21日(金)、舞台を名古屋RCに移し、第3戦「シルバーブーツ賞」、最終第4戦「シルバーホイップ賞」の2競走でWSJSの地方競馬代表騎手の座をかけた最後の闘いを繰り広げる。→(1)戸崎圭太[大井]、(2)村上忍[岩手]、(3)吉原寛人[金沢]、(4)今野忠成[川崎]、(5)御神本訓史[大井]、(6)服部茂史[道営]、(7)木村健[園田]、(8)東川公則[笠松]、(9)森泰斗[船橋]、(10)赤岡修次[高知]、(11)三村展久[福山]、(12)岡部誠[名古屋]、(13)山口勲[佐賀]、(14)杉村一樹[荒尾](keiba.go.jp)

10/7■88年のマイルCSなどを勝ったサッカーボーイ(牡)が7日午前9時25分、蹄葉炎のため供用されていた社台スタリオンステーション(北海道安平町)で死んだ。26歳だった。サッカーボーイは現役時代から悩まされていた蹄の病に勝てなかった。今年に入って病状が悪化。カイバや運動を制限しながら回復に努めたが、良化の兆しは見られぬまま旅立った。ノーザンファームの吉田勝己代表は「本当に能力の高かった馬で種牡馬となってからも産駒がよく走ってくれた。蹄葉炎でつらい思いをしながら種付けもこなしてくれて偉い馬だった。天寿を全うしたと言えるのでは」と思いを語った。また、騎手として6レースに騎乗した河内洋調教師は「名前のとおり、本当にファンの多かった馬でしたね。残念ながら1番人気に支持されたダービーは敗れてしまったが、当時の日本レコードで優勝した函館記念が一番印象に残っています。競走馬として一時代を築いた後も種牡馬として活躍したし、本当にすごい馬だったと思います」と語った。鮮やかな栃栗毛に、多くのファンが魅了された。新馬戦は9馬身差の逃げ切り勝ち。暮れの阪神3歳Sを強烈な末脚を繰り出して快勝。ダービーは15着に敗れたが、函館記念を1分57秒8の日本レコードで優勝、続くマイルCSも4馬身差で圧勝し再び脚光を浴びた。オグリキャップが勝った有馬記念3着を最後に、脚部不安により引退した。11戦6勝。総獲得賞金は2億1940万円。種牡馬としてはナリタトップロード、ヒシミラクルなどのステイヤーも輩出し3頭のG1馬を送り出した。中央地方で産駒は920頭が出走し1707勝(うち重賞42勝)。昨年も6頭に種付けを行なったが血統登録はなく、今年は見送られていた(日刊スポーツ・コム)

10/7■オールカマー3着後、河野厩舎の解散に伴い、藤原辰雄厩舎に転厩していたカリバーン(牡4)は、美浦の鹿戸雄一厩舎に移籍することになった。現在は宮城の山元TCで調整中。10/30天皇賞を目標にしているが、除外の場合は、11/6アルゼンチン共和国杯に向かう(サンスポ.com)

10/7■JRAは6日、美浦TCの中島敏文調教師(61)が20日をもって勇退すると発表した。1991年開業で、JRA通算3291戦150勝(6日現在)。重賞は、99年阪神牝馬特別(ハイフレンドコード)の1勝。中島調教師は、1969年に騎手としてデビューし、91年までに253勝(重賞5勝)をマーク。その後、調教師に転身した。中島調教師「昔とは競馬の形態が変わってきて、面白みがなくなってしまった」(スポーツ報知)

10/6■北海道新冠町のビッグレッドファームで繋養されていた種牡馬イーグルカフェ(14歳)とマイネルセレクト(12歳)が、来シーズンは韓国の済州島にある緑原牧場で繋養されることになった。4日に同ファームを退厩した。イーグルカフェは父Gulch、母Net Dancer(母の父Nureyev)という血統の米国産馬。2005年から種牡馬入り。キョウエイトリガー(ローレル賞-川崎)、ハヤテカムイオー(兼六園ジュニアC-金沢)などを出した。マイネルセレクトは父フォーティナイナー、母ウメノアスコット(母の父ラッキーソブリン)という血統。2006年から種牡馬入りし、これまでにエルウェーオージャ(兵庫ジュニアGPG2・3着、兼六園ジュニアC-金沢)、スマートパワー(北日本新聞杯-金沢)などを出している(netkeiba.com)

10/6■今週から騎手の週末の過ごし方が大きく変わる。騎乗予定前日の午後6時がリミットだった調整ルームへの入室時間が午後9時に繰り下げられるのだ。騎手らに聞いてみると「自由に動ける時間が増えるわけだから大歓迎」との意見が多いが、ある若手騎手からこんな声も聞こえてきた。「僕のような下位の騎手は関係ないけど、頭が痛いのは一流騎手。今までなら馬主さんとの会食は不可能だったのに9時入りなら断りにくい。そこで多少は食べざるを得ないし、減量にも支障を来すのでは…」。馬主とのコミュニケーションは大事だが、それがパフォーマンス低下を招いてしまうようなら本末転倒。ほかでは「子供をお風呂に入れてからの入室になりそう」と渋い顔を見せる妻子持ちの騎手もいた。ただ、これらは自分の意思で処理できる問題。たとえ競馬会の経費削減の一環にせよ、将来的なレース当日の調整ルーム入り実現へ向けて、大きく前進したのは間違いなさそうだ(東京都暴力団排除条例と同時期に実施されるのはタイミングが良くない気もするが…)。ちなみに土日朝のトレセンでの調教後、マイカーでの競馬場入りも可能になった(これまではタクシー利用が義務付けられていた)。まだささいな変化かもしれないが、騎手の自立精神やモチベーションの向上につながるなら大いに賛成。この秋はさらに白熱した競馬が行われることを期待したい(東スポweb)

10/5■フランス遠征のナカヤマフェスタ・ナカヤマナイト・ヒルノダムールの3頭がこの日(5日)朝、成田APに到着、輸入検疫のため、白井のJRA競馬学校に入厩した(JRAホームページより)

10/5■JRAは、4日に死んだシンボリルドルフを追悼して次の関連行事を実施する。(1)8日に施行される東京、京都のメーン競走に「シンボリルドルフ追悼競走」の副題をつける。(2)全国の競馬場に献花台、記帳台を設置。ウインズでは記帳台を設ける。期間は8日から30日までの競馬開催日。(3)シンボリルドルフ追悼写真展の開催。東京RCはフジビュースタンド1階イーストホール、京都RCはステーションゲート1階展示コーナーで、15日から11月27日の競馬開催日に実施。(4)8日から全国の競馬場、ウインズでシンボリルドルフ特集ビデオを放映(日刊スポーツ・コム)

10/5■“皇帝”逝く−。1984年、8戦8勝で菊花賞を制し、中央競馬史上で初めて無敗の3冠馬に輝いたシンボリルドルフが4日午前3時、千葉県成田市のシンボリ牧場で老衰のため死亡した。30歳だった。3冠のほかにも有馬記念連覇、天皇賞・春、ジャパンCとG1を計7勝し、日本の競馬に多大な功績を残した名馬だった。歴史的名馬が静かに永遠の眠りについた。千葉県成田市のシンボリ牧場で、暑い夏を乗り切ったシンボリルドルフだったが、10月に入ってから不調を訴え、4日午前3時、関係者が見守る中で死亡した。30歳で、人間に例えれば90歳あたりに相当する年齢だった。「ここ2、3日体調を崩しており、昨夜(3日)午後8時頃、体に震えが走るような状態になったので、獣医師が栄養剤を投与するなどして様子を見守りましたが、残念ながら眠るようにこの世を去りました。大往生だったと思います」。和田孝弘シンボリ牧場代表(59)が、名馬の最後の瞬間を伝えた。日本競馬が発展途上だった1980年代。シンボリルドルフは故・和田共弘オーナー、故・野平祐二調教師、岡部幸雄騎手(現JRAアドバイザー)の国際派トリオにより、早い時期から世界を目指した。13世紀の神聖ローマ帝国皇帝、ルドルフ1世から命名され、その強さと名前の由来から、後に“皇帝”の愛称でファンに親しまれた。83年7月にデビューし、翌年、皐月賞、ダービー、菊花賞を制覇。史上4頭目、無敗(8戦)では初の3冠馬となった。ダービーでは3コーナー手前で手応えが悪くなったが、馬自身が動く場面を分かっていたのか、直線で力強く伸び、「馬に競馬を教えられた感じ」と岡部騎手はレース後に振り返った。ルドルフは、菊花賞後にジャパンCに挑戦。カツラギエースの3着と初の敗戦を喫したが、続く有馬記念では同馬を2馬身退けた。2005年、史上2頭目の無敗(7戦)3冠馬となったディープインパクトでさえ菊花賞後はJCに出走せず、有馬記念も2着。ルドルフのすごさが分かる3歳秋だ。1世代上の3冠馬ミスターシービーとは3度対戦していずれも先着。通算G1・7勝は、JRAのG1では現在でも最多タイの記録だ。惜しかったのは4歳の天皇賞・秋。大外から伏兵ギャロップダイナの強襲にあい2着。敗れたルドルフは悔しさからか涙を流した、とも伝えられている。86年の米国遠征初戦、サンルイレイSでレース中に左前脚を痛め6着に敗れて引退。当時としては破格の10億円(2000万円×50株)でシンジケートが組まれ、87年から生まれ故郷の北海道門別町(現日高町)のシンボリ牧場で種牡馬生活に。初年度からG1・4勝トウカイテイオーを出した。04年に種牡馬生活を引退し、昨年1月にシンボリ牧場に移動。昨年のジャパンC当日は東京RCでファンにお披露目された。「強かったルドルフの姿は私だけでなく、ファンの皆様の心の中に生き続けてくれると思います。今はありがとうの気持ちでいっぱい」と和田代表。その栄光は今後も語り継がれていく(サンスポ.com)

10/4■船橋所属だった秋田実・元騎手が3日、膵臓癌のため亡くなった。53歳。同氏は1975年12月のデビューから2007年2月までに通算12732戦1337勝の成績を残し騎手を引退、東京都騎手会の事務局長を務めていた(船橋競馬リリース=netkeiba.com)

10/3■第90回凱旋門賞(2日、仏ロンシャン6R、G1、3歳上、せん馬不可、定量、芝右2400m、1着賞金228万5600ユーロ(約2億3999万円)=出走16頭)世界最高峰のレース、凱旋門賞が行われ、藤田伸二騎手騎乗の春の天皇賞馬ヒルノダムールは10着、蛯名正義騎手騎乗の昨年の2着馬ナカヤマフェスタ(美・二ノ宮、牡5)は11着だった。優勝は追加登録で参戦したアンドレアス・シュタルケ騎手(37)騎乗のデインドリーム(独=P.シールゲン、牝3)。勝ちタイム2分24秒49は、1997年パントルセレブルの2分24秒60を更新する凱旋門賞レコードだった。今年も世界の厚い壁に阻まれた。日本馬2頭は、ともに上位争いに加わることすらできなかった。フォワ賞2着からの逆転Vを狙ったヒルノダムールは、最内枠のスタートから、好位5、6番手のインを追走。距離ロスなく直線に向き、少し外に出して追撃態勢を整えたが、ラスト300m手前で失速。2002年凱旋門賞で13着だった父マンハッタンカフェの無念を晴らすことはできなかった。藤田騎手は「レース内容はよかったが、スタートまでにイレ込んだ。日本では見せないそぶりだった」と話し、昆貢調教師は「乗り方は完璧だったが、馬が雰囲気に呑まれて、スイッチが入ってしまったようだ。直線に向いた時に前が開いたので、勝てると思ったんだが…」と無念の表情。いつもより気負ってしまい、本来の力を出し切れなかった。日本馬のもう1頭、ナカヤマフェスタは、大外枠からのスタート。前半は後方2番手を追走し、昨年と同じように直線での追い上げを狙ったが、ワークフォースにアタマ差2着まで迫った昨年の伸びを、今年は発揮することができず。前哨戦のフォワ賞4着に次ぎ、不本意な結果に終わった。蛯名正義騎手は「去年とは走りが違ったかな…」と首を傾げる。二ノ宮敬宇調教師は「体に張りはあったが、いい時の走りではなかった。完調ではなかったような感じ。暑くてバテていたのかも…」と振り返る。パリは先週、30度を超える暑い日が続き、それが体調に影響したようだ。ヒルノダムール、ナカヤマフェスタは、ドラール賞10着のナカヤマナイトとともに、5日に成田空港到着の便で帰国。ヒルノダムールは調整が順調なら、有馬記念に向かう(サンスポ.com)

10/2■現地時間2日(日)、仏・ロンシャンRCで「第90回凱旋門賞」(3歳上、仏G1・芝2400m)が行われた。日本のヒルノダムールは10着、ナカヤマフェスタは着外に終わり、ドイツの3歳牝馬デインドリーム Danedreamが、シャレータ Shareta(仏)に5馬身差をつけ圧勝した。勝ちタイムは2分24秒9。3着にはスノーフェアリー Snow Fairyが入り、サラフィナ Sarafinaは7着、昨年の勝ち馬ワークフォース Workforceは着外に終わった(netkeiba.com)

10/2■凱旋門賞の2レース前に行われた2歳G1「ジャンリュックラガルデール賞」で、ハットトリック産駒ダビルシム(牡2)が無傷の5連勝を飾った。断然人気に支持されたダビルシムは出遅れて最後方を進み、残り100m、絶望的な位置からL.デットーリ騎手が追い出すとゴール前で内ラチ沿いを突き抜けた(日刊スポーツ・コム)

10/3■スプリンターズSスタート直前にアクシデントが起こった。先に枠内に収まっていたビービーガルダンが、前扉から飛び出して放馬。佐藤哲三騎手を振り落とし、1ハロン11秒台の速いラップで飛ばしてしまった。結局、芝コースを丸々3周。逆走して芝1600mスタート地点の待避所に入って止まったところで、ようやく係員に捕らえられた。ビービーガルダンは馬体検査の結果、放馬による疲労が著しいため、競走除外。発走時刻は13分も遅れた。「ゲートを潜ろうとして、馬体が扉に引っかかってしまったようだ。その際、扉が開いてしまったので(馬が)スタートを切られたと思って飛び出してしまった」と領家政蔵調教師は状況を説明した。佐藤騎手はゲート内で体をぶつけた際に、左肋骨を骨折。千葉県鎌ケ谷市内の病院へ搬送された。「馬は大丈夫だが、(佐藤騎手は肋骨を)4本いかれたらしい…」と領家調教師は神妙な面持ち。今週の南部杯のエスポワールシチー、天皇賞・秋のアーネストリーなど有力馬が控えており、佐藤騎手の病状が気になるところだ(サンスポ.com)

9/30■26日に河野通文元調教師が暴力団との交際で調教師免許を取り消された問題を受けて、日本調教師会は29日、東西トレセンで緊急地区総会を開いた。総会では、JRAから事案発生から免許取り消しに至るまでの経過説明などが行われた。尾形充弘日本調教師会会長は「調教師会としては、調教師に不利益のないように取り計らうのが責務ですが、(河野氏の免許取り消しは)JRAの側聞や推定で決断したことではなく、容認せざるを得ませんでした。今回の件は、調教師だけでなく、騎手、従業員も含めて、全ての問題。河野さん本人の言い分はあるにせよアウトです。誤認であるならば、裁判などで名誉を回復するしかない。非常に残念です」と話した(サンスポ.com)

9/28■第90回凱旋門賞の2回登録手続きが27日に行われ、5月4日の第1回登録の117頭から19頭になった。日本馬2頭の他、昨年の仏オークスなどG1・3勝のサラフィナ(仏=A.ドワイユデュプレ、牝4、父リフューズトゥベンド)、昨年の英ダービー&凱旋門賞馬ワークフォース(英=M.スタウト、牡4、父キングズベスト)、愛チャンピオンSなどG1・8勝のソーユーシンク(愛=A.オブライエン、牡5、父ハイシャパラル)、仏ダービー馬リライアブルマン(仏=A.ドロワイユデュプレ、牡3、父ダラカニ)などの有力馬の名が見られる。出走までには合計1万2200ユーロ(約128万円)が必要。キングジョージVI&クイーンエリザベスSの覇者ナサニエル(英=J.ゴスデン、牡3、父ガリレオ)は第1回登録を行わなかったため、29日の追加登録(登録料10万ユーロ=約1050万円)で出走する模様だ(サンスポ.com)

9/28■26日付で河野通文厩舎が解散したため、産経賞オールカマー3着のカリバーン(牡4)、昨年の全日本2歳優駿勝ちのビッグロマンス(牡3)、目黒記念3着のフェニコーン(牡7)などを含む所属馬33頭は、すべて美浦の藤原辰雄厩舎に転厩となった(サンスポ.com)

9/27■芸能界に続き、競馬界でも暴力団絡みの不祥事が明るみに出た。三浦皇成騎手の元師匠としても知られる河野通文調教師(61)が、暴力団関係者と交際があったとして、JRAは26日付で調教師免許を剥奪。中央競馬は今週10月2日のスプリンターズSで秋のG1シリーズが開幕するが、その直前でのできごとにサークル内外でのショックは大きい。G1シーズン開幕直前に、競馬界に衝撃が走った。JRAは26日午後、東京都港区の六本木事務所で緊急会見を開き、美浦TC所属の河野通文調教師が、暴力団関係者と交際があったとして、同日付で調教師免許を取り消したことを発表した。冒頭、緊急に会見を開いた内容を説明すると、出席した小林善一郎審判担当理事、尾関道春審判部長、菊田淳審判部公正課長が「今回の件で世間をお騒がせしたことについて、ファンの皆様、関係者の皆様に深くお詫びいたします」と深々と頭を下げた。JRAによると、今年3月31日の報道(別項)などで河野調教師が指定暴力団山口組系組幹部から1000万円をだまし取られた事件を知り、公判の傍聴、調教師への事情聴取などを重ねてきた。その結果、菊田公正課長は「暴力団関係者と浅からぬつきあいがあったと認めざるを得ない」として裁定委員会、公正審査会議を経て処分を決定したことを明らかにした。さらに、小林理事は「河野調教師は暴力団員と認識しながら交際を途絶することはなかった。調教師は少なくとも公正確保の重い責任があり、(暴力団関係者を)排除すべき立場の者で、JRAとして容認できることではない」と話した。JRAの調査では、河野調教師が暴力団関係者と知り合ったのは2006年頃。遅くとも09年頃には知人を介して暴力団関係者であることは認識していた。そして、10年7月30日に暴力団関係者から1000万円の借金の申し入れがあり、大阪・伊丹空港まで持参したという。菊田公正課長は「交際の深さを判断するのは難しいですが、即日、大阪まで持参するのは尋常ではない。2人の交際が形式的なものではなく、公正かつ安全な競馬の施行に支障を生じるということで、免許取り消しが相当と判断した」と厳正な処分を科した理由を説明した。河野調教師は1991年に厩舎を開業し、05年のG1安田記念をアサクサデンエンで制覇するなどJRA重賞11勝、通算493勝を挙げている名調教師。それと同時に、タレントほしのあきさんと25日に結婚したばかりの三浦皇成騎手の元師匠としても知られている。折しも10月1日から暴力団排除条例が東京都で施行する。タレントの島田紳助さんが山口組系組幹部と交際していたことが明るみに出て芸能界を引退するなど、全国的に暴力団との交際に対する目が厳しくなる中での今回の発表だが、条例との関連性について、小林理事は「JRAとしては以前から反社会的分子を排除する努力をしてきたものであり、条例の施行とは関係ない」と否定している(サンスポ.com)

9/28■暴力団関係者との交際を理由に、26日にJRAの調教師免許を取り消された河野通文氏(61)が27日、茨城県・美浦TC内の広報会館で記者会見を行なった。河野氏は相手を暴力団とは認識していなかったとして、免許取り消し撤回を求める訴訟を起こすことを明言した。スーツに身を包んで姿を現した河野氏は、26日に行われたJRAの会見を「自分の意図するところが伝わっていない。これでは不公平」と全面否定。自らの立場を明らかにした。昨年7月に1000万円を貸与した相手が山口系暴力団幹部と認識していたというJRAの見解について、「根拠がわからない。認識がなかったからこそ、警察に相談した(今年3月に詐欺事件として立件されて幹部は逮捕)」と反論。深い交際があったという点も「2回会っただけ。別のことで3回ほど電話で話したが、どこで深い付き合いと認定したのか」と、JRAの処分に真っ向から異議を唱えた。河野氏はJRAに免許取り消しの撤回を求めて、訴訟を起こす予定。仮に裁判で主張が認められたとしても、時間がかかることは確実で、70歳の定年まで数年しか残っていない可能性もある。それでも河野氏は「私としては一点の曇りもない。自分の名誉にかけて」と覚悟を示した(サンスポ.com)

9/22■JRAの2012年度の開催日程が固まり、例年中山競馬最終週の最終日に組まれている有馬記念が、最後の3日間開催の中日に行われることが21日、分かった。来年12月は22日(土)23日(日)24日(祝)の3連休があり、3日間開催を予定。最も集客の見込める中日23日の日曜日(天皇誕生日)に暮れの大一番を組み込むことで、より注目度を高める狙い。有馬記念翌日の振替休日にもう1日開催があることで、お得感と敗者復活戦的な意味合いも出てくる。22あるG1レースの中でも有馬記念は最も売り上げが多く、最盛期の1996年には875億円余りを記録。景気低迷とレジャーの多様化でダウントレンドにある昨今でも昨年は388億5499万円を売り上げた。その目玉レースが中央競馬の一年を締めくくる日に定着したのは1980年。来年は32年ぶりに慣例が破られることになる。1979年までは中山大障害が最終日に組まれることが多く、有馬記念は1週前に実施されていた。JRAでは主要4場(東京、中山、京都、阪神)での3日間開催を増やす方向で、来年はほかに1月9日の成人の日、9月17日の敬老の日、10月8日の体育の日を3日間開催に組み込む(日刊スポーツ・コム)

9/22■JRAは、平成24年度調教師及び騎手免許の新規申請者の人数を21日に発表した。新規調教師免許の申請者は102人。新規騎手免許申請者は11人で、5人はJRA競馬学校の生徒。残り6人のなかには、戸崎圭太騎手(31、大井)も含まれている。第1次試験の合格発表予定日は10月20日、最終合格発表予定日は調教師が12月8日、騎手が来年2月9日となっている(サンスポ.com)

9/20■21日の笠松競馬は、台風の影響により中止となった。代替開催は行われない(keiba.go.jp)

9/19■ドリームジャーニー(牡7)の引退式が19日、札幌RCで行われた。6月の宝塚記念を最後に引退し、7月7日に繋養先の社台スタリオンステーション(北海道安平町)に移動。この日、札幌に入り、ファンの前でお披露目された。管理していた池江泰寿調教師は「現役時代としぐさも同じで、秋に走れそうですね」と話した。秋には全弟オルフェーヴルが菊花賞で3冠に挑む。4歳上の兄は父ステイゴールドの後継として、来春からの種牡馬生活に備える(日刊スポーツ・コム)

9/18■10/16秋華賞に選出されていたドイツのデインドリーム(牝3)が辞退した。「エリザベス女王杯への遠征については引き続き検討する」とシールゲン調教師はコメント(デイリー=netkeiba.com)

9/16■内田利雄騎手(49)が、10/1から11/21までの盛岡開催(計4開催24日間)で騎乗する。岩手での騎乗はこれが6回目となる。昨年は、岩手での騎乗後すぐに韓国へ渡り、11/5から今年8/28まで釜山慶南RCで騎乗。日本での期間限定騎乗は昨年の岩手以来、約1年ぶりとなる。岩手ではこれまで89勝を挙げており、あと11勝で、短期所属替え後における岩手競馬通算100勝を達成するとのこと(岩手競馬リリース=netkeiba.com)

9/15■この日、NARから発表された平成23年度第2回調教師・騎手免許試験の合格者(調教師3人、調教師補佐2人、騎手1人。いずれも園田)のうち、騎手合格者の笹田知宏(25)は、JRA笹田一宏調教師の二男。祖父は伊藤雄二元調教師で、母の淑(よし)さんはJRA初の女性調教助手。JRA競馬学校を中途退学して19歳でニュージーランドへ渡ると、牧場で働きながら騎手として約120勝を挙げた。「ようやくスタートラインに立てた。地方競馬を盛り上げるため頑張ります」と気合を入れていた。10月13日から開催される園田で騎手デビューを迎える(keiba.go.jp、日刊スポーツ・コムほか)

9/15■13日に締め切られた天皇賞(秋)の外国馬予備登録に、愛国のエイダン・オブライエン厩舎から5頭のエントリーがあった。なお、全頭が天皇賞(秋)に出走可能な選出馬となった。●アウェイトザドーン(牡4)(11英インターナショナルS3着) ●ケープブランコ(牡4)(11アーリントンミリオン、10愛チャンピオンS、10愛ダービー) ●リサイタル(牡3) ●ソーユーシンク(牡5)(11愛チャンピオンS、10コックスプレート、09コックスプレート) ●トレジャービーチ(牡3)(11愛ダービー。11英ダービー2着)(JRAホームページより)

9/12■10/2の4回中山8日、第9競走「芙蓉S」に「BSグリーンチャンネル放送開始記念」の副題が付されることになった。10/1よりBS放送でグリーンチャンネルが放送開始となるため(JRAホームページより)

9/12■11日に仏・ロンシャンRCで行われた「ニエル賞(G2)」の結果
ニエル賞【Qatar Prix Niel】(G2)ロンシャン芝2400m 3歳牡牝 現地時間14:30(日本時間21:30)発走 総賞金130,000ユーロ 1着賞金74,100ユーロ)6頭立て
1着 リライアブルマン 牡 58kg G.モッセ 2:32.43 調教師A.ドゥロワイエデュプレ(FR)
2着 ミアンドル 牡 58kg M.ギュイヨン 着差2 調教師A.ファーブル(FR)
6着 ナカヤマナイト 牡 58kg 柴田善臣 着差短首+1+3+4
●二ノ宮敬宇調教師「気性的に心配でしたが、今日は馬が非常に落ち着いており、返し馬、レースとも上手に走っていました。今日は雨のため馬場が悪く、この馬には可哀想でした。ジョッキーも、まだ馬の身体がこの馬場にはついていけていないと感じたようです。今後は、馬の調子が整えば、凱旋門賞の前日に凱旋門賞よりももう少し短い距離のレース(ドラール賞)があるので、そこを使いたいと思っています」(JRAホームページより)

9/12■11日に仏・ロンシャンRCで行われた「フォワ賞(G2)」の結果
フォワ賞【Qatar Prix Foy】(G2)ロンシャン芝2400m 4歳以上牡牝 現地時間14:00(日本時間21:00)発走 総賞金130,000ユーロ 1着賞金74,100ユーロ)4頭立て
1着 サラフィナ 牝4 56.5kg C.ルメール 2:32.28 調教師A.ドゥロワイエデュプレ(FR)
2着 ヒルノダムール 58kg 藤田伸二 着差短首
3着 セントニコラスアビー 牡4 58kg C.スミヨン 着差2.1/2 調教師A.オブライエン(IRE)
4着 ナカヤマフェスタ 牡5 58kg 蛯名正義 着差1/2
●藤田伸二騎手「日本ではあのような狭いスペースに突っ込んでくることはないでしょう。結果は負けましたが、次につながる競馬ができたと思います。後ろ肢をぶつけられて、バランスを崩すような叩き合いでしたが、最後まで踏ん張ってくれました。前評判は低かったですが、これくらいやれると思っていたので、本番は今日の差を逆転したいです。デビューからコンビを組んでいる愛着のある馬ですし、馬も自分も今度は2戦目なので、今日よりも上の着順を目指します。今日勝ったサラフィナは、本番でも本命になるくらいの馬だと思いますが、今日のレース内容を見てもらえれば、(4番人気だった)自分の馬も見直してもらえると思うので、満足しています」
●昆貢調教師「パドックから返し馬までは、もうちょっと気合が乗っても良いくらい大人しかったです。競馬はスローが予想されましたが、ナカヤマフェスタが行ってくれたので、良いポジションとなりました。道中はリラックスして走っていましたので、日本の競馬だったら勝っていたと思います。勝った馬は本番でも大本命になるような馬ですが、その馬が内からこじあけてきたということは、それだけ厳しかったのでしょうから、本番での逆転を期待したいところです。まだ完全に仕上げてはおらず、余裕のあるつくりでしたので、これからきっちり仕上げて、本番に向かいたいです」
●蛯名正義騎手「昨年のジャパンC以来久しぶりのレースで、仕上がりは万全とは言えなかったのですが、1回順調にレースが使えましたので、次はもっと良くなってくると思います。ハナを切りましたが、道中も折り合いがついて走っていました。最後に脚があがってしまいましたが、次はもっと動けると思います。前半はペースが遅く、上がりの競馬になり、順調に使ってきている馬との差が出ました。長く休んでいた割りには、悪い状態ではなく、恐らく今後変わってくると思うので、順調に行ってくれれば良いですね」
●二ノ宮敬宇調教師「天気は雨でしたが、気持ちは晴ればれしています。ジャパンC以降、運動だけの調整でしたので、このレースは使う必要がありました。日本から来た時の状況を考えると、前哨戦を使った意義はあります。今日の良い走りは、スタッフの努力の賜物だと感じています。今日は馬がリラックスしていました。スタートして行ってしまったと思いましたが、流れに乗って気分良く走ることが重要で、上手く走ってくれたのではないでしょうか。今日がベストということではなく、良い試走だったと考えています。少頭数の今日と本番とでは違うレースになるでしょうから、期待できます。馬を良くケアして臨みたいです」(JRAホームページより)

9/11■この日行われたセントウルSの結果、「サマースプリントシリーズ」のチャンピオンはエーシンヴァーゴウに決定した。また、「サマージョッキーズシリーズ」は福永祐一が51ptsで断トツの優勝。2位以下は、池添謙一36pts、武豊34pts、和田竜二28pts、横山典弘27pts、田辺裕信26pts、浜中俊25ptsが続く。なお、すでに終了している「サマー2000シリーズ」チャンピオンはイタリアンレッド(JRAホームページより)

9/10■グレープブランデーが放牧先の山元TCで右前脚の蹄骨を骨折したことが9日、判明した。今秋は全休する見通し。安田隆行調教師は「(全治に)半年はかからないだろうとは聞いています」と語った(日刊スポーツ・コム)

9/8■JRAの短期免許を9月17日から取得する予定だったエドガー・プラード騎手(44)=米国=が、来日をキャンセルしたことが7日に明らかになった。プラード騎手は通算6000勝以上をマークし、アメリカ競馬で殿堂入りを果たしている名手。10/16秋華賞では、クイーンSを快勝したアヴェンチュラとのコンビが予定され、その手綱さばきが注目されていた(サンスポ.com)

9/8■12月3、4日に阪神RCで行われる「ワールドスーパージョッキーズシリーズ」に出場する地方騎手を決める「スーパージョッキーズトライアル(SJT)2011」の参加騎手が7日、NARから次の通り発表された。服部茂史(道営)村上忍(岩手)戸崎圭太(大井)御神本訓史(大井)森泰斗(船橋)今野忠成(川崎)吉原寛人(金沢)東川公則(笠松)岡部誠(愛知)木村健(兵庫)三村展久(福山)赤岡修次(高知)山口勲(佐賀)杉村一樹(荒尾)の14人。10月7日に川崎RCで第1ステージが行われ、ポイントの上位12人が名古屋RC(10月21日)で行われる第2ステージに出場。計4レースのポイントで出場騎手が決まる(サンスポ.com)

9/7■東京競馬の単独開催となる10月10日(月=祝)に「WIN5」が発売されることが6日、分かった。これまで「WIN5」は日曜限定で各競馬場の特別競走が対象だったが、例外的な実施になり、売り上げ次第では発売日が増加する可能性もある。10月10日は月曜だが、体育の日で休日。本来、中央競馬の開催予定はなかったが、東日本大震災の影響で中止になった分の代替開催として東京競馬が組まれ、同時に盛岡競馬場で実施予定だった交流GIマイルチャンピオンシップ南部杯も舞台を移し、JRAの主催で行われる。東京と盛岡は姉妹競馬場の関係。震災の影響を受けた岩手競馬を支援するため、大幅な売り上げ増が見込める東京で開催して、売り上げの一部が岩手県競馬組合に拠出される。JRAはこの特別開催をさらに盛り上げるため、5重勝単式の「WIN5」を発売することを決定し、その売り上げの15%が震災復興に充てられることになった。「WIN5」は複数開催の場合、最も遅い時刻に行われるメーンレースから、さかのぼった5レースが対象になるが、1場開催で岩手競馬を支援する番組が組まれた10月10日は8〜12Rを対象に実施される。インターネット投票限定ながら、WIN5の売り上げは、10億円未満というJRAの予想を上回り、大レースがない夏場でも11〜12億円を記録。日曜以外の発売を望むファンも多く、10月9日に続いて実施される10日の開催は絶好のテストケースになるかもしれない(サンスポ.com)

9/6■地方競馬で最も古い歴史をもつ荒尾競馬(熊本県荒尾市=1928年開設)の廃止が正式に決定した。5日、荒尾市議会の本会議で、前畑淳治市長が「市財政への影響や関係者の意見などを総合的に考え、今年12月で閉鎖する」と表明。有明海を一望できる、開放的な景色で知られる競馬場の歴史に幕が下ろされる。最盛期の1992年度には約159億円を売り上げたが、98年度から2009年度までの累積赤字は約13億6000万円に上った。昨年度は佐賀競馬との連携や諸手当3割カットなどの改善策を実施。収支は黒字を計上したが、前畑市長は「馬券発売額は伸びていない」と指摘し、先月25日に表明していた廃止の方針を正式に決める形となった。荒尾RCには、昨年のWSJSに出場(総合6位)した杉村一樹騎手(33)や、同じく昨年、全国の女性騎手が腕を競う「レディースジョッキーズシリーズ」で優勝した岩永千明騎手(29)らが在籍。今後は、こうした騎手らも含めた関係者への補償が課題となる。説明を受けた関係者は、金銭面だけでなく就職先や住居を探すことも要請したが、数億円に達する見込みの見舞金をめぐっては、熊本県の蒲島郁夫知事が「費用の負担は考えていない」と話すなど、先行き不透明な情勢だ。相互発売を実施している佐賀競馬にも影響が出る可能性は高い。廃止までわずか3カ月あまり。急な決定に驚きの声も多く、全国の競馬場への波及が懸念されている(サンスポ.com)

9/5■熊本県荒尾市の前畑淳治市長は5日の市議会本会議で、約13億6000万円(2010年度末)の累積赤字を抱える荒尾競馬の廃止を正式表明した。「市財政への影響や関係者の意見などを総合的に考え、今年12月に荒尾競馬を閉鎖する」と述べた。市長は「昨年度は黒字だったが、馬券発売額は伸びていない」とし、今後も経営改善が見通せないことを理由に挙げた。荒尾競馬組合によると、馬券売り上げは1992年度の約159億円がピーク。98年度から2009年度までは赤字が続いた。10年度は佐賀競馬とレースを共催したり、出走手当を3割カットするなどのてこ入れを図り、黒字化していた。今後は競馬関係者の処遇などが課題となる。市議会を傍聴した荒尾競馬の渡辺賢一厩務員(47)は「覚悟はしていたが、寂しい」と言葉少なだった(日刊スポーツ・コム)

9/5■マカオジョッキークラブは4日、同国初の国際招待競走となるサンド・プレミアC(ダ1300m)の新設を発表した。11月18日(金)にマカオのタイパRCで行われる。総賞金は240万香港ドル(約2380万円)、1着賞金は127万2000香港ドル(約1260万円)。日本馬については、現在進行中のマカオと日本政府間の検疫協定が整い次第、出走可能となる。なお、同クラブでCEOを務める李柱坤氏は、今年のセレクトセールでジュエルオブザナイトの2011を5000万円で購入した人物。「ぜひとも日本馬に出走してもらいたいと思います。今回を機に、日本とマカオの交流が活発になれば」と話した(日刊スポーツ・コム)

9/4■4日のWIN5は、11番人気と10番人気が勝利する波乱の結果となり、WIN5実施後初となる「的中者なし」となった。8億5280万8741円が次回へのキャリーオーバーとなっている(netkeiba.com)

9/3■JRAは2日、東日本大震災で被害を受けた福島RCのスタンドの復旧、補強工事に着工したと発表した。被害個所の復旧だけでなく、各フロアの天井部や各建物をつなぐジョイント部を補強し、同程度の地震にも耐えうる構造をつくる。工期は12年3月末までとしており、早ければ春開催(4月)から再開できる可能性もある。コースの芝の張り替え、砂の入れ替えなど、既に終了している除染作業を含め、全体の工費は約50億円。なお、馬場内発売所は引き続きパークウインズとして開放、進展具合によって工事完了を待たずにスタンドでの発売再開を予定している(デイリー=netkeiba.com)

9/3■今春の2冠馬オルフェーヴルの父ステイゴールド(17歳)が2日、新冠町のビッグレッドファームへと移動した。来シーズンは同ファームで種牡馬生活を送る。同馬は2002年のスタッドイン以降、日高町のブリーダーズスタリオンステーションとビッグレッドファームを2年ごとに移動する国内シャトルスタリオン。ビッグレッドファームでは2004、05年、08、09年に続いて3度目の供用となる。今春は、産駒の活躍により人気が沸騰。249頭の繁殖牝馬に配合を行なった(netkeiba.com)

9/3■3日の福山競馬は台風12号接近のため中止となった。5日に代替される

9/2■大井の戸崎圭太騎手(31)が、今年、JRAの騎手免許試験を受験することが1日、わかった。合格すれば来年3月1日付でJRA騎手に転身する。今年の安田記念をリアルインパクトで勝つなど、すでにJRAでも活躍している名手だけに、その合否が注目される。さらなる大舞台へ−。地方競馬の第一人者で、南関東のエース、戸崎圭太騎手が、JRAへの移籍にチャレンジすることを決心した。JRA新規騎手免許試験の受験に必要な書類は、8月31日にすでに提出している。「内田(博幸)騎手を間近に見て目標にして、追いかけ、追い越せとやってきました。(JRAで)3年間で20勝以上を2回クリアできたし、安田記念(リアルインパクト)を勝ち、流れも向いてきたと思います。8月の最初に決断しました」戸崎は理由をそう語った。同じ南関東出身の内田博幸騎手(41)は、大井所属時代の2006年に年間524勝の日本新記録を樹立。08年3月にJRAに移籍し、2年目の09年には146勝でJRAリーディングに輝いた。その背中を追い続けてきただけに、戸崎にとってJRA移籍は必然の選択だったようだ。ただし、内田の移籍当時は「過去5年以内に2度、JRAで年間20勝」をクリアすれば、1次の筆記試験が免除だったが、現在は変更となり「過去3年以内に2度、JRA年間20勝」をクリアして免除されるのは2次の技術試験。1次の筆記試験は必ず受けなければならない。戸崎は05年にJRAの騎手免許を受験しており、今度が2度目。「前回は1次で落ちました。(試験は)すごく難しかったです」と、移籍への高いハードルは身にしみている。だからこそ「受験は別として、以前から勉強は少しずつしていました」と決断前から準備は進めてきた。1次試験は10月5日で「残り1カ月余りですが、チャンスは1回だけだと思って挑戦します。何とかクリアしたい」と戸崎。1日の川崎9Rをケイアイジンジンで逃げ切り、区切りの地方通算1800勝を達成。自らで試験合格に弾みをつけて「これからも1頭1頭を勝てるように頑張りたい」と、JRA移籍を見据え、さらなる意欲を燃やしている(サンスポ.com)

9/1■JRAは1日、9/11セントウルSに出走予定の香港馬2頭が関西APに到着したと発表した。グリーンバーディー・ラッキーナインの2頭は輸入検疫のため三木ホースランドパークに入厩する。また、両頭は10/2スプリンターズSにも選出されており、出走を予定している(JRAホームページより)

9/1■ローズキングダムは、10/30天皇賞、11/27ジャパンC、12/25有馬記念のG1・3戦では、フランスのリーディングジョッキーで短期免許で来日予定のイオリッツ・メンディザバル騎手(37)=スペイン=とコンビを組むことが決まった。31日、橋口調教師が明らかにした。なお、10/9京都大賞典では後藤浩輝騎手が手綱を取る(サンスポ.com)

8/31■JRAは31日、オフサイドトラップ(牡20歳)が29日に病気のため死亡したと発表した。同馬は、98年秋の天皇賞など通算28戦7勝(重賞3勝)を挙げ、トニービンの後継種牡馬となったが、2003年に種付けも引退し、新冠の明和牧場で功労馬として余生を送っていた(JRAホームページより)

8/31■JRAは31日、ヴィクトワールピサの帰国を発表した(31日午前7:45に成田AP到着)。なお、同馬は輸入検疫のため同日10:15、白井のJRA競馬学校国際厩舎に入厩した(JRAホームページより)

8/31■JRAは31日、負傷休養中の内田博幸騎手のコメントをHPで紹介した。「現在、乗馬もできる医療施設に移動し、リハビリに励んでおります。幸い、後遺症も残らなかったということで、胸を撫で下ろしているところです。ご心配をおかけしておりますが、できるだけ早くの復帰を目指して頑張りますので、今しばらくお待ちください」(JRAホームページより)

8/31■アメリカの殿堂入りジョッキー、エドガー・プラード騎手(44)が、9月17日からJRAの短期免許を取得することが30日、明らかになった。角居勝彦調教師、馬主・吉田正志氏が身元を引き受け、同厩舎のアヴェンチュラとのコンビで、10/16秋華賞に参戦することも決まった(サンスポ.com)

8/27■フランス遠征中のナカヤマナイトが、9/17に行われる3歳限定G3「プランスドランジュ賞」(ロンシャン芝2000m)に登録した。総賞金は80,000ユーロ(約880万円)(JRAホームページより)

8/27■1989年ジャパンCでオグリキャップと名勝負を演じた芦毛馬ホーリックス(牝28)が24日、ニュージーランドのケンブリッジスタッドで死んだ。3〜7歳時に40戦17勝、うちG1・6勝。JCには6歳時に来日して9番人気と評価は低かったが、直線外から猛追するオグリキャップを首差抑えオセアニア勢初勝利を挙げた。勝ち時計2分22秒2は、従来のレースレコードを2秒7も更新する当時の世界新記録だった。90年からニュージーランドで繁殖入りし、2000年メルボルンC(G1)を制したブルー、エイヴォンデールギニーズ(G2)の勝ち馬バブルを出した。06年に繁殖から退き、昨春ニュージーランドの殿堂入りを果たした(日刊スポーツ・コム)

8/26■26日の大井競馬は、激しい雷雨の影響により、3Rと4Rが中止(競走取り止め)となった。5R以降は発走時刻を遅らせて実施された(netkeiba.com)

8/26■熊本県荒尾市は赤字で厳しい経営状態が続く荒尾競馬の存廃について、本年度中に廃止する方針を固めていることが25日、分かった。9月に行われる荒尾市議会で決定する。同日に行われた「競馬関係者懇談会」に出席した荒尾競馬組合管理者でもある前畑淳治市長(66)は、廃止が報道されたことについて「廃止とは言っていない」と、決定事項でないことを強調。存廃については、9月5日から22日に行われる荒尾市議会で論議された上で決定することを明らかにした。平山良一調騎会会長(62)は「寝耳に水の話で驚いている。これまで賞金カットや手当の減額など、協力できることはやってきた。今後のことは主催者の判断に任せるしかないと思っている」と語った。また荒尾競馬のトップジョッキー杉村一樹騎手(33)は「僕は中津(競馬)時代に廃止を経験しているが、あの時は突然言われた。今回もそうかと驚いたが、市長の話ではまだ議論の余地はあるとのこと。なんとか存続の方向で話を進めてもらいたい」と話した。荒尾競馬は92年度に約159億円の売り上げを記録したが、その後は減少を続けた。2010年度は約49億円にとどまったが、13年ぶりに約4300万円の黒字を計上していた。今年度は東日本大震災の影響などで厳しい経営状態が続いており、もし廃止が決まれば、交流戦を実施している佐賀競馬をはじめ、他の地方競馬場にも影響を及ぼしそうだ(日刊スポーツ・コム)

8/25■熊本県荒尾市は、同市などが運営する荒尾競馬の赤字体質を改善するのが難しいと判断、2011年度中に廃止する方針を固めたことが25日、関係者への取材で分かった。交流戦を共催している佐賀競馬(佐賀県鳥栖市)など、他の地方競馬にも影響を与えそうだ。荒尾競馬は近年、所属馬が減少を続け、レース編成にも苦慮。入場者の落ち込みによる売り上げ減に歯止めがかかっていなかった。1998年度からは赤字経営が続き、累積赤字は2010年度に約13億6000万円に上り、事業撤退が不可避となったとみられる(日刊スポーツ・コム)

8/24■岩手県競馬組合は、水沢競馬を12月から再開すると発表した。施設復旧工事が11月末までに完了する見通しとなったため。期間は、12月10日から来年1月9日まで、3開催でのべ14日間。重賞・特別競走日程については未定(netkeiba.com)

8/24■騎手と調教師の両方で輝かしい戦績を残した古山良司氏が22日、病気のために死去した。82歳。横浜市出身。1950年に騎手デビューし、69年天皇賞・春を制した「怪物」タケシバオーの主戦を務めるなどG1級重賞6勝の活躍をした。59年ダービーのコマツヒカリ、66年オークスのヒロヨシはいずれも不良馬場での勝利で、「雨の古山」の異名を取った。71年に調教師に転身。「走る精密機械」のニックネームを持ち日経賞など重賞5勝したトーヨーアサヒや、81年ダービー2着、菊花賞2着のサンエイソロン、阪神大賞典などに優勝したスダホーク(85年ダービー2着、菊花賞2着)など数多くの個性派を手がけた。騎手時代は通算619勝(重賞24勝)、調教師としては通算372勝(重賞18勝)(日刊スポーツ・コム)

8/23■ヴィクトワールピサを管理する角居勝彦調教師(47)が22日、大阪市のGateJ.でトークショーを行なった。100人を超えるファンが集まった会場で角居調教師は、凱旋門賞回避が発表された同馬について「(現役続行か引退かは)50−50くらいでしょうか」とコメント。31日に帰国するとした。また、同馬の渡仏に同行した際にアイルランドでウオッカと初仔に対面。「早く日本でお見せしたい」と笑顔を見せた。最後には、自身も力を入れるホースセラピーのイベントを10月9、10日に兵庫・三木ホースランドパークで開催するとし、ファンの参加を求めていた(日刊スポーツ・コム)

8/23■JRA騎手10人が22日、帯広RCでばんえい競馬のエキシビションレースに参戦した。今年で5回目を迎える「JRAジョッキーDAY」には武豊、藤田、安藤勝己や、今年初参戦の吉田豊・隼人兄弟、謎のX騎手こと小林徹弥らが駆けつけた。例年通り、ばんえいの騎手とコンビを組んで2レースに出場。優勝は1レース目で6着(6ポイント)、2レース目で1着(20ポイント)の武豊騎手だった。昨年に続いて2回目の参戦となった武豊は念願の初Vにガッツポーズ。トロフィーを受け取り「夢がかないました(笑)。体が倍以上あってまだ少し怖いけど、楽しいですね」と満面の笑みを見せた。この日はサイン入りグッズが当たる抽選会やトークショー、記念撮影会などのイベントも行われた。入場人員は昨年を上回る4026人で、帯広RCを大いに盛り上げた(日刊スポーツ・コム)

8/23■武幸四郎騎手が飲食店で男に殴られた事件で、京都府警東山署は22日、傷害容疑で京都市北区小山西花池町の無職高津秀幸容疑者(36)を逮捕した。東山署によると、同容疑者は同日午後、1人で同署に出頭した。「武騎手とは知らずに殴った」と容疑を認めている。同騎手は左頬骨骨折で、全治3カ月の見込み。20、21日の小倉競馬の騎乗はすべて、乗り替わりとなっていた。東山署によると、高津容疑者は22日午後に同署に出頭。その際は、淡々とした表情で、殴打の事実について認め、同騎手との面識はなく「(同騎手と)知らずに殴った」などと供述しているという。逮捕容疑は19日午前5時30分ごろ、京都市東山区の中華料理店で、居合わせた武騎手の顔を殴り、左頬を骨折させるなどのけがを負わせた疑い。同容疑者は殴った後、店を立ち去り、同騎手が同署に被害届を提出していた。暴行事件があった飲食店の店主によると、同騎手は19日午前4時30分ごろ、30代男性と、20代半ばの女性と3人で来店。「武さんは少し酔っぱらって、ろれつが回っていなかったが、酩酊という状態ではなかった」という。同店主によると、同騎手らは入り口近くの4人席に座り、通路をはさんでその隣の4人席に、同容疑者が座っていた。同容疑者は40代とみられる男性と2人で店に来ており、過去2、3回、2人で来店したことがあった。同容疑者らは「酔っているようには見えなかった」(同店主)と話す。しかし、店主が調理場で仕事をしていると、次第に同騎手グループの会話の声が大きくなり、来店して1時間ぐらいした後、罵声が飛び交うのを耳にした。店主が調理場から出ると、同騎手の帽子が床に落ち「(同騎手は)ぼうぜんとした様子でいすに座っていた」と話した。同容疑者は「手を出したのは自分だけ」と話しており、今後は同署が原因、動機などの調べを続ける(日刊スポーツ・コム)

8/23■栗東・角居厩舎に所属して2005年のマイルCSと香港マイルのG1を連勝したハットトリック(父サンデーサイレンス、牡10)の初年度産駒が、フランスでG1制覇を遂げた。21日午後(日本時間同日深夜)、ドーヴィルRCで争われた2歳G1の第141回モルニー賞(セン馬不可、芝直1200m、7頭、1着賞金19万9990ユーロ=約2200万円)で、L.デットーリとコンビを組んだダビルシム(牡2、仏国産、C.ファーランド(FR))が1番人気に応えて1分10秒0(良)で差し切り勝ち。4戦無敗でG1初勝利を飾った。2着のGレース2勝馬ファミリーワンとの差は3馬身という圧勝で、欧州2歳戦線の最有力馬に躍り出た。デットーリも「すごいスピードがある馬」と絶賛。次走は英G1ミドルパークS(10月8日、ニューマーケット、芝6F)の予定。同馬の父ハットトリックは米ケンタッキー州と南半球とのシャトル種牡馬として活躍中で、今回が産駒のG1初勝利。モルニー賞の1レース後に行われた4歳上牝馬G1「第8回ジャンロマネ賞」(芝右2000m、5頭、1着賞金14万2850ユーロ=約1571万円)は、M.ギュイヨン騎乗のアナウンス(牝4、英国産、父セルカーク、A.ファーブル(FR))が2分10秒9(良)で1番人気に応えた。9戦5勝、G1初挑戦だった。このレースは当初、昨年のエリザベス女王杯優勝馬スノーフェアリーが参戦意思を表明したが、18日の英G1ヨークシャーオークスを回避(馬場状態を懸念)してからの期間が短すぎるため、フランスギャロの規定で出走できなかった(日刊スポーツ・コム)

8/23■18日に競走馬登録を抹消されたアンライバルドが21日早朝、種牡馬生活を送る北海道日高町のブリーダーズスタリオンステーションに到着した。奇しくも半兄のフサイチコンコルド、ミラクルアドマイヤ、ボーンキングと4兄弟そろって同じスタリオン供用となった(netkeiba.com)

8/20■武幸四郎騎手(32)がトラブルに巻き込まれた。19日早朝、京都市内の飲食店で居合わせた客と口論になり、顔面を殴打され左の頬骨を骨折。病院で治療を受けた後、自ら東山署に被害届を提出した。なお20、21日に騎乗を予定していた小倉競馬の5鞍は、すべて乗り替わりとなった。武幸四郎騎手が暴行の被害を受け、左頬骨骨折で今週の騎乗が不可能になった。東山署などによると、19日午前5時半ごろに、京都市東山区内の中華料理店で客の男に殴られるなどの暴行を受けた。同行していた知人が「もめごとがあった」と同署に通報したが、警察官が現場に到着した際には男はすでに立ち去っていたという。同署は傷害容疑で捜査しており、男の行方を追っている。負傷した同騎手は病院で診察と治療を受けた後、昼ごろに同署を訪れて被害届を提出した。暴行を受けた男については「面識はなかった」と話しているという。同店へは別の飲食店で飲酒した後に来店。相手の男も複数で来ており、店内でトラブルが起き、暴行を受けたとみられる。今週の小倉競馬では、今日20日に3レース、明日21日に2レースの計5レースに騎乗予定だったが、いずれも負傷のため乗り替わりが発表された。現場とみられる中華料理店はカウンターだけの手狭な造りで、祇園の繁華街から離れた住宅街の中にある。近所の住民によると、店は毎晩遅くまで営業しているという。この日は臨時休業となり、「準備中」の札が下げられていた(日刊スポーツ・コム)

8/18■凱旋門賞に出走を予定していたヴィクトワールピサが、左後肢に跛行を発症したため、同レースおよび前哨戦G2フォワ賞への出走を取りやめることになった。18日、JRAが発表した。13日の坂路調教後に左後肢に跛行を発症していることが判明。獣医師から「左飛節に炎症が起きているため5週間程度の安静が必要」との診断を受け、出走を取りやめた。角居調教師は「非常に残念ですが、ベストの状況で出走できない状況となり、出走を取りやめることにした。今後については日本に帰国後に症状などをみて、オーナーと話し合いたいと思います」とコメントした(日刊スポーツ・コム)

8/17■98年皐月賞、菊花賞の2冠を制したセイウンスカイが16日未明、北海道日高町の西山牧場で死亡した。16歳だった。死因は心臓発作。馬房内で暴れて頭を打ったとみられる。西山茂行オーナーは「大往生だと思う。思い出の多い馬だった。競馬が好きだった父・正行を皐月賞の表彰台に上げてくれたことが最大の思い出と感謝です」と語った。同オーナーはたまたま北海道に滞在しており、すぐに西山牧場へ向かい、亡きがらと対面した。最後の勝利となった札幌記念の週にこの世を去った。セイウンスカイは新馬とジュニアCを連勝。弥生賞2着で皐月賞に駒を進め、キングヘイロー、スペシャルウィークなどを封じ優勝。ダービーは4着に敗れたが、京都大賞典で古馬相手に逃げ切った。菊花賞では3分3秒2で2着に3馬身半差をつけるレコードでの圧勝劇を披露した。99年天皇賞秋5着後に屈腱炎を発症し、1年半の休養。復帰戦の01年天皇賞・春では12着と大敗し引退した。種牡馬としてはニシノプライドがオープンまで進んだが活躍馬は送り出せなかった。保田一隆調教師の話「16日朝5時50分くらいに連絡を頂きました。僕にとっては本当に名誉なものを頂いたと思っている。今思えば本当に宝物のような馬。いろんなことを教えてもらいました。まだ若かったので種牡馬としていい子を出せたと思うし、かわいそうなことをしました。安らかに眠ってほしいと思います」(日刊スポーツ・コム)

8/16■宮下瞳騎手(34)が16日、名古屋RCで引退会見を行なった。宮下騎手は引退の理由を「韓国遠征を終えてひと区切りがついたことと、赤ちゃんを授かったことで、一人の女性の道を選ぶのもいいかなと思いました」と話した。宮下騎手は現在妊娠3カ月で夫は同じ名古屋競馬の小山(おやま)信行騎手(42)。「子供が騎手になってくれれば」とほほ笑んだ。今後は主婦業に専念するが、将来の競馬界復帰は「今は全く考えていない」とした。そして「16年間応援して支えて下さったファン、関係者の方々に本当に感謝しています」と話した(日刊スポーツ・コム)

8/16■アイルランドでの現役復帰を目指していたコスモバルク(牡10)が故障のため引退することが15日、分かった。20日のカラRCでのリステッドレース(2800m)で復帰予定だったが、12日朝の調教後に歩様に乱れを生じ、右前脚に浅屈腱炎の疑いがあることが判明。復帰を断念し、引退することになった。今後は馬の状態など時期をみながら北海道に輸送し、ビッグレッドファーム明和(新冠町)で功労馬として余生を送ることになる。同ファームは「残念としか言いようがありません。現地の調教師、帯同したスタッフも無念だったと思います。応援してくださった皆様にも本当に申し訳ないです」とコメントした。同馬は09年有馬記念後、アイルランドでの現役復帰を目指したが調整中に故障を発症、いったん引退を表明した。しかし1年間の休養後、再度、同地での復帰を目指して今年2月にトレーニングを再開、6月末に現地入りしていた(日刊スポーツ・コム)

8/11■女性騎手の日本最多勝記録保持者である名古屋競馬所属の宮下瞳騎手(34)が現役を引退することになった。11日に愛知県競馬組合が発表した。鹿児島市出身の宮下は95年10月にデビュー。05年7月に、益田競馬(島根)で活躍した吉岡牧子元騎手の最多勝記録を更新する351勝をマークした。地方競馬通算7795レースに騎乗し、626勝を挙げている(日刊スポーツ・コム)

8/11■10/2凱旋門賞に出走するヴィクトワールピサ、ナカヤマフェスタ、ナカヤマナイト、ヒルノダムールの4頭が10日午前、成田APからフランスへ向けて出国した。「周囲を見ながら、徐々に調整ピッチを上げていきます」とヴィクトワールの角居調教師が言えば、フェスタ、ナイトの2頭で遠征する二ノ宮調教師は「予定通りに来れたし、無事に行けることが何より」と笑顔をのぞかせた。ヒルノの昆調教師は「こちらで鍛えられるところは鍛えたので、向こうでは調整が中心。初戦からいい競馬をしたい」と意気込みを語った。古馬の3頭は9/11フォワ賞(G2、ロンシャン芝2400m)から本番へ。3歳のナイトは9/11ニエル賞(G2、3歳限定、ロンシャン芝2400m)をステップに、凱旋門賞か10/1ドラール賞(G2、ロンシャン芝1950m)へ向かう(サンスポ.com)

8/8■今年の5月まで南関東唯一の女性騎手として活躍し、その後調教師免許を取得した、平山真希調教師(浦和)が、8日の浦和競馬1レースで管理馬のジュピタービギン号(牝2、秋元耕成騎手)が1着となり、見事に調教師デビュー戦を勝利で飾った。女性調教師の初出走・初勝利は、史上初の快挙。なお、現在地方競馬では平山調教師を含めて4名の女性調教師が活躍している(NAR=netkeiba.com)

8/8■7日の函館7Rをルイーザシアターで制した藤田伸二騎手(39)は、JRA通算1768勝となった。これは、柴田政人元騎手(現調教師)の持つ通算1767勝を更新するJRA史上8位の記録。13354戦目での記録で、JRA重賞はG1・15勝を含む91勝をマークしている(サンスポ.com)

8/8■英、愛、欧州、世界選抜チーム(計4チーム、各3騎手)による対抗戦形式の「シャーガーC」が6日、英国のアスコットRCで行われ、世界選抜チームとして参加した武豊騎手は計5レースで6、1、7、7、7着と15点を獲得。個人順位は10位(優勝は英国のハナガン騎手)、チーム対抗戦は3位(優勝は愛国で3連覇)だった。また、1着となった第2レースの騎乗が、1日通して最も素晴らしい騎乗をたたえる「Ride of the Day」に選ばれた。武豊騎手は「まずは1勝することを目標にしていたので第2レースで勝つことができてうれしかったです。来年も世界選抜チームに選ばれるよう、頑張っていきたいと思います」と語った(サンスポ.com)

8/7■アジアの若手騎手が集って優勝を争う「アジアヤングガンズチャレンジ」が6日、豪州のフレミントンRCで行われ、JRAから参戦した高倉稜騎手(19)は、3レースに騎乗して2、3、7着。計31ポイントを獲得して、出場8人中3位だった。「競馬の流れ、全体の雰囲気が日本とは全く異なった。他の国の競馬を見ることにより、新しい視点を得て、今後に生かすことができれば」と高倉は話した。優勝は41ポイントを獲得した豪州所属ジョーダン・マリヨン騎手だった(サンスポ.com)

8/2■岩手県競馬組合は、佐々木恒(ささきわたる)調教師(57)が7月22日付で引退したこと、および千田知幸(ちだともゆき)調教師(54)が7月9日に死去したことを発表した。地方競馬通算成績は、佐々木調教師が6063戦536勝、千田調教師が3233戦3233戦(netkeiba.com)

8/2■JRAは2日、土川健之理事長(67)が9月12日付で農相から再任されると発表した。土川理事長は2007年9月に理事長に就任した(サンスポ.com)

8/2■欧州調教馬としてG1歴代最多勝記録を持つゴルディコヴァ(愛国産、仏=F.ヘッド、牝6、父アナバー)が記録を更新した。7月31日(日本時間同日深夜)、パリの北西230kmにあるドーヴィルRCで行われた第82回ロートシルト賞(3歳上牝馬、芝直1600m、8頭)に主戦のO.ペリエ騎手を背に1番人気で出走し、G1・14勝目を飾るとともに同レース4連覇を達成した。1分34秒3(良)。1着賞金17万1420ユーロ(約1920万円)。通算24戦17勝。マイルCSで09年3着、10年4着のサプレザが2番人気で短首差の2着。世界のG1歴代最多勝は、米国のセン馬ジョンヘンリーの16勝とみられている(サンスポ.com)

8/2■ロートシルト賞の2レース前に行われた2歳G3の「第85回カブール賞」(芝直1200m、7頭、1着賞金4万ユーロ=約448万円)で、ハットトリック産駒のダビルシム(仏=C.ファーランド厩舎、牡)がP.ソゴルブ騎手とのコンビで1番人気に応えて優勝。3戦無敗でGレース初勝利を飾った。1分09秒12(良)。次走はG1モルニー賞(21日、ドーヴィル芝1200m)の予定。ハットトリック(父サンデーサイレンス)は2005マイルCS、2005香港マイルとG1を2勝。引退後は米国で種牡馬入りし、南半球とのシャトル種牡馬として活躍中。ダビルシムは、米国で種付けされた母ルーマード(父ロイヤルアカデミー)がフランスで出産した持ち込み馬(サンスポ.com)

8/1■北海道日高町のブリーダーズスタリオンステーションで繋養されていた種牡馬エアジハード(牡16)が来シーズンは北海道十勝の中川郁夫さんの牧場で種牡馬生活を送ることになった。エアジハードは2000年から種牡馬入り。初年度産駒からアグネスラズベリ、ナナヨーヒマワリと芝ダート双方でJRA重賞勝ち馬を送り、4世代目産駒ショウワモダンは10年の安田記念を勝って父仔制覇を成し遂げている(netkeiba.com)

8/1■11月6日に東京RCで行われる「第3回ジョッキーベイビーズ」の北海道地区予選が7月31日、浦河町のJRA日高育成牧場で行われた。予選は直線300mと350mの2レースで行われ、総合ポイント上位となった大池悠梨香さん(浦河ポニー乗馬スポーツ少年団)と木村和士君(浦河ポニー乗馬スポーツ少年団)が代表に選ばれた。日高育成牧場の高松勝憲場長から東京RCの招待チケットを受け取った2人はともに本番での健闘を誓い合った(netkeiba.com)

8/1■元中央競馬の騎手で、70年代にブラジルで活躍して『伝説の騎手』と呼ばれた中神輝一郎さん(67)が31日、小倉RCを訪問した。95年に帰国して以来、JRAの競馬場には初来場。「きれいで、昔と全然違いますね」と感慨深げだった。月日は流れた。40数年ぶりに日本の競馬場を訪れた中神さんは、変化に戸惑いを隠せなかった。「変わりましたね。昔はパドックで馬に全騎手が乗ったものでした。それと…。言い出すとキリがありません」。サンパウロ大賞に招待されたハマテツソの騎手として、67年にブラジルに渡り、そのまま現地にとどまった。「当時は、海外で騎乗するようなシステムもなく、向こうに行く前から残るつもりでした。(ハマテツソの)厩務員には、意志を伝えていたんですが…」。一部で“失踪”とも言われ、寺山修司がエッセーでも取り上げたが、自らの意志でブラジルでの騎手生活を選択したことを明かした。現地では2年目からリーディングの上位として活躍し、通算勝利は約300勝。「ペレ(サッカー)やロベルト・カルロス(歌手)と一緒に“三大ヒーロー”としてテレビに出たこともあるんです」と当時を振り返る。20年近く騎乗して、95年に帰国。その後は牧場で騎乗指導をするなどして、現在は故郷の鹿児島で生活している。30日には騎手時代の同期生、梅内、清水出美、新川恵調教師らと再会。31日に小倉RCで土川健之理事長にもあいさつした。「現地で経験したことを伝えていく機会があれば、今後も協力させていただきたいですね」と締めくくった(佐藤将美)(サンスポ.com)

8/1■91年の宝塚記念馬メジロライアン(牡24、父アンバーシャダイ)が31日、函館RCでファンにお披露目された。07、08年と昨年に続く4度目の函館来場で、横山典弘騎手を背にパドックから芝コースへ。外ラチ沿いのファンの前をダクで移動した後、軽めながらもキャンターを披露してファンの声援を浴びた。「さっき(5R)走った2歳馬たちと22歳も違うのに、走れるだけでもすごい。重賞もない日に多くの方が競馬場に来てくれて、ライアンもボクも幸せです」とノリは元気なライアンの姿に目を細めていた。現在、ライアンは北海道虻田郡にあるレイクヴィラファームに繋養されている(サンスポ.com)

8/1■7冠牝馬ウオッカ(7歳)が5月に出産した初仔(牡)が、アイルランドですくすく育っている。来年秋にも来日し、母が所属した角居勝彦厩舎からデビューする予定になっている。ウオッカ親子は今、世界的なオーナーブリーダとして知られるアガ・カーン殿下がアイルランドで所有するシシューン・スタッドで穏やかな毎日を送っている。5月2日に誕生した長男は3カ月半たち、成長過程も順調そのもの。父は凱旋門賞などG1・6勝を挙げたシーザスターズ。産駒は大きめで筋肉の発達した子が多く、ウオッカの長男も父親に似た形をしているそうで、初仔にしては大きめの黒鹿毛の馬体はたくましい。偉大な父と日本を代表するG1・7勝馬ウオッカの“13冠の遺伝子”は、ジュニアにしっかりと継承されているようだ。谷水雄三オーナーの代理で渡愛した田中敬太氏は「飛び跳ねたり、他の子馬にちょっかいを出したりと元気一杯でした。現在は昼間放牧から夜間放牧に切り替え、11月ごろの離乳までこのスケジュールで過ごすようです」と現況を話した。息子を見守るウオッカは再びシーザスターズの子を受胎中。体形はふくよかになり、お母さんらしくなってきた。ウオッカの長男は来秋にも日本へ渡る予定で、入厩先は母と同じ角居厩舎。早ければ、2年後の夏に競走馬デビューを迎えることになる(サンスポ.com)

7/31■JRAから秋季競馬番組が発表された。10/10東京で開催されるマイルCS南部杯の概要が判明。1着賞金は4500万円

7/31■川崎の田村豫志雄調教師(73)は、7月31日付で調教師を引退する。通算4097戦226勝。重賞勝利は、96年の戸塚記念(ハネダリーディング)(川崎競馬組合リリース=netkeiba.com)

7/28■千葉県競馬組合は27日、クラーベセクレタの所属する船橋・川島正行厩舎の在厩馬(外厩馬を含む36頭)に禁止薬物検査を実施した結果、全馬が陰性だったことを発表した。クラーベセクレタは南関東2冠を制した後、13日のジャパンダートダービーで3着に入線したが、レース後に禁止薬物のカフェインが検出されて、23日に失格処分が下された。その後、川島厩舎の所属馬には薬物検査が義務づけられていた。陰性が確認されたことにより川島厩舎の所属馬は、29日の川崎競馬から出走可能となったが、クラーベセクレタには特別区競馬組合が、JDDが行われた13日から30日間(8月11日まで)の出走停止処分を科している。薬物混入の発生原因については、同組合が地元の警察署に捜査を依頼をしている(サンスポ.com)

7/24■現地時間23日、英・アスコットRCで行われた「キングジョージ6世&クイーンエリザベスS」(3歳上、英G1・芝12f、5頭立て)は、W.ビュイック騎手騎乗のナサニエル Nathaniel(父ガリレオ)が、ワークフォース Workforceに2馬身3/4差をつけて優勝。勝ちタイムは2分35秒07。さらに1馬身1/4差の3着にはセントニコラスアビー St Nicholas Abbeyが入った。なお、L.デットーリ騎手騎乗のリワイルディング Rewildingは最後の直線で転倒、競走を中止している(予後不良)(netkeiba.com)

7/24■13日に大井RCで行われた「ジャパンダートダービー」で3着に入ったクラーベセクレタから禁止薬物のカフェインが検出されたことが23日、大井RCから発表され、同馬に失格処分が下された。競走馬はレース直後に検査のため尿を採取されることから、今回の尿(検体)も「競走馬理化学研究所」(栃木県宇都宮市)で検査が行われた。その結果、2種類採取した検体からともにカフェインが検出された。カフェインは競走馬に摂取させると反射機能が高ぶり興奮作用が見られるため、禁止薬物に指定されている。同競馬を主催するTCK特別区競馬組合は関係当局と連携して、薬物混入の発生原因を調査中だ。南関東でカフェインが検出された直近の例としては、2008年3月19日のベニノチトセオー(浦和)の事例があり、この際は管理調教師に実効30日間の賞典停止(主催者から支払われる手当などが受け取れないこと)処分が下されている。なお13日のレース自体は成立しているため、同馬にかかわる馬券は「的中」として処理される。今回のクラーベセクレタからの薬物検出により、川島正行厩舎の全所属馬は禁止薬物の陰性が確認されるまで大井競馬に出走することができなくなる。検査は競走馬理化学研究所で行われ、そこで陰性証明を受けたうえで出走可能となる(サンスポ.com)

7/23■7月13日に大井RCで行われた第13回ジャパンダートダービーに出走したクラーベセクレタから、禁止薬物であるカフェインが検出された。競走馬理化学研究所から、7月22日付けで通達されたもので、大井競馬広報課は「お客様と関係者のみなさまにご迷惑をおかけしたことを深くお詫びしたい」とし、さらに「今後原因究明と再発防止に万全を尽くす」としている。またこれを受け、川島正行厩舎に在厩している馬は、禁止薬物の陰性が確認できるまで、公正保持のため大井競馬に出走することができないこととなった(keiba.go.jp)

7/23■10/2凱旋門賞参戦のためフランスに遠征するヴィクトワールピサ、ヒルノダムール、ナカヤマフェスタ、ナカヤマナイトの出国スケジュールを22日、JRAが発表した。8月3日に美浦TC(ヒルノのみ栗東TC)の検疫馬房に入厩。4日から検疫を受け、10日午前9時25分発のAF6772/6775便で4頭とも成田APから出国する(サンスポ.com)

7/21■8月3日(水)に実施される第32回サンタアニタトロフィー(大井、1800m)の海外招待馬、レッドアラートデイ号(調教国:アメリカ)が7月21日(木)午前に成田APに到着し、輸入検疫のため、国際厩舎のある地方競馬教養センター(栃木県那須塩原市)へ移動した。 なお、地方競馬教養センターで検疫を受ける外国馬は初めてで、当地で輸入検疫と調教が行われた後、大井RCでの着地検疫を経て、レースに臨む予定とのこと(keiba.go.jp)

7/21■20日付で後藤由之厩舎が解散したことに伴う新規開業厩舎はなく、管理馬はそれぞれ開業済みの厩舎に転厩した。昨秋の菊花賞で2番人気に推されて6着だったトウカイメロディ(牡4)が栗東・野中厩舎、先週のアイビスSDに出走して10着だったバイラオーラ(牝5)は美浦・栗田徹厩舎に、それぞれ転厩している(サンスポ.com)

7/19■ばんえい十勝では、今回で5年目となる夏恒例のビッグイベント『JRAジョッキーDay』を8月22日(月)に開催することになった。昨年に引き続いての来場となる武豊騎手をはじめ、安藤勝己騎手や、藤田伸二騎手などJRAの人気ジョッキーが帯広RCに登場し、現役競走馬での模擬レース(エキシビションレース)に“騎乗”するほか、ファンとのふれあいイベントなどが予定されている(詳細は後日発表されるとのこと)。<来場予定騎手> 安藤勝己、勝浦正樹、武豊、藤岡佑介、藤田伸二、松岡正海、三浦皇成、吉田隼人、吉田豊、謎のX騎手(当日のお楽しみ)(keiba.go.jp)

7/17■韓国・ソウルRCで短期免許を取得して遠征中の別府真衣騎手(23・高知)が、7月16日(土)の第5R(国産4群・1700m)で、2番人気のスンスンマルスン(牡3)に騎乗し、韓国50戦目にして初勝利を挙げた。また、同じく遠征中の野田誠騎手(39・福山)も同日の第10R(混合1群・1900m)にて6番人気のカキホールズ(牡5)に騎乗して、韓国53戦目での初勝利を達成した。7月15日(金)には釜山慶南RCにて短期免許を取得した山本茜騎手(27・愛知)も、第4R(国産4群・1300m)にて6番人気のバラミジョンサ(セン4)に騎乗して韓国初勝利(16戦目)。この週末の韓国競馬は、日本人騎手の初勝利ラッシュとなった(netkeiba.com)

7/13■TCKは、「国際招待競走」として8月3日(水)に実施するサンタアニタトロフィー(南関東G3)に、地方競馬で初めて外国馬を招待することになったと発表した。招待馬はレッドアラートデイ(GB)(RED ALERT DAY)(セン6)、調教師:Doug O'Neill(米)、通算戦績:35戦6勝、2着5回、3着10回 総収得賞金:296,196US$(約24,084,000円)
サンタアニタトロフィーの海外調教馬の負担重量は、平成22年7月23日から平成23年7月22日までのレーティングの最高値により、「105lbs以上=58kg」「100〜104lbs=57kg」「95〜99lbs=56kg」「90〜94lbs=55kg」「85〜89lbs=54kg」「84lbs以下=53kg」となっており、レッドアラートデイ号の負担重量は57kgとなる(TCKリリース=netkeiba.com)

7/13■JRAは13日、美浦の後藤由之調教師が7月20日(水)をもって調教師を勇退することになったと発表した。後藤調教師は1953年5月16日生まれ。定年は2024年2月の予定だった。JRAでの成績はここまで3083戦266。重賞勝ちはトウカイポイントのマイルCS、ホットシークレットのステイヤーズS2回、クラフトワークのアメリカJCCなど10勝(JRAホームページより)

7/12■12日、北海道苫小牧市のノーザンホースパークで行われているセレクトセール2011(1歳)(2日目)で、上場番号419番・マジックストームの2011(牡、父ディープインパクト)が、里見治氏に1億3000万円(税抜)で落札された。同馬の母マジックストームはモンマスBCオークス(米G2)勝ち馬。ディープインパクト産駒は前日のエアグルーヴの2010(牝)に続き、今年のセレクトセール2頭目の1億円超えとなった。また、上場番号351番・カチバの2011(牡、父ダイワメジャー)が、島川隆哉氏に1億円(税抜)で落札された。同馬の母カチバはバーバラフリッチーH(米G2)勝ち馬で、産駒には、ダート1200mの2歳JRAレコードホルダーで現4勝のアイアムルビー(牝、父Saint Liam)がいる(netkeiba.com)

7/11■11日、北海道苫小牧市のノーザンホースパークで行われているセレクトセール2011(1歳)で、上場番号51番・エアグルーヴ2010(牝、父ディープインパクト)が、グローブエクワインマネージメント(有)に3億6000万円(税抜)で落札された。これは06年トゥザヴィクトリーの2006(牝、父キングカメハメハ、登録名ディナシー)の6億円(落札者:グローブエクワインマネージメント(有))、04年のエアグルーヴの2004(牡、父ダンスインザダーク、競走馬名ザサンデーフサイチ)の4億9000万円(落札者:関口房朗氏)に続くセレクトセール史上3位の高額馬となる。落札したグローブエクワインマネージメント(有)は、06年にも国内セール史上最高となる6億円でトゥザヴィクトリーの2006を落札している。同馬(登録名:ディナシー)は不出走のまま繁殖入り。その他の落札馬には現3歳で2勝のサトノオー(牡3、美浦・藤沢和雄厩舎、父ディープインパクト)などがいる。
また、上場番号122番・マイケイティーズ2010(牡、父キングカメハメハ)は、島川隆哉氏に2億6000万円(税抜)で落札された。同馬は半兄にアドマイヤムーン、プレイがいる血統。落札した島川隆哉氏は“トーセン”の冠名で知られ、08年のビワハイジの2008(父ディープインパクト、競走馬名トーセンレーヴ)を2億2000万円で落札するなど、セレクトセールでは過去に多くの高額馬を落札している(netkeiba.com)

7/11■浦河町の日高スタリオンステーションで繋養されていた種牡馬アグネスフライト(牡14)が6月24日、同スタリオンを退厩していたことがわかった。アグネスフライト(父サンデーサイレンス、母アグネスフローラ)は2004年から種牡馬入り。アグネスタキオンの活躍もあって3年目の06年には92頭の繁殖牝馬を集めるなど人気となったが、産駒は不振で昨年は2頭まで落ち込んでいた。今後は生まれ故郷の千歳・社台ファームで余生を送る予定だ(netkeiba.com)

7/9■8日、韓国・釜山キョンナム競馬公園の第9Rで、Mr.PINKこと内田利雄騎手(49)が騎乗するアルムダウンジルチュ(牡7、ペク・クァンヨル厩舎)が快勝。同馬は通算19勝目を挙げ、釜山所属馬の最多勝利記録を更新した。アルムダウンジルチュは2006年のデビュー以来、順調に勝利を重ねるも、2009年の暮れに屈腱炎を発症。幹細胞治療と約1年の休養を経てレースに復帰し、今回の新記録に到達した。通算成績は31戦19勝2着5回。19勝のうち9勝は、内田騎手が騎乗して挙げた勝利。内田騎手は、2000年に日本におけるサラブレッド系最多勝利記録(43勝)を樹立したブライアンズロマン(元宇都宮競馬所属/2001年引退)の主戦を務めた。ブライアンズロマンは2011年4月に高知のオリジナルステップ(牡11、細川忠義厩舎、現在44勝)に塗り替えられるまで、10年間に渡って日本記録を保持していた。二つの国で競走馬の最多勝利記録を樹立するというのは、“さすらいジョッキー”ならではの快挙。内田利雄騎手のコメント「トップハンデの60.5kgに負けず、アルムダウンジルチュがやってくれました。宇都宮でブライアンズロマンという最多勝利記録を樹立した馬に騎乗させていただき、釜山でも最多勝利記録の馬に騎乗させていただいた。騎手冥利に尽きますね」(netkeiba.com)

7/8■TCKは、大井RC装鞍所内に地方競馬では初めてとなる二次診療施設を設置しました。国際交流競走を実施している国内外の競馬場では、競走馬の骨折や急性腹症などの緊急性な処置を必要とする場合に、24時間体制で応急処置や各種手術が迅速に行われる診療体制が整備されています。現在、大井RC内には競走馬に全身麻酔下での応急処置や治療を行える施設がなく、高度医療が行える診療環境の整備は必要不可欠でした。今回の二次診療施設の設置により、競走馬に外科的な処置や手術が実施できるようになります。また、各種血液検査機器を導入することで、競走馬の状態を短時間で客観的に把握することが可能となり、科学的な根拠に基づいた有効な治療や、調教進度のデータ採取など診療および調教環境の改善が期待できます。なお、本施設は当面の間、大井競馬開催時の故障馬の処置等に使用し、本格的な施設の運用については、本年9月1日からになります(TCKリリース=netkeiba.com)

7/8■8日の川崎競馬は、システム障害(トータリゼータシステムの故障)のため開催中止となった。場外発売を予定していた名古屋競馬の発売も取止めとし、南関東及びSPAT4での発売分は返還される。【システム障害の状況】12:50 南関東4競馬場共同センターにて発売額の集計をするシステムに障害が発生 13:00 南関東トータリゼータセンターから川崎競馬場へシステム障害の報告 14:25 復旧のめどが立たないため、川崎競馬開催執務委員長が開催中止を決定(netkeiba.com)

7/8■10/2凱旋門賞に挑むヴィクトワールピサは、美浦・二ノ宮厩舎のナカヤマフェスタ、ナカヤマナイトとともに、8月10日に成田APから韓国を経由して、現地入りすることが7日、明らかになった。角居調教師は「二ノ宮先生が準備してくださっているので、一緒にフランスに行くことになりました。前哨戦は予定通り9/11フォワ賞(G2、ロンシャン芝2400m)で、鞍上はミルコ(デムーロ騎手)に頼んでいます」と語った。ヴィクトワールピサは現在、北海道千歳の社台ファームで調整中。今後は8月2日に函館RCに入り、3日に美浦TCに移動して検疫を受けた後、10日に出国する(サンスポ.com)

7/7■JRAは7日、7/2の中山GJに優勝したマイネルネオスに右第1指骨剥離骨折が判明したと発表した。今後3カ月以上の休養を要する見込み(JRAホームページより)

7/4■6/29帝王賞を圧勝したスマートファルコンは、島上牧場経由でグリーンウッドへ放牧。9/23日本テレビ盃(船橋ダ1800m)か、10/10マイルCS南部杯(東京ダ1600m)で始動予定(競馬ブックweb)

7/4■九州競馬(佐賀・荒尾)で2歳馬による常時交流競走が開始されることが、佐賀県競馬組合、荒尾競馬組合両主催者連名で発表された。これは、佐賀・荒尾の競走馬を一つの共有資源として捉え、これまで各RCで独自に行なってきた競走を一本化。番組作成・レース編成を相互に協力して行うほか、出走資格や格付け方法など基本事項の統一を図ることにより、ファンに対し、多様なメンバーによる白熱した競走を提供することを目指すのが目的。これら交流競走は「九州ジュニアシリーズ」と銘打ち、レース名称またはサブタイトルに“九州”の2文字が入る。なお、荒尾競馬で行う一部のレースについては、荒尾所属馬限定で行うことがある(佐賀県競馬組合、荒尾競馬組合リリース=netkeiba.com)

7/4■2008年の米G2ピーターパンSで日本調教馬として初めてアメリカのダートのグレード競走を制したほか、2009年のフェブラリーSで2着になったカジノドライヴが引退、種牡馬入りすることになった。3日、藤沢和雄調教師が明かした。「屈腱炎の手術をして戻ってきたけど、さすがに2年近くのブランクはつらかったかな。今の時代、種牡馬としても早めにスタートしないと厳しいからね。アメリカからのオファーもあったけど、社台スタリオンステーションでお世話になることになりそう。この馬には大きな夢を見させてもらった」と藤沢調教師はコメントした。通算成績は11戦4勝(サンスポ.com)

7/4■4億円以上のキャリーオーバーで注目を集めたWIN5は、11回目にして初めて20億円の大台を超える22億6300万3500円の売り上げを記録。“キャリーオーバー効果”の大きさを見せつけた。2億円の夢に期待したファンが多かったのは明らかだが、結果は(2)(1)(1)(1)(2)番人気の勝利に終わり、WIN5始まって以来の堅い決着。実に10万8638票もの的中が飛び出した。配当は19,680円。過去最低額(第9回=297,610円)を大きく下回る“激安配当”となった(サンスポ.com)

6/30■ロジータで知られる川崎の福島幸三郎調教師は、6月30日付で調教師を引退する。通算4444戦498勝。重賞勝利は、83年ブルーバードC(ハヤノランサー)、89年ニューイヤーC、89年京浜盃、89年桜花賞、89年羽田盃、89年東京ダービー、89年東京王冠賞、89年東京大賞典、90年川崎記念(以上8レース・ロジータ)、98年東京3歳優駿牝馬(テーケーレディー)(川崎競馬組合リリース=netkeiba.com)

6/30■岩手競馬所属の沢田盛夫利(さわだ・さおり)騎手は、6月28日付で引退した。沢田騎手は1971年、岩手県出身。1988年に高崎競馬所属騎手としてデビュー。94年まで同地区に所属し、98年に岩手競馬へ移籍。2006年には地方競馬通算1000勝を達成した。地方競馬通算成績は13111戦1302勝(岩手県競馬組合リリース=netkeiba.com)

6/29■7月16日(土)(3回新潟初日、4回京都5日、2回函館初日)から、IPAT方式およびPAT方式において、発売締切時刻が発走時刻の2分前から「1分前」に変更される。【対象となる投票方法】IPAT方式・PAT方式 ※ARS方式・JRAダイレクト方式は除く 【対象となる投票法】WIN5以外の全種類 【変更後の締切時刻】各レースの発走時刻の1分前 ※WIN5の締切時刻は従来通り、最初の対象レースの発走時刻の10分前(JRAダイレクト方式は15分前)(競馬ブックweb)

6/29■例年、体育の日に盛岡RCで行われている中央・地方交流重賞競走「マイルチャンピオンシップ南部杯」が、今年はJRA主催により東京RCで施行されることが、JRA及び岩手県競馬組合から発表された。これは、先の東日本大震災により大きな被害を受けた同組合の支援策として、JRAが10月10日(祝・月)を開催日に設定し、南部杯の売上げの一部を支援金として同組合に拠出することとしたもの。これを受けて、全国の地方競馬主催者では、この取り組みと連携して、当日を『岩手競馬を支援する日』とし、一丸となって岩手競馬を支援することを計画している。【全国公営競馬主催者協議会 古尾谷光男会長(神奈川県川崎競馬組合管理者)のコメント】JRA東京RCでの南部杯施行に対して大きな成果を期待しております。地方競馬でも全国の主催者が協力して、岩手競馬を支援する取組みを進め、全国が盛り上がるように工夫していきたいと思っております。【地方競馬全国協会 仲田和雄理事長のコメント】JRA及び全国の主催者が相互に協力して取り組むことにより、10月10日が大いに盛り上がることを期待しております。当協会としても主催者と連携しながら、情報提供面等でご協力させていただきたいと思っております(keiba.go.jp)

6/29■JRAは29日、夏季・秋季競馬における開催計画の変更案を発表した。秋の福島競馬は新潟に振り替られる。JC週の第三場は小倉開催。10月10日に東京開催を行い、その日に岩手県競馬主催の「マイルCS南部杯」をJRA主催で実施する。「はくぼレース」は、「節電対策」のため、実施しない。2回函館・1回札幌競馬の特別レース(計53レース)の馬連・枠連・ワイドの3式別において、『JRA 夏トク』として通常の払戻金に売得金の5%相当額を上乗せして払い戻しする。スプリンターズS以降のG1レース当日の最終レースは、予定どおり「JRAプレミアムレース」として行う…など(JRAホームページより)

6/28■ドリームジャーニーの正式引退が27日、サンデーレーシングのホームページで発表された。前走から18kg減で復活をかけた26日の宝塚記念だったが、見せ場なく10着に惨敗。レース後、池江調教師は「この馬らしさがない。個人的には、これ以上走らせる必要はないのかなと思っている」と話していた。その後、オーナーサイドと主戦の池添を交えた協議の場が持たれ、正式に現役引退が決定したもの。通算成績は31戦9勝。今後は今年の皐月賞、ダービーを制し、クラシック2冠馬となった全弟オルフェーヴルに厩舎の看板を託し、種牡馬となる予定だ。繋養先などは未定だが、馬産地では早くも、父ステイゴールドの後継種牡馬としての期待が高まっている。“夢の旅路”のバトンは、次世代へと着実に受け継がれていくことになる(デイリー=netkeiba.com)

6/27■JRAは27日、平成23年第1回関西定例記者会見を行い、ダグラス・ホワイト騎手(香港)、クリストフ・スミヨン騎手(仏)に、今年の短期免許を交付しないことを発表した。昨年12月に行われた免許試験委員会で「外国人の短期免許騎手で、(1)暦年の免許期間中に騎乗停止2回以上、(2)制裁点数30点を超過した者には、次年度免許を交付しない」と合意され、10年の騎乗実績により今年から適用されている。昨年、騎乗停止2回のホワイトは(1)に、スミヨンはJCでの騎乗停止1回だったが、制裁点数が39点と(2)に該当するもの(デイリー)

6/27■JRAは27日、今年11月6日に東京RCで「第3回ジョッキーベイビーズ」を開催すると発表した。実施要領は昨年同様(JRAホームページより)

6/27■今年から宝塚記念は「ブリーダーズCチャレンジ」対象レースとなり、優勝馬に11/5BCターフ(チャーチルダウンズ、芝12f)の優先出走権が与えられる。特典として出走登録料9万米ドル(約720万円)の免除、輸送費2万米ドル(約160万円)の補助がある。なお、勝ったアーネストリーは参戦しない見込み(サンスポ.com)

6/27■第52回宝塚記念は26日、阪神11Rに16頭で争われ、2番手を追走した6番人気のアーネストリーが、直線で力強く抜け出し、後続を完封。2分10秒1のレコードタイムでG1初制覇を飾った。1馬身半差の2着は直線外から伸びた1番人気のブエナビスタ、3着は中団から差を詰めた3番人気のエイシンフラッシュ。なお、2番人気に支持されたルーラーシップは5着に敗れた。「絶対に勝ちたいと思っていた」。佐藤哲三騎手の笑顔がはじける。「前向きな気持ちを殺さないように乗った。後ろを引きつける間もなく、レコードだから。強かった」。2分10秒1は、コスモバルク(04年セントライト記念)と並ぶJRAレコードタイ。同じ年にタップダンスシチーの背で、自身が刻んだレースレコードも1秒塗り替えた。佐々木晶三調教師はホッとした表情を見せる。「タップのときとは違う感覚。この馬は苦労が多かったからね」。3カ月以上の休養を5度も経験しているように体質の弱さに悩まされてきたが、ようやく万全の仕上げがかなった。苦難を乗り越え、充実にたどり着いた姿に目を潤ませる。凱旋門賞の第1次登録も終えているが、海外挑戦は先送りとなった。今後について佐々木調教師は「8/21札幌記念から10/30天皇賞へ。凱旋門賞にはすごく行きたいが、直線が長いと飽きちゃう馬。長い直線を試してから。凱旋門賞は来年に」と次なる目標に目を向ければ、佐藤哲も「オーナーの夢も聞いているし、僕の夢もある。(凱旋門賞挑戦が)来年になっても行くチャンスは出てきた」と力強くこぶしを握った。本格化した6歳馬のV街道は今、始まったばかりだ(デイリー=netkeiba.com)

6/27■アイルランドで繁殖生活を送るウオッカ(牝7歳)が受胎したことが26日、分かった。父は2年連続で09年欧州年度代表馬のシーザスターズ。谷水雄三オーナー(72)は「順調にいけば、来年4月中ごろの出産予定です」と明かし、5月に誕生した初子(牡馬)に関しては「来年の秋にも日本に連れてくる予定。名前は未定だが、角居調教師にお願いするつもりです」と話した。この日は、阪神RCで開催された顕彰馬選出記念のセレモニーに、角居調教師や武豊、岩田らとともに出席。史上29頭目の選出を受けて「大変名誉なことと感謝している。ホースマンにとって、ダービーは夢の夢ですが、所有したタニノギムレットの子供で父娘制覇できたことに感動しています」と喜びを語った(デイリー=netkeiba.com)

6/26■26日のWIN5は、8番人気と11番人気が勝利する波乱の結果となり、配当は史上最高の2億円となった。的中票数は3票。これまでの最高は5月22日に記録した146,850,110円。なお、4億6718万8320円が次回(次週)へのキャリーオーバーとなっている(netkeiba.com)

6/26■JRAは26日、12人の世界のトップジョッキーによって行われるチーム対抗戦「ドバイデューティーフリー シャーガーカップ」に、世界選抜チームの一員として武豊騎手が選出されたと発表した。今年のシャーガーCは8月6日に英アスコットRCで行われる。武豊騎手のシャーガーC出場は、2003、04、07、08年に続き5度目。武豊騎手の「世界選抜チーム」は、ダグラス・ホワイト騎手(香港)、ヒュー・ボウマン騎手(豪)の3名で構成される(JRAホームページより)

6/24■毎年、盛岡RCで行われている秋のダートマイル王決定戦、南部杯(10/10 ダ1600m)が、今年は同日に東京RCで実施予定であることが23日、明らかになった。現在は詳細を調整中で、来週29日のJRA経営委員会での承認を経て正式決定される見通しだ。東京RCと盛岡RCは提携を結んでおり、相互に発売窓口があるほか東京でオーロC、盛岡で東京Cけやき賞を行うなど交換競走が行われてきた。盛岡と同じ左回りのダート1600mという条件も合致するなどから開催へ向けた調整が続けられてきた。JRAは東日本大震災による開催中止のため、経営目標の開催日288日消化へ3日間開催などが必要な状況が続いており、月曜祝日の10月10日を追加することで、3日間開催が実現する。また、スプリンターズSと秋華賞のG1の谷間にあたる週に目玉としてG1競走を行えるメリットもある。一方、盛岡RCは震災により被災し、先月14日に開催を再開したばかり。東京開催による売り上げ増も期待できることから両者で協議が進められてきたとみられている(日刊スポーツ・コム)

6/23■英G1セントジェームズパレスSで8着となったグランプリボスが、年末には香港へ遠征することになった。19日に帰国し、現在は輸入検疫のため、千葉県白井市の競馬学校で調整中。夏場は休養に充て、秋は11/20マイルCSを目標に置いている。その後に12/11香港マイル(シャティン芝1600m)へ。「香港には行くつもり。今回の遠征が経験として生きてくるはず」と矢作調教師(デイリー=netkeiba.com)

6/22■川崎競馬所属の鳥飼春弥(とりかい・はるや)調教師(55)が21日付で引退した。通算2404戦269勝。重賞勝利は、87年東京プリンセス賞、88年キヨフジ記念、88年浦和記念、89年報知オールスターC(以上、ダイタクジーニアス)、97年スパーキングレディーC(オートメンデス)の5勝(川崎競馬組合リリース=netkeiba.com)

6/22■今秋の10/2凱旋門賞(ロンシャン芝2400m)へ参戦するヴィクトワールピサの渡仏日程が決まった。「8月の1日か2日に函館RCへ入厩し、すぐに美浦TCへ移動。ここで出国検疫を受けた後、8月10日に出国します」と角居調教師。フランスへ渡った後は、本番と同コースの9/11フォワ賞G2をステップに凱旋門賞本番へ向かうプランが立てられている。フォワ賞には同じく凱旋門賞を目指すヒルノダムールとナカヤマフェスタも参戦を予定している(日刊スポーツ・コム)

6/21■東日本大震災の影響により、福島県南相馬市で行われてきた日本古来の馬事文化「相馬野馬追」に関係する人馬も被災した。その支援のため、海外の競馬関係者から寄せられた競馬に関するオリジナルの帽子を販売し、その収益金全てを関係団体に寄付する「ハッツオフプロジェクト」が、25、26日の阪神RCで行われる。目黒貴子、鈴木淑子、立花優美、小島友実など、女性競馬キャスターが参加する。
今年から新たに、宝塚記念が「ブリーダーズCチャレンジ競走」となったことに関連して、米国BC協会から1万ドル(797,200円)が、東日本大震災による被災地へ義援金として寄付された。日本赤十字社を通じて被災地支援活動に充てられる。
JRAは20日、岡部幸雄氏(元JRA騎手)、佐久間喬氏(元JRA参与)、杉野繁治氏(NAR公正部長)を、裁定委員会外部委員として委嘱することを発表した。いずれも再任。任期は2年(デイリー=netkeiba.com)

6/20■JRAは、秋山雅一調教師の勇退にともなう、同調教師の管理馬の転厩先を発表した。全12頭中11頭が、今回新規開業する木村哲也厩舎へ、残る1頭は田中剛厩舎へ移る。21日付(JRAホームページより)

6/20■ヴィクトワールピサが、10/2の凱旋門賞に勝てば、現役引退することになった。19日、市川義美オーナー(74)が明らかにした。この日、阪神RCで行われたドバイワールドC優勝記念セレモニーに出席した市川オーナーは「勝つようなことがあれば、その場で引退させようと思っています。一発勝負のつもりで臨みたいです」と世界最高峰レース制覇への意気込みを語った。負けた場合は現役を続行し、ジャパンCへ参戦するプランも明かした。同馬は現在、北海道千歳市の社台ファームで調整中。7月中に函館RCに入厩し、美浦TCで検疫を受け、8月10日に成田APから出国する予定になっている。渡仏後は愛チャンピオンS(9月3日、レパーズタウン、G1、芝10f)をステップにする予定だったが、「チャーター便の都合がつかないかもしれない」(角居調教師)ため、本番と同じ舞台のフォワ賞(9月11日、ロンシャン、G2、芝2400m)へ矛先を変える可能性も出てきた(サンスポ.com)

6/20■14日のセントジェームズパレスSで8着に終わったグランプリボスが19日に帰国し、輸入検疫のため千葉県白井市の競馬学校に入厩。久保公二調教助手は「残念な結果だが、体調に問題なく無事帰国できた。今後もチャンスがあれば海外競馬に挑戦したい」と語った(サンスポ.com)

6/20■20日で勇退する秋山雅一調教師(55)が、19日の中山1R(トーセンティアラ5着)を最後に調教師生活の幕を下ろした。通算勝利は276勝で、重賞は2001年七夕賞(ゲイリートマホーク)、01年富士S(クリスザブレイヴ)の2勝。「最後のレースは勝ちたかったが、5着で残念です。開業して20年、これまで精一杯やってきたので悔いはありません。印象に残っている管理馬はゲイリートマホークとクリスザブレイヴ。特にクリスザブレイヴは屈腱炎を克服して重賞を勝ってくれ、競走馬の何たるかを教えてくれた馬でした」と秋山調教師は話した(サンスポ.com)

6/20■G1・6勝馬のフリオーソが、立ち腫れ(脚のむくみ)のため、出走を予定していた帝王賞を回避することになった。「帝王賞を目標に調整してきたが、無理はさせたくない。放牧には出さず、厩舎で休養させるつもり」と川島調教師。戦列復帰は秋以降になる見込み(サンスポ.com)

6/18■セントジェームズパレスSに挑戦して8着だったグランプリボスは、秋は11/20マイルCSを目指すことが17日、分かった。同馬は19日に帰国。白井市のJRA競馬学校で検疫を受けた後、苫小牧市のノーザンファーム空港へ放牧に出る。「環境が良すぎたのか、気合が乗り切らなかったね。残り400mでやめてしまったのもあるので、レース後のダメージはなかった。今回の経験でボスは間違いなく強くなるし、個人的にもあきらめずにまたチャレンジしたい」と、矢作調教師は語った。秋は10/29スワンSで始動してマイルCSの予定だが、状態次第では直行する可能性もある(サンスポ.com)

6/17■昨年の凱旋門賞2着ナカヤマフェスタの今秋のフランス遠征が決定したことが16日、明らかになった。僚馬ナカヤマナイトとともに8月10日に渡仏し、99年の凱旋門賞2着馬エルコンドルパサーや昨年と同様、シャンティイにあるトニー・クラウト厩舎に拠点を構える。フェスタは昨年と同様、蛯名騎手とのコンビでフォワ賞(G2、9月11日、ロンシャン芝2400m)から凱旋門賞(10月2日、ロンシャン芝2400m)へ。ナイトは柴田善臣騎手で3歳限定のニエル賞(G2、9月11日、ロンシャン芝2400m)を使い、その結果次第で凱旋門賞か、ドラール賞(G2、10月1日、ロンシャン芝1950m)に向かう。フェスタは5月19日に美浦に帰厩後も、順調に調教を消化しており、16日には坂路で4ハロン61.6−14.8をマーク。ナイトも今月末の帰厩を予定している(サンスポ.com)

6/14■現地時間14日に英・アスコットRCで行われたセントジェームズパレスS(3歳牡、英G1・芝8f、9頭立て)に日本からグランプリボスが出走したが、後方追走のまま伸びを欠き、8着に終わった。勝ったのは1番人気フランケル Frankel。2番手追走から早めに抜け出し、ゴール直前では後続に差を詰められたが押し切り。デビューからの連勝を7に伸ばした。2着にゾファニー Zoffany、3着にエクセレブレーション Excelebrationが入っている(netkeiba.com)

6/13■米国の3冠最終戦、第143回ベルモントS(G1、ダ左1.1/2mile)が11日夕(日本時間12日朝)、ニューヨーク近郊のベルモントパークで12頭によって争われ、J.ヴァルディヴィアJr.騎手騎乗の10番人気ルーラーオンアイス(米ケンタッキー州産、米=K.ブリーン、セン馬、父ローマンルーラー)が2番手から抜け出して2分30秒88(不良)で優勝した。1着賞金60万ドル(約4800万円)。ケンタッキーダービー12着で8番人気ステイサースティが3/4馬身差2着。Kダービー馬アニマルキングダムは1番人気だったが6着。プリークネスS優勝馬で4番人気シャックルフォードが4番人気で5着だった。ルーラーオンアイスは7戦3勝。前2冠は不出走で、今回はGレース初制覇。ブリーン調教師、ヴァルディヴィア騎手ともに3冠レース初優勝となった。セン馬の優勝は1985年クレームフレーシュ以来26年ぶり(サンスポ.comほか)

6/13■幸英明騎手(35)は、12日の阪神3Rでカペレチーマ(15着)に騎乗し、JRA史上最年少&最速となる1万2000回騎乗を達成した。35歳5カ月1日、デビューから17年3カ月8日での到達は、これまで武豊騎手(35歳8カ月21日、17年9カ月5日)が保持していた記録をいずれも更新した。1万2000回騎乗は史上15人目、現役9人目。「1万2000回という多くのレースに騎乗させて頂き、このような記録を達成できたのもオーナーや厩舎関係者のおかげだと思っています。今後も皆さんの期待に応えられるよう、1頭でも多く、そして1頭1頭を大事に騎乗していきたい」と幸騎手はさらなる活躍を誓った(サンスポ.com)

6/9■JRAは9日、第52回宝塚記念のファン投票最終結果を発表した。ブエナビスタが昨年同様、2度の中間発表に続いて1位を獲得。2位争いはヴィクトワールピサを僅差で追っていたローズキングダムが最後に逆転。以下アパパネ、ドリームジャーニーが続いている。有効投票総数は1,279,563票だった。ファン投票上位20頭は以下の通り。
(01)ブエナビスタ 97,429 (02)ローズキングダム 75,098 (03)ヴィクトワールピサ 74,057 (04)アパパネ 70,137 (05)ドリームジャーニー 56,143 (06)エイシンフラッシュ 46,414 (07)ナカヤマフェスタ 41,886 (08)トゥザグローリー 41,820 (09)ペルーサ 40,939 (10)ルーラーシップ 40,660 (11)ヒルノダムール 33,253 (12)アーネストリー 29,047 (13)キャプテントゥーレ 24,804 (14)ロジユニヴァース 23,419 (15)オルフェーヴル 21,875 (16)メイショウベルーガ 21,130 (17)オウケンブルースリ 18,945 (18)ナムラクレセント 15,286 (19)マイネルキッツ 14,613 (20)トーセンジョーダン 14,523(JRAホームページより)

6/8■ヒルノダムールの10/2凱旋門賞挑戦が正式に決定。7日、昆調教師が明らかにした。今年はドバイワールドCを制したヴィクトワールピサと、昨年の凱旋門賞2着のナカヤマフェスタの参戦が有力で、史上初の日本馬3頭の豪華競演が見られそうだ。天皇賞快勝後、ヒルノダムール陣営は凱旋門賞参戦の準備を着々と進めてきた。6日にオーナーの蛭川正文氏が遠征プランを承諾。Goサインが出た。「オーナーからは(遠征準備を)進めてくださいと言われました。同じ競馬場で2度使った方がいいタイプなので、前哨戦の9/11フォワ賞G2から使います」と昆調教師。現地での受け入れ先は、フランスで初の日本人調教師となった小林智厩舎に決まった。ダムールは現在、栗東TCで調整中。「今は遠征に備えて体を増やしている段階だが、いい感じできている」と昆調教師は順調な回復ぶりをアピールした。今後は栗東で調整を続け、8月10日か13日に成田空港からフランスへ旅立つ予定。現地入り後はフォワ賞の最終追い切りから藤田騎手が駆け付ける予定で、凱旋門賞では1週前追い切りから主戦騎手が手綱を取り、世界最高峰の舞台に備える。遠征後は11/27ジャパンC、12/25有馬記念の古馬の王道ローテーションを予定している(サンスポ.com)

6/6■仏ダービー(芝2100m、16頭立て)は5日、シャンティイRCで行われ、G.モッセ騎手のリライアブルマン Reliable Man が、2:07.07のタイムで優勝。2着は3/4差でITYのバブルシック Bubble Chic、3着は2馬身差でバラーン Baraan。2000ギニーを勝ったティンホース Tin Horseは5着だった(JRAホームページほか)

6/5■現地時間4日、英・エプソムRCで行われた「第232回英ダービー」(3歳牡牝、英G1・芝12f10y、13頭立て)は、M.バルザローナ騎手騎乗のプールモア Pour Moiが、トレジャービーチ Treasure Beachにアタマ差をつけて優勝。勝ちタイムは2分34秒54。さらに3/4差の3着には注目を集めたエリザベス女王の所有馬カールトンハウス Carlton Houseが入った。管理するA.ファーブル調教師はこれが英ダービー初制覇。フランス調教馬の優勝は1976年エンペリー以来35年ぶり10頭目となる。【プールモア(牡3)】父Montjeu/母Gwynn/母父Darshaan(netkeiba.comほか)

6/3■クラシック2冠を達成したオルフェーヴルが、9/25神戸新聞杯から10/23菊花賞を目指すことが1日、分かった。池江調教師は「オーナーと話し合いました。いろいろな選択肢はあったが、個人的にも3冠の重みを感じているし、挑戦することに意義があると思う。今後も牧場と協力して、夏負けしないように、3000mを乗り切れるように仕上げていきたい」と語った。同馬は3日に栗東近郊のノーザンファームしがらきへ放牧。英気を養い、JRA史上7頭目となる3冠馬に向けて歩を進める(デイリー=netkeiba.com)

6/3■安田記念に出走を予定していた昨年の覇者ショウワモダンが、最終追い切り後に鼻出血を発症。同レースを回避して引退することが1日、明らかになった。「追い切りの動きが物足りないと思っていたが…。今まで兆候はなかったんだけどね。1年休ませてもどうかというくらい、血が出ている。オーナーと相談して引退が決まりました。もう一回格好をつけさせたかったけど」と杉浦調教師。近日中に登録抹消の手続きを行い、今後は種牡馬への道を模索する予定だ(netkeiba.com)

6/2■今夏にアイルランドでの再デビューを目指すコスモバルク(牡10)が1日午前、成田空港から欧州に向けて出発した。フランス・パリから英国ニューマーケットを経由して同国入りする。バルクは09年有馬記念を最後に国内での現役生活を終え、昨年移籍する予定だったが、左後脚の骨折で断念。今年に入って本格的な調教を再開していた。現地で開業する日本人の児玉敬厩舎に所属し、同じく国内で登録を抹消されたキングストレイル(牡9)とともに再デビューを目指す。欧州平地シーズンの11月頃まで走り帰国する予定(日刊スポーツ・コム)

5/31■川崎競馬組合は、川崎所属の三橋三吉調教師(79歳)が、5月31日付で調教師を引退したと発表した。通算成績は4944戦503勝、重賞勝利は平成14年埼玉新聞杯(ゴールデンイースト)、平成16年桜花賞(カネマサヴィーナス)の2勝(netkeiba.com)

5/29■グランプリボスが27日午後9時30分(日本時間28日午前5時30分)、オランダ・アムステルダム空港経由で、滞在先の英国・ニューマーケット内のC.ブリテン厩舎に到着。「予定通りの輸送ができました。馬に活気があって元気なのが何よりです。輸送を一番心配していたので、まずは第一関門をクリアした気持ち」と矢作調教師は胸をなで下ろした(デイリー=netkeiba.com)

5/28■JRAは28日、7月2日(土)放送分から、グリーンチャンネル「中央競馬中継EAST/WEST」の番組名と放映内容が変更となる旨発表した。3場開催時に、これまでの「中央競馬中継EAST」が『中央競馬全レース中継』として、全国の最大全36レースを生中継する番組に、「中央競馬中継WEST」が、全場のパドックを中心とした『中央競馬パドック中継』に、それぞれ生まれ変わる。なお、2場開催日は両チャンネルとも「中央競馬全レース中継」が放映される(JRAホームページより)

5/28■セントジェームズパレスS(6/14・英アスコット)出走のため、グランプリボスが27日午前10時33分に成田空港から出国した(デイリー=netkeiba.com)

5/27■JRAは27日、29日に東京RCで行われる第78回日本ダービーを観戦するため、H.H.シェイク・モハメド アラブ首長国連邦副大統領兼首相・ドバイ首長国首長(モハメド殿下)が、同競馬場にご来場される予定と発表した。モハメド殿下は、今年ヴィクトワールピサが優勝したドバイワールドCの創設者であり、“ダーレーグループ”を統括する世界的なオーナーブリーダー。JRA競馬場への来場は、所有馬ハイホークが出走(13着)した83年のジャパンC以来28年ぶりとなる。今回は所有するデボネアが日本ダービーに出走を予定している(netkeiba.com)

5/26■ヴィクトワールピサは、愛チャンピオンS(9/3・愛レバーズタウン)から凱旋賞(10/2・仏ロンシャン)に向かうことが明らかになった。ミルコ・デムーロ騎手(32)に鞍上を依頼している。「どこに入厩するか、何日に出発になるのかはこれから詰めていきます」と角居調教師。現在は千歳の社台ファームに移動し、調整されている(デイリー=netkeiba.com)

5/25■JRAは25日、ダノンバラードが、29日の日本ダービーへの出走を取りやめると発表した。同馬が出走を回避したことにより、賞金順で19番目だったロッカヴェラーノが出走可能となり、武豊騎手はロッカヴェラーノに騎乗することになった。【池江泰寿調教師のコメント】「昨日、坂路調教後に左前肢に違和感があったので、獣医師に診断してもらった結果、左前球節部の靭帯の痛みによる跛行だということがわかりました。ディープインパクト産駒で、武豊騎手が騎乗する予定だったこともあり、ファンの皆様から注目していただいていたのですが、苦渋の決断ですがダービー出走を見送ることとしました。このような結果となってしまい、調教師として本当に申し訳なく思います。今後は怪我を治して、秋にはきっちりと力を出せる状態で出走できるように調整したいと思っています」(netkeiba.com)

5/25■JRAは25日、ランフランコ・デットーリ騎手に対し、短期騎手免許を交付すると発表した。期間は5月28日(土)〜5月29日(日)。身元引受調教師は中竹和也調教師(栗東)、身元引受馬主は猪熊広次氏。29日の日本ダービーでは皐月賞4着馬デボネア(中竹厩舎)に騎乗予定。“フランキー”の愛称で知られる世界的名騎手・デットーリ騎手は日本ダービーの騎乗が実現すれば初。日本では96年ジャパンC(シングスピール)、02年ジャパンCダート(イーグルカフェ)、02年ジャパンC(ファルブラヴ)のG1・4勝を挙げている。06年11月(JCでウィジャボードに騎乗)以来、約4年半ぶりの来日となる。なお同騎手の短期免許による中央競馬での騎乗は初めて。JRA全成績は76戦17勝(重賞は前出の4勝)(netkeiba.com)

5/25■TCKはこの日、大井所属の川本裕達・矢吹誠・脇本一幸の3騎手が、5月31日付けで騎手を引退することを発表した(矢吹騎手は6月1日付けで調教師補佐)(TCK=netkeiba.com)

5/24■JRAは24日、1980年のオークス馬ケイキロク(34歳)が、5月24日に老衰のため死亡したとの連絡が(財)軽種馬育成調教センターからあったと発表した。同馬は1997年に繁殖を引退し、日高町の外舘孝一氏の牧場にて繁養され余生を送っていた。ケイキロク(父ラディガ・母ケイスパーコ)は1977年千葉県産。現役時は通算27戦4勝の成績を残し、80年優駿牝馬、81年中京記念に優勝した。【下河辺行雄氏(所有者)のコメント】「今年も無事に冬を乗り越え、年齢を考えれば食欲もあり、大変元気にしておりましたが、今年に入り、動き、体の張りともに急激に衰え始めていました。今朝5時、放牧時間になっても横になったまま起き上がることができず、8時55分老衰のため安らかに息を引き取りました。34歳と1カ月。小柄ながら競走馬としてはもちろん、母馬としても多くの活躍馬を輩出してくれた名牝でありました」(JRAホームページより)

5/24■NARは24日、平成23年度第1回調教師・騎手免許試験の合格者を発表した。今回の新規合格者は調教師9名、調教師補佐7名、騎手1名で、いずれも平成23年6月1日付けの免許となる。新たに調教師に合格した中には、浦和の現役女性騎手・平山真希(30)が含まれる。騎手試験に合格したのは、大井・高橋三郎厩舎所属の小平健二厩務員(27)(netkeiba.com)

5/23■右前浅屈腱炎発症のため現役引退、種牡馬入りとなったダノンシャンティ(牡4)が21日、種牡馬生活を送る北海道安平町の社台スタリオンステーションへと到着した。種付開始時期、種付料などは未定。ダノンシャンティは昨年のNHKマイルCを日本レコードで快勝後、右後脚の第3中足骨近位を骨折。日本ダービーの出走を断念した。今年4月の大阪杯(4着)が最後のレースになった。通算成績は8戦3勝(重賞2勝)(netkeiba.com)

5/22■現地時間22日、星・クランジRCで行われた「シンガポール航空国際C」(3歳上、星G1・芝2000m、12頭立て)は、今年のドバイWC6着馬で、G.ショフィールド騎手騎乗の8番人気の伏兵ジターノエルナンド Gitano Hernando(牡5)が、2番手追走から直線で抜け出すと、リヴァージェテス River Jetez(牝7)らの猛追を半馬身振り切り優勝。勝ちタイムは2分03秒93(良)。1番人気に推されたクイーンエリザベス2世C2着馬、カリフォルニアメモリー California Memory(セン5)はスローペースに我慢できず2コーナーで先頭に立ち、直線で伸びを欠いて8着に敗れた。ジターノエルナンドは通算16戦7勝で、これで国際G1競走は09年グッドウッドS(米G1)に続いて2勝目。芝コースでの重賞勝利はこれが初めて(netkeiba.com)

5/22■現地時間22日、星・クランジRCで行われたグローバルスプリントチャレンジ第3戦「クリスフライヤー国際スプリント」(3歳上、星G1・芝1200m、10頭立て)は、今年のドバイゴールデンシャヒーンの勝ち馬で、単勝1.2倍の圧倒的1番人気に推されたF.コーツィー騎手騎乗のロケットマン Rocket Man(セン5)が、好スタートから一旦控えるも、直線では楽々と抜け出し、エクレールファストパス Eclair Fastpass(セン4)以下に4馬身3/4差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分09秒14(良)。2番人気で一昨年の勝ち馬セイクリッドキングダム Sacred Kingdom(セン7)、3番人気で昨年の勝ち馬グリーンバーディ Green Birdie(セン7)は直線で伸びを欠き、それぞれ6着、7着に敗れ、上位5頭を地元シンガポール調教馬が独占する結果となった。ロケットマンは通算20戦16勝で、これで国際G1競走は2勝目。この競走は3回目の挑戦で初めての勝利となった(netkeiba.com)

5/22■現地時間21日、米・ピムリコRCで、米クラシック三冠レースの第2戦「プリークネスS」(3歳、米G1・ダ9.5f、14頭立て)が行われ、J.キャスタノン騎手騎乗のシャックルフォード Shacklefordが、ケンタッキーダービー馬・アニマルキングダム Animal Kingdomに1/2馬身差をつけて優勝。勝ちタイムは1分56秒47。さらに1馬身1/4差の3着にはアストロロジー Astrologyが入った。【シャックルフォード】(牡3)父Forestry/母Oatsee(母父Unbridled)調教師 米・D.ロマンス(netkeiba.com)

5/22■この日発売されたWIN5の払戻金は「146,850,110円」(的中6票)となり、JRAで初めて払戻金が1億円を超えた。JRAにおけるこれまでの最高払戻金は、今年2月13日の小倉4Rの3連単で記録された19,507,010円(JRAホームページより)

5/22■29日の日本ダービーでデボネアの騎乗依頼を受けていたランフランコ・デットーリ騎手(40)の来日が決定した。JRAからの正式発表は25日になる見込み。日曜のみの騎乗で、21日の時点ですでに8頭の騎乗馬が集まっている。ジャパンC3勝など日本でG1・4勝を挙げる世界的名手も日本のダービーは初参戦で、来日はディープインパクトが勝った06年JC(ウィジャボード3着)以来となる。また、デボネアを所有するドバイ首長のモハメド殿下が来日する可能性もある。来日する場合は公式ではなく、ダービー観戦のための完全なプライベート旅行となる。代理人のジョン・ファーガソン氏によると、殿下は今年3月にドバイWCを日本馬のヴィクトワールピサが制した際、わが事のように歓喜し、東日本大震災で大きな被害を受けても秩序ある行動をする日本国民に感銘を受けたという。そして、日本の大舞台に所有馬を出走させることを心待ちにしている。デットーリの騎乗に加えて、モハメド殿下の来日が現実となれば、ダービーが一層の盛り上がりを見せそうだ(日刊スポーツ・コム)

5/20■JRAは20日、オータムインターナショナル4競走に出走した外国馬に交付している褒賞金を見直すことを発表した。これまで、凱旋門賞やブリーダーズCを勝ってジャパンCに優勝した場合1億3000万円が付与されることになっていたが、これが1億円に減額された。昨年エリザベス女王杯を制したスノーフェアリーは対象レースの英愛オークスを勝っていたため9000万円のボーナスを手にしたが、今年からは6300万円となる。4競走すべての条件で褒賞金がマイナスになった(日刊スポーツ・コム)

5/19■20日で本郷一彦調教師が勇退することにともない、同厩舎の所属馬は新規開業の大和田成厩舎へ10頭、田中清隆・境征勝厩舎へ各1頭転厩する(JRAホームページより)

5/17■JRAは17日、東日本大震災の影響により営業を休止中の「ウインズ新宿」について、安全に万全を期すため、平成26年の竣工を目指して建替工事を行うと発表した。同所は完成までの間休業となる(JRAホームページより)

5/17■福山けいばの野田誠騎手(39)が、6月より半年間にわたり、韓国・ソウルRCで期間限定騎乗することが福山市競馬事務局より発表された。なお、5月22日の第7レース終了後には、同騎手の壮行式が実施される(keiba.go.jp)

5/16■岩手県競馬組合は16日、岩手競馬所属の村松学騎手が5月16日付で免許取消、引退となったと発表した。村松騎手は静岡県出身、1994年デビュー。昨年5月29日には地方競馬通算1000勝を達成した。生涯成績は9685戦1050勝(うちJRA6戦0勝)(岩手県競馬組合HPより)

5/15■大江原圭騎手(21)が15日、調整ルームで携帯電話を使用したことにより、同日から6月13日まで騎乗停止となった。同騎手が、14日に京都RCの調整ルームに入室した後、規定に違反して携帯電話でツイッターを閲覧した際に、誤ってリツイート(転送)した事実が確認されたため。この行為は騎手としての注意義務を著しく怠ったものであり、日本中央競馬会競馬施行規程147条19号に該当すると認められるため、30日間の騎乗停止となった。なお、この日の京都4Rで騎乗予定だったブルーフォーチュンは田嶋騎手に騎手変更となった(日刊スポーツ・コム)

5/15■20日付で競馬界から撤退するオーナーブリーダー「メジロ牧場」名義の中央最後の出走馬メジロコウミョウが、15日の新潟4Rで見事に勝利を決めた。「有終の美ってやつだな。競馬の神様も見捨ててはいなかった。オーナーも喜んでいたよ」と管理する大久保洋吉調教師は笑顔。自身が育てた名牝メジロドーベルの孫にあたる馬によるラストVに「おやじの代からの長い付き合い。重賞もたくさん勝たせてもらった」と、感慨深げに話した(デイリー=netkeiba.com)

5/15■仏国遠征中の田中博康騎手(25)が14日、エイプリルラブソングに騎乗したフォンテーヌブローRCの3R(芝2000m、16頭立て)を制した。渡仏して約1カ月、初騎乗のチャンスをモノにした。「G1を勝ったとき(09年エリザベス女王杯)と同じくらいうれしいですね。スローペースの競馬が多いと感じていたので、意識的に前の位置へ。約700mある直線を必死に追って、馬も一生懸命走ってくれました」と喜びを語った(デイリー=netkeiba.com)

5/14■日高町のブリーダーズスタリオンステーションに繋養されている種牡馬タップダンスシチー(牡14)が、種牡馬を引退することがわかった。タップダンスシチーは、06年に種牡馬入り。初年度には163頭の繁殖牝馬が集まり、その中から昨年の関東オークス3着のギンガセブンなどを出したが、昨年は6頭まで落ち込んでいた。今後は苫小牧市のノーザンホースパークで乗用馬となる予定だ(netkeiba.com)

5/13■JRAは13日、東日本大震災の影響で中止となった第2回福島競馬の代替開催となる第3回中山競馬(6月18日〜7月10日)の番組を発表した。延期されていた中山グランドジャンプは5日目(7月2日)のメーンで施行される。芝はCコースを使用するため距離は例年より10m延長され、4260mで行われる。そのほかの重賞はラジオNIKKEI賞が6日目(7月3日)に、七夕賞が8日目(7月10日)に組まれており、距離は例年通り。前者は出走可能頭数が14頭、後者は17頭に変更される。夏競馬が中山で開催されるのは、新潟が改装工事を行なった2000年以来となる(デイリー=netkeiba.com)

5/13■セントジェームズパレスS(英G1、芝1mile、6月14日、アスコット)へ挑戦するグランプリボスは、19日に栗東TC内の検疫厩舎へ入厩し輸出検疫(20〜26日)を受け、27日の成田発KL862便で出国する予定(デイリー=netkeiba.com)

5/12■天皇賞・春を制したヒルノダムールが12日、宝塚記念を見送り、秋に備えることが発表された。「オーナーと話し合って決めました。天皇賞・春をピークに仕上げたし、もったいないと思われるぐらいで休ませないと、秋につながらないから」と昆調教師は説明した。今秋は凱旋門賞(10月2日・仏ロンシャン)遠征も見据える。「凱旋門賞か国内専念か。同時進行で調整しながら決めたい。現地の受け入れ厩舎など、全部クリアすれば8月には出発し、長期滞在の予定」。さらに、現地で1戦してから凱旋門賞を使うプランを掲げ、ステップレースとして、フォア賞(9月11日・仏ロンシャン)を選択肢のひとつとして挙げた。また、国内に専念する場合は札幌記念から天皇賞・秋−ジャパンC−有馬記念の4戦を予定。「ヨーロッパ特有の消耗戦に向いているが、行く以上は下手な競馬はできない。この1カ月でいろんなことを調整して決定したい。来年はドバイシーマクラシックも視野に入れている」と話した。放牧には出されず、今後も厩舎で調整される(デイリー=netkeiba.com)

5/12■12日、大井RCで行われた東京プリンセス賞で、戸崎圭太騎手騎乗の2番人気マニエリスム(牝3)が優勝。管理する船橋所属の川島正行調教師(63)は重賞通算104勝を達成した。これにより、地方競馬全国協会データベースにより記録の確認ができる73年以降に新規開業した地方競馬所属調教師では、荒川友司元調教師(笠松)の持つ記録(通算103勝・中央1勝を含む)を抜き、最多重賞勝利調教師となった。東京プリンセス賞終了時点での通算成績は3738戦1067勝(netkeiba.com)

5/12■JRAは12日、内田博幸騎手(40)が11日の大井競馬第10レースで落馬し、頚椎歯突起骨折との診断を受けたと発表した。今後2カ月程度の入院加療を要する見込み。内田騎手は11日の羽田盃でキスミープリンスに騎乗する予定だった(netkeiba.com)

5/11■JRAは11日、エアシェイディ(牡10、美浦・伊藤正徳厩舎)に左前浅屈腱不全断裂(競走能力喪失)が判明したと発表した(JRAホームページより)出走予定だった京王杯スプリングCの追い切り時に故障したもよう

5/11■11日、門別RCで行われたJRA認定フレッシュチャレンジ2歳牝馬新馬(ダ1000m、1着賞金170万円)は、佐々木国明騎手騎乗の2番人気シーキングブレーヴが直線で末脚を爆発させ、1番人気マイイブキを1/2馬身差抑えて優勝した。勝ちタイムは1分02秒2(稍重)。さらに1馬身1/2差で5番人気フレンズアートが入った。なお、シーキングブレーヴの父は新種牡馬シーキングザダイヤで、これが産駒初勝利。今年産駒をデビューさせる新種牡馬の勝ち上がり第1号となった(netkeiba.com)

5/11■船橋競馬は11日、東日本大震災の影響により中止となった第15回マリーンC(当初予定:4月6日(水))について、代替開催について検討したが、実施に適する日程がないため、平成23年度においては同競走を取り止めると発表した(netkeiba.com)

5/10■06年シンガポール航空国際Cを制すなど、地方所属のまま国内外で活躍したコスモバルク(牡10)の現役復帰と海外遠征プランが決まった。同馬は09年有馬記念の後にアイルランドへ遠征する予定だったが、骨折のため断念、現役を引退していた。5月24日に北海道のビッグレッドファーム明和を出発。輸出検疫後、6月1日に成田APから移籍先となるアイルランドの児玉敬厩舎へと移動する。岡田繁幸氏は「遠征中止の原因となった骨折は完治しています。ずいぶんと迷いましたが、追い切りの動きを見て復帰を決めました。どのレースに使うかはまだ未定ですが、応援してください」とコメントしている(netkeiba.com)

5/10■JRAは10日、既に開催中止が決定している第2回福島競馬(6月18日〜7月10日)の代替開催を中山RCで行うと発表した。夏競馬が中山で開催されるのは、新潟競馬場が改装工事を行った00年以来で、「第3回中山競馬」として実施する。「中山は第2回が4日目(3月6日)で中止となり、今年は1開催半しか実施していない。東京とのバランスを考えて決めました。また、例年冬場に開催しているため、空調設備もしっかりしています。暑い時季ですから」とJRAの小畠薫理事は経緯を説明。照明やエスカレーターの一部停止以外にも、クリスタル棟を閉鎖して節電対策に努めながら開催を行う。番組は今週末にも発表される見込みだが、従来の福島開催から大きく逸脱しない形で検討されており、高額条件競走や新馬戦の時期、条件に大幅な変更はない模様だ。4月に組まれていた中山グランドジャンプは「中山で開催すべき。視野に入っている」と話しており、夏場に実施する可能性もある。なお、秋の福島競馬に関しては現時点で未定。「競馬場の鉄柱などは平気だが、システム上のダメージが大きい。見通しは立っていません」とした(デイリー=netkeiba.com)

5/9■NARは9日、世代別牝馬重賞シリーズ「GRANDAME-JAPAN(グランダム・ジャパン)2011」の、水沢RCで実施を予定していた「留守杯日高賞(3歳シーズン対象競走)」および「ビューチフル・ドリーマーC(古馬シーズン対象競走)」は東日本大震災の影響により、いずれも盛岡での開催に変更したことを発表した。留守杯日高賞「5/2 水沢1600→5/30 盛岡1600」、ビューチフル・ドリーマーC「8/29 水沢1900→同日 盛岡2000」(netkeiba.com)

5/9■JRAは9日、平成23年度顕彰馬選定記者投票の結果、07年日本ダービー、09年ジャパンCなど史上最多タイとなるJRAG1・7勝を挙げたウオッカ(牝7)が選定されたと発表した。今回の選定対象馬は1990年4月1日から2010年3月31日の間に競走馬登録を抹消した馬。投票者数(186名)の4分の3以上(140票以上)の選定基準を満たす157票(得票率84.4%)を獲得し、08年のディープインパクト以来となる史上29頭目、牝馬では4頭目の顕彰馬となった。ウオッカは父タニノギムレット、母タニノシスター(その父ルション)という血統。64年ぶりの牝馬による日本ダービー制覇や08・09年安田記念連覇など牡馬相手に互角以上の走りを続け、08・09年のJRA年度代表馬にも選出された。通算成績26戦10勝(うち海外4戦0勝、重賞8勝)。現役引退後はアイルランドのアガカーンスタッドにて繁殖牝馬として繋養されており、現地時間2日に初仔の牡馬(父シーザスターズ)が誕生している。【谷水雄三オーナーのコメント】「たいへん光栄に思います。これまで応援してくださったファンの皆様、また関係者の皆様に心より御礼いたします。5月2日(月)には、アイルランドでシーザスターズの牡馬を無事出産し二重の喜びとなりました。タニノギムレット、ウオッカに続き子供たちも素晴らしい活躍をしてくれるよう、今後も見守ってまいりたいと存じます」【角居勝彦調教師のコメント】「年度代表馬にも選出していただきましたが、競馬史に名を残し語り継がれていく“顕彰馬”に選出していただき嬉しく思います。また、管理した調教師として大変光栄なことだと感じております。牝馬でありながら顕彰馬に選ばれたことは本当に偉大なことだと思います。これからも頑張って顕彰馬に選出されるような馬作りに努めたいと思います」(netkeiba.com)

5/8■ 「第16回NHKマイルC」1番人気のグランプリボスが、直線で力強く抜け出して快勝。先月亡くなった父サクラバクシンオーに捧げる勝利で朝日杯FSに続くG1・2勝目を飾った。Vが条件だった英G1・セントジェームズパレスS(6月14日・アスコット)挑戦が現実となった。「フランケル(英・牡3、11年2000ギニーなど6戦無敗)と戦いたい。世界一強い馬とやりたいのは正直なところ」と矢作調教師は目を輝かせる。27日に成田APから出国する予定。鞍上は朝日杯FSで同馬をG1馬に導いたミルコ・デムーロが騎乗する方向だ。海外のライバルたちよ待っていろ。日本の3歳マイル王が世界のボスへと大きく羽ばたく(デイリー=netkeiba.com)

5/8■現地時間7日、米・チャーチルダウンズRCで行われたケンタッキーダービー(3歳、米G1・ダ10f、19頭立て)は、J.ヴェラスケス騎手騎乗のアニマルキングダム Animal Kingdomが、ネーロ Nehroに2馬身3/4差をつけて優勝した。勝ちタイムは2分02秒04。さらにクビ差の3着にはムーチョマッチョマン Mucho Macho Manが入った。【アニマルキングダム】父Leroidesanimaux/母Dalicia(母父Acatenango)調教師 米・G.モーション(netkeiba.com)

5/8■JRAは8日、前日の京都新聞杯で1番人気ながら10着に敗れたレッドデイヴィスに、右第1指骨剥離骨折が判明したと発表した。休養期間は未定。音無調教師のコメント「症状が軽くて幸いでした。軽い症状なので、休養もそれほど長くないと思います。もともと放牧は考えていたので、秋のどこかで復帰できればと思っています」(JRAホームページより)

5/8■7日の新潟12Rでチャームポットが優勝し、その父フジキセキ(19歳)は内国産種牡馬単独トップのJRA通算1136勝をマークした。先週まではトサミドリと並んでいたが、トサミドリ産駒が最後にJRAで勝ち星を挙げたのは1975年で、実に36年ぶりに記録を塗り替えた。歴代勝利数1位は7日現在、2749勝のサンデーサイレンス。その初年度産駒であるフジキセキは歴代では7位。産駒ではこれまでにカネヒキリ、キンシャサノキセキ、ファイングレイン、コイウタ、ダノンシャンティ、エイジアンウインズがJRAG1を制している(サンスポ.com)

5/6■アイルランドでの現役復帰へ向けてトレーニングを積んでいる北海道の星コスモバルク(牡10)は、10日の追い切り次第で遠征の可否を決めることになった。5日、門別RCで行われた「第1回コスモバルク記念」のスペシャルトークショーで岡田繁幸オーナーが明らかにした。「10日に最終追い切りをやってからになる」と条件付きで、「動きが良ければ17日から(出国)検疫に入れる準備をしている」と明かした。アイルランドではポップロックの移籍先でもある日本人調教師の児玉敬厩舎が受け入れ先になる。「ファンの皆さんとツアーを組んで応援に行きたい」と意欲を見せた。引退の要因となった後肢の骨折は完治しており、ビッグレッドファーム明和(北海道新冠町)で2月末から本格的な調教を再開し、現役時とそう変わらぬ530kgほどにシェイプアップされている。不屈のチャレンジャーが、再びターフに戻ろうとしている(日刊スポーツ・コム)

5/6■第1回コスモバルク記念が行われた5月5日、門別RCでコスモバルク(牡10)がお披露目された。認定厩舎の第1号として道営ホッカイドウ競馬からデビューした同馬は、道営競馬所属のままJRAのレースに挑戦し続け、皐月賞2着、ジャパンC2着など活躍。また2006年にはシンガポール航空国際Cに優勝するなど幅広く活躍、現在はビッグレッドファームで繋養されている。通算成績は48戦10勝。この日は北海優駿優勝時のゼッケンを着用してパドックに登場。第1レース開始前に河村清明氏が進行を務める形でコスモビューファーム代表岡田繁幸氏、田部和則調教師によるトークショーが行われ、同馬の思い出話などに花を咲かせていた(netkeiba.com)

5/5■「第23回かしわ記念」フリオーソが、G1・6勝目を飾った。5歳時の09年以外はデビュー年から毎年、G1を勝っているが、年間2勝目は今年が初めて。7歳にして強さは増している。「なかなか地元では勝てないけど、状態が上向きだったので自信はあった。来年こそはドバイに行かなくては、とオーナーに話しました」。レース後に川島正行調教師は堂々と来春のドバイ挑戦を宣言した(デイリー=netkeiba.com)

5/5■JRAは5日、10月2日にフランス・ロンシャンRCで行われる凱旋門賞(仏G1・芝2400m)に、今年のドバイWC勝ち馬ヴィクトワールピサ、昨年の当競走2着馬ナカヤマフェスタら日本馬7頭の登録があったことを発表した。凱旋門賞に登録のあった日本馬は下記の通り。アーネストリー、ヴィクトワールピサ、エイシンフラッシュ、ナカヤマナイト、ナカヤマフェスタ、ビートブラック、ヒルノダムール(netkeiba.com)

5/4■1日の天皇賞で12着だったトーセンクラウン(牡7、美浦・菅原泰夫厩舎)が左前繋靭帯不全断裂(競走能力喪失)を発症していることが判明した(競馬ブックweb)

5/3■ウオッカ(牝7)が2日午前10時(日本時間午後6時)、アイルランドのアガカーンスタッドで黒鹿毛の牡馬を出産した。父シーザスターズは史上初となる同一年の英2000ギニー、英ダービー、凱旋門賞覇者。G1・6連勝で09年の欧州年度代表馬に選ばれている。父6冠+母7冠の超セレブな初仔だ。角居調教師は「母子ともに無事だったようで安心しています。日本でデビューすると聞いてるし、今から本当に楽しみ」と笑顔で語った(日刊スポーツ・コム)

5/1■JAIRSジャパンスタッドブックインターナショナルはこのほど、2011年の供用予定種牡馬頭数をまとめた。今年の供用予定種牡馬は312頭(サラブレッド系統292頭、アラブ系統20頭)。昨年より11頭減少となった。初供用となる種牡馬は26頭(うちサラ系統25頭)。昨年より10頭減少した。輸入新種牡馬はハービンジャー、バトルプラン、エンパイアメーカーの3頭。国内調教馬ではヴァーミリアン、カネヒキリ、ローレルゲレイロ、キンシャサノキセキといったG1ホースが供用を開始している。なお、サンデーサイレンス系種牡馬は、直仔、孫、ひ孫の代を含めて83頭が登録。サラブレッド系全種牡馬の3割弱を占めるまでになった(競馬ブックweb)

5/1■1日の天皇賞に出走したコスモメドウ(牡4、畠山重則厩舎)は、最後の直線コースで競走を中止。両前繋靱帯断裂と診断され、予後不良となった。通算成績16戦5勝(重賞1勝)、収得賞金1億3075万8000円

5/1■英2000ギニーG1(芝8f)が4月30日、ニューマーケットRCで行われ、クウィリー騎乗の昨年の欧州最優秀2歳牡馬フランケル(牡3)が1分37秒30で優勝。6馬身差の圧勝劇でデビューから無傷の6連勝を決めた。2着はドバウィゴールドだった(デイリー=netkeiba.com)

5/1■現地時間1日、香・シャティンRCで行われたクイーンエリザベスII世C(3歳上、香G1・芝2000m、14頭立て)は、D.ホワイト騎手騎乗のアンビシャスドラゴン[香] Ambitious Dragon(NZ)が、カリフォルニアメモリー[香] California Memory(USA)に3/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは2分02秒23(良)。3着はマイティーハイ Mighty Highが入った。同レースには日本のヴィクトワールピサが出走を予定していたが、4月21日に右後肢に軽度の跛行を発症し回避していた。アンビシャスドラゴンは香港・T.ミラード厩舎所属、父Pins、母Golden Gamble、母父Oregonという血統の4歳セン馬。今年の香港ダービー(香LG1)を勝っている。なお、香港馬が5着までを占めた(netkeiba.comほか)

5/1■「第143回天皇賞・春」は1日、7番人気のヒルノダムールが残り100mで先頭に立つと、追い詰める3番人気のエイシンフラッシュを半馬身差で振り切り、悲願のG1タイトルを手にした。勝ちタイムは3分20秒6。2周目の向正面で先頭に立ったナムラクレセント(5番人気)が3着、1番人気のトゥザグローリーは13着に沈んだ。出入りの激しいレースとなったが、デビュー戦から手綱を取り続ける藤田はヒルノダムールを信じて中団で我慢。直線で馬場の真ん中に持ち出すと、力強い伸びで後続の追撃を封じた。「G1を勝たせられたのが一番うれしい。馬が頑張ってくれた」と笑顔で相棒をたたえる。そして、自身も「引退するまでには何とか勝ちたかったから」と初の盾制覇にホッとした表情を見せた。昆調教師も声を弾ませる。「最強の4歳世代がそろっているなかでG1馬になれたんだから」。3200mの距離に不安はなかった。全能力を出せない理由は精神面だけ。今回は口を縛って挑んだ。「ゴール前でフワッとするので精神的にいじめてやろうと。馬にはかわいそうなことをしたけど」と秘策が功を奏して納得の笑みを浮かべた。念願のタイトルを手にして、目指すは今秋の凱旋門賞(10月2日・仏ロンシャン)だ。「宝塚記念もあるけど、ここまで無理をしたから。使わなければ、秋は凱旋門賞しかない。行くにはうってつけ。スピードも持久力もあるから。いいときに行かないと」と指揮官。世界の強豪、そして同世代のヴィクトワールピサよ、待っていろ(デイリー=netkeiba.com)

5/1■ルーキーの横山和生騎手(18)が30日の新潟7Rで初勝利を挙げた。自厩舎の3番人気ローレルカンタータに騎乗し、好位から直線差し切りを決めた。3月5日の初騎乗から27戦目。「初勝利の実感は後になってわくと思いますが、すごく感謝しています。上位人気でしたが、気にしないように騎乗しました。直線では先頭に立ちましたが、最後まで安心できず追っていました」と感想を語った。父の横山典弘騎手が初勝利を挙げたのは1986年4月29日。25年と1日後の息子の初勝利だった。東京RCのモニターで見届けた横山典は「27戦目は早い方だよね。おれの場合は騎乗停止の方が先だったから、父親より優秀だよね」と破顔一笑。そして「騎手の先輩としてよりも、父親として見てしまった。おれの父親もそうだったんだろうなぁ」と亡き富雄さんを思い出しながら感慨深げに話した。レース中は気が気でなかった様子。「4角で早く追い出せばいいのにと思って見ていたけれど、結果的には良かった。おれより冷静だったよ。うれしいものだねぇ」と父の顔になっていた(日刊スポーツ・コム)…ちなみに、横山和が勝ったのは若手騎手限定競走

4/30■94年のJRA賞最優秀短距離馬サクラバクシンオー(父サクラユタカオー)が30日午前11時、心不全のため死亡した。22歳だった。現役時代は美浦・境勝太郎厩舎に所属し、21戦11勝(重賞5勝)。1400m以下では12戦11勝と、スキのない強さを発揮した。北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬入りすると、多くの産駒が父譲りのスピードで活躍。ショウナンカンプ、グランプリボスといったG1馬も輩出した。今年も数多くのオファーが寄せられ、約80頭との種付けをこなしていた。「1日から種付け業務を再開する予定でしたが…。ぜひ今後、さらに素晴らしい後継馬が出てくれることを期待したいと思います」と社台SSの徳武英介氏。また、社台ファームの吉田照哉代表は「今年は体が少しやせて、衰えている感じはありましたが…」と、しんみりとした口調で語った(デイリー=netkeiba.com)…日刊スポーツによると、種付けの最中だったらしい

4/30■内田博幸騎手(40、美浦・嶋田潤厩舎)と伊藤工真騎手(21、美浦・古賀史生厩舎)はともに5月1日付で美浦・フリーとなる(サンスポ.com)

4/29■岩手県競馬組合(管理者・達増拓也知事)は29日、震災で競馬場などが被災したため延期していた2011年度の岩手競馬を、5月14日から盛岡RC(盛岡市)で開催すると発表した。最終日は12月5日で、開催期間は例年の75%の90日。岩手競馬は、収支を均衡させることが存続の条件。11年度の馬券販売額は、約97億円と昨年より半減する見通しだが、NARの支援を受けるなどして、条件はクリアできるという。観客スタンドの床や壁にひびが入った水沢RC(奥州市)は、耐震工事に4、5カ月かかり、開催日は決まっていない。津波で全壊した岩手県釜石市の場外馬券場は閉鎖する(共同=サンスポ.com)

4/29■【岩手】岩手県競馬組合は29日、同日に実施された管理者副管理者会議において、平成23年度の収支見通しが整ったとして、5月14日(土)から岩手競馬を当初の予定通り開催すると発表した。【達増管理者コメント】岩手競馬については、3月11日の東日本大震災津波の発生以降、多くのファンの皆さんに御心配をおかけしてきましたが、国、地方競馬全国協会、JRA及び全国の地方競馬関係者からの御支援や、厩舎関係者及び関係企業等の御協力により、平成23年度収支計画の見通しが立ち、5月14日(土)からの盛岡競馬は、予定どおり開催いたします。岩手競馬は、自らも震災により大きな被害を受けましたが、地域の主要な経済主体、雇用の受け皿としての役割を果たしながら、競馬の開催により、県民に元気を届けていきたいと考えております。今後、当組合と厩舎関係者等が一丸となって、魅力あるレースの提供に全力で取り組んで参りますので、競馬ファンはもとより、関係各位の一層の御協力をよろしくお願いします。
【平成23年度の開催概要】(岩手競馬オフィシャルサイトより抜粋)・開催日程:15開催90日間(例年の75%)(土日月を基本とし、1開催6日間で開催)・開催期間:5月14日(土)〜12月5日(月)・開催場:盛岡RC(水沢RCは復旧の見通しを踏まえ、年度内の開催も検討。当面、場外発売所として運営)・広域受託発売:5月2日(月)より発売(水沢RCは5月14日から発売予定)・場外発売所:種市、安代、盛岡大通、十和田、津軽、山本、横手、東京で発売(宮古、三本木は施設の復旧後発売予定。釜石は閉鎖)※被災地における競馬開催であることに鑑み、収支均衡を前提として、一定の金額を義援金として拠出することを目標に運営に努めるほか、場内への募金箱設置など、震災復興に寄与するような取り組みを積極的に行う(netkeiba.com)

4/29■29日、門別RCで今年最初の2歳戦(ばんえいを除く)となるスーパーフレッシュチャレンジ(ダ1200m、12頭立て)が行われ、井上俊彦騎手騎乗の5番人気ウィナーズマックス(村上正和厩舎、父アドマイヤマックス)が、4番人気ラブミーアゴーに1馬身1/2差をつけて快勝した。勝ちタイムは1分14秒5(重)。さらに2馬身1/2差の3着には2番人気シシノパルティータが入った。1番人気グランエンペラーは6着(netkeiba.com)

4/29■JRAは29日、美浦の秋山雅一調教師が6月20日をもって調教師を勇退すると発表した。これによって、翌21日から美浦TCで木村哲也調教師が12馬房で新規開業する。秋山調教師の勇退の理由は発表されていない(JRAホームページより)

4/28■牧場の解散が報じられていたメジロ牧場の北野雄二代表取締役(78)が28日、JRA六本木事務所で記者会見を行い、事業譲渡に向けた交渉段階にあることを明らかにした。5月中旬で牧場経営と馬主業から撤退する予定。数々の名馬を育ててきた名門オーナーブリーダーは、涙の幕引きを迎える。会見の席上、北野氏は「何とか事業を続けるべく努力してまいりましたが、これ以上の継続は困難と判断しました」と競馬からの撤退を表明。関係者や従業員、所有する競走馬や繁殖牝馬のために決断したというが、「事業継続に未練がないわけではありません」と苦渋の決断だったことをにじませた。成績不振の要因としては「仕方がない時代だと思います」とした前置きしたうえで「最近は短い距離のレースばかりですが、メジロ牧場には長距離の血統が多い。馬の仕上がりも遅い方なので」と長距離レースが減少してきたことを挙げた。“長距離のメジロ”の撤退が、長距離の最高峰レース、春の天皇賞の直前に明らかになったことが、さらに寂しさを募らせた。3年ほど前から経営悪化を感じ、ここに来て撤退を決意。牧場事業に加えて、現役競走馬、繁殖牝馬、さらにはメジロライアンなどの功労馬も含めて、すべて同一の相手(現段階では非公開)に譲渡する方向で話を進めている。「一番の思い出はメジロアサマが天皇賞(1970年秋)を勝ったこと。ダービーを勝てなかったことが一番の心残りです。応援してくださった皆様、関係者の皆様に対しまして、心より感謝しております」と締めくくると、北野氏は大粒の涙をこぼした。5月中旬をメドに、牧場経営からも馬主事業からも撤退することになったメジロ牧場。マックイーン、ライアン、パーマーなどの個性派でG1を制し、一時代を築いた名門オーナーブリーダーが、その半世紀近い歴史に幕を下ろす(サンスポ.com)

4/28■中央競馬で活躍したメジロマックイーンなど、多くの名馬を輩出したメジロ牧場(北海道洞爺湖町、伊達市)の北野雄二代表は28日、事業継続が困難として、5月20日をめどに同牧場を閉鎖すると発表した。「メジロ」の冠名で知られる同牧場は1967年に開場。生産、育成した競走馬の馬主を務めるオーナーブリーダーとして、1986年の三冠牝馬メジロラモーヌ、91・92年の天皇賞・春を連覇したメジロマックイーン、G1・5勝の名牝メジロドーベルなどを手掛けて一時代を築いたが、近年は成績不振だった。事業の譲渡を決めた北野代表は「競馬で勝つこと以外に収入源がなかった牧場にとっては、経営は大変なものがあった。一生懸命やってきたが、現状では致し方ない」と話した。 現在所有する現役競走馬などは譲渡、名義変更される見込み(共同=サンスポ.com)

4/28■世界的大種牡馬・サドラーズウェルズが26日、愛国のクールモアスタッドで死亡。30歳だった。代表産駒には凱旋門賞馬モンジュー、英ダービー馬ガリレオなどがおり、数多くのG1馬を輩出。日本では産駒のオペラハウスからテイエムオペラオー、メイショウサムソンが出ている(デイリー=netkeiba.com)

4/27■JRAは27日、3回東京、3回京都9〜12日、3回阪神、2回新潟(26日に追加された)の各開催について競馬番組を変更したことを発表した。重賞については、日本ダービーの競走番号が第10→第11へ(当日の競走が1つ増える)。目黒記念・ユニコーンSがそれぞれ前日のメインレースに移設される。また、発走時刻の変更にともなって、3回京都9〜12日と3回阪神競馬のメインレースの競走番号が、第10→第11に変更される(JRAホームページより)

4/27■5月1日のクイーンエリザベスII世Cへの出走を取りやめたヴィクトワールピサが、4月27日15時26分に、CX004便にて関西国際空港に到着した。なお、同馬は輸入検疫のため、三木ホースランドパーク(兵庫県三木市)国際厩舎に入厩する予定(競馬ブックweb)

4/27■TCK(東京シティ競馬)では、1986年(昭和61年)に日本初の夜間競馬としてスタートし、今年で25周年を迎える「トゥインクルレース」を第3回開催(5月9日〜13日)から開幕すると発表した。なお、ナイター開催の施行にあたっては、東京電力から供給される商用電力を現行より35%程度削減する節電策を講じて実施される。【節電対策について】(TCKオフィシャルサイトより抜粋)TCKでは、照明電力に自家発電による電力を40%使用しています。今回の節電対策では、レースに影響を及ぼさない照度を検証するなかで、極力商用電力を使用しない方法を検討いたしました。その結果、現在の照明の約50%程度で競馬の実施が出来ることになりました。これにより、商用電力のうちナイター照明にかかる部分の80%である、1530kwの削減が可能となり、さらに、場内及び業務区域の減灯や空調の設定温度の調節、イルミネーションの減灯等、できる限りの節電により、全体として35%程度の節電を行います(keiba.go.jp=TCKリリース)

4/27■JBC実行委員会は27日、NARでJBC実施場選定特別委員会を開き、2012年の「第12回JBC競走」を川崎RCで実施することを決めた。開催日は2012年11月5日(月)で、「JBCクラシック(2100m)」「JBCスプリント(1400m)」「JBCレディスクラシック(1600m)」の3競走が実施される。なお、川崎でのJBC実施は2006年以来2度目となる(keiba.go.jpより)

4/26■JRAは26日、5月28日(土)〜6月12日(日)に、新潟競馬を引き続き開催すると発表した。この開催は、第2回新潟競馬(6日間)となる(JRAホームページより)

4/25■25日に香港・シャティンRCで行われた、アジアマイルチャレンジ第3戦「チャンピオンズマイル」は、香港のエクステンション Xtension (IRE)が1:34.71のタイムで優勝(D.ビードマン騎手)。2着ラッキーナイン[香] Lucky Nine (IRE) 1/2馬身、3着ムシール[南ア] Musir (AUS) 1/2馬身。(JRAホームページより)

4/25■2011年、地方競馬では競走距離1000m以下のレースのみで構成される新企画『地方競馬スーパースプリントシリーズ(略称:SSS)』を、6月14日(火)〜7月21日(木)の間、トライアル5戦およびファイナルの計6戦で実施します。SSSは、超短距離戦で能力を発揮する異才の発掘と、各地方競馬場で実施可能な最短距離を極力活かすため1ターン(コーナー通過が3〜4コーナーのみ)のスプリント戦をシリーズとして実施するもので、各地区の超スピードホースが、トライアル、そしてファイナルで極限の速さを競い、初夏の1カ月間を大いに盛り上げることが期待されます。ちなみに、当シリーズの実施に先駆け、2010年10月から2011年3月まで実施された「九州スーパースプリントシリーズ」(25競走、九州地区交流)では、ギオンゴールド(シリーズ4勝)やアビンニャー(シリーズ5勝)(いずれも佐賀所属)などが、その才能を開花させています。また、九州スーパースプリントシリーズの特色のひとつであった「そーにゃ速かスプリント」や「ばらい速かスプリント」など地方独特の表現を用いた競走名称は、SSSにも引き継がれています。激戦必至! 究極のスプリント戦「1ターンの衝撃」をお見逃しなく!
【トライアル】6/14「川崎スパーキングスプリント」(川崎900m=南関東地区)、6/17「九州むしゃんよかスプリント(重賞)」(荒尾950m=九州)、6/23「園田FCスプリント(重賞)」(園田820m=近畿中四国)、6/24「名古屋でら馬スプリント(重賞)」(名古屋800m=東海・北陸)、6/30「グランシャリオ門別スプリント」(門別1000m=北海道・東北) ※川崎スパーキングスプリントの1、2着馬および他4競走の1着馬にはファイナルへの優先出走権が与えられる。【ファイナル】7/21「習志野きらっとスプリント(重賞)」(船橋1000m=全国)(keiba.go.jp)

4/24■23日からインターネット投票(電話投票会員によるIPAT方式での投票)にて発売が開始されたJRAの新馬券・WIN5(5重勝単勝式)の対象5レースが24日に実施された。初回の発売票数は7,279,317票(727,931,700円)で、このうち的中は663票、1票当たりの払戻金は810,280円となった。なお、次回へのキャリーオーバーは発生しない(netkeiba.com)

4/23■高知競馬所属のオリジナルステップ(牡11歳、細川忠義厩舎)は、4月23日(土)、高知競馬第2競走(サラ系B級、1600m)で勝利し、ブライアンズロマン(元宇都宮競馬所属/2001年引退)が2000年12月に樹立したサラブレッド系最多勝利記録(43勝)を更新する「44勝目」を挙げた(※NARが設立され馬登録の統一化が図られた1962年以降の記録)。オリジナルステップはブライアンズロマン引退後の2002年に船橋競馬でデビュー。翌2003年に高知競馬へ移籍し、その後、園田・姫路競馬にも活躍の場を移しながら、2006年夏以降は再び高知に戻り、息の長い競走生活を続け、184戦目にして大記録を打ち立てた。これまでの成績は184戦44勝(うち重賞2勝=03年黒潮菊花賞、08年珊瑚冠賞)、収得賞金14,829,000円(keiba.go.jp)

4/21■ヴィクトワールピサが21日、予定していた5/1クイーンエリザベスII世Cへの出走を取りやめた。香港のシャティンRCで調整していたが、右後脚に軽度の跛行を発症。角居調教師は「残念ですが、秋にはヨーロッパへの遠征を計画しているため、無理をさせずに大事を取りました。薬を投与して治療すれば同レースの前には良くなる可能性もありますが、もう入着すればいいという馬ではありませんので、ベストな状態で出られないのであればレースには使えないと判断しました」とコメントした(デイリー)

4/21■3日の産経大阪杯で4着に敗れたダノンシャンティは20日、右前脚に浅屈腱炎を発症していることが判明した。9カ月以上の休養を要する見込み。松田国英調教師は「前走を使った後も順調に見えましたが、エコー検査の結果、腱に長さ20cm程度の損傷が見られました。今後については、半年ほど経過を見た後に、オーナーサイドと相談して決めたいと思います」と進退についての明言を避けたが、長期の戦線離脱は避けられない見通しとなった(サンスポ.com)

4/21■桜花賞馬マルセリーナが、6月17日のコロネーションS(英G1、芝16m)に登録したことを20日、松田博資調教師が明らかにした。「出走はオークスの結果とその後の様子を見てになるが、登録は済ませた」とトレーナーは語った(サンスポ.com)

4/21■ヴィクトワールピサは今夏、欧州遠征に挑むことが20日、分かった。レースは8/17インターナショナルS(英・ヨーク、芝10F88y)で、その後、昨年7着に敗れた10/2凱旋門賞(仏・ロンシャン、芝2400m)に再挑戦する。次走のクイーンエリザベスIIC(5/1、香港・シャティン、芝2000m)のあと、6/26宝塚記念の出走プランもあったが、世界を巡る方向となった。「市川オーナーと話し合って、凱旋門賞まで(のローテーションは)は決まりました。今はどこに滞在するか、いつ出発するかなどを詰めている段階です。凱旋門賞後はジャパンCを予定しています」と、角居調教師は説明した。なお、インターナショナルSに出走した日本馬にはゼンノロブロイ(05年2着)がいる(サンスポ.com)

4/20■JRAは19日、6月18日からの夏季競馬より、3歳以上オープン競走の更なる充実を図る観点から出走馬決定方法を変更すると発表した。現行では、通算の収得賞金に過去1年の収得賞金を加算した数字の大きい順に出走できる馬を決定していたが、夏季競馬からはG1競走での成績をより重視することとし、通算の収得賞金に、過去1年の収得賞金と、更に過去2年のG1(Jpn1)競走の収得賞金を加算した数字の大きい順に出走できる馬を決定する。障害オープン競走についても同様となる(競馬ブックweb)

4/20■JRAは19日、東日本大震災の影響で中止していた東日本地区の競馬を今週から再開し、安全確保や節電の問題があったメーン場の東京競馬についても、正式に開催すると発表した。また、同地区の競馬場、ウインズでの場外発売も、一部を除いて通常通りに行われることになった。同地区での競馬の開催は、節電への協力、交通機関の乱れなどから、ファンが安心して楽しめる状況でないと判断し、3月12日以降は中止になっていた。ウインズは先週、後半6レース限定で発売を開始(一部を除く)したが、今週から全レースで発売を実施する。「(被災地への)支援を続け、安全確保をしたうえで、25%の節電をしながら円滑な開催へ向けてのチェックが終了した」と小畠薫JRAお客様事業・広報担当理事。ターフビジョン、場内テレビの放映台数、放映時間などを縮小して運用するほか、場内の照明の一部消灯、エスカレーターの運行の一部停止などで、節電に取り組む。また、6月18日から行われる予定だった、2回福島競馬の中止も発表された。スタンドの一部が破損しており、復旧の見通しが立たないため。代替開催については、東京か中山になる模様だが、スタンドがオープンスペースで、空調に頼る面が少ない東京が有力だ。10月22日からの3回福島競馬の開催は、被害状況の調査等を待って決定される(サンスポ.com)

4/19■JRAは19日、夏季競馬番組を発表した(これまで皐月賞当日だったから、発表日は2日遅いということになる)。6〜7月の2回福島開催は中止となり、それに代わる関東メイン場開催地はまだ決まっていない。秋の3回福島は今後の被害状況の調査等によって開催できるかどうか検討するとしている(JRAホームページより)

4/19■19日、的場文男騎手(大井)が、大井競馬第1競走(C3・ダ1200m)において、チェリーブロッサム(5番人気)に騎乗し見事勝利。地方競馬通算の勝利数を6128勝とし、石崎隆之騎手(船橋)の持つ記録を抜き、地方競馬現役最多勝利騎手となった。なお、的場騎手の記録は、佐々木竹見(川崎)元騎手の持つ7151勝に次ぐ地方競馬史上第2位の記録となる。的場文男騎手と石崎隆之騎手は、共に昭和48年デビューの同期。これまで長きに渡りリーディングの座を争うライバル同士として、南関東競馬を盛り上げており、今後もこの2人のライバル関係に注目が集まる。◆的場文男騎手 生涯通算成績 32060戦6128勝、2着4726回(4月19日、大井競馬第1競走終了時点)(netkeiba.com)

4/17■道営ホッカイドウ競馬所属の白毛馬ハクホウリリー(牝3、斉藤正弘厩舎、父ハクホウクン)が4月7日、門別RCで行われた「競走能力・発走調教検査」(能検)に出走し、基準タイム以内で駆け抜けて見事合格を果たした。同馬は2歳春に競走馬名を一般に公募。応募総数1537通の中からハクホウリリーと命名された。デビューを目指し調教を積まれていたが昨年3月、左第3中手骨縦骨折が判明。休養に入っていた。故障が癒えた同馬はこの日、12Rに組まれたダ1000mの能検に登場。真っ白な馬体で馬場入りすると、スタンドで見学していたファンは盛んにカメラのシャッターを切っていた。結果は1分7秒5のタイムで合格。走りを見届けた斉藤調教師は「競走馬としての第1関門を無事に突破することができました。タイムはそれほどではないですが、これからしっかりと調整していく予定です。デビュー時期については、これからの調整過程と状態を見て判断していきたいと思います。応援よろしくお願いいたします」と笑顔を見せていた。白毛馬のデビューとなれば話題を集めることは必至。同競馬関係者も「アイドルホースとして頑張ってほしい」と期待を寄せている(競馬ブックweb)

4/15■ヴィクトワールピサは、引き続きM.デムーロ騎手とのコンビで香港のクイーンエリザベスII世C(5月1日・シャティン)に出走することが、15日、分かった。角居調教師は「続けて騎乗してもらえるのはありがたい」と手腕に期待を寄せた。同馬は1日に香港に到着。シャティンRCに入厩して調整を続けている(デイリー=netkeiba.com)

4/15■桜花賞3着のトレンドハンターが、15日、右第1指節種子骨を骨折していたことが分かった。休養期間は1年以上の見込み。同馬は昨年12月に阪神でデビューしてダートで3戦2勝の戦績を残すと、初芝のフラワーCで重賞初挑戦Vを果たした。続くG1でも4番人気に支持され、メンバー最速の上がりをマーク。勝った同厩舎のマルセリーナと0.2秒差の接戦を演じ、オークスでの活躍が期待されていた。松田博資調教師は「おそらく、レース中に骨折したのだろう。手術や放牧についての詳しいことなどはまだ決まっていない。難しい部位なので、長くかかると思う」と話した(デイリー=netkeiba.com)

4/14■桜花賞を制したマルセリーナに、英G1挑戦プランが浮上していることが13日、明らかになった。出走が検討されているのは、3歳牝馬限定戦のコロネーションS(6月17日・アスコット、芝約1600m)で、オークス出走後の参戦となる。同レースは英、仏、愛国の1000ギニー優勝馬が集結し、欧州3歳牝馬No.1決定戦の意味合いを持つ。遠征についてはオークスの結果やレース後の状態などを踏まえて判断されるが、すでにマルセリーナにはアスコットRCから出走への勧誘がきている。松田博資調教師は「まだオークスも終わっていない状況ですし、終わってから話し合って考えていきたいと思います」とコメントした(デイリー=netkeiba.com)

4/14■ビッグウィークが右第3中手骨罅裂(かれつ)骨折をしていたことが、14日、分かった。3カ月以上の休養を要する見込みで、春の大目標に掲げていた天皇賞への出走を断念することになった。前走の日経賞10着後は、厩舎で調整されていた。長浜調教師は「日経賞直後にレントゲンの検査を行なったが、そのときは何も出なかった。念のため、もう一度検査を行なったところ、右前脚に剥離骨折のような症状がみられた」と説明。今後については「きょう(14日)カントリー牧場へ。早ければ夏から秋には復帰できると思う」と見通しを語った(デイリー=netkeiba.com)

4/13■JRAは13日、美浦の本郷一彦調教師が5月20日をもって調教師を勇退すると発表した。これにともない5月21日から大和田成調教師が12馬房で新規開業する(JRAホームページより)

4/12■JRAは12日、16〜17日の阪神・小倉競馬で第7レースから第12レースの勝馬投票券の発売・払戻を首都圏の競馬場・ウインズで行うことを発表した。首都圏の場内場外で勝馬投票券が発売されるのは震災以来初めて。なお、勝馬投票券の発売・払戻が行われない発売所は、福島RC、W津軽、W新白河、W新宿、横手場外、種市場外、盛岡RC、水沢RC。23日以降の発売・払戻については、決まり次第発表される。皐月賞のウインズでの金曜日発売は行われない(netkeiba.comより)

4/12■JRAは12日、4月24日から6月26日までの間の「WIN5(5重勝単勝式)」の売上げから、払戻金と国庫納付金を除いた全額を東日本大震災被災地支援のため拠出すると発表した。なお、「WIN5」は、4月23日19時30分からインターネット投票で発売される。
【4月24日〜5月15日のWIN5対象レース(予定)】
●4月24日=(京都10R)橘S・(東京10R)メトロポリタンS・(新潟11R)魚沼S・(京都11R)アンタレスS・(東京11R)皐月賞
●5月1日=(東京10R)アハルテケS・(京都10R)錦S・(新潟11R)谷川岳S・(東京11R)スイートピーS・(京都11R)天皇賞
●5月8日=(京都10R)白川特別・(東京10R)ブリリアントS・(新潟11R)新潟大賞典・(京都11R)都大路S・(東京11R)NHKマイルC
●5月15日=(京都10R)朱雀S・(東京10R)是政特別・(新潟11R)邁進特別・(京都11R)栗東S・(東京11R)ヴィクトリアマイル(netkeiba.com)

4/12■【中央】JRAはこの日、大震災の影響に伴う電力事情に配慮し、今年の夏季競馬期間の「はくぼレース」を取りやめると発表した(JRAホームページより)

4/10■現地時間9日、英・エイントリーRCで行われた伝統の障害重賞「第164回グランドナショナル」(6歳上、英G3・障害36f)は、J.マグワイア騎手騎乗のバラブリッグス Ballabriggs(セン10、英・D.マッケーン厩舎)が、オスカータイム Oscar Timeに2馬身1/4差をつけて優勝した。勝ちタイムは9分01秒00。さらに12馬身差の3着に昨年の覇者ドントプッシュイット Don't Push Itが入った。今年のグランドナショナルには40頭が出走し、28か所の障害をクリアして完走したのは約半数の19頭だった(netkeiba.com)

4/9■元JRA調教師の柳田次男氏が8日午前8時15分、北九州市の聖ヨハネ病院で病気のため逝去した。84歳だった。柳田氏は騎手、調教助手を経て1964年に調教師免許を取得し、99年の引退までに通算666勝。重賞ではインターグロリアによる77年桜花賞、エリザベス女王杯、カツアールによる81年宝塚記念など19勝を挙げた。通夜、告別式は近親者のみの親族葬として執り行われる(競馬ブックweb)

4/9■荒尾の平山良一調教師が7日、荒尾競馬第5競走をサンデイルック号で勝利し、地方競馬通算2000勝という偉業を達成した。平山調教師は1948年生まれの63歳。1980年の初出走、81年の初勝利以来の通算成績は地方13162戦2001勝、JRA7戦0勝(7日終了時点)。平成22年度も6年連続の荒尾リーディングトレーナーに輝いている(netkeiba.com)

4/9■3月16日にJRA宮崎育成牧場で馬伝染性貧血(伝貧)の感染馬が発見されたことから、5日に同牧場の乗用馬、育成馬全馬に再検査を実施した結果、全馬陰性と判明した。これを受け、8日から宮崎育成牧場の馬に対する移動制限は解除された。また、延期されていた九州トレーニングセールを5月9日に開催することも決定している(サンスポ.com)

4/7■国内復帰初戦となるヴィクトリアマイルで連覇を目指すブエナビスタが、岩田康誠騎手と新コンビを組むことが決まった。ドバイWC(8着)ではムーアが手綱を取ったが、「春の2戦は岩田Jに頼んだ。その先は結果次第になるんじゃないか」と松田調教師。宝塚記念と2戦の手綱を取る(デイリー=netkeiba.com)

4/6■【中央】JRAはこの日、2回東京、3回京都、1回新潟競馬の番組を変更することを発表した。東京は、2日目のフローラSを初日に移設、2日目には皐月賞が実施される。1回新潟は1週早く開幕することになったため、開催日次が変更になる。3回京都1〜8日と新潟4日目のメインレースの競走番号が第10レースから第11レースに変更される。G1の日の最終レースに設定されていた「JRAプレミアムレース」は「被災地支援競走」として実施される(プレミアムは中止。4/24皐月賞当日は「きずな賞」、5/1天皇賞当日は「いぶき賞」、5/8マイルC当日は「みらい賞」、5/15Vマイル当日は「きぼう賞」と名付けられた)。また、5/8新潟11R「新潟大賞典」も「被災地支援競走」として行われる(JRAホームページより)

4/5■【中央】JRAはこの日、4月23・24日に新潟競馬を開催し、23日の新潟に福島牝馬Sを移設して行うことを発表した(JRAホームページより)

4/5■【川崎】神奈川県川崎競馬組合は5日、平成23年度第1回川崎競馬の開催について、12日(火)から「復興支援競馬」として、節電等の対策を講じた上で開催すると発表した。なお、13日に実施予定だった「第14回クラウンC」は15日に行われる。復興支援競馬、被災地支援の内容や節電等の対策など、今開催における概要は以下の通り。
【復興支援競馬の内容】(1)日程:4月12〜15日 (2)開門時間:11時50分 (3)レース発走時刻:12時30分〜16時30分(全9レース)
【被災地支援の内容】(1)開催の総売上金(売得金)の1%を義援金として拠出 (2)神奈川県馬主協会から500万円の義援金を提供。神奈川県調教師会、神奈川県騎手会も協力予定 (3)川崎競馬所属騎手および南関東各競馬場騎手有志による場内での募金活動
【節電等対策】(1)ナイター開催を取り止め、昼間開催として実施 (2)開催日数の削減(5日→4日) (3)レース数の削減(51R→36R) (4)レース間隔を最大限短縮(※1レースから最終レース終了まで4時間で終了。通常5時間〜5時間30分) (5)川崎在厩馬中心の競馬番組とし、出走馬輸送用燃料を節減 (6)使用するスタンドおよびフロアを最小限の施設に限定(※通常の1、2、3号スタンド→1号スタンドの1階、2階の一部と4階のみ使用) (7)川崎ドリームビジョンの使用中止。なお、計画停電等の状況によっては、開催を変更または中止する場合がある(netkeiba.com)

4/5■【南関東】東日本大震災の影響により、3月11日の大井競馬を最後に開催が中止されていた南関東地方競馬が、12〜15日の川崎競馬から順次再開されることがわかった。今回の再開に当たっては、売上の一部を被災地に拠出するなどの「復興支援競馬」として開催することや、募金・チャリティー活動の実施、また計画停電等の社会情勢を考慮し、川崎・大井競馬を昼間開催とするなど、さまざまな対応が予定されている。関東地区の競馬開催は、震災が発生した3月11日の大井開催(9レースまで施行)以降全て中止されており、JRA含め約1カ月ぶりの再開となる。なお、JRAの開催は現在のところ、23日の東京開催から再開される予定。各場の開催スケジュールは以下の通り。【川崎】4月12日(火)〜15日(金)※昼間開催 【大井】4月18日(月)〜22日(金)※昼間開催 【浦和】4月25日(月)〜29日(祝・金) 【船橋】 5月2日(月)〜5月6日(金) ※計画停電の影響などにより、レース時間の変更や中止などが生じる場合がある(netkeiba.com)

4/4■騎手過程30期生の入学式が4日、千葉県白井市のJRA競馬学校で行われ、木幡騎手の長男・初也くん、小崎調教師の長男・綾也くんなど、7人が入学した。東日本大震災の被災地・福島県南相馬市出身の木幡は「こういう時期だけど、まずはホッとしています。一度も薦めたことはないが、乗馬をずっとやっていて自分からなりたいと思ったみたい。一生懸命頑張ってほしい」とエール。「一緒にレースで乗れるように、もう少しオレも頑張らなくちゃ」とはにかんだ。初也くんは「3年間頑張るぞ、という気持ちがさらに強くなった。技術だけでなく人間性も一流のジョッキーになりたい」と抱負を語った。7人は順調に卒業できれば、14年3月に騎手デビューする。入学生は以下の通り。秋山耀(千葉)、石川裕紀人(東京)、井上敏樹(埼玉)、小崎綾也(滋賀)、木幡初也(茨城)、松若風馬(滋賀)、義英真(鹿児島)(デイリー=netkeiba.com)

4/4■NARは4日、平成22年度の地方競馬開催成績を発表した。平成22年度の地方競馬は平地・ばんえい合わせて17競馬場で1432日(前年度1461日)開催された。入場人員は全国計で395万9364人(前年比88.3%)、1日平均で2765人(同90.1%)となり、14年連続で減少となった。総売得金額の全国計は3332億3893万5200円(前年比91.7%)、1日平均は2億3270万8800円(同93.6%)で、3年連続の減少となっている(netkeiba.com)

4/4■3日、韓国の釜山キョンナム競馬公園で、Mr.PINKこと内田利雄騎手(49)が、韓国クラシック一冠目「KRAカップマイル」(韓国G2、ダ1600m、賞金2億2千800万ウォン)を制した。内田騎手が騎乗したソスルッテムン(牡3)の父は、岩手競馬が生んだ名馬・メイセイオペラ。ソスルッテムンは、現在韓国で種牡馬生活を送っているメイセイオペラの「韓国における初年度産駒」であり、メイセイオペラ産駒が韓国の重賞を勝つのは、今回が初めて。内田騎手のコメント「韓国で初めて重賞を勝つことができました。感無量です。メイセイオペラの子供で勝てたことが、なにより嬉しい。厳しい調教に耐えてくれた馬に、感謝しています。岩手競馬のみなさんに、よろしくお伝えください」(netkeiba.com)

4/2■5月1日に香港シャティンRCで行われるオーデマピゲクイーンエリザベスII世Cに出走を予定しているヴィクトワールピサが1日、ドバイから香港に到着した。ドバイ国際空港発1日5:20(日本時間10:20)〜香港国際空港着1日16:34(同17:34)〜シャティンRC着18:30(JRAホームページより)

4/2■3月27日の高松宮記念を制し、翌日に引退を発表したキンシャサノキセキが3月31日午前、種牡馬生活を送る北海道安平町の社台スタリオンステーションに入厩した。種付料は受胎確認後150万円と設定されている(netkeiba.com)

4/2■ディープインパクト産駒が海外初Vを飾った。3月31日(日本時間同日深夜)、パリ近郊のサンクルーRCで行われた準重賞の「オムニウムII賞」(3歳牡・せん、芝左1600m、1着賞金27,500ユーロ=約327万円、8頭)に同産駒のバロッチ(日本産、仏・E.ルルーシュ、牡3)がC.スミヨン騎手とのコンビで1番人気に推されて出走し、2着プライヴェートジェットに短首差で勝利を収めた。不良馬場でタイム1:48.9。バロッチは、パントレセレブルなどで知られるウィルデンシュタインファミリーが母バステット(愛国産、父ジャイアンツコーズウェイ)を北海道の白老ファームに送ってディープと交配させて誕生した後、フランスに戻した馬。デビューは昨年10月7日で2着。今回はそれ以来のレースで、初勝利が準重賞となった。オムニウムII賞はアラジ(1992年)などが勝っている由緒あるレース。今後はG3フォンテーヌブロー賞(24日、ロンシャン、芝1600m)からG1仏2000ギニー(5月15日、ロンシャン、芝1600m)と進む(サンスポ.com)

4/1■【中央】JRAは1日、4月16、17日も小倉競馬を続けて開催することを発表した。本来なら先月20日で終了する予定だった春の小倉競馬は、さらに2日間延長される。ただし1開催の日数の上限が12日間までと定められており、新たに追加される分は第3回初日、2日目として行われる。メーンレースには土曜が準オープンのハンデ戦、日曜がオープンの定量戦(ともにダ1700m)が組まれる。23日以降の東京競馬開催の有無や、東日本地区の競馬場、WINSでの馬券発売の再開時期などの発表は、次週以降となる見込み(デイリー=netkeiba.com)

3/31■国際競馬統括機関連盟から、10年10月1日から3月27日のワールドサラブレッドランキング(WTR)が発表され、127ポンドで4位となった昨年の凱旋門賞2着馬ナカヤマフェスタをはじめ、上位50位以内に日本馬7頭が入った。ほかでは、ドバイWCを制したヴィクトワールピサが122ポンドで11位タイ、ブエナビスタとトランセンドが121ポンドで16位タイ、ペルーサとローズキングダムが30位タイ(120ポンド)、トゥザグローリーが119ポンドで44位タイだった。なお、トップはデビューから11戦無敗の豪州の牝馬ブラックキャビアで130ポンド(デイリー)

3/31■1998年にドバイワールドCに挑戦したキョウトシチー(牡20)が死亡していたことが30日、分かった。北海道日高町の幾千世牧場で功労馬として余生を送っていたが、2週間前から体調が悪化、29日夕方に急死した。現役時代は栗東・中尾謙太郎厩舎に所属。97年浦和記念G2など中央・地方で重賞7勝をあげ、98年にはドバイWCに挑戦して6着と健闘した。中央、地方、海外で通算56戦13勝。獲得賞金は6億3896万1000円。現役時代に担当していた宮本調教師は「いろいろお世話になった馬でした。長い間、走ってくれたし、幸せだったと思う」と話していた(サンスポ.com)

3/30■ドバイワールドカップデー諸競走に出走した、ヴィクトワールピサを除く4頭が30日、関空に到着した。4頭は兵庫県三木市の三木ホースランドパーク国際厩舎で輸入検疫を行う(JRAホームページより)

3/30■JRAは30日、昨年の最優秀2歳牝馬レーヴディソールが同日の調教後、右橈骨遠位端骨折が判明したと発表した。今後6カ月以上の休養を要する見込み。同馬はデビューから3連勝で阪神JFを制して昨年の最優秀2歳牝馬に輝くと、5日のチューリップ賞も制し、桜花賞の最有力候補と目されていた(netkeiba.com)

3/29■【船橋】千葉県競馬組合は29日、東北地方太平洋沖地震の影響で中止となったダイオライト記念の代替開催を、第2回船橋競馬第1日目(5月2日(月))に行うと発表した。なお、第2回船橋競馬開催の詳細、および4月の第1回船橋競馬本場開催の代替実施等については後日発表される(netkeiba.com)

3/29■すでに引退して中央競馬の登録を抹消しているキングストレイル(牡9、父サンデーサイレンス)がアイルランドで競走馬として復活することが28日、分かった。同馬は美浦・藤沢和雄厩舎に所属して35戦4勝、05セントライト記念G2、07京成杯オータムHG3の2重賞を制覇。昨年3月27日の日経賞14着が最後のレースとなり、4月7日付で登録を抹消した。その後、北海道・安平町のノーザンファームなどで運動は行われていたが、アイルランドから名馬サンデーサイレンスの血が欲しいとの理由で後継馬としての強いオファーがあり、関係者が快諾した。すでに2月にアイルランド入りし、現地で開業している日本の児玉敬調教師の元で新天地でのデビューに向けて調教が積まれている。同厩舎は有馬記念、JC2着など活躍したポップロック(移籍後2戦1勝で引退、今シーズンからチェコで種牡馬入り)も受け入れており、キングスは競走生活を終えた後アイルランドで種牡馬になる(サンスポ.com)

3/28■ドバイWCで日本馬初制覇を果たしたヴィクトワールピサは今後、国内外の主要G1に狙いを定めて世界のホースオブザイヤーを目指す。5月香港のクイーンエリザベス2世Cから宝塚記念、秋は凱旋門賞からジャパンCへ向かうプラン。 ヴィクトワールピサの世界制圧プランが具体化してきた。今後は5月1日香港のクイーンエリザベス2世C(G1、芝2000m=シャティン)への転戦が最有力。さらに凱旋レースとして6月26日阪神の宝塚記念が浮上した。秋には昨年7着の凱旋門賞(G1、芝2400m、10月2日=ロンシャン)に再び挑み、11月27日東京のJCへと進むプランが立てられている。 快挙から一夜明けた27日朝も馬体に異常は見られず、角居調教師は「特にダメージはない。元気もあった」と胸をなで下ろした。香港遠征についてはレース後の会見で市川オーナーが「行きますよ」と明言。このまま日本へは帰らず香港へと輸送される見通しだ。国内復帰戦は宝塚記念を視野に入れる。オーナーは「先生に任せる」と前置きしながら、レース前の時点から「香港を使ってから間に合えば」と構想を練っている。凱旋門賞についても「行きます」と断言。JCについては角居調教師が「使うことになると思う」と見通しを示した(日刊スポーツ・コム)

3/28■悪夢が繰り返された。高松宮記念で4位で入線したダッシャーゴーゴーは3角で斜行し、ジョーカプチーノの進路を妨害したとして11着に降着。2位入線から4着になった昨年のスプリンターズSに続き、またもやG1での降着劇となった。川田騎手は目を真っ赤にしながら「2度目ですからね…。情けないし、申し訳ない」と謝罪。4月2日から10日まで騎乗停止となった。2番手から早めに先頭に立ったものの、勝ち馬の格好の目標にされた。安田厩舎はドバイワールドCのトランセンド2着に続き、勝利の女神はほほ笑んでくれなかった(日刊スポーツ・コム)

3/27■JRAは31日付で柴田未崎騎手(33歳、美浦・フリー)と南田雅昭騎手(26歳、美浦・フリー)が騎手を引退することを発表した。両騎手はそれぞれ斎藤誠厩舎、萩原清厩舎で調教助手となる予定。27日終了現在、柴田騎手はJRA通算82勝(平地73、障害9)、南田騎手は同28勝(平地のみ)(JRAホームページより)

3/27■現地時間26日、ドバイ・メイダンRCで行われたドバイ国際競走の結果は、以下のとおり。
◆ドバイワールドC(首G1、AW2000) 1着 ヴィクトワールピサ 2:05.94 騎手 M.デムーロ 調教師 角居勝彦(日) 2着 トランセンド[日] 3着 モンテロッソ Monterosso[UAE]
◆ドバイシーマクラシック(首G1、芝2410) 1着 リワイルディング Rewilding 2:29.01 騎手 L.デットーリ 調教師 M.アル・ザルーニ(UAE)  2着 レッドウッド Redwood[英] 3着 カルヴァドスブルーズ Calvados Blues[UAE]
◆ドバイデューティフリー(首G1、芝1800) 1着 プレスヴィス Presvis 1:50.21 騎手 R.ムーア 調教師 L.クマーニ(英)  2着 リヴァージェテス River Jetez[南ア] 3着 ウィグモアホール Wigmore Hall[英]
◆ドバイゴールデンシャヒーン(首G1、AW1200) 1着 ロケットマン Rocket Man 1:11.28 騎手 F.コーツィー 調教師 P.ショー(星)  2着 ユーロイヤーズ Euroears[米] 3着 サニーキング Sunny King[香]
◆UAEダービー(首G2、AW1900) 1着 クワーラー Khawlah 1:58.83 騎手 M.バルザローナ 調教師 S.ビン・スルール(UAE)  2着 マスターオブハウンズ Master of Hounds[愛] 3着 マーブーバ Mahbooba[南ア]
◆ゴドルフィンマイル(首G2、AW1600) 1着 スカイサーファーズ Skysurfers 1:37.65 騎手 L.デットーリ 調教師 S.ビン・スルール(UAE) 2着 ムファー Mufarrh[UAE] 3着 レッドジャズ Red Jazz[英]
◆アルクォズスプリント(首G2、芝1000) 1着 ジェイジェイザジェットプレーン J J The Jet Plane 59:14 騎手 B.ファイドエルブ 調教師 M.ホウダラキス(南ア)  2着 ウォーアーティスト War Artist[仏] 3着 ベタービーザワン Better Be the One[星] (netkeiba.comほか)

3/27■ドバイワールドC(北半球産馬4歳上、南半球産馬3歳上、首G1・AW2000m)は、M.デムーロ騎手騎乗のヴィクトワールピサが、最後方追走からレース途中で先団に取り付くと、逃げたトランセンドとの叩き合いを1/2馬身差制し優勝した。勝ちタイムは2分05秒94(良)。さらに1/4馬身差の3着にモンテロッソ Monterossoが入った。ブエナビスタは後方からレースを進めたが伸びを欠き8着に敗れている。今回で16回目となる世界最高峰(1着賞金600万ドル=約4億8000万円)レース・ドバイWCで、日本調教馬の優勝は史上初の快挙。これまでは01年トゥザヴィクトリーの2着が最高だった。過去にホクトベガ、アグネスデジタル、アドマイヤドン、カネヒキリ、ヴァーミリアンなど多くの名馬が挑み敗れていたが、14回目、延べ21頭目の挑戦で悲願を達成した。ドバイ国際競走における日本調教馬のG1制覇は、ハーツクライの06年ドバイシーマクラシック、アドマイヤムーンの07年ドバイデューティーフリーに続く3勝目となる。鞍上のデムーロ騎手はレース直後のインタビューで「ドバイWCを勝つなんて信じられません。日本を愛しています、ありがとう」と涙ながらに語った(netkeiba.com)

3/27■ドバイシーマクラシック(北半球産馬4歳上、南半球産馬3歳上、首G1・芝2410m)に、日本のルーラーシップが出走。レース途中から先頭に立ち、残り300m付近まで先頭をキープしていたが力尽き、6着に敗れた。勝ったのはL.デットーリ騎手騎乗のリワイルディング Rewilding(父Tiger Hill)で、勝ちタイムは2分29秒1(良)。3馬身1/4差の2着にレッドウッド Redwood、さらに1/4馬身差の3着にカルヴァドスブルーズ Calvados Bluesが入った(netkeiba.com)

3/26■UAEダービー(3歳、首G2・AW1900m、14頭立て)は、M.バルザローナ騎手騎乗の牝馬クワーラー Khawlah(父Cape Cross)が、ゴール直前でマスターオブハウンズ Master of Houndsをハナ差交わし優勝した。勝ちタイムは1分58秒83(良)。さらに3馬身1/2差の3着にマーブーバ Mahboobaが入った。日本のレーザーバレットは後方からレースを進め、勝ち馬から約16馬身差の9着に敗れている(netkeiba.com)

3/26■藤沢和雄調教師(59)は、26日の小倉5Rをシャイニンロミオで勝ち、故佐藤勇調教師の1074勝を抜いて、JRA史上9位となる1075勝を記録した。なお1位は故尾形藤吉調教師の1670勝。1988年3月1日に厩舎を開業し5868戦目の到達。重賞はG1・21勝を含め83勝(サンスポ.com)

3/25■【岩手】平成23年度の岩手競馬は、震災によって競馬関係施設に甚大な被害が発生しており、復旧までに期間を要すること、県内被災地等で燃料不足等の厳しい状況が続いていることなどの事情を考慮し、予定していた4月2日の開幕を延期することになった。5月14日からの1回盛岡競馬から実施する方向で検討(netkeiba.comより)

3/25■道営ホッカイドウ競馬の23年度の競走能力発走調教検査が24日からスタートした。この日は2歳馬58頭が受験し、ゲート内中立、発走、そして800m58秒の制限タイムを全馬クリアした。それぞれ5〜6頭に分かれて10レースで行われ、もっとも速い時計を記録したのは亀井騎手が騎乗したタイムデヴィアス(牝2、若松厩舎)。父タイムパラドックス、母イブキグリンバレー(母の父ドクターデヴィアス)という血統で、800mを51秒2で走破した。また、アドマイヤムーン産駒のジュウゴヤムーン(牝2)も52秒3で1位通過。幸先のよいスタートを切っている。この能力検査は4月29日の開幕まで、あと5回開催される(netkeiba.com)

3/24■【船橋】千葉県競馬組合は24日、東北関東大震災の影響による社会情勢、計画停電の実施状況等を踏まえ、4月4日(月)〜4月8日(金)(平成23年度第1回船橋競馬)の開催を中止すると発表した。なお、4月6日に実施予定だった「第15回マリーンCG3」も中止となる。代替開催の実施等については未定(netkeiba.com)

3/23■【大井】TCK特別区競馬組合は22日、東日本大震災の影響による社会情勢等を踏まえ、28日〜4月1日の大井競馬の開催を取り止めると発表した。30日に予定されていたマイルグランプリは取り止めとなり、31日の京浜盃は、4月18日に実施する予定。なお、同競馬場では、4月18〜22日の開催を「復興支援競馬」として実施できるよう準備している(サンスポ.com)

3/22■【中央】JRAは22日、東北関東大震災の影響により、3月27日(日)までの中山競馬開催については中止としていたが、その後も安定的な競馬施行に支障が生じるおそれがあることから、4月2日(土)以降の第3回中山競馬(4月2日(土)〜17日(日))についても、開催を中止すると発表した。また、第1回福島競馬(4月9日(土)〜24日(日))についても、福島RCの被害が甚大であることから開催を中止となる。これらに伴う競馬開催等については次のとおり。
◆変更に伴う競馬開催について
1. 4月2日(土)・3日(日)および9日(土)・10日(日)に、小倉競馬を引き続き開催。(中山競馬の代替?)
2. 皐月賞は第2回東京競馬第2日(4月24日(日))に移設。(なお、東京RCにおいても安定的な競馬施行に支障が生じるおそれがある場合は、京都RCで施行する可能性も)
3. その他、重賞レースの移設は次のとおり。
●G2日経賞:3月26日(土)中山→4月2日(土) 阪神(距離は2500→2400に変更) ●G3中山牝馬S:3月13日(日)中山→4月2日(土) 阪神
G3ダービー卿CT:4月3日(日)中山→4月3日(日) 阪神 ●G2ニュージーランドT:4月9日(土)中山→4月9日(土) 阪神 ●G3マーチS:3月27日(日)中山→4月10日(日) 阪神 ●G2読売マイラーズC:4月16日(土)中山→4月17日(日) 阪神(日曜日のメインレースに変更) ●G1皐月賞:4月17日(日)中山→4月24日(日) 東京
※中山グランドジャンプの移設先、小倉競馬の番組の詳細、重賞レースの移設に伴う阪神競馬の番組の詳細等については未定(netkeiba.comほか)

3/22■【ばんえい】帯広市の「ばんえい十勝」競馬では来年度開幕週となる4月16、17日の開催を「災害復興支援シリーズ」として実施し、収益の一部を東日本大震災被災地への義援金として寄付すると発表した。また今月27日の「ばんえい記念」当日はチャリティーイベントが行われ、同場内の募金活動は28日の同開催最終日まで実施される(サンスポ.com)

3/22■21日阪神スプリングJ、9番人気の関東馬オープンガーデン(牡7)が勝ち、3月開業の菊沢隆徳調教師(41)は出走5頭目の初勝利を重賞で飾った。11カ月ぶり実戦のオープンは、直線でテイエムトッパズレとの追い比べの末、1馬身1/4差退けた。初勝利が重賞となったケースは1995年音無秀孝調教師(北九州記念イナズマタカオー)以来16年ぶり4人目。勇退した郷原調教師から引き継いだばかりで「これまでかかわった人々すべてに感謝です。夢のようです」と感極まっていた。今後は4月16日予定の中山グランドJを目指す(日刊スポーツ・コム)

3/21■21日報知杯フィリーズレビュー、15着のモアグレイスがレース後に急性心不全で死んだ。厩舎地区へ戻り、馬体を洗っている最中に発症。西園調教師は「洗い場で突然バタッと倒れて…」と状況を説明。「桜花賞で巻き返そうと思っていただけに、本当に残念です」と悲痛な表情で語った(日刊スポーツ・コム)

3/20■26日にドバイで行われるドバイシーマクラシックに参戦を予定していたスノーフェアリー(牝4、E.ダンロップ厩舎)が右前脚に軽い不安を発症し、出走を断念することになった。20日、レーシングポスト電子版が伝えた。昨春は英愛オークスを制覇し、秋はエリザベス女王杯と香港Cを勝利。強烈な末脚を武器に、1年でG1を4勝した。今回は日本から参戦するルーラーシップの最大のライバルと見られていた(日刊スポーツ・コム)

3/20■節電等を鑑み関東と東北地区の場外発売なしで行われた19日は大きな混乱はなかったものの、事情を知らずにウインズ銀座などに馬券を買いに来たファンの姿も見られた。JRAへの問い合わせは場外発売絡みよりも、パソコンによるI-PAT方式の操作方法や、みずほ銀行のシステム障害による購入不可についてが多かった。被災地支援競馬の初日となった19日、阪神には前年を約5%上回る16,778人が来場したが、売り上げは46億5622万2300円(前年比74.2%)にとどまった。うち場外(北海道と西日本地区)は43億4370万5200円(同72.3%)。小倉も26億1715万700円(同58.2%=昨年は中京開催)と伸びなかった。震災余波が続いてファンの購買意欲が高まらず、関東・東北の場外発売と、携帯電話による投票が実施されなかった点も響いたと考えられる(日刊スポーツ・コム)

3/19■この日の小倉競馬11Rでトップゾーンに騎乗した佐賀競馬所属の山口勲騎手は、第2位に入線したものの、最後の直線コースで外側に斜行し13着に降着、3月26日から4月3日まで騎乗停止となった

3/18■JRAは18日、みずほ銀行のシステム障害により、同行口座からのA-PAT会員が19〜21日の間、馬券の投票ができないことを発表した。同行から会員の残高データがJRAに送付できないためで約28万人の会員に影響が出るとしている。また、同行のATMなどから他行のA-PAT、即PAT口座に振り込みを行なった場合、反映されていない場合もあると、注意、確認を促している(デイリー=netkeiba.com)

3/18■UAEダービーに出走予定のレーザーバレットが18日、ドバイ国際空港に到着した。成田発17日21:11〜香港発18日4:07(日本時間5:07)〜ドバイ着18日8:20(日本時間13:20)(JRAホームページより)

3/17■【高知】中止となった12日・14日(黒船賞を含む)は代替なし。19・20・26・27日の開催は薄暮開催に変更される(keiba.go.jpより)

3/17■【中央】JRAは17日、19日から27日までの間に開催する阪神、小倉競馬を「東北関東大震災被災地支援競馬」と銘打って実施すると発表した。日本馬主協会連合会が5000万円、日本調教師会と日本騎手クラブが500万円ずつを義援金として寄付する。すでにJRAは1億円の義援金の寄付を発表している。また、騎手は19日から3日間の阪神、小倉競馬で喪章をつけて騎乗。最終レース終了後には騎手全員で募金活動を行う(サンスポ.comほか)

3/17■JRAは16日、宮崎育成牧場で馬伝染性貧血(伝貧)に感染している馬が確認されたと発表。28日の「JRA育成馬展示会」の中止を決め、29日の「九州3月トレーニングセール」の延期を明らかにした。伝貧が発見されたのは、宮崎大学から昨年3月に寄贈されて繋養されていた3歳せん馬。サラブレッドではなく、乗用馬だった。今月8日に宮崎家畜保健衛生所の検査を受けたところ、伝貧の疑いがあるとされ、隔離された。11日に同衛生所の指導に基づき安楽死となったが、16日につくば市の動物衛生研究所の血液検査で感染が確認された。宮崎育成牧場では、24頭の育成馬を含む41頭全ての馬を検査したが陰性と確認。4月に家畜保健衛生所で清浄性を確認する再検査が行われる予定。伝貧は家畜伝染病予防法に基づく法定伝染病で、馬属のみが感染する病気。感染すると高熱を伴う貧血になり、ひどい場合は命を落とすが、慢性化して他の馬へと感染する可能性がある。空気感染することはなく、蚊や虻が媒介することが多い。1939年のダービー馬クモハタや、1947年のダービー馬マツミドリなどが感染して安楽死の措置がとられた。テンポイントの祖母クモワカが感染を疑われたことでも知られる(サンスポ.com)

3/17■【中央】JRAは16日、東京・港区の六本木事務所で会見を開き、3月中の馬券発売と払い戻しに関する要項を発表した。今週末から中山RCを除く関西圏(阪神・小倉)での開催を再開するが、現金での購入は東北、関東圏は除き、北海道と名古屋以西の競馬場・ウインズに限定。携帯電話による購入は全国的に取りやめ、パソコン方式によるインターネット投票だけが可能となった。記者会見に臨んだJRAの後藤浩之・販売企画課長は「お客様の安全が確保され、安定した発売が行えることを考慮して、現金投票は北海道と名古屋以西で発売・払い戻しを行うこととしました」と発表した。震災の被害が徐々に明らかになってきてはいるが、計画停電や節電の呼びかけなど、東日本では安定的な発売ができない状況。ウインズや競馬場で馬券を買えない地域の人はインターネットなどを利用して購入するしかないが、後藤課長は「通信ネットワークの確保ということを考え、インターネット投票(IPAT、PAT)もパソコンからのみとします。携帯電話、プッシュホンを利用したARS方式なども利用はできません」と説明。競馬を開催する関西圏を含め、全国的に携帯電話(スマートフォンは除く)からの購入はできない。現在のIPAT加入者は約312万人。1日あたりの平均利用者はパソコンの約28万9000人に対して携帯電話が45万人。昨年の馬券売り上げに占めるシェアはパソコン利用者が19.8%、携帯電話が24.9%。携帯電話を利用して馬券を買っている人が全体の4分の1を占める。JRAとしては東日本、特に東京を中心とした大都市圏で発売ができず、携帯電話での購入もできないとなれば大きな売り上げ減となるが、震災の状況を考えればやむを得ない。なお、重賞レースの前日発売は通常通り行う予定。前日15日の会見でJRAの小畠薫理事(広報担当)が「競馬開催が復興の一助となれば」とコメントしたように、中山RCを除いて開催を再開するJRA。詳細は決まっていないが、開催競馬場などで騎手などにも協力を呼びかけ、募金活動を行う予定だ。4月以降は競馬の開催も発売も決まっていないが、競馬開催が復興への第一歩となることを関係者は切に願っている(サンスポ.com)

3/17■【大井】大井RCでは節電のため、16日から調教時間を従来の午前3時〜8時30分を、同4時30分〜10時30分に遅らせた。当面は継続する。また、28日から予定されているトゥインクルレースについては、ナイターでの開催準備を進めているが、昼間開催での施行なども視野に入れて検討中。来週早々までには発表される見込み(サンスポ.com)

3/16■NARは16日、平成22年度第4回調教師・騎手免許試験の合格者を発表した。調教師には、岩手競馬で通算932勝(16日現在)を挙げている関本浩司騎手など2名が、騎手には騎手候補生8名がそれぞれ合格した。いずれも2011年3月31日付の免許となる。合格者は以下の通り。【調教師】関本浩司(43、岩手、騎手)伊藤滋規(36、船橋、厩務員)【騎手】下村瑠衣(しもむらるい=17、道営)柿本量平(かきもとりょうへい=20、船橋)山頭信義(やまがしらのぶよし=18、船橋)山崎良(やまざきりょう=19、大井)田中涼(たなかりょう=17、川崎)丸山真一(まるやましんいち=20、愛知)川島拓(かわしまたく=20、佐賀)日野太一(ひのたいち=20、佐賀)(netkeiba.com)

3/16■【中央】3月いっぱい中止される中山競馬の重賞のうち、フラワーCとスプリングSの2競走については、26日の阪神競馬に移設されることが決まった。ともに芝外回り1800mで、スプリングSが11R、フラワーCが最終12R。なお、スプリングSの競走名からはフジテレビ賞が外される。また、中止となったその他の重賞(中山牝馬S、日経賞、マーチS)の取り扱いについては後日発表される

3/16■【中央】JRA広報担当の小畠薫理事は、六本木事務所で開いた記者会見で、3月いっぱいの中山競馬の中止と、阪神、小倉での競馬開催を発表した。「被災地の一刻も早い復旧を願うとともに、競馬開催が復興への一助となるのではないか。また積極的な募金活動ができるのではないか、と開催に向けて模索してきましたが、大変に厳しい状況であると思う」。小畠理事は、東日本大震災の被害の甚大な状況を踏まえた上で、関西圏での競馬は予定通りに開催するとした。また、開催の競馬場では募金を行うことを明かし、積極的に騎手ら関係者に協力を呼びかけるという。前日の14日には、震災で中止となった競馬の代替開催を含めて番組変更を発表し、その時点では中山競馬も含まれていた。しかし、節電に対する機運の高まり、関東地方を中心とした計画停電の実施、公共交通機関の乱れなどから「開催できる環境にない」と判断した。また東京電力、東北電力管内は電力供給が正常に行われない可能性があることも重視。北海道、東北、関東圏の競馬場、ウインズなどでは馬券の発売や払い戻しを見合わせる方向も示された。前日まで3場開催にこだわった背景には、クラシックシーズンが目前に迫っているという事情がある。トライアルレースを東西で行わないと不公平感があることも考慮されたが、会見に同席した小林哲也・競走部企画課長は、「クラシックに向けて関係者などに早く方向性を示さなくてはならない。中山でトライアルレースなどを施行すべきですが、阪神に場を移すことになりました。アネモネSについても26、27日の開催に移すことも検討しましたが、桜花賞まで中1週というローテーションはきつく、他の競走とのバランスを考えて取りやめとしました」と説明した。関西圏では14日の発表通り、それ以後も通常の予定通りに競馬は開催される。当然、関東馬の関西への遠征が多くなるが、小林課長は「阪神RCの出張馬房だけでは足りない事態が想定されるので、京都RCの馬房を使って阪神へ輸送することになると思う」と対策について話した。小畠理事は「今後も地震の影響が出る可能性はあります。その状況に合わせて対処していくしかありません」と4月以降の関東での競馬開催も流動的だ(サンスポ.com)

3/15■【浦和】21〜25日に予定されていた浦和競馬は、地震の影響により安定的な競馬施行に支障を生じるおそれがあることから、中止となった。代替開催は行われず、南関東牝馬クラシック第1弾の桜花賞も実施されない(サンスポ.com)

3/15■【中央】本当に開催はできるのか---。東日本大震災での被害や影響が膨大になる中、JRAは中止した先週の競馬の代替開催を発表した。12日の中山、阪神競馬は本来予定がなかった祝日の21日に組み、13日の中山、阪神競馬の代替開催については未定ながら、同日メーン中山牝馬S(中山)、フィリーズレビュー(阪神)を、条件戦を取りやめて21日に組み入れた。12、13日分の小倉競馬は本来の開催最終週翌週の26、27日に代替開催する。この日、会見に臨んだ小畠薫JRA理事は「無理に開催するということではありません」と前置きしながらも、「あくまでも開催に向けて態勢を整えていく」と強調した。関東地方を中心に節電の機運が高まり、計画停電も始まった。ガソリンも十分に供給されない現状に加え、公共交通手段も改善どころか、滞ったまま。頻繁に余震が続いているにもかかわらず、強行ともいえる発表だった。「今後の状況を踏まえて対応していきます。電力の供給、節電しつつ開催が可能かどうか、あるいは競馬場までのお客様の足にどの程度の影響が出るか、今後の余震や2次災害の可能性などを考慮したうえで、問題ないということでなければ開催は難しいでしょう」。この説明からは、JRAにとっても開催は困難だという雰囲気が伝わってくる。競馬場には発電機があるが、あくまで非常用。停電中に開催を行えるだけの電力があるわけではない。公営競技のほとんど、Jリーグなどの中止が決定した中、それでも「開催に向けて準備はしていきます」と話すのには、クラシックが目前に迫っているという事情もありそうだ。中山を中止し、阪神、小倉2場での開催という選択肢も浮上しているが、これに対しては「3場すべてで開催の態勢を整えるのがベストと判断しました」と話した。関東圏のトライアルだけ中止されるのは不公平という声や、馬主への配慮、開催を1日休むことでの減収など、3場で開催準備を進めるのには理由がいくつか考えられる。「施設、システム面で運営に問題はありませんが、開催中の停電の可能性などがあるようなら開催はできないと思っています」と中止の可能性も大いにあるが、15日に3日間開催に加え、27日の高松宮記念の特別登録を受け付け、ハンデも同日に発表する予定だ。  《中山》・中山牝馬S=13日11R→21日11R/アネモネS=12日11R→20日10R/東風S=13日10R→21日10R 《阪神》・フィリーズレビュー=13日11R→21日11R/阪神スプリングJ=12日8R→21日8R/ポラリスS=12日11R→21日10R 《小倉》・中京記念=12日11R→20日11R (サンスポ.com)

3/15■JRAは14日、香港のシャティンRCで開催されるG1・2レースに登録を行なった日本馬を次の通り発表した。クイーンエリザベスIIC(5/1、芝2000m)のみの登録はヴィクトワールピサ、ドリームジャーニーなど6頭。チャンピオンズマイル(4/25、芝1600m)のみの登録はキンシャサノキセキなど4頭。ダブル登録馬は4頭で、このうちキャプテントゥーレはチャンピオンズMが第1希望、プロヴィナージュはQEIICが第1希望(サンスポ.com)

3/15■川崎競馬所属の鈴木敏一調教師が11日に胃がんのため死去していたことが14日、わかった。64歳だった。同師は1982年に開業し、通算4552戦498勝。また、南関東で9175戦980勝(記録が残る73年以降)を挙げ、08年12月に引退した長谷川蓮太郎・元調教師が3日に亡くなっていたことも14日にわかった。86歳だった(サンスポ.com)

3/14■【岩手】岩手県競馬組合は14日、東北地方太平洋沖地震の影響により、19日から開催予定だった第14回水沢競馬の開催(3/19〜3/21、3/26〜3/28)を中止すると発表した。また、岩手競馬施設における他地区及びJRAの発売、払戻業務を3月末まで実施しないこと、2010年度の岩手競馬年度代表馬等の各賞関係者に対する表彰を行う「2010 IWATE KEIBA AWARDS」の中止も併せて発表されている(netkeiba.com)

3/14■2011年12月までに実施されるダート交流重賞競走の日程・賞金等が決まり、NARから発表された(地方競馬については、2012年3月実施分まで)。大井開催G1の賞金減額が目立つ。1着賞金はそれぞれ、帝王賞が7000万→6000万、JDDが5000万→4500万、JBCスプリントが8000万→6000万、JBCクラシックが10000万→8000万、東京大賞典が8000万→7000万に減額される(keiba.go.jpより)

3/14■JRAは13日、4月から導入する「JRAダイレクト」の詳細を発表した。「JRAダイレクト」は、クレジットカード決済による馬券購入サービスで、馬券発売は4月22日18時30分から。パソコン(携帯電話は不可)インターネットを利用し、購入金額の上限は、ショッピング利用枠の範囲内で、1カ月5万円まで。100円単位で購入可能だが、最低購入金額は1回あたり計1000円からとなる。また、1日の決済は3回までに限られ、1決済につきシステム利用料100円(消費税込み)がかかる。支払い方法は、翌月1回払いで、金利負担を伴う支払い方法は一切利用できない。利用可能なクレジットカードはJCBカード、三井住友カード、UCカード。3Dセキュアによる本人認証システムを利用し、なりすまし等の不正利用を防止する。4月8日18時30分よりJRAのホームページで利用者登録を開始する(サンスポ.com)

3/14■東京シティ競馬は、東日本大震災の影響で馬場の使用が不能になった船橋競馬場に対し、14日から大井競馬場および小林牧場で、船橋競馬場所属馬の調教時の受け入れを行うことを決めた(サンスポ.com)

3/13■震源地に近い福島RC(福島県福島市)の被害は大きく、4月9日(土)〜24日(日)に予定している1回福島競馬の開催は厳しい状況となった。地震の影響でスタンドの天井や壁が崩落。入り口のドアが外れ、ガラスが割れるなど、損壊は大きかった。ただし、馬場には大きな異常は認められず、周辺の幹線道路も通常どおり通行可能。現在は被災した周辺住民の避難場所となっている。そういった様々な状況点を踏まえて、小畠薫JRA理事は「福島競馬場自体が大きなダメージを受けているのはもちろんですが、350人近い被災者を受け入れている状況です。開催に向けて全力を傾けてはいますが、周囲の被害状況、被災者を受け入れていることを考えると、開催は難しいかもしれません」と話し、開催断念もやむを得ないという考えを示した。ただし、現状では具体的な代替開催の案などは、明確にはなっていない。なお、12日未明に発生した新潟県中越地方が震源地の地震による新潟RC(新潟県新潟市)の被害は、同日午後4時現在では調査中となっている(サンスポ.com)

3/13■社台グループの前線基地である山元TCは、甚大な被害が出た宮城県亘理郡にあるが、社台レースホースのホームページには在厩している全馬の無事が報告されている。やや高台にあるため馬は難を逃れた形だ。だが、他にも福島県内などにサラブレッドの育成牧場が点在しており、付近に在住するスタッフの安否が気遣われている(サンスポ.com)

3/12■JRAは地震の影響で中止となった12、13日の重賞レースなどを、次週に移設する方向で番組変更の検討を行なっているとして、来週末の開催実施へ向けて努力していることを明かした。19、20日の番組には、皐月賞トライアルのスプリングS、若葉Sのほか、阪神大賞典などが組まれているが、中止となったレースには桜花賞トライアルのフィリーズレビュー、アネモネSも含まれている。番組変更は14日に発表され、15日に特別登録を行う予定。中止となった重要レースを移設して番組を再編、19〜21日の3日間で開催する方向で各方面と調整していく模様だ。開催地のひとつである中山RCは芝、ダート、障害コース全ての馬場で異常は認められていないが、一部浸水、ガラス扉にヒビが入るなどの被害が確認されており、復旧が急がれる。また、JRAは福島RC(福島市松浪町)の被害状況について、給水管破裂や5階指定席の天井落下、スタンドの壁が一部損傷したことを伝えた。「競馬場の周辺もかなり被害を受けており、現在、300人程度の被災された方を福島RCで受け入れている状況。全力を尽くしたいが、周辺の被災状況を考えれば、開催は難しいのでは」。お客様事業・広報担当理事の小畠薫理事は話し、4月9日〜24日までの3週間で予定されている開催の実施が厳しい状況であることを説明した(netkeiba.com)

3/12■【中央】11日に襲った東北地方太平洋沖地震の影響で、今日12日と13日の中央競馬は中山、阪神、小倉の3場とも中止となった。全施設で払い戻し業務も中止となる。JRAでは各競馬場や輸送経路等の情報を集めて協議を重ね、午後6時30分からの会議を経て、7時に正式に発表した。代替開催の日程等は、12日以降決定される予定。今週組まれていた桜花賞トライアルのアネモネSやフィリーズレビューに出走を予定していた馬は日程上の狂いが生じ、クラシックへの影響は避けられない。11日午後7時現在で把握されているだけでも、複数のJRA施設に被害があった。近隣住民の避難場となっている福島RCは、スタンド壁が一部損傷し、スタンド5階の天井が落下。給水菅破裂も確認されている。また、開催予定だった中山RCでもスタンド3〜5階の天井落下が見受けられ、一部投票所では水漏れがあった。東京RCではメモリアルスタンドのガラスが破損し、美浦TCでは一部で停電、水道管の破裂があった。その他にもウインズ津軽、種市場外、横手場外、ウインズ新白河など東北地方の施設で停電等の被害があった。地震による開催中止は、1995年1月17日の阪神淡路大震災以来16年ぶりになる。その時は当週の21、22日は中山のみ開催して、1回京都7日目と8日目の開催は自粛した。翌28日からは日程通りに、東京、京都、小倉の3場とも開催した。また、3場すべての開催が中止となったのは、2007年8月18、19日に馬インフルエンザが発生した時以来。その時は3回新潟、3回小倉、1回札幌の3日目と4日目が中止となった(日刊スポーツ・コム)

3/12■【大井】11日の大井競馬は東北地方太平洋沖地震の影響で10R以降が中止となった。午後2時46分ごろに地震が発生。約20分後の3時5分に8Rが5分遅れで、9Rが20分遅れで3時55分に発走した。場外発売は3時10分に岩手地区の発売を中止。3時20分にオーブス磐梯、ニュートラックかみのやま、松山、いいたて、オフト大郷、道営地区の発売を中止。3時35分には浦和RC、船橋RC、オフトひたちなかの発売を順次中止した。塚田修開催執務委員長は「余震が続いており、お客さまの安全確保が必要であること、また、大井RCは広域避難場所に指定されており、近隣の方々が避難されて来ている状況を考慮し、開催を中止いたしました」と語った。午後4時2分に9Rが確定し、以降のレースが取りやめとなった。大井RC内でのけが人、建物の損壊、競走馬等に大きな被害はなかった。代替開催はしない。
【船橋】来週14日から開催される予定だった船橋競馬は18日までの全日程が中止された。11日、千葉県競馬組合から発表された。地震の被害で本馬場の使用が不可能となったため。開催3日目にはG2ダイオライト記念が組まれており、中央からはインバルコ、ブラボーデイジー、マイネルアワグラス、マカニビスティーの4頭がエントリーを済ませていた。5日間で計58レースが中止になり、代替開催の実施などは未定となっている。
【高知】高知競馬は12日・14日の開催を取りやめる。14日に予定されていたG3黒船賞も中止される。代替未定(日刊スポーツ・コムほか)

3/11■JRAは10日、経営委員会を行い、平成22年度の事業決算案が原案のとおりに議決された。同年度の純利益は40億3792万1635円で、前年比約114億円の減収となった。国庫納付金の総額は2447億円余で、10日付で農林水産大臣あてに承認を申請している(サンスポ.com)

3/10■岩手県競馬組合は、3月6日をもってJRA福島RC内の岩手競馬発売所を閉鎖したと発表した(岩手県競馬組合HPより)

3/10■リルダヴァルが、右前脚を骨折していることが判った。放牧先のノーザンファームしがらきで精密検査を行なった結果、膝の骨折が判明。全治6カ月と診断された。池江泰寿調教師は「骨折は完治すれば問題ない。そういう点では不幸中の幸いでした。秋には復帰できると思います」と話した。今後は宮城県の山元TC経由で北海道のノーザンファームへ移動し、社台ホースクリニックで骨片の除去手術を行う予定(デイリー=netkeiba.com)

3/10■5月22日にシンガポールのクランジRCで行われる「シンガポール航空国際C」と「クリスフライヤー国際スプリント」の登録が9日に締め切られた。日本馬は20頭が登録(栗東18頭、美浦2頭)。国際Cには07年の覇者シャドウゲイトにキャプテントゥーレら8頭、国際スプリントにはワンカラットら12頭が登録している(サンスポ.com)

3/10■ブエナビスタ・ヴィクトワールピサ・トランセンド・ルーラーシップのドバイ行き情報。関空発9日18:15〜香港発10日0:44(日本時間1:44)〜ドバイ着10日5:56(日本時間10:56)(JRAホームページより)

3/10■26日のドバイ国際競走に出走する関西馬4頭が9日夕方、関西国際空港からドバイ(香港経由)へ向けて旅立った。ワールドCに出走するブエナビスタは同日朝に引き運動をして、午後1時半すぎに栗東を出発。松田博資調教師や報道陣など約50人が見守るなか、馬運車に乗り込んだ。「落ち着いているし、おとなしいよな。調整も順調。言うことなし」とトレーナーは笑顔で見送った。ヴィクトワールピサも同時刻に出発。「中山記念を使って、むしろシャキッとした。海外で厳しいメンバー相手になるだろうが、体調は非常にいい」と清山調教助手。トランセンドも堂々とした脚どりで馬運車へ。「追い切ったあとも順調だし、あとは無事にドバイに着いてくれれば」と、安田隆行調教師は語った。シーマクラシックに出走するルーラーシップも落ち着き払って出発。「いい表情をしているし、素材の高さを海外で発揮してほしい」と、清山助手は力を込めた(サンスポ.com)

3/6■6日の阪神競馬2Rでメイショウサリマン(秋山真一郎騎手)が1着となり、同馬を管理する高橋義忠調教師はJRA初出走・初勝利を達成した。調教師の同記録は、2007年の高木登調教師(美浦)以来(JRAホームページより)

3/5■5日、中山RCで行われた1R・3歳未勝利(ダ1200m)で、ワイズアンドクール(牡3、美浦・手塚厩舎)が優勝。騎乗した嶋田純次騎手(美浦・手塚厩舎)が初騎乗初勝利を達成した(2009年松山弘平騎手以来、JRA史上45人目)。また、同レースでデビューした横山典弘騎手の長男・横山和生騎手(美浦・勢司厩舎)はディアアルジャン(牡3、美浦・勢司厩舎)に騎乗し15着(netkeiba.comほか)

3/4■3日夜、1997年の2冠馬サニーブライアンが、余生を送っていた北海道浦河町の優駿ビレッジAERUで病気のために死亡した。17歳だった。同馬は、父ブライアンズタイム、母サニースイフト(母の父スイフトスワロー)という血統。11番人気(単勝51.8倍)で出走した97年皐月賞、6番人気(単勝13.6倍)で出走した97年日本ダービーを制し、10戦4勝の成績を残した。現役引退後、98年から北海道新ひだか町のアロースタッドで種牡馬となり、07年に引退するまでにカゼニフカレテ(愛知杯)、グランリーオ(中日新聞杯)の重賞勝ち馬を送っている(netkeiba.com)

3/4■26日のドバイワールドCに出走するブエナビスタ、ヴィクトワールピサ、トランセンドと、シーマクラシックに出走するルーラーシップの4頭が3日、栗東TC内の検疫厩舎へ入厩した。ブエナビスタの松田博資調教師は「ここまで予定通りにきている。落ち着きもある」と話した。9日に出国する(日刊スポーツ・コム)

3/3■JRA裁定委員会は2日、2月27日阪神6Rでゴールデンアタックに騎乗、6位入線から12着降着となった幸英明騎手(35)が裁決を不満としてJRAに不服申し立てを行なった件について、申し立てを棄却した。東京都港区のJRA六本木事務所で午後2時から開かれた委員会には、岡部幸雄元騎手(62)ら外部委員3人が初めて出席した。当該競馬場にいなかった裁決委員2人を加え5人とした裁定委員会では、降着の判断を下した裁決委員と幸騎手の双方から意見を聴取。パトロールビデオを交え検証を行なった結果「最後の直線で内側に斜行した行為は降着事由に相当する」との裁定が下され「自分が被害者」とする幸騎手の主張を退けた。これにより幸騎手は5日から13日まで、2週間(実効4日間)の騎乗停止処分が確定した。裁定書を受け取った幸騎手は「自分としては裁定に納得はしていない。武豊さんらの考えも参考に、今後のことを考えます」と話した(日刊スポーツ・コム)

3/2■2月27日の阪神6Rで騎乗停止処分(開催4日間)を受け、不服申し立てを行った幸英明騎手(35)が1日、栗東TCで会見を行い「自分が被害者だと思った。裁決にはまったく納得できない」と自身の潔白を主張した。裁定委員会は今日2日、東京都港区のJRA本部で行われる。幸騎手は騎乗停止となったシーンを振り返り、こう切り出した。「(裁決室には)被害者として呼ばれたと思った」。直線残り200m地点。ゴールデンアタックで前2頭の間を突いたが、外の馬に寄られ手綱を控えた。この時、最内を走る藤田伸二騎手(39)のスマートオーシャンと接触。これを裁決委員に「狭いスペースへ無理に進入した」ことによる走行妨害とみなされ、6位から12着に降着となった。「パトロールビデオを何度も見たけど、まったく納得できない。(不利を受けた)藤田さんも『幸は全然大丈夫』と言ってくれた。騎手を18年間やっていればスペースがあるかないかは判断できる。その部分で裁決と水掛け論になった」と続けた。降着処分が発表された日、中山で騎乗していた全国騎手会会長を兼務する武豊騎手(41)から「幸は悪くない。あきらめるな」といった意味のメッセージが寄せられたという。それも不服申し立ての後押しとなった。これまで騎手2人、調教師4人の計6人から5件の不服申し立てがあるが、裁定が覆った前例は一度もない。だが、今回の委員会には裁定委員であるJRA通算2943勝の岡部幸雄元騎手(62)が加わる可能性がある。「ぜひ、岡部さんに参加していただきたい。競馬を知り尽くされた方がどう判断されるか聞いてみたい」と幸。今後、どのような裁定が下されるのか注目される(日刊スポーツ・コム)

3/1■NARは、イタリアのクリスチャン・デムーロ(Cristian Demuro)騎手に3月7日から4月6日(水)まで1カ月間の短期騎手免許を交付した。同騎手の所属は船橋の川島正行厩舎。なお、平成6年度から始まった地方競馬における短期騎手免許取得者は、延べ22人目(実人数14人目)となった(keiba.go.jp)

3/1■JRAは1日、京阪本線淀駅の上り線(京都方面行き)が5月28日(土)の始発電車から高架化されることになったと発表した。下り線(大阪方面行き)は、2009年9月にすでに高架化されており、淀駅周辺の3カ所の踏切が廃止され、交通渋滞緩和や鉄道の安全確保が図られ、周辺環境の快適性が向上する、としている。今回の高架化に伴い、京都競馬場【ステーションゲート】は、連絡歩道橋によって淀駅と完全に直結する(京阪淀駅の競馬場出口(臨時)は競馬開催時(京都競馬開催日・場外発売日)のみ運用される)(JRAホームページより)

2/28■日曜の阪神6Rで、6位に入線したゴールデンアタックが直線での進路妨害により12着に降着。騎乗した幸英明騎手が28日、JRAに対し不服申し立てを行なった。同騎手は5日から13日まで(開催日4日間)騎乗停止処分になった。近日中に裁定委員会において審理されるが、裁定結果によって払戻金が変更になることはない(デイリー=netkeiba.com)

2/28■定期貸付馬房数(24馬房以上。括弧内はこれまでの馬房数)
【栗東】★28馬房:音無秀孝(同)
【栗東】★26馬房:角居勝彦(24)・藤原英昭(24)・松田博資(24)
【栗東】★24馬房:池江泰寿(22)・西園正都(22)・橋口弘次郎(同)・森秀行(同)・安田隆行(22)・山内研二(同)
【美浦】★28馬房:藤沢和雄(同)・和田正道(同)
【美浦】★26馬房:国枝栄(同)・田村康仁(28)・二ノ宮敬宇(同)
【美浦】★24馬房:大久保洋吉(同)・戸田博文(同)・松山康久(同)・宗像義忠(同)

2/28■JRAは、28日付で引退する調教師からの転厩馬を発表した。転厩は3/1付。
【栗東】池江泰郎(定年)→池江泰寿6、千田(新)5、角田(新)3、高野(新)3、日吉(新)2、吉田2、加用1、西園1、牧田(新)1
【栗東】坂口正大(定年)→角田(新)10、安達4、木原2、牧田(新)2、川村1、鈴木孝志1、高野(新)1
【栗東】須貝彦三(定年)→千田(新)5、日吉(新)5、牧田(新)3、鹿戸明2、菊沢(新・美浦)1、作田1
【栗東】高橋成忠(定年)→高橋義忠(新)23、武田博1
【栗東】野元昭(定年)→高野(新)13、牧田(新)8、角田(新)4、小原2、日吉(新)2、大橋1、崎山1、西園1、村山1、湯窪1
【栗東】吉岡八郎(定年)→日吉(新)23、中竹1
【美浦】郷原洋行(勇退)→菊沢(新)17、栗田徹(新)2、土田1

2/27■「池江先生、お疲れさまでした!」。中山記念で、最後のレースを終えた池江泰郎調教師(69)に、詰めかけた多くのファンから歓声が飛んだ。管理馬のリルダヴァルは6着に終わったが、名伯楽の目はどこまでも穏やかだった。メジロマックイーン、ステイゴールド、そしてディープインパクト。数え切れない名馬を育ててきた。ラストこそ白星で飾れなかったものの、この日の小倉11Rではヤマニンウイスカーが1着。JRAでの通算勝利を845とした。「この世界に入って55年、大勢の方に支えられてきました。感謝の気持ちでいっぱいです。小倉は私の地元・九州(宮崎県出身)だし、中山はディープインパクトの引退式を行なった場所。縁があったんでしょう。ファンあっての競馬だということを思いながら、ここまで来ました。皆さんには感謝しています」とファンへの“最後”のメッセージを送った。武豊は言う。「先生には尊敬と感謝の気持ちしかない」。競馬の一時代を築いた名トレーナーが、惜しまれながら競馬場を後にした。
有終の美を飾った。吉岡八郎調教師(70)は、最後に送り出した小倉9Rのファイナルパンチで鼻差の、まさに有終Vを決めた。「ゴール前は“間に合ってくれ!”と応援しました。最後に勝つことができて、渡辺騎手には感謝しています。これまで七転び八起き、いろいろなことがありました。夢のある競馬人生を送れたことに今は満足しています」と穏やかに語った。
師弟が抱き合い、涙にくれた。阪神8Rは浜中の騎乗したピサノプレミアムが快勝。坂口正大調教師(70)に、通算686勝目をプレゼントした。小倉から新幹線でレース直前に到着。「間に合ってよかった。本当に孝行息子、孝行弟子です」と師は目を細めた。“最後”(12R)も師弟で臨んだが9着。「スッキリしています。幸せでした」と晴れやかな表情を見せれば、浜中も「先生の顔に泥を塗らないように頑張りたい」と力強く言い切った。
歴代では5人しかいない、騎手&調教師双方でのJRA通算500勝を記録した高橋成忠調教師(70)は、阪神7Rのケイエスショークン(16着)が最後のレースとなった。「メイショウバトラーは、牝馬ながら11歳まで一緒に頑張ってくれた思い入れの深い1頭。メイショウサムソンを預かることになり、期待に応えるために頑張ったことも思い出のひとつだね」と振り返った(デイリー=netkeiba.com)

2/26■アジア・マイル・チャレンジ第1戦「フューチュリティS」(芝1400m)が26日、豪・コーフィールドRCで行われ、N.ローウィラー騎乗のモアジョイアス(牝4)が1:21.79のタイムで優勝。2着は3/4馬身差でフービーガットユー(セン5)だった(デイリー=netkeiba.com)

2/26■26日の小倉12Rでメジロガストンに騎乗した黛弘人騎手は、油断騎乗として競馬場で受ける処分としてはもっとも重い騎乗停止30日(2/27から3/28まで開催9日間)となった。レースは最後の直線で一旦先頭に立ちながらも決勝線手前で立ち上がるような格好で2完歩ほど追う動作を緩め2着(1着との着差はハナ差)となった。なお、27日騎乗予定だった小倉12Rのメジロチャンプは田辺裕信騎手に乗り替わる。油断騎乗による騎乗停止は1993年5月15日新潟4Rの土谷智紀騎手以来18年ぶり。最近では1月23日小倉11Rでラフォルジュルネに騎乗した田辺裕信騎手が決勝戦手前の御法について過怠金10万円の処分を受けていた(netkeiba.com)

2/25■JRAは25日、国分優作騎手(20)(美浦・国枝)が、3月1日付で栗東・フリーになることを発表した。関東所属ながら昨年11月末から関西を中心に騎乗しているが、今年はすでに昨年(3勝)を上回る8勝。2月5日の京都1Rでは、双子の弟・恭介(栗東・五十嵐)とのワンツーを決めている。今後はそろって、関西所属として活躍することになる(デイリー=netkeiba.com)

2/25■24日、船橋RCで行われた春告鳥特別(ダ1600m)で、2番人気のラスカルキッド(牡4、船橋・山本学厩舎)が優勝。騎乗していた水野貴史騎手(38、浦和・小嶋一郎厩舎)は、この勝利で地方通算2000勝を達成した。水野貴史騎手は1972年11月2日生まれ、群馬県出身。90年4月10日にデビューし、翌11日に初勝利を挙げた。重賞は00年高崎大賞典、03年開設記念(高崎)、北関東ダービー(宇都宮)などを優勝している。24日終了時点の地方通算成績は15250戦2000勝(netkeiba.com)

2/24■NARは24日、牝馬競走の振興と牝馬の入厩促進を図るため、昨年に引き続き世代別牝馬重賞シリーズ「GRANDAME-JAPAN2011(グランダム・ジャパン2011)」を実施すると発表した。これは、全国各地で実施される牝馬重賞競走を世代別に体系づけ、ポイント上位馬にボーナス賞金を授与するもので、地方競馬の優れた牝馬の活躍の舞台を広げるとともに、交流を促進して魅力ある牝馬競走の実施を目指すとしている。初年度となった2010年は、3歳シーズン(エレーヌ:笠松)・古馬シーズン(キーポケット:兵庫)・2歳シーズン(クラーベセクレタ:船橋)と、すべてのシーズンチャンピオンが異なる所属地区から誕生している。シリーズ対象競走など、主な概要は以下の通り。
【シリーズ対象競走】
◆2歳(2011年・秋)=9/22 園田プリンセスC(園田)/10/13 エーデルワイス賞G3/11/11 ローレル賞(川崎)/11/21 プリンセス特別(笠松)/12/31 東京2歳優駿牝馬(大井)
◆3歳(2011年・春)=3/23 桜花賞(浦和)/3/28 若草賞(福山)/4/18 ル・プランタン賞(佐賀)/5/2 日高賞(水沢)/5/12 東京プリンセス賞(大井)/5/19 のじぎく賞(園田)/6/15 関東オークスG2
◆古馬(2011年・夏秋)=7/6 スパーキングレディーCG3/7/19 読売レディス杯(金沢)/7/28 ノースクイーンC(門別)/8/4 兵庫サマークイーン賞(園田)/8/25 秋桜賞(名古屋)/8/29 ビューチフル・ドリーマーC(水沢)/9/29 レディスプレリュード(大井)
【ボーナス賞金】(総額2800万円)
◆2歳=1位…300万円、2位…200万円、3位…100万円 ◆3歳=1位…500万円、2位…200万円、3位…100万円 ◆古馬=1位…1000万円、2位…300万円、3位…100万円
【ボーナス条件について】シリーズ対象競走に2戦以上出走し、かつ、いずれかの競走において3着以内に入っていること(netkeiba.com)

2/21■米ブリーダーズカップ協会からの提案により、今年から宝塚記念が「ブリーダーズカップチャレンジ」の対象競走となり、優勝馬には「ブリーダーズCターフ」出走に対して優先出走権等の特典が与えられることになった、とJRAが発表した。なお、宝塚記念優勝馬に与えられる特典は、(1)その年の優先出走権が付与 (2)その年の出走登録料90,000米ドル(約7,650,000円)の免除 (3)その年の輸送費補助として20,000米ドル(約1,700,000円)の提供、の3点。ブリーダーズC登録(種牡馬登録・産駒登録)されていることが条件となる(JRAホームページより)

2/20■現地時間17日(木)・18日(金)にドバイ・メイダンRCで行われた国際騎手招待競走シリーズ「メイダンマスターズ」に、2010年の日本ダービー優勝騎手として招待・参戦した内田博幸騎手は3戦に騎乗し、合計25ポイントの総合7位に終わった。優勝は合計86ポイントを獲得したカルヴィン・ボレル騎手。内田騎手の各成績は下記の通り。なお、シリーズ以外に騎乗したレースでは騎乗したLawspeakerが直線で右後脚に故障を発症し、競走を中止したが、内田騎手に怪我はなかった。【第1戦】17日第3レース・AW1600m Comradeship(牡4、57.5kg) 9着 【第2戦】同第5レース・AW2200m Prizefighting(牡4、60kg) 3着 【第3戦】18日第5レース・芝1800m Mac Love(セン10歳、59kg) 7着 【シリーズ外】18日第3レース・芝2504m Lawspeaker(牡4、57.5kg) 競走中止 (netkeiba.com)

2/12■この日の1回小倉競馬7日目は、降雪のため第3レースまで施行され、第4レース以降は中止となった。中止された4〜12レースについては、出馬投票をやり直し、続行競馬として14日(月)に実施される(JRAホームページより)

2/10■シンゲンが、右第3中手骨近位掌側面剥離骨折を発症した。3カ月以上の休養を要する見込み(JRAホームページより)

2/10■JRAの2011年度新規騎手免許試験合格者および調教師・騎手の更新免許試験合格者が発表された。新規騎手免許試験の合格者は以下の7名(すべて、8日に競馬学校を卒業した騎手課程第27期生)。美浦所属=嶋田純次(しまだじゅんじ、手塚厩舎)、杉原誠人(すぎはらまこと、藤沢和雄厩舎)、高嶋活士(たかしまかつじ、柴崎厩舎)、横山和生(よこやまかずお、勢司厩舎=横山典弘騎手の長男)。栗東所属=花田大昂(はなだひろたか、西橋厩舎)、藤懸貴志(ふじかけたかし、平田厩舎)、森一馬(もりかずま、松永昌博厩舎)。
また、今月限りで引退する調教師は、勇退が郷原洋行(美浦、定年まで3年残し)、定年が池江泰郎(栗東)、坂口正大(栗東)、須貝彦三(栗東)、高橋成忠(栗東)、野元昭(栗東)、吉岡八郎(栗東)の計7名。皆、G1を勝っている調教師ばかりで名残惜しい。同じく引退する騎手は、小野次郎(美浦、調教師合格)。いずれも2/28付(JRAホームページより)

2/6■08、09年の東京記念(南関東G2)を連覇するなど重賞4勝を挙げたルースリンド(牡10)が、北海道新ひだか町のアロースタッドで種牡馬となることがわかった。同馬は3歳時にJRAでデビューしたが、武運なく南関東へ転出。6歳時にスパーキングサマーC(南関東G3)で重賞を初制覇し、その後も長く活躍した。通算成績は45戦14勝、2着11回、3着2回(うち地方36戦14勝)。種付料は受胎確認後10万円または、出生条件20万円と発表されている(netkeiba.com)

2/2■2年連続でJRA最優秀ダート馬に輝いたエスポワールシチーは、ドバイワールドC(3/26メイダンAW2000m)か、かしわ記念を目指すことになった。同馬は昨秋のアメリカ遠征(BCクラシック10着)の影響などもあり、フェブラリーS回避が濃厚になっていた。1日、安達調教師は「中途半端な形では出したくないので、フェブラリーSには登録しません。今後は馬の様子を見てからになりますが、ドバイWCか、かしわ記念を予定しています」と語った。■09ドバイワールドC8着後、左前脚の屈腱炎が判明して幹細胞移植の手術が行われたカジノドライヴは、2日に栗東TCへ入厩して調整されることになった。同馬はすばるSに登録があるが、繰り上がり順11位で出走は難しい状況。フェブラリーSにも登録予定だが、こちらも賞金面で出走は厳しく、当初の予定通り仁川Sまで栗東に滞在する可能性が高い(サンスポ.com)

2/2■ラジオNIKKEI杯2歳S優勝馬で、クラシックの有力候補ダノンバラード(栗・池江泰郎、牡3、父ディープインパクト)は来週の共同通信杯に出走した後、池江泰寿厩舎へ転厩することが1日、明らかになった。泰郎調教師が今月末で定年を迎えるためで、有馬記念で3着と健闘したトゥザグローリー、東京大賞典3着のバーディバーディ、長距離重賞2勝のフォゲッタブルなども、息子の泰寿調教師のもとへ転厩する。「転厩する前に、トゥザグローリーはリスポリ騎手で京都記念、バーディバーディはフェブラリーSに使います。最後までしっかりと管理して、いい形でバトンを渡せるようにしたい」と泰郎調教師は話した(サンスポ.com)

2/1■90年代初めに“名脇役”として競馬ファンを魅了したレッツゴーターキン(牡24、父ターゴワイス)が、繋養されていた北海道幕別町のサンライズステイブルで心不全のため30日に死亡したことが31日、明らかになった。1987年に早来の社台ファームで生まれ、現役時代は栗東・橋口厩舎に所属。91年小倉大賞典G3、中京記念G3を制し、92年の天皇賞・秋では11番人気ながら大外強襲でG1初制覇。橋口調教師にとってもG1初勝利だった。93年の阪神大賞典G2(5着)を最後に引退。通算33戦7勝、うち重賞はG1・1勝を含む3勝。2008年に種牡馬を引退し、サンライズステイブルで余生を送っていた(サンスポ.com)

1/28■2/22(火)に園田RCで行われる、通算勝利数2000勝以上を挙げた騎手で争われる「第19回ゴールデンジョッキーC」の出場騎手12名が、兵庫県競馬組合より発表された。当日は、3レースによるポイント制で総合優勝が争われる。出場予定騎手は以下のとおり。内田博幸・岩田康誠・小牧太(以上JRA)、小林俊彦・内田利雄(以上岩手)、的場文男(大井)、岡部誠(愛知)、中西達也(高知)、山口勲(佐賀)、有馬澄男・川原正一・木村健(以上兵庫)(netkeiba.com)

1/27■白毛のホワイトベッセル(牡7、父クロフネ、母シラユキヒメ)が26日付で登録抹消され、京都RCの誘導馬になることが27日、JRAから発表された。白毛の誘導馬は99年から07年まで函館RCで活躍したミサワパールに続き史上2頭目。管理していた安田調教師は「JRAからのオファーに金子真人オーナーも快諾され、京都RCで余生を過ごすことになりました。きょう去勢手術をして、今後は誘導馬としての訓練を受けることになります。本当にきれいな馬ですし、これからは誘導馬のベッセルを応援してあげてください」と語った。白毛馬としてJRAで初めて勝利を挙げ、17戦3勝の成績を収めた。これで中央に白毛馬は不在となったが、ノーザンファーム空港で調整中のホワイトベッセルの全弟(3歳)がデビューを目指している(日刊スポーツ・コム)

1/26■ダノンシャンティ、英G1挑戦---ダノンシャンティの海外遠征プランの詳細が25日、明らかになった。6月に英国遠征して、ロイヤルアスコット開催(6月14〜18日)に挑戦。そこでG1に出走する予定だ。昨春から計画されていた夢のチャレンジが、いよいよ現実味を帯びてきた。候補レースはクイーンアンS(直線芝8F)、プリンスオブウェールズS(芝10F)など。「絶対に勝てるわけではありませんし、賞金の高いレースは他にもある。この挑戦はロマンですね。(始動戦の)京都記念で惨敗や骨折といったアクシデントでもない限り、遠征は行います」松田国英調教師が静かに口を開いた。昨年はNHKマイルCを1分31秒4の日本レコードで優勝したあと、日本ダービー直前に骨折。復帰戦の有馬記念は9着に敗れたが、指揮官の評価はもちろん下がるはずもない。「3歳春の段階で日本レコードで走りました。古馬を含めてのレコードはすごい。競馬の世界ではマイル戦が基点になりますからね。シャンティはスケールが違うと思います」と力強い。今年は京都記念から始動。その後は産経大阪杯を挟んで、遠征する可能性が高い。渡英日時や受け入れ先の厩舎は未定だが一定期間、ニューマーケットに滞在。僚馬モンテクリスエスと現地で確保する2頭を含めた4頭態勢で調教を行う。現地で1走して帰国する予定で、秋は天皇賞・秋が大目標になる(サンスポ.com)

1/26■根岸Sに出走する予定だったユノゾフィー(美浦・伊藤正徳厩舎、牡5)が、先週末(22日)に死亡していたことが明らかになった。調教中に両前脚(繋ぎ部分)を骨折したため。ダート界での活躍が期待されていた馬だけに関係者はショックを受けている(サンスポ.com)

1/25■有馬記念を制したヴィクトワールピサが、3月のドバイ遠征を皮切りに世界制覇の旅に出る。24日、都内のホテルで行われた「2010年度JRA賞授賞式」の席上、壮大なプランが明らかになった。3月26日のドバイワールドCではブエナビスタとの再戦も決定。その後は香港、秋には凱旋門賞再挑戦も視野に入る。最優秀3歳牡馬に輝いたヴィクトワールピサの11年は、世界を相手に戦う。始動戦は2月27日の中山記念だが、その後はブエナビスタも出走するドバイワールドCへ。角居調教師は「1月20日に帰厩しました。中山記念を使ってからドバイに行きたいと思います」と意欲を見せた。だが、挑戦はこれだけでは終わらない。5月1日に香港で行われるクイーンエリザベス2世Cへ向かい、秋は昨年7着に敗れた凱旋門賞に再挑戦。「世界最強」の座を目指す。鞍上は中山記念とドバイワールドCの2戦については、引き続きデムーロ騎手と発表された。トレーナーは「もともと完成度は高かったが、精神的にタフになった」と成長を感じている。先行しても折り合いがつく気性と、昨年の海外経験は今年の大きな挑戦へアドバンテージとなる。中山記念を使ってからの遠征は、レアケースだが「日程的にドバイから逆算してそこへ。中山が得意だからっていうのもありますが、中山で速い流れを経験させておきたいので参戦を決めました」と理由を説明した。中山記念では3冠牝馬アパパネと、ドバイでは有馬で鼻差の激闘を演じたブエナとぶつかる。強い馬と戦うことでさらにレベルアップを図り、最大目標の凱旋門賞へ。「常に世界で戦えるような馬をつくっていかなければならない」。角居調教師が描く理想のサラブレッドへ。今年のヴィクトワールピサは、世界を股に掛けた活躍を見せてくれそうだ。なお角居厩舎のもう1頭、ルーラーシップは、3月26日のドバイシーマCを目指す。鞍上はスミヨン騎手(日刊スポーツ・コム)

1/23■安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬生活を送っていたアドマイヤドン(牡12、父ティンバーカントリー)は、今シーズンから韓国で供用されることが決定。1月18日夕方に出国検疫先だった新ひだか町のJBBA日本軽種馬協会静内種馬場を出発した。アドマイヤドンは2006年に種牡馬入りし、これまでに2世代がデビュー。トーセンアレス(JRA3勝)やブルーソックス(JRA2勝)など37頭が勝ち上がっている。新たな繋養先は、済州島にある緑原牧場(リョクウォンファーム)。下関からフェリーで釜山へ向かい、入国検疫を経てスタッド入りする。同牧場には約50頭の繁殖牝馬のほか、ニホンピロニールも種牡馬として繋養。オーナーは日本産馬に関心が高く、昨年のジェイエス繁殖馬セールでも繁殖牝馬を購入している(競馬ブックweb)

1/23■HRA北海道軽種馬振興公社は6日、2011年度のホッカイドウ競馬開催において、2歳戦の賞金、諸手当を増額する方針を打ち出した。賞金は2歳未勝利が20万円から30万円と10万円アップ。2歳出走手当は開催時期を問わず、通年一律5万円となる。ただし、1着賞金の高いルーキーチャレンジ競走は昨年同様2万円に据え置かれる。なお、2歳未勝利競走賞金増額については、JBCジャパンブリーダーズカップ協会からの支援により実施。同競馬関係者は賞金諸手当を充実することで、よりレベルの高い2歳戦を期待している(競馬ブックweb)

1/23■歴史的名牝ミエスク(米国産、父ヌレエフ)が20日、米国ケンタッキー州のレーンズエンドファームで老衰のため死亡した。27歳だった。同馬はフランスを拠点に16戦12勝、G1は1987英仏両1000ギニー、87&88BCマイルなど10勝で、ゴルディコヴァ(G1・12勝、現役)に破られるまでヨーロッパ調教馬としての最多勝記録を持っていた。繁殖入り後もキングマンボなどを送り出した(サンスポ.com)

1/23■中央競馬史上で最も小さな馬が、22日の小倉競馬でデビューした。4Rの新馬戦(芝1200m)に出走したグランローズ(栗東・岩元市三厩舎、牝3、川須栄彦騎手)の馬体重は334kg。1973年のジャンヌダルク(336kg)を約37年ぶりに更新し、史上最少馬体重での出走となった。初めてのレースでは15着に敗れたが、“リトルヒロイン”は次こそ、優勝を目指す。ちなみに、最高馬体重での出走は、2004年3月13日中山競馬でシルクオーディン(牡3、6着)が記録した622kg。同じく勝利記録は、2010年8月29日小倉競馬の阿蘇Sを勝ったクリーン(牡6)の612kg。同じ競走馬ながら、グランローズとは300キロ近い差がある(サンスポ.com)

1/19■川崎競馬では、JRA所属騎手が佐々木竹見カップなど同競馬で騎乗する際、一定の基準を満たした騎手について、オリジナルの勝負服を着用して騎乗できるように規定を改正したと発表した。この規定変更により、1月25日に実施される「佐々木竹見C」では、JRA所属の福永祐一騎手が、自らデザインした勝負服で騎乗することになる(内田博幸騎手は大井競馬所属時代の騎手服を着用)(川崎競馬オフィシャルサイトリリース=keiba.go.jp)

1/19■米国競馬の表彰制度「第40回エクリプス賞」の各部門の投票結果が17日(日本時間18日)に発表され、ゼニヤッタ(2004年生、牝、米=J.シレフス厩舎、父ストリートクライ)が2010年度代表馬に輝いた。10年は6戦全てG1に出走して5勝。唯一の敗戦は最後のレースとなったブリーダーズCクラシックでのブレーム(06年生、牡、米=A.ストールJr.、父アーチ)の頭差2着だった。獲得ポイントは128ポイントで2位がブレームの102ポイント、3位がBCマイルで全部門を通じて史上初の3連覇を達成したゴルディコヴァ(05年生、牝、仏=F.ヘッド、父アナバー)で5ポイントだった。牝馬で米国年度代表馬に選出されたのは'83オールアロング、'86レディズシークレット、'02アゼリ、'09レイチェルアレクサンドラに次ぐ5頭目。ゼニヤッタの通算成績は20戦19勝でG1は'09BCクラシックなど13勝。すでに引退が決定し、今春から米ケンタッキー州レーンズエンドファームで繁殖生活に入る。なお、2010年はJRA賞年度代表馬がブエナビスタ、カルチェ賞ヨーロッパ年度代表馬がゴルディコヴァ、オーストラリア年度代表馬('09/'10シーズン)がタイフーントレーシー(05年生、牝、豪=P.ムーディ、父レッドランサム)と牝馬の当たり年になった(サンスポ.com)

1/18■17日から3月4日まで2カ月の期間限定騎乗予定のC.デムーロ騎手が、17日、船橋競馬第8Rで出川克己厩舎のクロススピード(牝5)に騎乗し、来日初勝利をおさめた。続く第11Rのローズデュルワ(牝4、川島正一厩舎)でも1番人気に応え1着となり、来日して初のレースとなった17日の成績は4戦2勝とし、イタリアからの騎手成績通算200勝も達成している(船橋競馬リリース=netkeiba.com)

1/17■2011年の「アジアマイルチャレンジ」実施要項がJRAから発表された。今年はフューチュリティSの施行距離が1600→1400mとなるほか、ボーナスのシステムについても変更された。今年度のシリーズ構成レースを最初に2勝した馬の馬主に高級乗用車が贈呈される(JRAホームページより)

1/17■JRAは、3/1(火)付で9名の調教師が開業すると発表した。内訳は、美浦TCが小野次郎、菊沢隆徳、栗田徹の3名。栗東TCが高野友和、高橋義忠、千田輝彦、角田晃一、日吉正和、牧田和弥の6名。小野、栗田、高橋の3名は昨秋、平成23年度新規調教師免許試験に合格したばかり(JRAホームページより)

1/17■17日(月)、18日(火)の笠松競馬は、積雪と走路等の凍結およびそれに伴う調教不十分により開催中止となった。なお、代替競馬は22日(土)に実施される(netkeiba.com)

1/17■17日、全国から選ばれた若手騎手による名物レース「第25回全日本新人王争覇戦」が高知RCで行われ、中野省吾騎手(船橋)が総合優勝を飾った。中野騎手は第1戦エイシンプレスマンで3着に入ると、第2戦ココパフで1着になり、合計32ポイントで総合優勝に輝いた。2位には29ポイントで遠藤健太騎手(大井)、3位は20ポイントで松山弘平騎手(JRA)。なお、総合順位は以下の通り。【全日本新人王争覇戦・総合順位】(1)中野省吾(船橋)…32pt (2)遠藤健太(大井)…29pt (3)松山弘平(JRA)…20pt (4)小杉亮(船橋)…18pt (5)丸山元気(JRA)…14pt (6)山崎雅由(兵庫)…13pt (7)上田健人(大井)…10pt (8)中田貴士(兵庫)…9pt (9)清水裕一(佐賀)…9pt (10)伊藤裕人(川崎)…2pt ※同点の場合は第2戦の着順が上の騎手が上位(netkeiba.com)

1/17■岩手の菅原俊吏(すがわら・しゅんり)騎手が、2月5日(土)〜2月27日(日) 第16開催・第17開催の6日間、福山で騎乗することになった(福山競馬リリース=netkeiba.com)

1/16■2003年の菊花賞馬で、新ひだか町のレックススタッドで種牡馬生活を送っていたザッツザプレンティ(牡11歳、父ダンスインザダーク)が、今シーズンから乗馬に転向することになり、苫小牧市のノーザンホースパークへ移動した。同馬は02年11月にデビュー勝ち。3戦目のG3ラジオたんぱ杯2歳Sを4馬身差で圧勝し、クラシック戦線に駒を進めた。皐月賞は8着、ダービーは3着と、ともにネオユニヴァースの後塵を拝したが、菊花賞でネオユニヴァースの三冠を阻止して優勝。父ダンスインザダークに続く父仔2代制覇を成し遂げ、父に初めてのG1タイトルをプレゼントするとともに、サンデーサイレンスの孫として初のG1ウイナーとなった。通算16戦3勝の成績を残し、06年に社台スタリオンステーションで種牡馬入り。07年シーズンからレックススタッドに繋養されていた。初年度産駒は現4歳。JRAではロードセイバー、シーズバレンタインの2頭が勝ち上がっている。昨年の種付頭数はわずか2頭だった。愛馬を送り出した同スタッドでは「おとなしく、素直で賢い馬なので乗馬として活躍できると思います。新たなステージで頑張ってほしいですね」とエールを送っていた(競馬ブックweb)

1/16■16日の中山競馬は、積雪の影響により4R障害未勝利戦を中止し、1Rの発走時刻を1時間遅らせ11時にするなど変更して開催した

1/12■JRAは12日、現地時間3月26日にUAEメイダンRCで行われるドバイワールドCデー各レースにおける日本馬の予備登録状況を発表した。当日のメインレースとなるドバイワールドCには、2010年の年度代表馬ブエナビスタや有馬記念の覇者ヴィクトワールピサ、フェブラリーSを制したエスポワールシチーなど19頭が登録。全7レースに計56頭が登録を行なっている(netkeiba.com)

1/12■1月25日(火)に川崎RCで行われる日本のトップジョッキー14名による夢の競演、『第9回佐々木竹見カップジョッキーズグランプリ』の出場騎手が、神奈川県川崎競馬組合より発表された。地方競馬通算7151勝を挙げた川崎の“鉄人”佐々木竹見元騎手(現地方競馬全国協会参与)の名を冠した誉れ高き競走。地方・JRAの名手が一堂に会し、その華麗なる手綱さばきで我々を魅了する好レースが期待されそうだ。【JRA選定騎手】福永祐一(栗東)内田博幸(美浦)【地方競馬選定騎手(全国枠)】菅原勲(岩手)戸崎圭太(大井)岡部誠(愛知)川原正一(兵庫)赤岡修次(高知)山口勲(佐賀)杉村一樹(荒尾)【地方競馬所属選定騎手(南関東枠)】繁田健一(浦和)森泰斗(船橋)坂井英光(大井)今野忠成(川崎)町田直希(川崎)(keiba.go.jp)

1/11■岩手競馬所属の村上忍騎手、山本聡哉騎手が1/17から船橋において期間限定騎乗することになった。村上騎手は3/18まで、山本騎手は3/4まで(netkeiba.com)

1/11■NARは11日、「NARグランプリ2010」の表彰馬、表彰者を発表した。年度代表馬は、JRAの強豪を相手に帝王賞を圧勝するなどダートグレード競走で年間を通じて活躍を見せたフリオーソが選定された。同馬は07年、08年に続く3度目の年度代表馬に輝いている。また、同馬は“4歳以上最優秀馬”も併せて受賞した。表彰者では、年間310勝を挙げ16億円を超える賞金を獲得した(いずれも中央競馬での成績を含む)戸崎圭太騎手(大井)が“最優秀勝利回数騎手賞”と“最優秀賞金収得騎手賞”を、他を圧倒する勝率をマークした赤岡修次騎手(高知)が“最優秀勝率騎手賞”を、それぞれ2年連続で受賞している。また、“殊勲騎手賞”には九州の所属騎手としては1985年の有馬澄男騎手(当時中津)以来となる地方競馬リーディングに輝いた山口勲騎手(佐賀)が選定された。“最優秀勝利回数調教師賞”は、年間238勝を挙げた田中守調教師(高知)、“最優秀賞金収得調教師賞”は川島正行調教師(船橋)、“最優秀勝率調教師賞”は出川克己調教師(船橋)がそれぞれ選定された(keiba.go.jp)

1/9■韓国・釜山のキョンナムRCで騎乗中のさすらいジョッキー、Mr.PINKこと内田利雄騎手(49)が、9日の釜山競馬第1レースでHAETTEUNEUN GISANG号に騎乗して1着。海外通算100勝を達成した。内田騎手は、所属していた宇都宮競馬が2005年に廃止されて以来、さすらいジョッキーとして国内や海外を転戦している。100勝の内訳は、マカオで20勝、釜山で80勝。JRAおよびNAR発行の騎手免許を使用して海外遠征した日本人ジョッキーの海外通算100勝達成は、JRAの武豊騎手(2004年)、高知の倉兼育康騎手(2009年)に続いて3人目とみられる。なお、内田騎手は地方競馬で3290勝、JRAで3勝を挙げている。【内田騎手のコメント】「昨年11月に釜山へ乗りに来て、なかなか思うように勝てなかったのですが、年末あたりからスイッチが入りました。やはり日本人としては、お正月はお餅を食べたいので(笑)。海外100勝を達成できたのは、いつも応援してくださるファンのみなさんのおかげです。これからもしぶとくさすらいますので、ご声援のほどよろしくお願いいたします。次の目標は『海外通算101勝』です!」(keiba.go.jp)

1/8■JRAは8日、場外発売所「エクセル浜松(仮称)」の設置について、7日付けで農林水産大臣による承認が得られたと発表した。「エクセル浜松(仮称)」は有料定員制の場外発売所として、浜松駅近辺の「かじ町プラザ」4階に今夏オープンする予定。JRAの場外としては全国で41番目となる(JRAホームページより)

1/6■JRAは6日、『2010年度 JRA賞 馬事文化賞選考委員会』を行い、受賞者を決定したと発表した。昨年10月末までの1年間に出版・企画・放送された馬に関する文化作品の中から選出された作品は、NHK土曜ドラマ『チャンス』、受賞者は「NHK・NHKエンタープライズ」。受賞理由は「受賞作のNHK土曜ドラマ『チャンス』は、サラブレッドや競馬と人との関わりを軸に、夢をあきらめずに生きる人たちの姿を個性豊かな俳優の演技力により描いた点が評価された。また、迫力あるレース映像はもちろんのこと、厩舎での生活など普段の競馬中継では見られない映像や美しい北海道の牧場シーンを随所に盛り込み、見終わった後に競馬場へ行ってみたいと思わせるなど多くの人に馬と競馬に興味を持つきっかけをつくったことも評価された」となっている(JRAホームページより)

1/6■JRAは6日、「2010年度 JRA賞 受賞馬選考委員会」を行い、記者投票の結果に基づき年度代表馬、競走馬各部門の受賞馬を決定したと発表した。年度代表馬にはヴィクトリアマイル、天皇賞・秋を制したブエナビスタが選出。2010年はG1・2勝をはじめ、ドバイシーマクラシック(首G1)、宝塚記念、ジャパンC、有馬記念で2着と、7戦3勝2着4回の成績を残した。なお、同馬関係者のコメントは以下の通り。【松田博資調教師】「選考いただき大変光栄に思います。今後は年度代表馬に恥じない成績を残していけるよう一層努めて参りたいと思います。また、牝馬ですので、無事に競走生活を送らせてやることも大切だと考えております。ありがとうございました」【C.スミヨン騎手】「選んでいただいて光栄です。自分としては、有馬記念で最も強い馬であることを証明できなくて残念でしたが、選考に関わられた方々に証明していただいて嬉しいです。非常に名誉なことであり、感謝しております」(netkeiba.com)

1/5■NARは5日、イタリアのクリスチャン・デムーロ(Cristian Demuro)騎手に1月7日(金)から3月6日(日)まで2カ月間の短期騎手免許を交付したことを発表した。同騎手の所属は船橋の川島正行厩舎となる。ちなみに同騎手の兄はミルコ・デムーロ(Mirco Demuro)騎手。C.デムーロ騎手は、1992年7月8日生まれの18歳。イタリア国籍。これで、平成6年度から始まった地方競馬における短期騎手免許取得者は、延べ21人目(実人数14人目)となった(netkeiba.com)

1/3■有馬記念を制したヴィクトワールピサのドバイ国際競走挑戦が2日、正式に発表された。角居調教師が明らかにしたもの。ステップレース(未定)に出走した後、3/26にメイダンRCで行われるドバイワールドC(AW2000m)、ドバイデューティフリー(芝1800m)のいずれかに挑む。ステップレースに関しては「国内戦かどうかは決まっていませんし、オーナーと相談してですが、本番前に1走しておいた方がいいと考えています」と角居調教師は話した。また、疝痛のため有馬記念の出走を取り消したJC優勝馬のローズキングダムは、ハンデ次第で日経新春杯に参戦し、その結果を踏まえて、同じく3/26にメイダンで行われるドバイシーマクラシック(芝2410m)への参戦を決める。橋口調教師は「正式に挑戦するかは、まだ先の話。次のレースを見てから」と語った(サンスポ.com)


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