◆ホースレーシング・トピックス(過去ログ)◆
2006年--------------------------------------------------------------
12/31■調教師としての年間勝利数記録を更新した愛知の角田輝也調教師は今日の名古屋競馬1Rをフェリサティーで勝ち、年間勝ち星を204まで伸ばした。勝率は3割を超えている。また、大井競馬所属の内田博幸騎手は今日の大井競馬で3勝を挙げ、地方競馬での今年の勝ち鞍が463となり、JRAでの勝ち星61を加えた今年の勝ち鞍は524となった。ちなみに今年国内で行われた最後のレースとなった大井競馬場のカウントダウン賞(17:50スタート)も内田騎手が勝った(ラジオ日経HP)
12/27■おととしから始まったアジアマイルチャレンジ(AMC)、グローバルスプリントチャレンジ(GSC)について、来年度については以下の通り実施されることになった。AMCは今年と同じく4カ国4競走、GSCも今年と同じく4カ国7競走で行われ、ボーナスの条件も同じ。なおAMCについては、来年はチャンピオンズマイル(香港)が国際G1に格上げされるため、シリーズ全競走が国際G1となる。
【アジア・マイル・チャレンジ】
●構成競走
(1)フューチュリティS(G1、芝1600m)3月3日(土)AUS・コーフィールドRC
(2)ドバイデューティフリー(G1、芝1777m)3月31日(土)UAEドバイ・ナドアルシバRC
(3)チャンピオンズマイル(G1、芝1600m)4月29日(日)香港・シャティンRC
(4)安田記念(G1、芝1600m)6月3日(日)東京RC
●ボーナス
アジアマイルチャレンジ競走を2勝以上した馬の馬主に対し、以下の通りボーナスを交付する。4勝馬:400万米ドル(約4億7200万円)3勝馬:200万米ドル(約2億3600万円)2勝馬:100万米ドル(約1億1800万円)
●本年度との主な変更点
チャレンジボーナス登録はボーナス獲得の権利を得るための登録で、各競走への登録は個別に行う必要がある。(06年度はボーナス登録がシリーズ全競走への予備登録を兼ねていた)チャンピオンズマイル(香港)が施行時期を変更し国際G1競走として施行される。これによりシリーズ全競走が国際G1競走となる。
【グローバル・スプリント・チャレンジ】
●構成競走
(1)ライトニングS(G1、芝1000m)2月3日(土)AUS・ムーニーバレーRC
(2)オーストラリアS(G1、芝1200m)2月17日(土)AUS・ムーニーバレーRC
(3)キングズスタンドS(G2、芝5f)6月19日(火)GB・アスコットRC
(4)ゴールデンジュビリーS(G1、芝6f)6月23日(土)GB・アスコットRC
(5)セントウルS(G2、芝1200m)9月9日(日)阪神RC
(6)スプリンターズS(G1、芝1200m)9月30日(日)中山RC
(7)香港スプリント(G1、芝1200m)12月9日(日)香港・シャティンRC
●シリーズ優勝の決定方法
各競走の入着ポイント方式を用いて、3カ国以上のシリーズ競走に出走し、42ポイント以上獲得した馬のうち、最も得点の高い馬をシリーズ優勝馬とする。したがってシリーズ優勝の対象馬がいない場合もある。シリーズ優勝馬にはチャンピオン・スプリンター・トロフィーが贈られる。
(各競走の入着ポイント)優勝:10pts. 2着:5pts. 3着:4pts. 4着:3pts. 5着:2pts. その他の出走馬:1pt ……ホーム&アウェー方式を採用し、アウェーでのG1競走に出走した場合は2倍のポイントを付与する。なおホーム地域(管轄地域)の定義は以下の通り。アスコット(ヨーロッパ、アラブ首長国連邦)、香港ジョッキークラブ(香港、マカオ)、レーシング・ヴィクトリア・リミテッド(オーストラリア、ニュージーランド)、JRA(日本)
●チャンピオンシップボーナス
シリーズ構成競走において、4カ国全てに出走し、3カ国のG1を3勝以上した馬に対しては、100万米ドル(約1億1800万円)のチャンピオンシップボーナスが贈られる(JRA報道室=ラジオ日経HP)
12/27■ピンチ高知競馬!750万円なければ廃止も---負けても負けても走り続けたハルウララ人気で有名になった高知競馬(高知市)が、大みそかから正月三が日の4日間で750万円以上の収益がなければ廃止の危機を迎えている。関係者は「巻き返さなければ、春以降の開催は不透明」と年越しそばやもちを振る舞うなど来場者増にむちが入る。高知県は2003年、四半期単位で赤字となれば高知競馬を廃止すると決定。ハルウララが04年9月に事実上引退した後は、ブームでためた剰余を取り崩し、経費に回す苦しいやりくりでしのいできた。しかし地元景気が回復せず、1人当たりの馬券購入額が減少したのが響いて低迷が続き、今月ついに剰余金が底をついた。県競馬対策室によると、24日開催分までの本年度の売り上げは約28億円で、計画の8割台にとどまった。31日からの4日間連続のレースで約750万円の収益を確保しなければ、赤字に陥るという(日刊スポーツ・コム)
12/27■24日の有馬記念で13着だったウインジェネラーレが、レース中に骨折していたことがわかった。診断の結果、病名は「左第1指骨剥離骨折」。全治には3カ月以上の休養が必要と診断された(JRA報道室=ラジオ日経HP)
12/26■JRAは管理馬の成績によって調教師への貸与馬房数の増減を行う、いわゆる「メリットシステム」について以下の5つの点で見直しを行うことになった。
1)メリットシステムによる馬房の加増は28馬房までとし、削減は12馬房までとする。
2)評価項目5項目のうち、出走実頭数および出走延べ頭数の2項目については、算出した偏差値を2分の1とする。
3)所属ランク付けにおける各々下位から査定対象者の1割に相当する順位までの調教師から2馬房ずつ削減する。
4)メリット査定において馬房削減となった調教師について、その翌年以降のメリット査定において査定順位の中央以上となった場合は馬房を加増する。
5)上記の1については平成21年の査定、2については平成20年の査定、3については平成19年の査定、4については平成20年の査定から導入する(JRA報道室=ラジオ日経HP)
12/23■岩田康誠騎手は23日の阪神競馬で、JRA年間最多騎乗942回を達成した。従来の記録は2004年に柴田善臣騎手がマークした940回騎乗で、岩田騎手は第11Rで更新し、第12Rにも騎乗した。岩田騎手は24日も中山競馬で10レースに騎乗予定がある(時事通信=Yahoo!)
12/22■藤田伸二騎手は、12月21日、午前1時30分頃、栗東市内にある飲食店において、同飲食店の従業員に対し暴力行為に及んだ。このことは日本中央競馬会の騎手として重大な非行があったものと認められるため、日本中央競馬会競馬施行規定第127条第4項により、12月22日から裁定委員会の議定があるまで同騎手の騎乗を停止することとした(JRA報道室=ラジオ日経HP)
12/21■財団法人「日本プロスポーツ協会」は20日、第39回日本プロスポーツ大賞の受賞者を発表し、地方競馬からは功労賞に内田博幸騎手(大井)、新人賞に山本茜騎手(愛知)がそれぞれ選定された。同賞は、我が国のプロスポーツ界の健全な発展ならびに振興に寄与することを目的として、1968年より毎年開催されているもので、日本スポーツ各界の成績優秀者のみが選ばれる大変名誉あるものとして知られている。また、文部科学大臣スポーツ功労者顕彰には、長年にわたる地方競馬への功績が認められた矢作和人調教師(大井)〔全国公営競馬調教師連合会長〕が選定されている(keiba.go.jp)
12/21■松山康久調教師の父で、中央競馬歴代調教師通算勝利数2位の名伯楽・松山吉三郎元調教師が20日、死去した。享年89歳
12/20■9月11日に亡くなった吉永正人調教師の管理馬の松山康久調教師への臨時貸付期間が20日に終了し、21日に新たに美浦トレセン北地区で武市康男厩舎が、南地区で天間昭一厩舎が開業する。旧吉永厩舎の22頭は21日付けで6厩舎へ転厩することになった。先月26日のダート1600m戦をレコード勝ちした2歳馬エスケーカントリーは新規開業の武市康男調教師が管理する(JRA報道室=ラジオ日経HP)
12/19■愛知の角田輝也調教師は昨日の名古屋競馬で3勝を挙げ今年の勝ち星を199としていたが、今日の名古屋競馬第2Rをヒシエンジェル(清家義徳騎乗)で勝ち、ついに年間200勝を達成した。場別の勝ち鞍は名古屋158、笠松41、姫路1となっている。達成時の通算成績は639戦200勝、2着110回、3着66回。勝率3割1分3厘、連対率4割8分5厘。東海地区に限れば連対率5割をキープしている。角田調教師は1963年10月21日生まれの43歳。1999年に初めて管理馬を競馬に送り出し、その年に35勝、2000年58勝、01年62勝、02年75勝、03年113勝、04年84勝と勝ち星を積み重ね、去年は157勝を挙げて全国リーディングのタイトルを獲得。その昨年も勝率3割(0.305)、連対率4割5分(0.453)の驚異の数字を記録していた。東海地区の開催は今週22日金曜までと大晦日に行われる。笠松でも来週木曜から大晦日まで4日の開催を残しており、まだまだ記録は伸びそうだ(ラジオ日経HP)
12/18■大井の内田博幸騎手(荒井隆厩舎)が、今日の浦和競馬最終11Rでトーセンマンボ(1番人気)に騎乗して勝ち、今年の地方・中央通算の年間勝利数を506勝(地方445、中央61、2252戦)として、佐々木竹見元騎手(川崎)の持つ年間最多勝利日本記録を更新した。地方・中央を通じて日本における騎手の年間最多勝利数の更新は、昭和41年に鉄人・佐々木竹見騎手が505勝(地方2384戦、中央での騎乗なし)を達成して以来、40年ぶりの快挙となる。(※当時は騎乗数に制限なし。現在、南関東4競馬場の騎乗制限は1日8回以下、連続騎乗6回以下) 内田博幸騎手は、平成元年にデビュー以来、今年7月には通算2500勝を達成。平成16・17年には地方競馬のリーディングジョッキーに輝き、NAR最優秀騎手賞を2年連続受賞した。中央競馬でも通算108勝を挙げるなど、地方のみならず日本の競馬界を代表するトップジョッキーの一人として大きな実績を残してきた。
★内田博幸騎手のコメント「ホッとしました。今年達成できなかったら、来年は難しいと思っていたので嬉しいです。また、この記録は、地方・中央含めて数多くの馬に騎乗させていただくなど、関係者皆様方のおかげです。佐々木竹見さんの記録は超えましたが、騎乗技術はまだまだ及びませんので、尊敬する竹見さんに近づけるようこれからも頑張ります」(ラジオ日経HP)
12/18■NARは本日、平成18年度第3回調教師・騎手免許試験の合格者を発表した。今回の新規合格者は調教師3名、調教師補佐1名、騎手5名で、いずれも平成19年1月1日付けの免許となる。道営の千葉津代士騎手が調教師試験に合格した(ラジオ日経HP)
12/14■帯広市とソフトバンク・プレイヤーズ株式会社は連名で今日14日(木)、ソフトバンクグループの支援を得て2007年度から帯広市単独で「ばんえい競馬」を開催する方針を固めたと発表した。主な発表内容は以下の通り。
「北海道帯広市は、ソフトバンク・プレイヤーズ株式会社をはじめとするソフトバンクグループの支援を得て、「ばんえい競馬」を2007年度から帯広市単独で開催する方針を固めました。帯広市は、地方競馬全国協会を介して、勝馬投票券のインターネット販売で協力関係にあるソフトバンク・プレイヤーズに打診し、帯広市とソフトバンク・プレイヤーズの間で協議を重ねた結果、北海道市営競馬組合解散後、帯広市がソフトバンク・プレイヤーズの100%子会社(2006年度中に設立予定)に競馬法上民間委託ができる業務の大部分を委託することによって、2007年度以降も「ばんえい競馬」を存続させることで合意に至りました。「ばんえい競馬」の業務を受託するソフトバンク・プレイヤーズでは、帯広市との連携の下、黒字実現に向けてインターネット技術を活用して効率化を図るとともに、競馬場施設等の整備、ファンサービスの充実、また、ソフトバンクグループの総合力を生かして、地方競馬総合サービスサイト「オッズパーク」を通じたプロモーションや、ソフトバンクモバイル株式会社の携帯電話加入者獲得を通じた支援キャンペーンなどに取り組んでまいります。また併せて、多くの「ばんえい競馬」ファンからさまざまなアイデア、提言を広く吸い上げ、ファンと一体となって「ばんえい競馬」の長期的な存続と、さらなる発展を可能にする仕組みづくりに取り組んでまいります」(keiba.go.jp=ラジオ日経HP)
12/11■武豊騎手が10日、香港ジョッキークラブから騎乗停止処分を受けた。期間は25日から1月17日までで(実効5日間)、有馬記念のディープインパクトには騎乗できる。問題のレースは、6日の香港ハッピーバレーRCで行われた「インターナショナル・ジョッキーズ・チャンピオンシップ」の第3戦。武豊が騎乗して逃げたカリフォルニアマウンテン(2着)が、1コーナーで内へ進路を取ったとき、後続の馬群で落馬事故が起きた。この件で武豊を含めた3人のジョッキーが審議対象になり、事情聴取を受けていた。本来なら国際ルールにより、今週末の16日から騎乗停止となるところだが、武豊が有馬記念でディープインパクトに騎乗する点などを同クラブが配慮し、制裁期間先送りの措置を取ったとみられる。世界の競馬事情に詳しいターフライターの奥野庸介氏も「今回のケースはひどい斜行ではないし、(母国での制裁期間配慮は)欧米などでもよくある」と話している(日刊スポーツ・コム)
12/11■6日に香港ハッピーバレーRCで行われた騎手交流戦「インターナショナルジョッキーズチャンピオンシップ」第3戦で起こった落馬事故について武豊騎手が事情聴取されていた問題で、主催の香港ジョッキークラブは10日、同騎手に対し香港競馬開催日6日間の騎乗停止処分を科すと発表した。香港では騎乗停止処分を受け始める日を騎手自身が選択できるため、同騎手はこの処分を有馬記念の翌日(25日)から受けることを同クラブに連絡。香港での騎乗停止期日は日本でもそのまま置き換えられるため、25日から起算して香港開催6日目に該当する1月17日までの騎乗停止となる。交流G1東京大賞典(12/29、大井)と1月6~8日、13~14日の中央競馬開催は騎乗できない。同レースでは武豊騎乗のカリフォルニアマウンテンがスタートから徐々に内に入って先手を奪ったが、その直後に後続馬群で落馬事故が発生。レース後、同騎手は同クラブから事情を聴かれた。その後、落馬負傷により入院したライ騎手が回復したため事情聴取が行われ、さらに武豊騎手からも再び聞き取り調査をした上で処分を発表した。今後、同騎手から異議申し立て(24時間以内)があった場合は審議を経て、最終的な処分が決まる(スポニチ・アネックス)
12/11■6日にハッピーバレーRCで行われたインターナショナル・ジョッキーズ・チャンピオンシップ第3戦での落馬事故に関し、香港ジョッキークラブは10日、武豊騎手に対して実効6日間の騎乗停止処分を下した。現地の施行規定に基づき、適用は12月25日以降となり、日本では中央競馬の5日間の騎乗停止に相当。ディープインパクトで臨む有馬記念は騎乗できるが、29日の交流G1東京大賞典は流動的な情勢だ。問題のレースは、ユタカの騎乗馬(2着)が最初のホームストレッチで徐々に内に進路を取り1コーナーで先頭に立ったが、その直後にコーナーに差しかかり、団子状態の後続馬群でW.ライ騎手が落馬した。レース後に事情聴取を受けた騎手のなかにユタカも含まれ、審議の対象になっていた(サンスポ.COM)
12/10■香港・シャティンRCで行なわれた香港国際競走の結果は以下のとおり。
【G1-第20回キャセイパシフィック香港盃(カップ)=芝2000(1着1140万HK$)12頭】1着:Pride[GB](C.ルメール) 2着:アドマイヤムーン(武豊=着差短頭) 3着:Vengeance of Rain[HK] 7着:ディアデラノビア(福永祐一)
【G1-第16回キャセイパシフィック香港一哩錦標(マイル)=芝1600(1着912万HK$)14頭】1着:The Duke[HK](O.ドゥルーズ) 2着:Armada[HK] 3着:Ramonti[ITY] 12着:ダンスインザムード(武豊)
【G1-第8回キャセイパシフィック香港短途錦標(スプリント)(グローバル・スプリント・チャレンジ第7戦)=芝1200(1着684万HK$)13頭】1着:Absolute Champion[HK](B.プレブル) 2着:Silent Witness[HK] 3着:Benbaun 10着:シーイズトウショウ(池添謙一) 競走中止:メイショウボーラー(福永祐一) 出走取消:テイクオーバーターゲット(朝の血液検査で禁止薬物の黄体ホルモンが検出されたため)
【G1-第13回キャセイパシフィック香港瓶(ヴァーズ)=芝2400(1着798万HK$)9頭】1着:Collier Hill[GB](D.マッキオン) 2着:Kastoria[IRE] 3着:Shamdala[FR] 4着:ソングオブウインド(武幸四郎) 8着:アドマイヤメイン(武豊) 出走取消:ウィジャボード(左肩跛行を発症)
12/9■ソフトバンク支援でばんえい競馬存続へ---今年度限りでの廃止が決定的とみられていた北海道のばんえい競馬が、IT業界大手のソフトバンク(本社・東京)の支援を受けて存続する可能性が高まってきた。1市単独開催を検討する帯広市への支援に、同社が名乗り出たことが8日までに分かった。ソフトバンク子会社のソフトバンク・プレイヤーズが新会社を設立するなどして、勝馬投票券販売、払戻業務、場外発売所の運営など、民間委託が認められている業務を受け持つもよう。この日一部で報道されたことについて、同社は「憶測記事についてはコメントできない」としたが、準備が進んでいるようだ。17日に存廃が正式に決定する予定で、帯広市ではその前にソフトバンクの支援を受けて存続させるかどうかを決める(日刊スポーツ・コム)
12/9■社台スタリオンステーション(北海道安平町早来)が繋養する種牡馬の来年度の種付け料が決まった。注目のディープインパクトは1200万円。新種牡馬としては異例の高額で、産駒が大活躍しているアグネスタキオン(8歳)、スペシャルウィーク(11歳)が800万円であることと比較しても破格だ。ほか来年産駒がデビューするキングカメハメハ(5歳)や、カネヒキリなどを輩出したフジキセキ(14歳)が600万円、ディープ同様来年から新種牡馬となるハーツクライ(5歳)は500万円、リンカーン(6歳)は100万円となっている(サンスポ.COM)
12/8■97年ダービーをサニーブライアンで勝った大西直宏騎手(45、美浦)が、17日のレースを最後に現役を引退する。既に引退届をJRAに提出しており、26年余りのジョッキー生活にピリオドを打つ。大西は80年にデビューし、9勝を挙げて最優秀新人賞を受賞した。82年アラブ大賞典をハイロータリーで制し、97年にはサニーブライアンで皐月賞、ダービーの2冠制覇。04年スプリンターズSはカルストンライトオで優勝し、G1を3勝、G3を8勝、通算520勝をマークした。昨年、今年と調教師試験を受験したが、いずれも不合格。今年は11勝、騎乗数205クラ(7日現在)にとどまり、昨年も30勝と不本意な成績だった。今後はジャパン・ホースマンアカデミー(千葉県匝瑳市)で後進の指導に当たる。大西直宏騎手「最近は思ったような成績が挙げられず、今後も今以上に乗れるかは難しそう。体力的なこともあり、引退を決めました。悔いはありません。将来も何らかの形で競馬に携わっていきたい」(日刊スポーツ・コム)
12/8■2005年アメリカンオークスで日本馬初の米G1制覇を果たしたシーザリオの偉業をたたえ、9日(日本時間10日)の米ハリウッドパーク競馬場3Rで「シーザリオS」(3歳牝、芝1マイル、1着賞金55,000USAドル=約6,325,000円)が行われることになった。米国ではG1勝ち馬の名がレース名になることが多く、シーザリオの功績も高く評価されている。シーザリオは今春、右前繋靱帯炎のため引退し、北海道安平町のノーザンファームで繁殖入り。現在、04年ダービー馬キングカメハメハの子を受胎している(日刊スポーツ・コム)
12/8■血管肉腫を発症し美浦トレセンの競走馬診療所で入院、加療中だったヒシアトラスは6日、回復の見込みがないことから安楽死処分が取られた。血管肉腫は、血管の内側を覆う細胞が悪性腫瘍に変化し全身に転移する病気で、有効な治療法はない(日刊スポーツ・コム)
12/7■原因不明の奇病で入院中のヒシアトラスが危篤状態に陥り、7日にも安楽死の判断が下される。6日、美浦の診療所で状態を確認した中野隆良師は「手の施しようがない。おそらく今日明日中に安楽死させることになると思う」と険しい表情で話した。10月9日の南部杯で2着と好走後、ノドの異常を発端に四肢にむくみが出た。原因が分からないため適切な治療法がなく、馬は衰弱する一方。回復の見込みがないまま苦痛を与え続けるよりも、安楽死が馬にとって最良の選択と判断された。「ダートでもう1年と期待していただけに残念」とトレーナーは唇をかんだ(日刊スポーツ・コム)
12/4■種牡馬サクラトウコウが11月17日、余生を送っていた北海道新ひだか町・谷岡牧場で、老衰のために死亡していたことが分かった。25歳だった。同馬は、父マルゼンスキー、母サクラセダン(その父セダン)という血統。全弟にサクラチヨノオー(日本ダービーG1、父マルゼンスキー)、半弟にサクラホクトオー(朝日杯3歳SG1、父トウショウボーイ)がいて、最近も甥のサクラプレジデント(中山記念G2、父サンデーサイレンス)が活躍している名門・スワンズウッドグローヴを祖母に持つ牝系。83年にデビュー3戦目で函館3歳Sを制すと、慢性の脚部不安と戦いながら、5歳時には七夕賞で約2年9か月ぶりの重賞勝ちを挙げている。通算12戦4勝(重賞2勝)と、不完全燃焼のまま現役を引退したが、87年から種牡馬入りするとその素質を開花。初年度産駒からネーハイシーザー(天皇賞・秋G1)、2年目産駒からスガノオージ(毎日王冠G2)を輩出した(netkeiba.com)
11/30■ホッカイドウ競馬所属の山口竜一騎手(42歳、桧森邦夫厩舎)が、平成18年12月1日(金)~平成19年1月31日(金)の2カ月間、福山競馬(那俄性哲也厩舎所属)で期間限定騎乗することになった。実際の騎乗開始日は12月10日(日)になる予定。福山競馬における期間限定騎乗騎手の受け入れは、今回が初のケースとなる。山口騎手は81年4月に宇都宮競馬よりデビューし、05年6月にホッカイドウ競馬に移籍。シーズン2年目の今年は108勝を挙げて、北海道競馬リーディング2位になる活躍を見せている(keiba.go.jp)
11/29■中央競馬の馬主登録認可を求めるダーレー・ジャパン・ファーム(有)が、11/22付でJRAに上申書を提出していたことが28日、明らかになった。馬主登録却下の決定に対してはすでに9/4付で異議申し立てを行っているが、JRAからは却下の法的根拠について何ら説明がないため、その開示を強く求めた。ダーレー側の荒井紀充弁護士は10月下旬と今月中旬の2度、JRA審査部と話し合いを持った。その際、登録拒否処分について、競馬法及び競馬法施行規則における根拠となる条文は一切明らかにされなかった。上申書では「根拠条文の開示すら拒否することは極めて不当」と抗議し、法的根拠を明らかにするよう要望している。7月の馬主登録審査では財務内容の不備等が拒否理由とされたが、債務超過や経常利益の赤字は拒否事由として明記されていない。有形固定資産13億円以上を有するのだから、むしろ財務状況は安定している。「既存馬主の権益を保持するために、理屈なしに外資を拒否している。裁量権の乱用。問題を提起し、不透明さをあぶり出したい」と荒井弁護士は語った。今後は馬主資格審査委員会、同審査会で話し合われた事実を解明するため、議事録の提出や委員らの参考人陳述を求めていく。パートI国に承認されて国際的な責任も重くなった日本が、背後にドバイのオイルマネーを持つ同ファームにどのように対応するのか注目される(日刊スポーツ・コム)
11/29■JRAは29日、フランスの凱旋門賞で禁止薬物が検出され、失格となったディープインパクトの遠征に同行した牛屋重人開業獣医師に対し、12月4日から平成19年6月3日までの6カ月間、JRAが貸与している診療施設の貸し付けを停止すると発表した。JRAは同獣医師が、禁止薬物を使用しての治療や薬物が馬房内に飛散した事実などについて、池江泰郎調教師への報告を怠ったことが少なからず今回の事態につながったと判断した。フランスの競馬統括機関のフランスギャロは同調教師に制裁金を科したが、JRAは追加処分はしなかった(サンスポ.COMほか)
11/29■大井所属の川本裕達騎手(31歳、高岩孝敏厩舎)が、平成18年12月11日(月)~平成19年3月2日(金)の間、笠松競馬(伊藤強一厩舎所属)で期間限定騎乗することになった。なお、笠松競馬では川本騎手の騎乗開始予定日となる12月11日(月)に、「歓迎セレモニー」をウイナーズサークルで行うことになっている(keiba.go.jp)
11/27■27日に行われた名古屋競馬第5レースで、角田輝也調教師が管理するホットレディが勝ち、同調教師は地方競馬年間最多勝記録を更新する188勝目を挙げた。第10レースでも角田調教師の管理馬が1着となり、年間最多勝利数をさらに伸ばした(サンスポ.COM)
11/27■約31億円の累積赤字を抱える北海道のばんえい競馬が、今年度限りで廃止されることが27日、事実上決まった。現行の4市開催(旭川、岩見沢、北見、帯広)をやめ、2市開催が検討されていたが、当該市である岩見沢と帯広の両市長がこの日、存続断念を表明した。最高1トンのソリを引くばんえい競馬は1946年(昭和21年)に公営化され、世界唯一の競馬として親しまれてきた。今年夏から秋にかけて、ばんえい競馬に生きる家族をテーマにした映画「雪に願うこと」(根岸吉太郎監督)が公開され、世間の目が向いたのもつかの間。61年の歴史の幕を閉じることになった。ばんえい競馬は91年度に最多の332億9800万円を売り上げたが、98年度からは赤字となり、05年度は154億1600万円にまで減少していた(日刊スポーツ・コム)
11/27■ジャパンCで10着に敗れたハーツクライが、有馬記念には使わず、このまま現役を引退、種牡馬入りすることが濃厚となった。27日、橋口弘次郎調教師が明らかにした。「あれだけ(2.6秒差)離されては…。90%以上ノドが影響したんだと思う。能力や実績から、あんな惨敗は考えられない」(同師)。レース後には社台ファーム吉田照哉代表が有馬記念出走を表明したが、橋口師は消極的。「(ノド鳴りが敗因なら)結果が分かっている勝負には使えない。社長も理解してくれると思う」と話している(日刊スポーツ・コム)
11/27■信じられない光景だ。昨年の有馬記念でディープインパクトを破り、キングジョージで3着と力走したハーツクライが戦おうとしない。馬場の内をズルズルと後退。ゴールは、まさかの11頭中10番目だった。前半は3番手を進んだ。1000mの通過ラップは61秒1。有馬記念で先行策から押し切り、ドバイ・シーマクラシックを逃げ切ったハーツが苦にするペースではなかった。ルメールが異変に気付いたのは4コーナーすぎ。「気配が急に重くなった」という。14日、橋口調教師からハーツが喘鳴症(ノド鳴り)であることが公表された。同師は「やはり影響したのかも…。これ以上イメージを壊したくはない」と話した。だが、ルメールの見解は違った。「いつもと特別に変わった様子はなかった。ノドのせいじゃない」。それを聞いた社台ファーム吉田照哉代表は有馬記念参戦を表明した。これがハーツの本当の力でないことは、誰もが分かっている。インパクトとの対戦成績は1勝1敗の五分。最後の勝負となる有馬記念で、真の決着をつける(日刊スポーツ・コム)
11/27■米国ブリーダーズCの“トライアルレース”として、JRA重賞が早ければ再来年にも指定されることが26日、明らかになった。ジャパンC観戦のため来日中の全米サラブレッド競馬協会(NTRA)とブリーダーズC社のCEOを務めるグレッグ・アヴィオリ氏(42)が語った。BCは来年から米国内の指定レースを勝った馬に優先出走権を与えることが決定。アヴィオリ氏は「まだ私案の段階」としながらも、来年以降はその指定レースを日本、英国、フランスにも設置したい考えを示した。日本の重賞を勝つことでBCの優先出走権を得られれば、BCに参戦する日本馬が増える可能性は高い(サンスポ.COM)
11/26■JRAの07年度新規騎手1次試験で、笠松競馬の安藤光彰騎手(47)が合格していることが明らかになった。試験は10月26、27日に行われ、合格者の発表は16日に行われたが、受験番号のみで氏名は公表されていなかった。安藤光は、同じ笠松出身で現在JRAで活躍している安藤勝己騎手の実兄。25日現在、地方で2810勝をマークし、JRAでもシーイズトウショウで03年CBC賞G2、タイムパラドックスで04年平安SG3を制している。現役地方競馬騎手の1次試験合格は、04年度の園田競馬所属・赤木高太郎、05年度の笠松競馬所属・柴山雄一に続いて3度目となった。2次試験は来年2月6、7日、合格発表は同15日に行われる予定。過去の2例とも2次試験は合格しており、安藤光も合格すれば6人目の地方競馬出身騎手が誕生する(日刊スポーツ・コム)
11/25■ばんえい競馬が廃止へ---北海道のばんえい競馬存廃問題で、岩見沢市では24日、帯広市がまとめた帯広、岩見沢の2市共催案の受け入れは困難との見解が大勢となった。帯広市は岩見沢市との再協議や単独での開催には慎重で、ばんえい競馬は廃止の方向が強まった。岩見沢市の渡辺孝一市長は27日に最終判断を正式に表明する予定。岩見沢市では24日、各団体代表で構成する有識者会議が存続に否定的な答申を報告。市議会議員協議会では共催案に「市民の理解が得られない」などの厳しい意見が出され、渡辺市長は終了後「(共催による新たな負担は)市民が認めないだろう」と述べた。一方、帯広市幹部は「単独で開催していくのは困難だ。2市開催ができなければ廃止となるだろう」との認識を重ねて示した。ばんえい競馬は巨額の負債を抱え、現在の4市開催体制をいったん廃止することを決めた。旭川、北見両市は今後開催しない意思を表明したが、帯広市は岩見沢市との共催で存続させる意向を示し、売り上げ拡大策と経費の大幅削減策を軸にした共催案をまとめ、岩見沢市に提案していた(日刊スポーツ・コム)
11/20■★★日本がICSのパートI国に昇格 約60の重賞競走が国際格付けに★★
JRAは、2007年にICS(国際セリ名簿基準)ブックに記載された競走数の過半数(111競走)を国際交流競走としたことにより、パートI国昇格の基準を満たしたことで、ARF(アジア競馬連盟)を通じてIRPAC(国際格付番組企画諮問委員会)に申請を行なっていたが、このたび以下の通り決定した。
●国際セリ名簿基準ブックにおける2007年からの日本のパートI国昇格については、IRPACとICSC(国際セリ名簿基準委員会)の推薦を経てSITA(国際サラブレッド競売人協会)において承認された。
●これに伴い、2007年には、すでに国際格付けを得ている13競走を含め、約60競走の重賞競走が国際格付けを得ることとなる(対象競走は2006年の全重賞競走のレースレーティング確定後に決定される)。
※国際(パートI)格付けを取得できる重賞競走はG1が12レース、G2が15レース、G3が33レース。その他の重賞競走の国際格付けの取り扱いについては、わが国の競馬の今後の国際化の状況(国際交流競走および馬主登録など)を踏まえて検討されることになる。
日本は世界で16番目のパートI国となる。これにより、日本産馬が国内で活躍することで、その馬と血統が国際的な評価を得ることができる。またステータスの面でも国際的な評価が得られることから、より優良な外国調教馬の出走が促進され、一層のレベルアップにつながることとなる。(JRA報道室=ラジオ日経HP)
11/16■10月1日に行われた凱旋門賞において3着となったディープインパクトから、レース後の理化学検査においてイプラトロピウムが検出された件に関して、11月15日(水)日本時間午後7時からフランスギャロ審査委員会が開催され、11月16日(木)日本時間午後に処分が決定した旨の報告を受けましたのでお知らせいたします。
<内容>
○ディープインパクトを失格とする ○池江泰郎調教師に対し、15,000ユーロ(約225万円)の制裁金を科する
なお、ディープインパクトはフランスギャロから出走に関する処分を受けておりませんので、今後日本国内においても出走できることとなります。また、池江泰郎調教師は既にフランスギャロから制裁を受けておりますので、改めてJRAからの(二重の)制裁はいたしません。
<フランスギャロとJRAの共同調査の結果>
1.ディープインパクトの診療のためにフランスに出張していた日本人獣医師は、ディープインパクトの担当きゅう務員から「ディープインパクトが9月13日ロンシャン競馬場での調教後に咳をし始めた」と聞いたため、フランスでの滞在きゅう舎担当のフランス人獣医師に相談をし、吸入治療を推奨された。
2.日本人獣医師の要望で9月21日からディープインパクトに吸入治療を行うこととなり、日本人獣医師はフランス人獣医師の処方により吸入治療に必要な薬品「イプラトロピウム」を薬局で購入した。
3.日本人獣医師は、9月21日(木)~9月25日(月)の5日間、フランス人獣医師から借りた吸入器を用い、担当きゅう務員の手を借りてディープインパクトに吸入治療を行なった。
4.ディープインパクトの関係者およびフランス人関係者は、ディープインパクトがイプラトロピウムを第三者から不正投与され得る状況にはなかったと申立を行なった。
5.このようにイプラトロピウム陽性の原因が特定されない状況の中で、池江泰郎調教師は、日本人獣医師と担当きゅう務員から「5日間の吸入治療中、ディープインパクトが暴れた際にディープインパクトに装着したマスクから容器が外れ、霧状化したイプラトロピウムが馬房床に噴霧したことが、2回あった」と薬物検出後に報告を受けた。
6.池江泰郎調教師は、吸入治療を行った際に馬房床に噴霧したイプラトロピウムが、敷料や乾草に付着して競走当日まで馬房に残り、ディープインパクトが競走の前日から当日の間にそれを摂取した可能性があると申立を行なった。
7.以上の状況から、ディープインパクトの検体からイプラトロピウムが検出された原因は明確には特定されなかったが、池江泰郎調教師は、9月21日から9月25日までにディープインパクトに対して行われた吸入治療において、ディープインパクトが暴れた際に馬房内に飛散したイプラトロピウムが敷料や乾草に付着したにも拘わらず、それら敷料、乾草を入れ替えずに放置し、競走前日から当日の間にディープインパクトがそれを摂取したことにより尿検体が陽性となった可能性があり、その不注意の全ての責任は自身にあると申立を行なった。よって、ディープインパクトの管理責任者である池江泰郎調教師は、禁止薬物事案を未然に防止すべき調教師としての責務を十分に果たさず、その結果、凱旋門賞に出走したディープインパクトの尿検体から禁止薬物が検出されたことについて、調教師としての規律違反があったものと判断された。 (JRA・HP)
11/16■平成19年度新規調教師・騎手免許第一次試験の合格者が発表された。昨年から、一次試験では受験番号の発表、翌年の二次試験合格発表時に氏名が公表されることになっている。今回の合格者数は、調教師が20人、騎手が10人。今後、調教師免許二次試験が平成19年1月30日~2月1日、騎手免許二次試験が同年2月6~7日に行われ、ともに最終合格者は2月15日に発表される予定。
11/15■ジャパンCで有力視されるハーツクライが、喘鳴症(ノド鳴り)にかかっていることを、管理する橋口弘次郎師が明らかにした。全休日明けの14日、突然の発表だった。坂路の軽快なキャンターを見届けた橋口師は「レースが終わった後に言うのは嫌だし、今のうちに話しておこうと思った」と、公表の経緯を説明した。喘鳴症が判明したのはJC2週前追い切りが行われた8日。坂路の併せ馬で先着した動きは素晴らしかったが、騎乗したルメールは「ノイズ、ノイズ」とノドが鳴ることをアピール。それを受けた内視鏡検査では「2つある弁のうち左側がマヒして、右と比べれば動きが弱いことが分かった」(同師)。ただし、症状は軽度という。橋口師が初めて異常に気づいたのは、今年7月のKジョージ&QエリザベスDSへ遠征した時。「輪乗りをしている時にノドが鳴る音が聞こえて、アレッと思った」。もし重度であれば運動時に十分な空気が吸い込めなくなるが、結果はハリケーンラン、エレクトロキューショニストと接戦の3着。「あれから特に症状が進んだ感じもないし、調教でもいい動き。そうレースには影響しないと思う」とトレーナー。15日はJC1週前追い切りを行うが、抜群の時計で不安を一掃するか。その動きに注目が集まる(日刊スポーツ・コム)
11/14■JRAはきょう運営審議会を開き、平成19年度の中央競馬の開催日程を決定した。大きな変更点としては、開催日数に関する規制緩和を有効に活用し、例年の1月5日開催を止め、年初の開催を1月6日(土)からの3日間開催とする点。これにより、1回中山・1回京都が7日間の開催となる。この開催で減じた開催日については10月8日(月・祝)に開催日を設定し、4回東京・4回京都が9日間の開催となる。正月の中央競馬は1月6日(土)からスタート。7日(日)、8日(月・祝)と3日間開催となる。また4回東京・4回京都の開幕週は10月7日(土)・8日(日)・9日(月・祝)の3日間開催となる。また9月第3週は例年通り3日間開催で、9月16日(土)が中山・札幌、17日(日)が中山・阪神、18日(月・祝)が阪神・札幌での開催となる。
●重賞競走の開催日程については、大きな変更はない。阪神競馬場のコース改修に伴う距離の変更などはいくつかあるが、競走条件などに大きな変更はない。中日新聞杯は来年度も、唯一の父内国産馬限定重賞として施行される。今年からスタートした「サマースプリントシリーズ」および「サマー2000シリーズ」は来年も引き続き実施される。また、来年のダービー当日は今年と同様に、最終競走に目黒記念G2が実施される。
●国際競走については、フェブラリーSG1、福島牝馬SG3、有馬記念G1の3競走が新たに国際競走となるほか、オープン特別23競走が新たに国際競走となる。
●また、(今年5月にシンガポール航空国際Cを勝ったコスモバルクのように、)外国の国際G1競走(理事長の指定する競走。除2歳馬競走)または地方競馬のダート交流G1競走(除2歳馬競走)において1着となった馬は、新たに以下のG1競走への出走申し込みを可能とする。その場合、中央競馬所属馬を含めた出走馬選定順位において優位である場合に限り出走できることとする。(→高松宮記念、天皇賞・春、ヴィクトリアマイル、安田記念、スプリンターズS、天皇賞・秋、エリザベス女王杯、マイルチャンピオンシップ) (JRA報道室=ラジオ日経HP)
11/14■JRAがきょう発表した事業計画の、主なポイントは以下の通り。
●東京RCのスタンド改築工事を3月までに終了し、4月に全面オープンする。また、東京に続き、10月に京都RCに大型映像装置「マルチ画面ターフビジョン」を導入する。
●
ウインズ梅田B館の改築に取り組むほか、平成20年春の開設を目指し「ウインズ新横浜(仮称)」の設置などに取り組む。またA-PATの募集回数の拡大、手続き期間の短縮、「即PAT」の取り扱い銀行の拡大に取り組む。
●競走馬の調教メニューの充実および多様化を図るため、美浦TCに新素材を使用した「ニューポリトラックコース」を設置する。 (JRA報道室=ラジオ日経HP)
11/14■中央・地方のダートグレード競走について格付けを行うダート競走格付け委員会(事務局:日本中央競馬会・地方競馬全国協会・全国公営競馬主催者協議会の三者により構成)は、NAR地方競馬全国協会において06年第3回格付け委員会を開催。07年に実施されるダート競走の格付け(地方競馬の4~12月は暫定格付け※)を行なった。これによると、07年は50レース(G1=12、G2=11、G3=27)実施される予定で、全体の競走数は今年と同じ。新設や廃止はない。
◆2007年に格が変更(格上げ)された競走・・・兵庫ジュニアグランプリ(G3→G2) (ダート競走格付け委員会=ラジオ日経HP)
11/7■今年度南関東地区で期間限定騎乗を行う騎手として選定されていた内田利雄騎手(旧宇都宮競馬場所属)は、予定通り今月20日(月)から来年1月19日(金)まで期間限定騎乗を行うことになった。所属先は浦和・村田貴広厩舎。また、来年平成19年1月中旬~3月中旬に川崎所属として期間限定騎乗を行うべく選定されていた岩手の小林俊彦騎手は、期間限定騎乗を辞退する届出書を提出している(関東地方公営競馬協議会=ラジオ日経HPほか)
10/19■JRAは19日午後、凱旋門賞に出走し3着となったディープインパクトの禁止薬物に関する理化学検査で、同馬の検体から禁止薬物(イプラトロピウム)が検出されたとの報告をフランスギャロから受けたと発表した。
フランスギャロ(フランスの競馬統括団体)の発表:「ディープインパクトはレース後の理化学検査(検体採取)の対象となった。分析の結果、イプラトロピウムが検出された。この薬物は呼吸器系に作用する気管支拡張剤であり、フランスギャロ競馬施行規定の禁止薬物に当たる。 関係者への聞き取り調査の結果、同馬のフランス滞在中に、上記薬物を用いた治療が行われていたことが判明した。この調査に続き、フランスギャロ審査委員会は同馬の馬主および調教師を召還し、調教師責任の精査および競走馬の失格について規定している競馬施行規定に従って処分を決定する」(JRA報道室=ラジオ日経HP)
10/18■来年から「マル父」レースが消滅する。07年の番組編成を検討中のJRAは、17日までに父内国産馬限定戦廃止を決めた。近年はサンデーサイレンスの子孫をはじめ日本産種牡馬のレベルが向上。中央と地方を合わせた種牡馬ランキングベスト20に、フジキセキ、サクラバクシンオー、ダンスインザダーク、スペシャルウィークなど10頭がランクインしている。内国産種牡馬の保護を目的として設けられた限定戦(今年は40レース)は、一定の役割を終えた。唯一残されていたマル父重賞の中日新聞杯(G3)も、条件が見直される。また秋の3回福島2週目まで行われている3歳未勝利戦が、秋競馬が開幕する4回中山、4回阪神をもって終了となる。いわゆるスーパー未勝利(前走3着以内馬と5戦以内馬が出走可能)は廃止。500万以上の番組を増やして上の層を厚くし、売り上げ増を図る。なお東西金杯は例年の1月5日ではなく6日に行われ、8日まで土日祝の3日間開催で開幕する。これらは11月に開かれる運営審議会を経て正式に決定する
(日刊スポーツ・コム)
10/12■今年12月21日付けで美浦トレセン内に武市康男・天間昭一の調教師2名が、それぞれ10馬房で新規開業することになった。吉永正人調教師の逝去による松山調教師への臨時貸付期間終了にともなうもの(JRAホームページほか)
10/11■ディープインパクトが年内で引退することになった。11日、金子真人オーナーが池江泰郎調教師を通じてJRAに引退させる意向を表明した。午後3時に東京競馬場で記者会見した池江師は「今朝の調教後にオーナーに連絡したところ、今年で引退という話があった。突然の話で寂しい気持ちはある」と話し、引退までのローテーションに関しては「最大3戦(天皇賞・秋、ジャパンC、有馬記念)を視野に入れているが、動物のことで欲張ったことも言えない」と明言は避けた。引退後は、51億円のシンジケートが組まれ、北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬となる(日刊スポーツ・コム)
10/9■ディープインパクトの金子真人オーナー(61)が8日、都内で開かれた「社台グループ謝恩会」で、来年の凱旋門賞挑戦に否定的な考えを示した。金子氏は3着という結果を踏まえ「ディープは本当にいい状態でレースできたと思う。凱旋門賞は3歳のスターをつくる舞台と認識した」と語った。今後は11月26日東京のジャパンCが有力とみられる。またこの日、JRA競馬学校(千葉県白井市)での輸入検疫終了後、東京競馬場で3週間の着地検査を行うことも発表された。当初は滋賀県のグリーンウッド・トレーニングを予定していたが、今後のローテーションなども加味して変更。10日に東京競馬場の国際厩舎へ入厩し、31日に退厩予定。池江泰郎調教師(65)は「次のステップを決める際に、より選択肢を広げておきたいということと、自厩舎のスタッフが調整に携われることもあり、東京競馬場で着地検査を受けることにした」と話した(日刊スポーツ・コム)
10/3■今月29日施行の天皇賞(秋)は「悠仁親王殿下御誕生慶祝 第134回天皇賞(秋)」として施行されることになった(JRAホームページほか)
9/26■金沢の名手、渡辺壮騎手(38歳 平床良博厩舎)が21年の騎手生活にピリオドを打ち、引退することになった。渡辺騎手は去年10月21日朝、調教中に脳梗塞を発症。その後復帰を目指しトレーニングに励んでいた。今年5月に行われたホシオー(百万石賞など重賞9勝)の引退式には、同馬の鞍上に騎手服姿で登場するまでに回復していた。金沢競馬公式HPに掲載された、渡辺騎手のコメントは以下の通り。-----2005年10月21日の調教中に落馬し、脳梗塞と診断されました。左半身の自由を失い、以後、騎手復帰を目指して、リハビリ、トレーニングを続けてきましたが、私事、諸事情により、このたび引退を決意しました。関係者の方々には大変お世話になっていながら申し訳ありません。21年間という長 い間、ありがとうございました。21年の騎手生活の経験と感動をこれからの人生に活かして進んでいきたいと思います。そして、長い間応援していただいたファンの皆様には大変感謝しております。本当にありがとうございました-----渡辺騎手は1985年にデビュー。通算成績は7701戦2086勝。重賞はミスタールドルフで93年のダービーグランプリ(水沢)を制するなど114勝を挙げた。その他にJRAで20戦1勝。昨年夏の福島競馬で行われた新馬戦で、コスモミールに騎乗し勝利を挙げていた(keiba.go.jp、金沢競馬公式サイトほか)
9/15■詩人で競馬評論家の志摩直人氏が、14日午後9時56分、心筋梗塞のため西宮市内の病院で亡くなった。81歳だった。志摩直人氏(本名同じ)は大正13年生まれ。関西学院大学文学部英文学科を卒業後、同大学院美学科修了。詩人として詩・歌集・小説を発表する傍ら、競馬を愛し、競馬をテーマとした詩の分野を開拓して多くの詩・書籍を発表した。主な作品には競馬書籍空前のベストセラーとなった「風はその背にたてがみに」「見わたせばロマンの競馬場」「名馬の故郷」など。昭和40年代から関西テレビのレギュラー解説者として活躍。日本で初めてのテレビ競馬中継レギュラー解説者だった。北海道の牧場をこよなく愛し、また女性ファンのためのレディースデーの講師を初回から25年間務めた。平成16年にはJRA創立50周年を記念し、長年の競馬への貢献が称えられ「功労賞」の表彰を受けた(JRA報道室=ラジオ日経HP)
9/11■騎手時代に三冠馬ミスターシービーやモンテプリンスとの名コンビで知られ、一気の追い込みや果敢な逃げなど個性的な思い切った騎乗で多くのファンを魅了した吉永正人調教師が、今日11日(月)午後12時51分、胃ガンのため亡くなった。享年65歳。鹿児島県出身。騎手時代には通算461勝を挙げ、8大競走は6勝した。調教師として199勝を挙げ、重賞勝ちはビクトリーアップでのH10年中山大障害・秋。長男は吉永護騎手、奥様は作家の吉永みち子氏。なお、吉永厩舎の全管理馬35頭は、松山康久厩舎へ転厩する(臨時貸付馬房は20馬房)(JRAホームページほか)
9/4■札幌競馬初参戦の内田博幸騎手が7Rで騎乗したセイウンドーバーで勝利し、JRA所属外騎手として年間最多タイとなる55勝をマークした。03年のペリエ騎手、99年の安藤騎手(笠松=当時)に並ぶ記録だが、地方騎手としては安藤を抜いて最速。内田は「とりあえず札幌で1つ勝ててホッとしたし、良かった。いい馬に乗せてもらっているからね」と話した。今週の土曜日は中山、日曜日は中京に参戦。紫苑Sでは、史上初の南関東3冠牝馬に輝いたチャームアスリープで秋華賞の権利取りを目指し、中京ではセントウルSでネイティヴハートに騎乗する予定。年間最多記録は早ければ9日にも達成される(日刊スポーツ・コム)
9/4■3日午前1時ごろ、船橋競馬場敷地内の及川肇調教師(44)の厩舎から出火。隣接する同川村昭男調教師(69)の厩舎に燃え移り、木造2階建て2棟(計約600平方メートル)が全焼した。約3時間後に消え、けが人はなかったが、2~5歳の競走馬9頭が焼け死んだ。船橋署の調べでは、9頭は及川師の厩舎にいた競走馬で、川村師の厩舎にいた4頭は逃げて無事だった。同署は出火原因などを調べている。
千葉県競馬組合によると、船橋競馬場の周辺には78の厩舎があり、約600頭の競走馬がいた。被害額は数千万円に上る可能性もあるという。現場は京成線の船橋競馬場駅から南西に約1キロの京葉道路沿いで、周囲には厩舎のほか県競馬組合の事務局などが点在している。別の厩舎に所属する厩務員の男性は「出火直後に現場に来たら、厩舎から火柱が上がっていて手が付けられない状態だった。馬を助け出すことができずに、かわいそうなことをした」と話した(日刊スポーツ・コム)
8/19■ラインクラフトが、この日朝6時頃、放牧先のノーザンファーム空港牧場において調教中、直線走路にて脚色が乱れたため下馬したところ、急に倒れ、急性心不全により死亡した。同馬は8月下旬に帰厩、スプリンターズSを目指していた。通算13戦6勝。G1・2勝を含む重賞5勝を挙げている(JRAホームページほか)
8/17■佐賀県競馬組合は、内田利雄騎手(44歳)が平成18年9月16日~11月12日まで期間限定騎乗すると発表した。佐賀での所属は山田勇厩舎。内田騎手の期間限定騎乗は、昨年6月の岩手に始まり、笠松→浦和→兵庫→岩手と籍を移して佐賀が5場目(のべ6回目)となる。それぞれ約2ヶ月という短い期間ながらも、渡り歩いた競馬場で着実に成績を残し、同時にその人柄で地元ファンの心もしっかりゲット。新天地の佐賀においても、幅広い活躍が期待される(keiba.go.jp)
8/17■JRAは17日、'93年の桜花賞、オークスを制して牝馬2冠に輝いたベガ(16歳)が北海道安平町のノーザンファーム早来牧場で「くも膜下出血」のため、16日に死亡したと発表した。夜間放牧中に何らかのアクシデントで転倒し、頭部を強打したものと推測される。'94年の引退後、繁殖馬として'99年ダービー馬のアドマイヤベガなどを輩出した(時事通信)
8/16■金沢競馬・県営第11回開催は、当初5日間(9月17日、19日、23日、24日、26日)の開催を予定していたが、猛暑により出走馬の確保が困難なため、9月23日(祝・土)の金沢競馬本場開催を取り止めることになった。なお、当日は盛岡競馬の場外発売(全レース発売)を実施する(石川県競馬事業局発表=ラジオ日経HP)
8/11■特別区競馬組合(大井競馬場)は、特別区競馬組合競走馬管理施設条例に基づき、今日11日付けで所属大井競馬場7調教師の認定厩舎(外厩)を境町共同トレーニングセンター内に認定した。境町共同トレーニングセンターは廃止された高崎競馬場の調教施設だった境町トレーニングセンター。大井競馬場の荒井隆、五百蔵幸雄、蛯名末五郎、柏木一夫、山藤統宏、高橋三郎、松浦備の7人の調教師がそれぞれ6馬房、計42馬房を管理することになる。認定厩舎からの出走は、出頭手続き後、最短で大井競馬第10回開催(8月27日~9月1日)から可能となる。南関東地区の認定厩舎制度は今年3月29日にスタートしたもの。認定期間は来年の5月末まで。調教師が希望した場合は認定期間の更新が可能だ。1人の調教師が認定を受けることができる馬房数は当分の間1施設、6馬房までとなっている(TCK特別区競馬組合+関東地方公営競馬協議会発表=ラジオ日経HP)
8/9■4/25の浦和競馬で落馬し、入院加療中だった佐藤隆騎手(船橋)が8日午後11時23分、入院中の病院で死去した。享年49歳。同騎手は、4/25の浦和5Rで騎乗したトーセンフォワード号の故障で落馬し頭蓋骨を骨折、搬送先の病院で脳内出血と診断され、意識不明の重体が続いていたが、重症頭部外傷、急性硬膜下血腫、脳挫傷、静脈洞損傷により肺炎を併発した。佐藤騎手は74年にデビュー、生涯成績は12912戦1910勝。03年の帝王賞G1をネームヴァリューで、04年の東京ダービーをアジュディミツオーで勝っている(ラジオ日経HP・日刊スポーツ・コムほか)
7/12■日本競走馬協会の「セレクトセール2006」の2日目が、北海道の苫小牧・ノーザンホースパークで行われた。この日は、当歳馬161頭が上場され、当歳馬が初産駒となるキングカメハメハと現役時代にエリザベス女王杯などを勝ったトゥザヴィクトリーの間に生まれた牝馬に、何と6億円もの高値がついた。これは日本のセリ史上最高額での取引(牝馬の取引で歴代世界最高)でグローブエクワインマネージメント社が購入した。国内のセリでの従来の最高価格は04年のセレクトセール、関口房朗氏が落札したエアグルーヴの2004の4億9000万円。なお、それに次いで高値で落札されたのは、クロフネの全弟「ブルーアヴェニューの2006」(牡、芦毛、父フレンチデピュティ、母ブルーアヴェニュー)で、ダーレー・ジャパンが3億円で落札した(JRHA=ラジオ日経HP)
7/11■函館RCのスタンドが再来年の秋から改築工事に入ることになった。工事期間は08年の函館競馬が終了した9月から10年の4月までの予定。これに伴い、09年の開催は他場に振り替えられる。現在の函館RCのスタンドが建てられたのは1970年。全国10場でもっとも古いスタンドが大きく生まれ変わる。JRAは新競馬場のコンセプトとして「リゾート地の開放感あふれる競馬場」と「人と馬との距離が近い競馬場」の2つを掲げており、新しい競馬場は地域性がより濃く反映されたものとなりそうだ。注目の新スタンドはこれから具体的内容が詰められることとなるが、北海道有数の観光地として知られている函館は、競馬場から全国10場で(JRAで)唯一、海を望むことができる。近年の傾向である全面ガラス張りの近代的なスタンドとは一線を画し、函館の街並みなどを表現したレトロ調の建物が計画されている。09年の開催日割りについての詳細は未定だが、1開催が札幌へ、もう1開催は福島や新潟などの他場で行われる可能性が高い。なお工事期間中も仮設の売り場が設けられ、発売・払い戻し業務は通常通りに行われる。厩舎地区、調教施設も同様で、札幌競馬のトレセンとしての機能は継続される(日刊スポーツ・コム)
7/5■わずかキャリア1戦で英ダービーを制するなど、4戦4勝の戦績で“神の馬”と呼ばれ、引退後は日本で種牡馬生活を送ってきたラムタラ(牡14、父ニジンスキー、母スノーブライド、母の父ブラッシンググルーム)が、海外に売却されることが明らかになった。米国人の仲介者からのオファーに応えたもので、売却先は英国になる見込み。売却金額は24万ドル(約2750万円)と見られている。ラムタラは95年の英ダービーの後にもキングジョージ、凱旋門賞と欧州の三大レースを史上初めて無敗で制覇。引退後は3000万ドル(当時)で日高の生産者グループが購入(96年に来日)して、前代未聞の約46億円(1億1300万円×41株)でシンジケートが組まれた。しかし種牡馬としての活躍はなく、メイショウラムセス(富士S)、ミレニアムスズカ(阪神ジャンプS)の2頭がJRA重賞を勝つにとどまっていた(サンスポ.COM)
7/2■国産馬へのマイクロチップ導入第1号について---10/1にロンシャン競馬場(フランス)で開催される凱旋門賞に出走予定のディープインパクト号に対して、7/2にマイクロチップを埋め込みましたのでお知らせいたします。フランスでは、本年からすべての出走馬にマイクロチップの埋め込みが義務付けられているための措置で、わが国では、来年度産駒からの埋め込みが義務付けられておりますが、同馬が「日本の国番号(392)と動物番号(11)を有するマイクロチップ」を埋め込まれた初めての馬となりました(JRAホームページ)
6/29■大井競馬の本村直樹騎手(庄子連兵厩舎)が、7月17日(月・祝)~10月6日(金)までの間、笠松競馬・青木達彦厩舎の所属騎手として期間限定騎乗をすることが決定した。本村騎手は福井県出身の28歳。97年6月19日に初騎乗、同22日に初勝利。通算成績は918戦31勝(6月28日現在)。服色は胴赤・胴そで黄二本輪・そで緑。なお、本村騎手の歓迎セレモニーが、笠松競馬での騎乗初日となる7月17日の午後1時から笠松競馬場内のウイナーズサークルにて行われる(TCK特別区競馬組合、岐阜県地方競馬組合発表=ラジオ日経HP)
6/24■福島10Rにおいて、チョウカイフライトが1着となり、サンデーサイレンス産駒によるJRA通算勝利数は2500勝となった。これはJRA歴代1位の記録であり、2位のノーザンテースト(1757勝)に743勝差をつける大記録(ラジオ日経HP)
6/20■岐阜県地方競馬組合は、オッズパーク株式会社が運営する地方競馬総合サービスサイト「オッズパーク」上で実施されるファン投票によって出走馬を決定する「第1回 Odds Park Fan Selection in 笠松」を7月7日(金)に開催する。同レースは、東海地区の重賞である「スーパープレステージ(SP)III」レースで、笠松競馬場のダート1400mで実施。ファン投票による本レース出走馬10頭の選出方法は、第6回笠松競馬(7月4日~7日)に出走申込みをした3歳馬のなかから獲得賞金額の上位50頭を「オッズパーク」の特集ページに掲載し、6月19日(月)から23日(金)の間に行われるファン投票により決定する。★『第1回Odds Park Fan Selection in 笠松』特設サイト→http://www.oddspark.com/event/kasamatsu/(NAR・HP)
6/15■シャトル種牡馬として日本でも活躍したラストタイクーン(牡23)が、9日にドイツで死んでいたことが分かった。現役時代に英米G1・3勝を含む13戦8勝の成績を残して87年に種牡馬入り。シャトル種牡馬の先駆けとして活躍した。95年からは日本でも繋養され、02年桜花賞馬アローキャリー、97年マイラーズC勝ちのオースミタイクーンなどを送り出した(日刊スポーツ・コム)
6/14■岩手県競馬組合は、内田利雄騎手(44歳)が平成18年6月24日~8月15日(第4回水沢競馬~第6回盛岡競馬)の4開催にわたり期間限定騎乗することを発表した。内田騎手が短期所属替により岩手で騎乗するのは、昨年(平成17年6月25日~8月16日)に続き2度目で、所属も前年と同じ伊藤和厩舎となる。「短期所属替」という新しいシステムを利用し、昨年の岩手競馬を皮切りに、笠松、浦和、兵庫を渡り歩いた3000勝ジョッキーは、まさに騎手流動化の流れを切り開いたフロンティアとも呼べるだろう。今回は、その“原点”とも言える岩手競馬に“帰ってきた”内田騎手。全国で磨いた腕が、みちのくの地で冴え渡る!(岩手競馬HP=ラジオ日経HP)
6/7■2004年7月に旭川競馬場で行われた重賞星雲賞(3着)の後、予定していたブリーダーズゴールドCを取り消して、そのまま引退したキャニオンロマンは、2年近いブランクの後、先月23日に門別競馬場で行われた能力試験に合格し、復帰へ向け調整されていたが、いよいよ、明日の札幌競馬10R新冠町軽種馬生産振興会特別(ダ1700m)で復帰することになった。キャニオンロマンは1996年に大井競馬場でデビューし新馬戦から無敗の5連勝で羽田盃を制覇。1年半に及ぶ休養後も故障に悩まされながら1999年には重賞フロンティアスプリント盃を優勝、2001年の金盃2着と活躍。2年余の休養を挟んで03年にホッカイドウ競馬に移籍後は3連勝を含む5戦3勝と再び活躍していた。
また、同じ明日8日(木)の第1Rの2歳未勝利戦には、話題の白毛馬マルマツライブが出走する。デビュー戦のJRA認定競走フレッシュチャレンジでは追い込んで3着。かなり期待が持てそうだ。なお、白毛馬は日本軽種馬登録協会が定めている8種類の中でも突然変異によって発現する特殊な毛色。現役馬ではJRAに2頭、地方競馬ではこの馬1頭しかいない。さらに、明日のメインレース11Rには今年初の2歳のオープン競走フサイチコンコルド賞(1着賞金50万円、ダ1000m)が10頭で行われることになっている(北海道競馬事務所発表=ラジオ日経HP)
6/6■名古屋競馬場の第2レースに行われたC1クラス9組の競走は向正面から1番人気のヘイセイセレクトの内を進んだヘイセイチャンス(小山信行騎乗)と外を進んだメイショウタンドル(宮下瞳騎乗)がゴール前はヘイセイセレクトを挟んで内外離れて鼻先を揃えて入り、写真判定の結果2頭の同着となった。1着同着2頭の鞍上小山騎手と宮下騎手は昨年2月2日に結婚している夫婦。宮下騎手は結婚後も旧姓で騎乗している(ラジオ日経HP)
6/5■5/10札幌のデビュー戦(ダ1700m)で2着馬に2.7秒差をつける大差で勝ち上がったインパーフェクト(道営・田部、牡2、父ナリタトップロード、母ブルールミナール)が、今シーズン初の2歳重賞・7/5栄冠賞(旭川ダ1000m)を目指すことになった。岡田繁幸オーナー代行は4日、「とてもセンスが良く、期待している馬。場合によっては栄冠賞の前に1戦挟むかもしれません」と明らかにした。同馬はコスモバルクと同じく北海道のビッグレッドファームで調教している“外厩馬”。「バルク以上」の呼び声が高く、JRA挑戦も陣営の視野に入っている(サンスポ.COM)
5/31■31日、地方競馬12主催者(※1)を代表してホッカイドウ競馬と楽天株式会社が、勝馬投票券のインターネットでの発売などについて、業務提携を行うことで基本合意した。楽天は今年3月末、すでに南関東4主催者(※2)と発売の業務委託の合意に至っており、これで全ての地方競馬主催者が参画することとなる。楽天によるインターネットでの発売業務の開始は、本年中を予定。コンテンツ等も充実の内容を目指すとのこと。
【※1:地方競馬12主催者】北海道(道営)、北海道市営競馬組合(ばんえい)、岩手県競馬組合(盛岡・水沢)、石川県、金沢市(以上、金沢)、岐阜県地方競馬組合(笠松)、愛知県競馬組合(名古屋)、兵庫県競馬組合(園田・姫路)、福山市(福山)、高知県競馬組合(高知)、佐賀県競馬組合(佐賀)、荒尾競馬組合(荒尾)
【※2:南関東4主催者】埼玉県浦和競馬組合(浦和)、千葉県競馬組合(船橋)、特別区競馬組合(大井)、神奈川県川崎競馬組合(川崎) (NAR・HP)
5/8■美浦の富田一幸調教師が、5/31付の調教師免許取り消し願を提出したことによって、水野貴広調教師、斉藤誠調教師の2名が、6/1付で新規開業することになった。ともに14馬房。水野調教師は、当初10/1に12馬房で開業する予定だったが、開業日を繰り上げ、馬房数も14馬房で開業することになった(JRA報道室=ラジオ日経HP)
5/8■安田康彦騎手(栗東・安田伊佐夫厩舎)は、平成18年4月30日をもって騎手を引退した。今後の予定については未定(JRA報道室=ラジオ日経HP)
4/27■25日の浦和競馬5Rで落馬、頭蓋骨骨折の重傷を負った佐藤隆騎手は、川口市内の病院で約4時間におよぶ緊急手術を受けた。手術は成功し一命は取り止めたものの、現在は麻酔が効いて昏睡しているため、経過観察状態となっている(日刊スポーツ・コム)
4/26■25日の浦和競馬5Rで、トーセンフォワードに騎乗した佐藤隆騎手(48=船橋)は、左前管骨を骨折した同馬から前のめりに落馬。頭部を強打して意識不明の重体となった。同騎手は川口市内の病院に緊急入院。精密検査を行なった結果、脳内出血と診断され開頭手術が行われた(日刊スポーツ・コム)
4/19■本日付けで、以下の個人馬主が法人化された。
●山路秀則氏 ⇒ (株)オースミ・・・所有馬45頭(東西) 服色は個人のものを引き続き使用
●岡田美佐子氏 ⇒ (有)ビッグレッドファーム・・・所有馬68頭(東西) 服色は個人のものを引き続き使用
●小尾 洸氏 ⇒ (株)富士開発・・・所有馬2頭(美浦のみ) 服色は個人のものを引き続き使用
●石井壯太郎氏 ⇒ (株)リベリュール・・・所有馬1頭(美浦のみ) 服色は個人のものを引き続き使用
また、同じく4月19日付けで、以下の法人馬主が、組合化された。
●(株)シャコー ⇒ グレイドレーシング組合・・・所有馬6頭(美浦のみ) 服色は法人のものを引き続き使用
(JRA報道室=ラジオ日経HP)
4/14■5/7に香港のシャティン競馬場で行われるチャンピオンズマイル(香港G1、アジア・マイル・チャレンジ第3戦)にユートピア(牡6・橋口厩舎)が選出されたが、招待を辞退することになった(JRAホームページより)
4/11■JRAは10日、大阪市内で定例記者会見を開き、12月2日に新装オープンする阪神競馬場芝コースの概要を発表した。新たに取得した隣接地を活用して1周2089mの外回りコース(現コース1726m)を設置。直線は353mから474mに延びる。桜花賞の舞台となる1600m戦のスタート地点は現在の1コーナー奥から向正面に移動。スタート後の直線走路が444mになるため、枠順の有利不利が解消される。また、阪神大賞典の3000mが3200mに替わるほか、1800、2400、2600mの競走距離が新設。外回りコースの3~4コーナー部分はすでに完成しており、6、9月の開催を京都、中京に代替して1~2コーナーのスパイラルカーブ新設工事などに着手する(スポニチ・アネックス)
4/10■名古屋けいばで行われるダートG3競走へのトライアルレース、東海桜花賞(かきつばた記念トライアル)および梅見月杯(名古屋大賞典トライアル)の競走実施要項が変更となり、アラ系馬についても、当該レースの1着馬には出走権が付与されることになった。ちなみに、ダートグレード競走にアラブが出走したことは過去に一度もない。なお、12日(水)に行われる第46回東海桜花賞(1400m)に出走を予定していたアラブのキジョージャンボはこの競走を回避したため、残念ながらかきつばた記念へのアラブ出走は持ち越しとなった(keiba.go.jp)
4/3■社台スタリオンステーション荻伏(北海道浦河町)で繋養中だった種牡馬メジロマックイーン(牡19)が、3日午後5時15分、心不全のため死亡した。現役時は90菊花賞、91・92年の天皇賞(春)連覇、93宝塚記念をはじめ21戦12勝。種牡馬としては94年から供用され、主な産駒にクイーンCを勝ったエイダイクイン、フラワーCを勝ったタイムフェアレディなどがいる(ラジオ日経HPほか)
4/2■大井所属の内田博幸騎手は、中山12Rでリスキーアフェアに騎乗し1着となり、地方所属騎手初の1日6勝を達成した。なお従来の記録は、自身が本年3/4(2回中山3日)に記録した1日5勝。今年の中央成績はここまで26勝(全国リーディング6位)、重賞2勝と驚異的!
3/31■南関東4競馬場(大井・浦和・船橋・川崎)と楽天株式会社(東京都港区、代表取締役会長兼社長 三木谷浩史) は、インターネットを利用した勝馬投票券の新たな発売分野について、楽天に業務委託を行うことで基本合意した。南関東4競馬場では、インターネットを利用した勝馬投票券の発売が順調に伸びている状況にあり、更なる販路の拡大を目指すため楽天との間で意見が一致し、この度の基本合意に至った。サービスの開始時期は年内を目処としており、内容については今後検討を進めることになっている(関東地方公営競馬協議会発表=ラジオ日経HP)
3/31■三浦堅治騎手(美浦・フリー)は、今日3月31日をもって引退することになり、JRAを通じ発表された。なお、引退後は二ノ宮敬宇厩舎の調教助手となる予定(JRA報道室=ラジオ日経HP)
3/29■南関東地区では今日から認定厩舎(外厩)制度を開始する。詳細は次のとおり。
【認定厩舎(外厩)の概要】
南関東所属の調教師が、自ら所有する馬房もしくは契約により賃貸を受けた民間施設の馬房について、主催者に対し認定の申請を行う。申請された施設が主催者から認定厩舎(外厩)として認定された場合は、調教師の管理馬房として認められ、当該施設で調教を行なった馬を調教師の管理馬として直接競馬場に輸送し、レースに出走することが可能となる制度。
【認定厩舎(外厩)の立地条件】
南関東地区主催者が認定する施設は、関東地区内に所在していることを原則とし、出走馬を当日輸送することが可能な場所にあることが条件となる。
【認定馬房数の制限】南関東地区内における認定馬房数は、当面、1調教師あたり1施設かつ6馬房程度となる。
※申請に対する審査期間の関係から、実際に認定厩舎所属馬がレース出走可能となるのは、6月以降(南関東4競馬場HP=ラジオ日経HP)
3/28■NARは、他地区所属騎手の「重賞競走での騎乗」および「期間限定での騎乗」について協議を続けてきたが、関係団体と協議中だった3主催者(北海道、石川、兵庫)の条件が決定したため、この日、全国の条件を発表した。
(1)他場(地区)の重賞競走に騎乗する場合
●他地区の所属騎手は、他場(地区)で行われる重賞競走に馬主・調教師からの騎乗依頼があれば騎乗することができる(騎乗できる重賞競走は下記のとおり)。
●他地区の所属騎手が、他場(地区)で行われる重賞競走に騎乗する場合、当該騎手は競走当日、各主催者が定める範囲内で他の一般競走に騎乗できる(当日騎乗できる競走数は下記のとおり)。
<主催者別の対応>
【道営】すべての重賞競走に騎乗可能(当日6競走まで騎乗可能)
【岩手】現在交流競走として実施している重賞については引き続き開放(当日7競走まで騎乗可能)
【南関東4場】南関東で実施のダートグレード競走(19)・地方交流重賞競走(4)を除く重賞競走(当日4競走まで騎乗可能)
【金沢】白山大賞典を除く重賞競走(当日7競走まで騎乗可能)
【笠松】すべての重賞競走(当日7競走まで騎乗可能)
【名古屋】すべての重賞競走(当日全競走騎乗可能)
【兵庫】ダートグレード競走(3)・ブロック交流競走(6)を除く重賞競走(当日4競走まで騎乗可能)
【福山】すべての重賞競走(当日4競走まで騎乗可能)
【高知】重賞に限らず全競走(当日8競走まで騎乗可能)
【佐賀】佐賀記念・サマーチャンピオン競走以外の重賞競走(当日4競走まで騎乗可能)
【荒尾】すべての重賞競走(当日4競走まで騎乗可能)
(2)期間を限定して他場(地区)で騎乗する場合
●主催者が定めた騎乗実績等をクリアした他地区所属騎手は、各場(地区)が定めた期間騎乗することができる(各主催者が定めた対象騎手、騎乗期間、受け入れ人数は下記のとおり)
<主催者別の対応>
【道営】対象騎手は、新人騎手など技術の研鑽を目指す騎手(騎乗期間は概ね1カ月、受け入れは年間数名)または概ね1000勝以上の騎手(2カ月以内、年間数名)
【岩手】1000勝以上の騎手。3カ月以内。同時期に複数人は受け入れない
【南関東4場】2500勝以上の騎手。2カ月以内。各場、年度内1名
【金沢】2500勝以上の騎手。2カ月以内。年度内1名
【笠松】減量騎手や制裁の多い騎手以外の騎手。騎乗期間は話し合いで決定。人数制限なし
【名古屋】1000勝以上の騎手。2カ月以内、人数制限なし
【兵庫】2500勝以上の騎手。騎乗は5開催。年度内1名の受け入れ
【福山】対象の条件なし。2カ月以内。人数制限なし
【高知】減量騎手以外の騎手。6カ月以内。人数制限なし
【佐賀・荒尾】2500勝以上の騎手。2カ月以内。年度内1名(NARリリース=ラジオ日経HP)
3/28■ダービーウィーク企画運営協議会の決定により、地方競馬で行われる「ダービー」6競走を集中施行する1週間(6/4~11)を「ダービーウィーク」とし、地方競馬史上初の全国規模の「ダービーイベント」が実施されることになった。この期間、「ダービー」の集中施行に併せて全国的な発売体制を整備し、各地の「ダービー」が相互発売される。「ダービーウィーク」期間中は、全国の地方競馬場でさまざまなキャンペーンやイベントが行われる。対象レースは、6/4九州ダービー栄城賞(佐賀)、6/6札幌ダービー北斗盃(道営札幌)、6/7東京ダービー(大井)、6/8兵庫ダービー(姫路)、6/9東海ダービー(名古屋)、6/11岩手ダービー・ダイヤモンドC(水沢)で、これらの競走の1着馬には、7/12ジャパンダートダービー(大井)の優先出走権が与えられる(NARリリースより)
3/24■この3/1付けで調教師免許を取得したばかりの水野貴広調教師(美浦)が、10/1付けで厩舎を新規開業することになった。馬房数は12。水野調教師は現在33歳。昨年6月に、騎手から調教助手に転進していた。同い年の奥平雅士調教師(美浦)よりも誕生日が遅く、現役調教師では最年少となる(JRA報道室=ラジオ日経HP)
3/24■京都RCの最寄り駅である京阪本線淀駅の下りホーム(大阪方面)が、4月16日(日)始発から、競馬場寄りに移設されることになった。淀城に面する上りホーム(京都方面)は現在の位置のまま。淀駅は現在、高架工事が進められており、競馬場前には鉄筋コンクリート造りの高架駅の枠組がそびえ立っている。部分的に高架線を作る段階に来たようだ
3/22■去年11/3に、オートダービーが持っていた122回の記録を43年ぶりに更新し、現在JRAのサラブレッド最多出走記録を更新中のハートランドヒリュ(牡10 栗東・河内洋厩舎)が、今日22日の調教中に急性心不全を発症し、死亡した。ハートランドヒリュは父ランドヒリュウ、母テルノワカクサ(母の父パーソロン)。1998年12月に栗東・清水久雄厩舎からデビュー。管理していた清水久雄師の勇退に伴い、河内洋厩舎に転厩。3/12の中京11R、遠州灘特別で通算127戦目を迎えていた。中央競馬の最多出走記録は、アラブがトキノヒカリの128回、繋駕速歩(昭和43年廃止)がビージーキングの271回。地方競馬ではアラブのウズシオタローが250回出走の記録を持っている(JRA報道室=ラジオ日経HP)
3/20■全日本新人王争覇戦(高知)、高知の森井美香騎手が女性騎手初の優勝---騎手免許取得後3年以内で、各地で活躍する騎手が全国から集った「第20回全日本新人王争覇戦」が、きょう高知競馬場で行われた。メイン競走・黒船賞のひとつ前、9R(D2クラス ダート1400m)で行われたこのレース。地元・高知の森井美香騎手が騎乗したコマレンゲ(3番人気)が積極的に逃げ、終始3馬身ほどのリード。最後の直線でも逃げ足衰えず、そのまま逃げ切って優勝した。勝ちタイム1分34秒3。荒尾・田中純騎手騎乗のアデランダルが外目を追い上げて2着。1番人気に支持された、JRA・藤岡佑介騎手のヨナンコンコルドは3着だった。高知競馬所属騎手の優勝は、第7回(1992年)の西内忍騎手以来14年ぶり2人目、女性騎手の優勝は史上初の快挙だった。森井美香騎手は昨年10月デビュー。このレースを迎えるまでの通算成績は173戦4勝、デビュー通算5勝目がビッグタイトルの白星となった。同じ高知所属で同期の別府真衣騎手(セイウンザン)は7着。愛知・山本茜騎手(イズミスミレ)は6着。JRA・津村明秀騎手(ラックサウンド)は10着だった。ちなみに、この日高知に集まった若手騎手は、この競走以外の一般競走にも多く騎乗していた。その中で2R(D5 ダート1300m)では兵庫の小谷周平騎手が1番人気のコンシンジョリイに騎乗し、先行抜け出しで見事勝利を飾っている(ラジオ日経HP)
3/20■内田利雄騎手(44歳)が、4月から兵庫で期間限定騎乗することになった。所属は橋本和男厩舎。期間は4/4~6/1。勝負服は以前と同じ、胴桃・白星散らし・そで桃。内田利雄騎手はこれまで通算3083勝(3/19現在)。3/3まで浦和・村田貴広厩舎に所属して騎乗していた。また、11月から来年1月までの2カ月間、再び村田厩舎に所属して期間限定騎乗することが決まっている(兵庫県競馬組合=ラジオ日経HP)
3/16■平成18年度の南関東重賞日程が正式発表された。船橋に京成盃スカイライナースプリントが新設されるほか、川崎の鎌倉記念、船橋の京成盃グランドマイラーズ両競走が休止される。また、SPAT4(南関東4競馬場電話投票)では、4/3の船橋競馬からフォーメーション、マルチ投票機能を追加することになった。買い目の複雑になる三連複、三連単の投票が簡単にできるようになる(関東地方公営競馬協議会発表=ラジオ日経HP)
3/13■ダート格付け委員会は、今日、地方競馬全国協会で委員会を開き、2006年のダート競走の格付けと2007年1~3月の暫定格付けを決定した。06年のダートグレード競走は05年と同じ数の50が格付けされている。また関東オークスがG3からG2へ格上げされた。その他、道営競馬の開催変更にともなって、エーデルワイス賞が門別から旭川に、北海道2歳優駿が門別から札幌にそれぞれ施行地が変わる(KEIBA.GO.JPより)
3/8■きょう8日の笠松競馬3Rで、山本茜騎手(愛知・原口次夫厩舎所属)がブラックフリートに騎乗して勝利を収め、デビュー通算30勝とした。デビュー5カ月、通算252戦目での達成は、現役女性騎手では最速となる。なお従来の記録は、昨年3月15日に岩永千明騎手(荒尾)が記録したデビュー11カ月、258戦目。山本騎手は3月20日に高知競馬場で開催される「第20回全日本新人王争覇戦」に、笠松代表として出場予定。ちなみに東海地区からは、阪上忠匡騎手(笠松)も出場を予定している。レース後のセレモニーで山本茜騎手は「デビューしてからはあっという間だった。どんどん技術を磨いて、もっと上手な騎乗をしたい。宮下瞳騎手(愛知、今月3日に通算400勝を達成)のように、すばらしい女性騎手になりたいです」と語っている(笠松競馬HP=ラジオ日経HP)
3/8■ソフトバンクグループのソフトバンク・プレイヤーズ株式会社が、7日(火)から佐賀競馬(佐賀県競馬組合主催)と笠松競馬(岐阜県地方競馬組合主催)の全レースのライブ映像の配信を始めた。このライブストリーミングは、ヤフーの動画ポータルサイト「Yahoo!動画」で視聴可能。同サイトでは岩手競馬の全レースのライブ映像も配信している。ソフトバンク・プレイヤーズによると、今後は同社の100%子会社であるオッズ・パーク株式会社を通じて、勝馬投票券のインターネット発売の拡大を図ることで、地方競馬の活性化に取り組んでいく、としている。視聴するには、ヤフーのトップページから「Yahoo!動画」→「スポーツ」→見たい競馬場をクリック(ラジオ日経HP)
3/7■大井競馬場所属の的場文男騎手(大井・松浦備厩舎)は今日行われた浦和競馬第5R(C2、1着賞100万円、ダート1600m、9頭)でオールオアラヴ(牡7、船橋・田中美義厩舎)に騎乗し1着となり、地方競馬5000勝を達成した。3番人気の支持を受けていた的場騎手のオールオアラヴは2番手追走から向こう正面で先頭を奪い最後の直線は独走、後方から追い込んだ1番人気のブラボージョーに4馬身の差を付けて勝ったもの。5000勝は日本の競馬史上、「鉄人」佐々木竹見(7151勝)、現役の石崎隆之(船橋、5674勝)に次いで3人目の記録。大井競馬場所属の騎手では初。5000勝達成時点での通算成績は地方競馬で24725戦。2着3627回。勝率は2割を超えている(TCK特別区競馬組合=ラジオ日経HP)
2/28■調教師の異動
【栗東】大久保正陽(定年)→北出成人('05年合格)。所属馬は他に、大久保龍、岡田の各厩舎へ転厩
【栗東】北橋修二(定年)→松永昌博('05年合格)。所属馬は他に、河内、北出(新規開業)、瀬戸口、友道、中尾秀、平田(新規開業)、松元茂、宮本博、矢作の各厩舎へ転厩
【栗東】清水久雄(勇退)→所属馬は、池江泰寿、河内、平田(新規開業)、松永昌(新規開業)の各厩舎へ転厩
【栗東】松田正弘(定年)→平田修('05年合格)。所属馬は他に、大橋、河内、佐藤正、宮本博と美浦の杉浦、手塚の各厩舎へ転厩
【美浦】加藤修甫(定年)→小笠倫弘('05年合格)。所属馬は他に、加藤和、古賀慎(新規開業)、中川、藤原辰の各厩舎へ転厩
【美浦】古賀一隆(定年)→古賀慎明('05年合格)。所属馬は他に、小笠(新規開業)、清水英の各厩舎へ転厩
【美浦】中尾銑治(定年)→所属馬は、小桧山、清水英、中川、南田の各厩舎へ転厩
【美浦】成宮明光(定年)→所属馬は、石毛、大和田、古賀慎(新規開業)、南田の各厩舎へ転厩
2/24■騎手の増沢姓が14年ぶりに復活することが23日、分かった。増沢末夫師の長男真樹さんと結婚した牧原由貴子騎手が改姓に伴い、登録名も増沢由貴子としてJRAに申請。3月1日以降、増沢の名で騎乗する。義父にあたる増沢師は騎手時代、引退した92年までに2016勝の当時JRA最多勝記録を残した(日刊スポーツ・コム)
2/23■JRAは東京六本木事務所で記者会見を開き、日本中央競馬会競馬試行規定を一部改正し、競走馬の判別を目的としたマイクロチップを導入することを発表した。導入されるマイクロチップは乳牛やペットの犬猫の判別にも使用されているもので、北米南米地区以外の主要先進国で既に競走馬にも導入されているもの。固有のデータ(15桁の番号)が書き込まれた直径2ミリ、長さ14.6ミリの小さな集積回路(IC)チップを体内に埋め込み、専用の読み取り器で番号を読み取ることになる。安全性が高いことからさまざまな動物に利用され、同一の番号が存在せず改ざんも不可能なことから、確実で信頼性の高い識別が可能となる。ICチップの埋め込みは競走馬の生産者から依頼を受けた獣医師によって行われ、日本軽種馬登録協会による血統審査の際、また競馬主催者による競走馬の登録の際に確認されることになる。埋め込みは専用の注射器で行われ、首筋の左側、タテガミの生え際から約5センチ下に入る(ペットなど小型動物では皮下の浅い場所に入るが、競走馬ではチップの動かないやや深い部分に埋められる)。マイクロチップによる判別は種牡馬、繁殖馬となってからの種付けの際、セリ市場、競馬場への入厩、競馬当日の装鞍所に入った際などさまざまな場面で活用される予定。規則の改正はJRAのみにとどまらず、日本軽種馬登録協会、地方競馬全国協会でも同時に行われ、2007年以降に国内で生まれた競走馬にはこのマイクロチップの埋め込みが必要となる。英国、アイルランドでは1999年の産駒からマイクロチップの埋め込みが行われており、日本で走っているアサクサデンエン、コンゴウリキシオーなどはマイクロチップが埋め込まれた状態で輸入され競走を続けている(JRA報道室=ラジオ日経HP)
2/20■平成18年度、南関東地区の競馬場で期間限定騎乗する騎手がこのほど決定した。この制度は、通算2500勝以上の他地区所属騎手が、2カ月の期間限定で南関東地区で騎乗することができるというもの。南関東地区の各競馬場で年1回、1名のみ受け入れる。今回、南関東での期間限定騎乗が決定した騎手は、以下の4名。
岡崎準騎手(45)福山…騎乗期間:平成18年4月9日~6月2日 大井・藤江昭徳厩舎に所属
安藤光彰騎手(47)笠松…騎乗期間:平成18年5月1日~6月30日 船橋・渋谷信博厩舎に所属
内田利雄騎手(44)フリー…騎乗期間:平成18年11月20日~19年1月19日 浦和・村田貴広厩舎に所属
小林俊彦騎手(40)水沢…騎乗期間:平成19年1月中旬~3月中旬 川崎・佐々木仁厩舎に所属
なお、鮫島克也騎手(佐賀)も大井競馬場での期間限定騎乗を申請していたが、抽選の結果、岡崎騎手に決定した(関東地方公営競馬協議会、TCK特別区競馬組合発表=ラジオ日経HP)
2/16■「所属は栗東・フリーです」-。受験前年までに年間20勝を2回達成し、一次免除でJRA騎手二次試験に合格した岩田康誠騎手(31、園田・清水正)の表情はさわやかだった。「(移籍は)中央で自分の腕を確かめたかったというのが正直なところ。どんな馬でも全力を尽くして乗りたい。合格の発表を聞いた時は足が震えましたが、嫁と喜びを分かち合いました。JRAのジョッキーになるという夢がかなって本当に嬉しいです」と喜びを爆発させた。中央でも1159戦132勝(17日現在)。この中には一昨年、デルタブルースで勝った菊花賞も含まれている。JRAの岩田としてのデビュー戦は3月1日の地元、姫路で行われる交流競走(騎乗馬未定)が予定されている。
岩田騎手とともに一次免除で二次試験に臨んだ名古屋競馬所属の吉田稔騎手(37)は不合格だった。「仕方ない。今はこの結果を真摯に受け止めています。振り出しというよりもマイナスになってしまいましたが、今後はレースに乗って活躍することで結果を出したい」と雪辱を期す口ぶりだ。JRA広報部によると、平成19年度の騎手試験要項は、今年9月に開かれる免許試験委員会(JRA副理事長を委員長とし、JRA役職者で構成)の決定を受けて公示されるという。ただ、仮に今年度と同様に、“受験前年度までに(5年間で)年間20勝以上を2回以上で一次試験免除”の特典が適用されれば、吉田稔騎手は来年度でもその条件を満たしており、二次試験からでOKとなる(サンスポ.COM)
2/16■平成18年度新規調教師・騎手免許合格者が発表された。
<平成18年度新規調教師免許合格者>
【美浦】斎藤誠('71生) 高木登('65生) 武市康男('71生) 天間昭一(騎手、'65生) 松永康利('65生) 水野貴広(元騎手、'72生)
【栗東】梅田智之('69生) 小崎憲('71生) 庄野靖志('70生) 羽月友彦('70生) 松永幹夫(騎手、'67生)
<平成18年度新規騎手免許合格者>
【美浦】田中博康 千葉直人 的場勇人(的場調教師の二男) 黛弘人(黛元騎手の二男)
【栗東】岩田康誠(園田トップジョッキー) 北村友一 田中克典 田村太雅 船曳文士(元スポニチ記者・船曳彦丞氏の子息)
(JRAホームページ、ラジオ日経HPほか)
2/13■佐賀記念に出走したノボトゥルー(牡10歳)は、初の九州での出走となったが、これで出走競馬場は通算「16」となった。これまで走ったのは北から札幌(ホッカイドウ競馬)、盛岡、宇都宮、高崎、浦和、船橋、大井、川崎、名古屋、園田、高知、JRAの東京、中山、中京、京都、ドバイのナドアルシバ。恐らく世界でも空前の記録かと思われる。通算成績は77戦11勝。重賞はフェブラリーS(G1、東京)、根岸S(G3、東京)、とちぎマロニエC(G3、宇都宮)2勝、兵庫ゴールドトロフィー(G3、園田)、さきたま杯(G3、浦和)と6勝。一昨年12月のとちぎマロニエC以来勝ち星はないが、昨年11月のJBCスプリントでも3着に入っており今回もメイショウカイドウを最後の直線で捉えての4着と、10歳になった今年も顕著な衰えは見せていない(ラジオ日経HP)
2/12■牧原由貴子騎手(28=増沢末夫厩舎)が、ハワイでバレンタインデー挙式をすることが分かった。相手は、師匠である増沢末夫調教師(68)の長男で助手を務める真樹さん(34)。約10年間の交際を経てのゴールインとなる。11日にハワイへ向け出発。14日に式を挙げ、19日に帰国することになっている。なお牧原は結婚後、しばらく騎手を続ける予定。96年、牧原がデビューしてほどなくして交際がスタート。牧原はデビュー年9勝、翌年は11勝と着実に勝ち星を重ねていたが、3年目の12月に落馬負傷。1年7カ月の休養を余儀なくされた。その後も、度重なる負傷に見舞われ乗り鞍は激減。この10年間、悩んだ日々をそばで支えていたのが真樹さんだった。
義父となる増沢師は2年後の2月に定年を迎える。真樹さんはその後を継ぐことを決意しており、ここ数年は調教師試験を受けている。合格の際、牧原は調教師夫人として厩舎を支えることになるが、しばらくは騎手を続ける予定。牧原は「結婚することになりました。でも、これまで通り騎手は続ける予定でいます」とコメントしている(日刊スポーツ・コム)
2/12■東京7レースで馬体重600キロの巨漢馬ゲンキナシャチョウが勝利を収め、JRAの勝ち馬最高体重記録を塗り替えた。逃げ込みを図るレフォルマをゴール寸前で首差とらえての勝利。後藤騎手は「最後は苦しそうだったし、できればもう少し軽い方がいいかな。でも体の割に器用な競馬ができる」と話した。これまでのJRA最高体重勝利の記録は、99年4月25日新潟のヒシディードで598キロ。出走馬の最高は04年3月13日中山のシルクオーディンで622キロ(日刊スポーツ・コム)
2/9■JBC実行委員会は、来年(2007年)の第7回JBCについて、大井競馬場で開催することを決定した。東京シティ競馬(TCK)は、JBC実行委員会の決定を受けて、来年10月31日(水)にJBC競走を実施することになった。実施するJBC競走は「第7回JBCスプリント(1200m)」と「第7回JBCクラシック(2000m)」の2競走。トゥインクルレース(ナイター開催)での実施となる。特別区競馬組合の満田恵美開催執務委員長は「今回のJBC開催主催場の決定については誠に光栄。同時に、第7回JBC開催をファンの皆様に喜んでいただけるような特別な1日に演出する責務を真摯に感じている。開催にあたっては、関係者皆様のご支援とご協力を賜りますよう切にお願い申し上げます」とコメントしている(JBC実行委員会、TCK特別区競馬組合発表=ラジオ日経HP)
2/9■農林水産省は、2004年にドバイで発生した鼻疽の影響により、ドバイ遠征からの帰国時の検疫は輸入検疫10日間、着地検査3カ月間という措置を取っていたが、このほどこの措置が解かれ、発生以前の対応(輸入検疫5日間、着地検査3週間)に戻ることになった(JRA報道室=ラジオ日経HP)
2/8■7日、千葉県白井の競馬学校で06年度の中央競馬騎手免許2次試験が行われた。競馬学校生8人に加え、03、04年にJRAで20勝以上を挙げて1次試験免除だった岩田康誠騎手(31=園田)吉田稔騎手(36=名古屋)の2人の地方騎手も参加。筆記試験と個別面接による最終関門に臨んだ。約1時間の試験を終えて岩田康は「ずっと緊張していてノドがカラカラになった。後は発表を待つだけ」とホッとした表情だった。昨年のWSJSで優勝するなど、すでに中央での活躍は目立っているが「もし合格したらだけど、僕にできることは勝ち続けること。止まったらいけない」とさらに闘志を燃やしていた。また、吉田稔は昨年末の名古屋競馬終了後は、この日に備えてレースにも調教にも一切乗らない念の入れよう。「万が一にもケガしないようにした。明日からまた乗り出します」と、手応えありの様子だった。合格発表は16日に行われる(日刊スポーツ・コム)
2/7■川原正一騎手(園田・曽和直榮厩舎)は、今日からの園田競馬第23回開催から騎乗を再開した。移籍初戦となった今日の第1レースで川原騎手は圧倒的人気のシンエイムテキングに騎乗し2番手から抜け出ていきなりの勝利。続く2Rも2番人気のブラックショットに騎乗して勝ち、2連勝を記録している。笠松での最終騎乗となった昨年6月24日には9R、10Rを連勝しており、移籍に伴う長期の休みを挟んで4連勝(ラジオ日経HP)
1/22■栗東の清水久雄師(69)が2月で勇退することになった。同師は06年度の免許更新を行わなかった。健康上の理由で07年に定年の予定を1年早めてトレセンを去る。騎手として437勝して、74年にJRA調教師免許を取得。91年のオークスを勝ったイソノルーブルなどでJRA通算321勝、重賞9勝(21日現在)。最近はJRA最多出走記録(125回)を更新中のハートランドヒリュ(牡10)が話題になった(日刊スポーツ・コム)
1/22■93年菊花賞など現役時にG1・3勝を挙げたビワハヤヒデ(牡16)が種牡馬を引退し、門別町・日西牧場で余生を過ごすことになった。ビワハヤヒデは、父シャルード、母パシフィカス(その父Northern Dancer)という血統で、半弟に94年クラシック三冠を達成したナリタブライアン(父ブライアンズタイム)、98年ラジオたんぱ賞を制したビワタケヒデ(父ブライアンズタイム)などがいる。92年9月に栗東・浜田光正厩舎からデビューし、同年デイリー杯3歳Sで重賞初制覇。翌年の皐月賞、日本ダービーは2着に惜敗したが、菊花賞を快勝してG1初制覇を決めた。94年には天皇賞・春、宝塚記念を連勝し、同年の天皇賞・秋(5着)を最後に現役を引退した。通算成績16戦10勝(重賞7勝)。95年から種牡馬入りしたが配合数に恵まれず、03年以降は産駒が誕生していない。主な産駒には、サンエムエックス(日経新春杯2着)、テンエイウイング(中山牝馬S2着)、シアトルリーダー(阪神スプリングJ2着)がいるが、重賞馬は輩出できなかった。また、半弟のナリタブライアンは98年9月に腸捻転のため死亡、ビワタケヒデは05年7月に種牡馬を引退している(netkeiba.com)
1/20■現役最高齢(平地)の大塚栄三郎騎手(52)が引退を決意した。板前から転身した異色の存在で、穴馬ドウカンヤシマなどで重賞15勝を挙げた。抜群のスタートと職人かたぎの騎乗ぶりにファンも多かった。今後は調教助手転身を希望しているが、障害も多く荒波に直面している。52歳の職人がターフを去る。いぶし銀の技で重賞15勝を挙げた大塚だが、2年前から騎乗依頼が激減。一昨年は2クラ、昨年は一度もレースに乗ることはなかった。04年2月から藤沢和厩舎の調教を手伝いながら調教助手の道を模索していたが、願いはかなわず1年8カ月でリーディングステーブルを離れた。来年度の免許更新手続きはせず、2月でジョッキーを引退する。「できればG1を勝ちたかったけど、普通の人よりは良かったかな。藤沢厩舎で働き始めたころから、やめる決心はしていた。夢はかなえたから、この次の夢を実現したい」と心中を語った。小学校の時に騎手の道を志した。中学卒業後、3年間の板前修業を経て18歳で中山競馬場の吉野厩舎に入門。抜群のスタートから先行逃げ切りを得意とした。全盛期はドウカンヤシマ、ミスターブランディ、ハシノケンシロウ、ヒダカハヤトといった穴馬でしばしば大穴をあけた。今後は調教助手転身を希望している。2日に1度は調整ルームに通い、体づくりは怠らない。助手の空きが出る保証はなく、高齢による高賃金も障害になるが、ベテランの経験を必要とするトレーナーに第2の人生を託す(日刊スポーツ・コム)
1/18■去年6月の笠松での騎乗を最後に兵庫へ移籍していた川原正一騎手(園田・曾和直榮厩舎)は2月7日(火)の園田競馬第23回開催から兵庫での騎乗を始めることになった。川原騎手は1959年3月14日生まれの46歳。76年4月28日にデビューし、その日に初勝利を上げ、以来地方競馬で2,856勝、中央競馬で55勝を挙げている。重賞は統一ダートグレード競走だけでもトミケンクインで98年のTCK女王盃を勝ったのを皮切りに、ミツアキサイレンスで00年の兵庫チャンピオンシップ、01年の佐賀記念、名古屋グランプリ、02年の佐賀記念と5勝している。また、97年にはワールドスーパージョッキーズシリーズに優勝しNARグランプリの特別賞を受賞したほか、岐阜県県民栄誉賞を受賞している(兵庫県競馬組合発表=ラジオ日経HP)
1/12■ダート格付け委員会は昨日(11日)、2005年のダートグレード競走最優秀馬に中央競馬所属のカネヒキリを選定した。3歳馬の受賞は02年のゴールドアリュール以来3年ぶり。この表彰は2月7日(火)に地方競馬全国協会が行う「NARグランプリ2005」表彰式典の場で行う予定。カネヒキリは05年にジャパンダートダービー、ダービーグランプリ、ジャパンカップダートのダートG1を3勝。3歳のダートG1を2連勝し、ジャパンカップダートでは国内外の強豪をおさえて圧倒的1番人気に応えて優勝したことが選定の決め手になった(ダート格付け委員会事務局発表=ラジオ日経HP)
1/11■NARは11日、「NARグランプリ2005」の表彰馬、表彰者を発表した。年度代表馬には、東京大賞典を制したアジュディミツオーが選ばれた。人の部門では、最優秀調教師賞に船橋の川島正行調教師が4年連続6度目、最優秀騎手賞に大井の内田博幸騎手が2年連続2度目の受賞となった。なお、表彰式は2月7日(火)午後5時30分から都内のホテルで行なわれる
1/10■JRAは10日「2005年度JRA賞馬事文化賞選考委員会」を開き、NHKスポーツ報道センターおよびNHK大津放送局制作のテレビ番組「NHKスペシャル ディープインパクト~無敗の3冠馬はこうして生まれた~」を受賞者と受賞作に選んだ
1/10■JRAは10日12時から、JRA六本木事務所で「『2005年度 JRA賞』受賞馬選考委員会」を行い、記者投票の結果に基づいて年度代表馬、競走馬各部門の受賞馬を決定した。年度代表馬は当然のようにディープインパクトに決まった
1/9■田中剛騎手が、今朝8時頃、中山競馬場調整ルーム内において粗暴な行為に及んだとの理由で、同日から1/14まで実効2日間の騎乗停止処分となった。入浴時のマナーについて、江田照男騎手と言い合いになり、ヘッドロックのような行為を行なったとのこと。そんなことでJRAが介入するって…
1/8■武豊騎手が史上2人目のJRA通算2700勝を達成。デビューから18年10カ月での記録はもちろん史上最速(岡部騎手は33年10カ月)。この日は、記録達成の京都9R福寿草特別から、最終12Rまで4連勝、1日で7勝と絶好調だった
1/5■昨年よりグローバル・スプリント・チャレンジの1戦として行われていますスプリンターズステークス競走について、このたびICSC(国際せり名簿基準委員会)より国際格付けのパートI認定を受けましたのでお知らせいたします(JRA報道室発表)
※現時点での日本におけるパートI認定競走:13競走(G1=5、G2=6、G3=2)
1/5■インターネットを使った海外の「賭博サイト」に日本の中央競馬のコーナーが相次いで登場し、国内からの賭け客が急増していることが、JRAの調査でわかった。日本からの賭博サイト利用は賭博罪などに抵触するが、サイト運営会社が利用者情報を伏せているため、客の特定は極めて困難で摘発例もまれ。JRAは「国際競馬統轄機関連盟」(本部・フランス)を通じ、サイト開設国に取り締まりを要請するなど、思わぬ“商売敵”に危機感を募らせている。
海外賭博サイトは、スポーツの勝敗や選挙結果などさまざまな対象について賭け客を募り、クレジットカード決済や国際送金などで精算する仕組み。JRAなどによると、このサイト上に中央競馬が登場したのは1990年代後半。現在では、アメリカやイギリスなどの十数社のサイトに専門の日本語コーナーが開設され、全レースについて、JRAの出走表を基に独自の高配当率を掲げて日本人客を募っており、携帯電話で利用できるものもある。賭博サイト運営会社のうち、会員数を公表しているイギリスなどの2社で昨年、中央競馬のコーナーを利用した日本人は、5年前の2倍という計約3万5000人に急増。JRAが、客1人当たりの馬券購入単価を基に2社の日本人会員の購入総額を試算した結果、年間約300億円に上る。
警察庁によると、海外の賭博サイトに対しては捜査権が及ばず、利用者や賭け金などの特定は事実上、不可能に近いという。一方、国際競馬統轄機関連盟の要請で、各国の主要クレジット会社は2003年までに、賭博が違法とされる国のカード利用者と、賭博サイト運営会社間の決済を停止。しかし、運営会社がカムフラージュのため決済用に別会社の名義を使うなどし、実効は上がっていないという。JRAの昨年の馬券発売総額は2兆9025億円で、過去最高だった9年前の約7割にまで減少。JRAは「賭博サイトの利用を放置すればするほど、減収は拡大する。捜査当局と連携し、利用の違法性を訴えていきたい」としている(読売-Yahoo!)
1/4■相沢郁調教師(美浦)への臨時貸付期間終了にともない、清水英克(しみず・ひでかつ)調教師と中川公成(なかがわ・ただしげ)調教師が新規開業する。いずれも免許取得は昨年3月、所属は美浦トレセン、馬房数は10、1/21付けの開業
2005年--------------------------------------------------------------
12/28■美浦の徳吉孝士騎手と佐藤年毅騎手は12/31をもって騎手を引退することになった。徳吉騎手は蛯名信広厩舎で、佐藤騎手は所属の武藤善則厩舎で、それぞれ調教助手を務める
12/27■岩手県競馬では、施設改善工事のための「特別競馬」を以下のとおり追加開催することになった。
【開催日(予定)】
平成18年1月14日(土)・15日(日)・16日(月)・・・第13回水沢競馬
平成18年3月25日(土)・26日(日)・27日(月)・・・第14回水沢競馬
(追加開催にともなって、平成17年度の最終開催日は3月27日となる)(岩手競馬HP)
12/21■18日の中山7Rでレコード勝ちしたフラムドパシオン(牡2、角居)が来年3/25にドバイで行われるUAEダービー(G2、ダート1800m=ナドアルシバ)に登録することになった。角居師は「ダート適性があるだろうと思っていたが、ここまで強い勝ち方ができるとはね。来春のG1の前に早く2勝目を挙げさせたかったのでダートに使った。今後はUAEダービーと日本のクラシックの両にらみになる」と話した。同厩舎のカネヒキリは2/19フェブラリーSに直行。ドバイWC(G1、ダート2000m=ナドアルシバ)にも登録する見込み。また香港マイルを勝ったハットトリックは、アジア・マイルチャレンジ路線を検討中。ドバイ・デューティフリー(G1、芝1777m)はこれの第2戦目。角居厩舎はドバイ3頭出しの可能性も出てきた(日刊スポーツ・コム)
12/19■18日に行われた中京競馬6日目は降雪のため、メーンのCBC賞を含む9R以降が中止となった。この日の中京競馬は、東海地区の積雪の影響で馬運車の到着が遅れ、1Rが1時間遅れの午前11時に発走。芝の4、8Rがダート変更されるなど悪天候に振り回されたが、8R終了直後の激しい降雪で一気に銀世界となった。9Rの返し馬はすでに行われていたが、公正な競馬ができないと判断され中止が決定。中央競馬の中止は、01年1月20日の京都競馬で6R以降が降雪で中止になって以来となった。また、中止されたレースのうちCBC賞は、24日の土曜中京メーン11Rとして代替開催が決定し、再投票が行われる。これにともない同6R(500万下、ダート1700m)がなくなり、11Rの名古屋日刊スポーツ杯(1000万下、芝2000m)は最終12Rとして行われる(日刊スポーツ・コム)
12/16■美浦の大江原隆騎手が12/31日付で騎手を引退する。同騎手は大江原哲調教師の実弟で、兄弟で障害ジョッキーとして活躍した。12/1現在の中央通算成績は1474戦133勝。重賞は、99年の中山グランドJ(メジロファラオ)、04年の中山グランドJと中山大障害(ともにブランディス)、東京オータムJ(メジロロンザン)の4勝。今後は、所属の藤原辰雄厩舎で調教助手を務める
12/15■来年1月から、内田利雄騎手(旧宇都宮)、安藤光彰騎手(笠松)の2人が期間限定で南関東地区で騎乗することが正式に決定した。これは南関東地区が、通算2500勝を挙げた騎手に限り、また南関東4競馬場で各年度1人ずつに限り、2カ月以内という期間限定での騎乗を認めているもの。内田利雄騎手は、平成18年1月1日~同3月3日の期間で騎乗する。所属は浦和・村田貴広厩舎。また安藤光彰騎手は、平成18年1月10日~同3月10日までの騎乗。所属先は大井・高橋三郎厩舎。船橋・川崎については枠が空いており、今後の申し込み先着順で決定される(ラジオ日経HP)
12/9■地方競馬全国協会は8日、平成18年4月1日から他地区所属騎手への門戸を広げる地方競馬場を発表した(詳細は主催者によって異なる)。笠松、名古屋、福山、佐賀、荒尾では、短期所属、重賞での騎乗ともに可能。北海道、石川、兵庫は検討中で、実施時期は未定。岩手は全国に先駆けて短期所属での騎乗受け入れを開始したが、重賞での騎乗機会の拡大は検討していない。南関東4競馬場(大井、船橋、川崎、浦和)では、1月1日から他地区の騎乗機会の拡大を公表している
12/2■12月4日(日)、いよいよ福山競馬で初のサラブレッド系競走がスタート。当日は、第5競走・第6競走・第7競走の3レースが組まれ、計24頭の“福山所属”サラブレッドが出走する。日本で唯一、アラブのみの競走を実施していた福山競馬では、サラブレッドの導入を開始した11月1日以降、北海道、岩手、兵庫、九州地区などから続々とサラ系2、3歳馬が転入。レースを構成できるだけの頭数がそろったため、今回の運びとなった。これを記念して、4日のサラブレッド競走には、それぞれファンの皆さまから募集したレース名がつけられている(以下略)(keiba.go.jp)
12/2■ジャパンカップをJRAレコードで勝ったアルカセット(英)は、その後出走の予定が立てられていた香港ヴァーズへの出走を取り止め、急遽引退することになった。香港ジョッキークラブのホームページがニュースとして報じているもので、それによると日本で種牡馬入りするために急ぎ英国へ戻り検疫に入って、その後再び来日しスタッド入りするのだという。別の海外からの報道ではアルカセットはアラブ首長国連邦のモハメド殿下が率いるダーレースタッドが購入し、ダーレージャパンが繋養することになるようだ(ラジオ日経HP)
11/30■北海道の高橋はるみ知事は29日の道議会で、200億円以上の累積赤字を抱え存廃が注目されていた道営「ホッカイドウ競馬」について、条件付きで当面3年を限度に存続させることを正式に表明した。高橋知事は、存続の条件として、08年度までに単年度赤字額を05年度の半分以下とすることや、単年度収支均衡の見通しを付けることを挙げた。また「期間途中でも収支均衡の見通しが立たない場合には、廃止せざるを得ない」と強調し、存続は競走馬の産地である道内の地域社会への影響などを考慮した上での判断と説明した。道営競馬は92年度から赤字運営。01年度からの運営改善で単年度赤字は、同年度の約28億円から04年度には約13億円まで減少した(日刊スポーツ・コム)
11/30■美浦の横山賀一騎手が11/30日付で騎手を引退する。同騎手は横山典弘騎手の実兄で、ニュージーランドで騎乗ののち92年に編入?試験に合格して中央騎手に。中央通算3346戦211勝、うち重賞4勝。今後は、所属の萱野浩二厩舎で調教助手を務める
11/17■JRAは17日、平成18年度の事業計画と開催日程を発表した。来年の中央競馬は例年通り1月5日の中山金杯・京都金杯で幕を開け、12月24日の有馬記念まで行われる。来年は阪神競馬場の馬場改造工事に伴い、以下の通り開催場の振り替えが行われる。
・平年の第3回阪神競馬(6~7月)→ 第4回京都競馬
・平年の第4回阪神競馬(9~10月)→ 第3回中京競馬
また、古馬牝馬路線と短距離路線の整備により、春の東京競馬に古馬牝馬G1・ヴィクトリアマイルを新設したほか、短距離の重賞競走新設や牝馬重賞の日程変更が実施される。
また、オークス前日のメインレースとして行われていた目黒記念が、来年はダービー後のファンへ興味を盛り上げるために、ダービー当日の最終レース(ダービーの2つ後のレース)として、17時スタートの薄暮レースとなる(JRA報道室発表=ラジオ日経HP)
11/17■平成18年度新規調教師・騎手免許第一次試験の合格者が発表された。今回から一次試験では受験番号の発表、翌年の二次試験合格発表時に氏名が公表されることになった。今回の合格者数は、調教師が25人、騎手が8人。今後、調教師免許二次試験が平成18年1月31日~2月2日、騎手免許二次試験が同年2月7~8日に行われ、ともに最終合格者は2月16日に発表される予定。なお、岩田康誠騎手や吉田稔騎手など、JRAの定めた基準に該当する地方騎手等への新規騎手免許試験(一次試験免除)は、前述の騎手免許二次試験と同日に行われる
11/16■南関東4競馬場における交流騎乗について---関東地方公営競馬協議会は15日、南関東4競馬場(浦和、船橋、大井、川崎)における他地区地方競馬所属騎手(旧廃止競馬場所属騎手含む)の交流騎乗について以下のとおり発表した。なお、今回の制度は平成18年1月1日から導入される。
<他地区所属騎手の南関東地区重賞競走騎乗について>
他地区所属騎手は、南関東地区で行われる重賞競走に騎乗することができる。ただし、指定交流重賞競走および地方交流重賞競走に騎乗する場合は、当該競走に出走する馬の所在競馬場もしくは常時交流競馬場に所属する騎手に限られる。他地区所属騎手が南関東地区重賞競走(交流重賞競走含む)に騎乗する場合は、競走当日の4レース(重賞競走含む)まで騎乗することができる。
<南関東地区における他地区所属騎手の期間限定騎乗について>
通算2500勝以上の他地区所属騎手は、期間限定により南関東地区の競走に騎乗することができる。他地区所属騎手の受け入れは、南関東地区各競馬場で年1回、1名のみとし、受け入れ期間は2カ月以内とする。また、1度受け入れられた騎手について、同一年度内は南関東の他の競馬場での期間限定騎乗を認めない(keiba.go.jp)元宇都宮の内田利雄騎手を受け入れるための条件?が整ったか
11/14■13日の京都10Rに出走したハートランドヒリュ(牡9、栗東・清水久)が通算123回目の出走を果たし、JRAのサラブレッド最多出走記録を更新した。同馬は98年12月に阪神でデビューし、通算4勝、総収得賞金1億3308万4000円。10月29日の前走でオートダービー(62年8歳時抹消)の記録に並んでいた。結果は15頭立ての13着だった。ほかの最多出走記録は、JRAアラブでトキノヒカリの128回、地方競馬でウズシオタロー(益田、アラブ)の250回がある。清水久師「後ろから詰めているしバテていない。雨で馬場が渋った方が力を出せる馬。まだまだ走れる」(日刊スポーツ・コム)
11/11■アドマイヤドンが、引退して種牡馬入りすることが10日、分かった。ジャパンCダートで復帰を目指していたが、ツメの状態が回復しないため、16日に登録を抹消される。現在、北海道早来町のノーザンファームにいるが、来春からは種牡馬として北海道門別町のブリーダーズ・スタリオン・ステーションで繋養される。同馬はデビューから3連勝して01年の朝日杯FSで初G1制覇。02年の皐月賞では7着だったが、3歳秋からダート路線に転向。そこから一気に素質を開花させた。02年から04年までのJBCクラシックを3連覇。03年は南部杯、04年はフェブラリーSと帝王賞と、ダートG1を6勝し「砂の王者」として君臨した。昨年暮れの有馬記念では、02年の菊花賞以来2年ぶりの芝に挑戦したが、7着に終わった。今年に入ってからは成績が振るわず、連覇を狙ったフェブラリーSで5着。5月5日、地方船橋での統一G1かしわ記念4着が最後のレースになった。名牝ベガの血を受け継ぐ半兄アドマイヤベガが04年に死んでおり、芝、ダートを問わない実績と血統からも種牡馬として期待される。松田博師は「本当に良く頑張ってくれたと思う。もう1つ大きなところを取りたかったが、今後は種牡馬として頑張って欲しい」と話した(日刊スポーツ・コム)
11/9■ダート競走格付け委員会は9日、地方競馬全国協会で委員会を開催し、2006年のダート競走の暫定格付けを以下の通り決定した。
◆2006年に格が変更(格上げ)された競走
関東オークス(暫定G2)6月、3歳 牝、川崎、2100m
2006年黒船賞については、主催者からの格付け申請が保留とされていたが(実施するかどうか未定だったが)、あらためて申請が出され、G3に格付けされた(keiba.go.jp)
11/7■社台スタリオンで種牡馬として繋養されていたナリタトップロード(牡9)が今日、午前1時、心不全のため死亡したとの連絡がJRAに入った。ナリタトップロードは今年1月に膀胱結石が認められ、内科療法によって経過観察をしていたが、10/8に結石の摘出手術を行い、術後の経過は順調だったものの、今月5日に疝痛を発症したため、治療を行なっていたことろだった。<種牡馬としての供用期間:2003年~/種付頭数 03年131頭、04年95頭、05年85頭>(JRA報道室発表=ラジオ日経HP)
11/2■03年にメジロラモーヌ以来17年ぶり史上2頭目の牝馬三冠を達成したスティルインラブ(牝5、栗東・松元省)が、現役を引退し来春から繁殖牝馬になることになった。当初は来週のエリザベス女王杯に出走し、それを引退レースとするプランを立てていたが、前走の府中牝馬S(17着)のレース中に肩の筋肉をひねったことから同レースを回避した。松元省師は「牝馬三冠を取ってくれたし、十分走ってくれた。いい仔を出してほしい」。今後はいったん鳥取県の大山ヒルズに放牧に出され、来年1月に京都競馬場で行われる予定の引退式に備える。その後は生まれ故郷である北海道門別町の下河辺牧場に戻り来春の種付けに備える。通算16戦5勝。G1は桜花賞、オークス、秋華賞の3勝(日刊スポーツ・コム)
10/26■ホッカイドウ競馬の五十嵐冬樹騎手(30)が25日、千葉県白井市の競馬学校で行われた中央競馬騎手免許課程の一次試験を受験した。午前中は学科、午後は身体測定などが行われたもので、一次試験の合否は11/17に発表されるが、合格すれば来年2月7、8日に同校で行われる二次試験を受ける。地方競馬騎手がJRAに移籍する場合、5年間で年間20勝を2回クリアすれば一次試験が免除される特例措置があるが、同騎手の場合、中央での騎乗機会が少なく、この特例が受けられないため一次試験からの受験となった(日刊スポーツ・コム)
10/25■ソフトバンクが、インターネットを通じた馬券販売や競馬のネット中継などで、北海道のばんえい競馬など全国11の地方競馬と提携することが24日、明らかになった。ソフトバンク子会社のソフトバンク・プレイヤーズと、地方競馬の場外馬券販売を行う日本レーシングサービス(NRS)が同日、基本合意した。NRSは現在、電話やネットから在宅投票するシステム「D-net」を監理・運営しているが、年内にも共同運営に移行する。ソフトバンクグループのポータル(玄関口)サイト、ヤフーからも接続できるようにするほか、全国各地の地方競馬場のレース映像をネット配信する予定(日刊スポーツ・コム)
10/18■12月3日(土)と4日(日)にJRA阪神競馬場で行われるワールド・スーパー・ジョッキーズ・シリーズ(WSJS)の地方競馬代表騎手を決定する「ワールドスーパージョッキーズシリーズ地方競馬代表騎手選定競走」が園田競馬場で行われ、1戦目2着・2戦目1着でトータル35ポイントを獲得した岩田康誠騎手(兵庫)が代表に決定した。1戦目の「WSJS地方競馬代表騎手選定競走I」は地元・兵庫の岩田康誠、田中学両騎手が騎乗する2頭に人気が集まり、逃げた岩田騎手のスカイハーバーを田中学騎手のワフーコメットが直線でとらえ1着。スカイハーバーが2着、3着は安部幸夫騎手(愛知)のオペラオジョ。2戦目の「WSJS地方競馬代表騎手選定競走Ⅱ」では岩田騎手騎乗のタガノテーストが逃げ切り1着。中団から追い上げた的場文男騎手(大井)のビックリシタが2着、1戦目で1着だった田中学騎手のハツネドオゴは3着となった。この結果、岩田騎手が2レースのポイント合計でトップとなり、WSJSに出場が決まった。岩田騎手はWSJS初出場となる。またポイント2位の田中学騎手は規定により、補欠推薦騎手となる(兵庫県競馬組合発表=ラジオ日経HP)
10/15■美浦所属の前田禎調教師が病気のため10/15亡くなった。享年64歳。前田調教師は騎手として通算2696戦220勝ののち、1975年に中山RC所属の調教師として開業、同78年から美浦トレセン所属に。調教師としては4812戦して312勝を挙げた。重賞はマイスタージンガーでの93年関屋記念、京王杯オータムH、ミラクルタイムでの98年毎日杯、京都4歳特別など6勝。なお、所属馬はすべて16日付けで相沢郁厩舎に転厩となった
10/12■11/3に名古屋競馬場で行われるJBCクラシック、JBCスプリントに「フサイチネット」を運営する株式会社FDO(代表・関口房朗氏)の協賛が決定。12日に都内ホテルで会見が行われた。広報費として1000万円を提供するほか、レース当日は大井競馬場で高級和牛を安価にて振る舞うなどのイベントが行われる。「フサイチ」の冠名でも知られる関口氏は「日本競馬への貢献を考え、地方競馬の活性化を狙ってのもの。今回1度だけでなく、継続して協賛していきたい」と語った。地方、中央競馬を通し、一般企業が協賛するのは初めてのこと。来年以降の動向も注目される(日刊スポーツ・コム)
10/5■きょう5日、NAR地方競馬全国協会(東京都港区)で行われた平成17年度第3回JBC実行委員会で、来年(第6回)のJBCを川崎競馬場で開催することが決定した。川崎競馬場でのJBC開催は初めてとなる。なお、来年の川崎開催は、JBC初の試みとして、11月2日(木)・3日(金・祝)の2日間にわたり開催され、また馬場の形態からJBCスプリントの代わりに「JBCマイル(1600m)」を実施することになった。JBCクラシックは2100mで施行される(JBC実行委員会事務局発表=ラジオ日経HP)
9/29■「グローバル・スプリント・チャレンジ」は来年から7競走-----今年からスタートした世界で初めての国際スプリントシリーズの『グローバル・スプリント・チャレンジ』は、来年(第2回)から香港国際競走の「香港スプリント」(12/10、香港シャティン)が新たに加わり、合計7競走で施行されることになった。
[シリーズ優勝の決定方法](前年同様)---優勝10ポイント、2着5、3着4、4着3、5着2、着外1。3カ国以上のシリーズ競走に出走して42ポイント以上獲得した馬のうち、最も得点の高い馬をシリーズ優勝馬とする。(※シリーズ優勝馬のない場合もあり得る)
[新設されるシリーズ・ポーナス]---4カ国に参戦し、3カ国でG1レースを3勝以上した馬に100万米ドル(約1億500万円)のボーナスが交付される(ラジオ日経HPほか)
9/28■牝馬マイルG1を新設、5/14東京で開催-----JRAが来春、東京に古馬牝馬限定のマイルG1を新設することが27日、明らかになった。22個目となるG1の名称は「ビクトリアカップ」あるいは「ビクトリアマイル」となる見込みで、来年は2回東京最終日の5/14(日)に施行される。現在、古馬牝馬限定のG1は秋のエリザベス女王杯(芝2200m=京都)しかなく、マイルや短距離を得意とする馬は1年を通じて牡馬相手にG1を戦わなければならなかった。桜花賞、オークス、秋華賞と3歳牝馬路線が充実しているのに対し、4歳以降は牝馬の頂点を決めるレースがあまりにも少なかった。そこでJRAは番組の見直しに着手。昨年、福島牝馬Sを新設し、愛知杯を牝馬限定戦に改めて牝馬路線の充実を図ってきた。今回のG1新設は、路線整備の最終段階となる。牝馬に目標を与えて繁殖としての価値を高めるだけでなく、売り上げ面の効果も期待される。京都で天皇賞(春)が行われた後、東京でNHKマイルC、1週置いてオークス、ダービー、安田記念と続く構成を、新G1をNHKマイルCの翌週に配置することで6週連続G1を実現。集客力の大きい東京でシリーズを通じて盛り上げていく(日刊スポーツ・コム)
9/22■メジロ牧場(北海道洞爺)で繋養中だった、史上初の牝馬三冠馬メジロラモーヌ(牝22歳)が、22日午前5時40分に老衰のため死亡した。同馬は1983年生まれ、父モガミ、母メジロヒリュウ。美浦の奥平真治厩舎所属で栗東の河内洋騎手を主戦として86年の桜花賞、オークス、エリザベス女王杯に勝ち、史上初めて牝馬三冠を制しただけでなく、それぞれのトライアル重賞も制した。通算成績は12戦9勝(ラジオ日経HPほか)
9/6■岩手県競馬組合は今日(6日)、東京都内のホテルで記者会見を開き、岩手県競馬組合とソフトバンクグループが勝馬投票券の販売などについて業務提携を結ぶことを発表した。会見には岩手県競馬組合管理者の増田寛也岩手県知事と、ソフトバンクグループ代表孫正義氏が出席。両氏は2006年春を目標に提携業務を開始し、今後は具体的な協議を進めると述べた(NAR広報室発表=ラジオ日経HP)
8/31■暮れの2歳重賞、ラジオたんぱ杯2歳Sが、早ければ平成18年度から、G2に格上げされることが明らかになった。(中略)歴代の勝ち馬の中にナリタタイシン、アドマイヤベガ、アグネスタキオン、ザッツザプレンティ、コスモバルクといった一流馬が出ているばかりでなく、JRA発表のレースレーティングでもG2のデイリー杯が過去4年平均で100.875なのに対し、たんぱ杯は105.5と大きくリード。実質的な価値は、優にG2クラスに達していることから、JRAも格上げに踏み切ることになった(サンスポより抜粋)
8/30■2002年の宝塚記念をはじめJRAの重賞路線で活躍し、一旦引退のあと、去年には荒尾、船橋と移籍して走ったダンツフレームが28日(日)に繋養先の地方競馬教養センター(栃木県)で肺炎のために死亡した。7歳だった。ダンツフレームは2000年にJRAからデビュー、宝塚記念のほか01年の皐月賞、ダービーでともに2着とJRA通算22戦6勝の成績で一旦は引退し、昨年、荒尾競馬場を経て浦和競馬に移籍。今年の川崎記念を最後に引退し、6月に乗用馬として地方競馬教養センターへ転入した矢先の悲報だった。なお、地方競馬教養センターでは敷地内に墓標を建ててダンツフレームの功績を讃えることにしている(NAR広報室発表=ラジオ日経HP)
8/30■宇都宮廃止後、地方全国で騎手のフリー化を目指す内田利雄騎手が、先日の岩手に続き、8/31付けで岐阜県地方競馬組合(笠松競馬)に短期所属することになった。所属厩舎は南輝幸厩舎で、騎乗期間は9/19(月・祝)から11/25(金)まで(ラジオ日経HPほか)
8/19■五十嵐冬が中央移籍へ!今秋1次試験受験---コスモバルクとのコンビで全国区になったホッカイドウ競馬の五十嵐冬樹騎手(29)が、中央に移籍する意向を持っていることが18日、分かった。今秋の中央競馬騎手免許課程(1次試験)を受験する予定で準備を進めている。夏の北海道シリーズに参戦している同騎手は、今月7日の函館2歳Sをモエレジーニアスで制覇。21日の札幌記念では中央のホオキパウェーブで、再び重賞制覇をもくろむ。
五十嵐騎手は、コスモバルクとのコンビで03年ラジオたんぱ杯2歳Sで中央重賞初制覇を果たし、昨年は弥生賞、セントライト記念で優勝した。クラシック3冠すべてでコンビを組み、皐月賞では2着に入った。ホッカイドウ競馬に所属する関係で、例年夏の北海道シリーズに参戦し、03年函館2歳Sではフラワーサークルで2着。今年はモエレジーニアスで優勝している。中央への移籍については、昨年の道営オフシーズンに「バルクだけで終わらせたくない」と周囲に漏らしており、新天地で騎乗したいという意向を固めたもようだ。今秋の中央競馬騎手課程受験に向けて準備を進めている。
地方競馬騎手がJRAに移籍する場合、5年間で20勝を2回クリアすれば筆記などによる1次試験免除となる特例措置がある。すでに中央で活躍している安藤、小牧はその特例を生かして移籍した。一方で、赤木、柴山は1次試験から臨み、2次試験に合格し中央に籍を移している。五十嵐は中央での1年間の勝利は昨年の13勝が最高。ホッカイドウ競馬は11~3月がオフシーズンになるため、1年を通して地元馬とともに遠征することは不可能。騎乗機会の少なさから、年間20勝は非常に高い壁となっている。それでも、今年は函館2開催16日間のうち5日間参戦し5勝を挙げた。まだ1度も達成していない20勝の目標は捨てておらず、周囲には、より参戦機会の多い札幌で、あと15勝の上積みに意欲を見せている(日刊スポーツ・コム)
8/10■90年の桜花賞を制したアグネスフローラ(牝18)が繋養先の社台ファーム(北海道千歳市)で蹄葉炎のため8日に死んだと9日、JRAが発表した。アグネスフローラは6戦5勝の成績。産駒に00年の日本ダービーを制したアグネスフライトなどがいる(日刊スポーツ・コム)
8/4■ディープインパクトやキングカメハメハなどの馬主である金子真人氏について、以下のように馬主登録が変更となる。
金子真人 → 金子真人ホールディングス(株)
※8月3日 金子真人ホールディングス(株) 馬主登録
8月4日 金子真人氏の全所有馬(67頭)が、金子真人ホールディングス(株)に所有権移転
※登録服色(黒、青袖、黄鋸歯型)は引き続き使用 (JRA報道室発表=ラジオ日経HP)
7/31■秋季競馬番組が発表になった。オープン特別5競走が新たに国際競走となることが判明した
7/30■この日の新潟11R五頭連峰特別でブライアンズタイム産駒ニシノナースコールが1着となり、同種牡馬の産駒はJRA通算1000勝を達成した。ブライアンズタイムの産駒デビューは1993年(同年の新種牡馬サイアー2位)。94年には最高傑作ナリタブライアンが三冠を達成したほか、96年には2歳チャンピオンサイアーに輝き、JRAG1では歴代2位となる通算22勝をマークしている。なお、これまでの1000勝達成種牡馬はサンデーサイレンス、ノーザンテースト、ライジングフレーム、パーソロン、ヒンドスタン、トサミドリ、ネヴァービート、トニービン、チャイナロックの9頭(以上通算勝利数順)(競馬ブックHP)
7/29■菊沢隆仁騎手が、31日付で引退することになった。同騎手は、関東の菊沢隆徳騎手の弟で、平成4年にデビュー。通算成績は2299戦145勝(29日現在)。デビュー年の暮れにチェリーコウマンでG3のウインターS制した。今後は清水久雄厩舎で調教助手になる予定
7/17■7/10の高知10Rでスタート直後に左前脚を骨折し、競走を中止していたイブキライズアップ(牡7歳・宮路洋一厩舎)は、16日朝の時点で立ち上がることができなくなり、関係者による協議の結果、安楽死処分が選択された。イブキライズアップは高知転入2戦目から18連勝を記録。主な勝ち鞍に04年高知県知事賞がある。通算成績は39戦25勝(高知競馬リリース=ラジオ日経HP)
7/16■同一の馬主・種牡馬・生産牧場による1~3着独占---2回小倉初日第5競走(2歳新馬・九州産馬限定)において、1着テイエムトッパズレ号、2着テイエムハエドー号、3着テイエムホイドン号となり、同一の馬主(竹園正継氏)、種牡馬(テイエムオペラオー)、生産牧場(テイエム牧場)の組み合わせによる1~3着独占となった。テイエムオペラオー産駒はこれが初勝利。なお、テイエムオペラオー産駒は本年がデビュー年となり、同レースに出走していた3頭を含めてこれまでに5頭がデビューしている(JRAホームページ)
7/11■時間制の駐車場で知られるパーク24会長の西川清氏が9日午後5時51分、腎不全のため東京都内の病院で死去していたことが分かった。67歳。東京都出身。葬儀・告別式は近親者のみで行われた。社葬の日程は未定。西川氏は「カフェ」の冠で有名な競馬のオーナーとしても知られ、00年NHKマイルC、02年ジャパンCダートを制したイーグルカフェ、01年の菊花賞、有馬記念、02年天皇賞・春とG1を3勝したマンハッタンカフェを所有していた。最近ではストーミーカフェ、プレシャスカフェなどが活躍している(日刊スポーツ・コム)
7/4■福山競馬でサラブレッド招待交流レースを実施---現在の日本において唯一、アラブ系競走馬のみで競馬を開催している福山競馬。そんなアラブの総本山に南国土佐のサラブレッド軍団が来襲! 7月17日(日)、高知競馬のサラブレッドを迎え、「高知競馬サラブレッド招待交流競走」が実施されることになった。なお、福山競馬では過去にサラブレッドの出走記録はあるが、他場のサラブレッドが出走するのは今回が初とのこと。福山のアラブ最強部隊vs高知競馬屈指のサラブレッドが激突する頂上決戦。福山競馬史に残る大きな一戦を制するのは果たしてどの馬か? 競馬ファン必見の好レース、お見逃しなく!
◆高知競馬サラブレッド招待交流競走◆
日時:7月17日(日)第10競走
競走距離:ダート右回り1800m
1着賞金 1,000,000円
出走条件:[福山競馬]アラブ系4歳以上全馬 [高知競馬]サラブレッド系4歳以上全馬(主催者選定のA級上位馬)
出走頭数:10頭(うち高知所属馬4頭)
(福山競馬リリース=keiba.go.jp)
6/23■笠松競馬のトップジョッキー、川原正一騎手が、6/27付けで兵庫県競馬組合へ移籍することになった。兵庫県競馬組合への他地区からの騎手の移籍については、これまでは「騎乗前に1年間厩務員をする」という条件みたいなものがあったが、川原騎手の場合、騎乗自粛という形になるようだ
6/19■ゼンノの冠名で知られる大迫忍氏(株式会社ゼンリン最高顧問)が、18日九州の病院にて亡くなった。享年59歳。同オーナーの所有馬には、01年のマイルCSを勝ったゼンノエルシドや、昨年の年度代表馬ゼンノロブロイ(天皇賞・秋、JC、有馬記念と3連勝)などがいた(ラジオ日経HPほか)
6/17■今年の羽田盃と東京ダービーを圧倒的な強さで制し、南関東三冠制覇に向け、ジャパンダートダービーを目指していたシーチャリオットの骨折が、同馬の所属する千葉県競馬組合(船橋競馬)より16日、発表された。それによると、シーチャリオットの症状は、左橈骨遠位端剥離骨折で全治4カ月を要するとのことで、現在は手術を終えて厩舎にて休養している。
◆川島調教師のコメント◆・・・おそらく東京ダービーのレース中にやったと思うが、レース直後は腫れも出なかったため、気がつかなかった。翌朝(9日)に歩様がおかしいのに気がつき、10日にレントゲンを撮り、14日に(JRA)美浦トレーニングセンター内にある診療所にて骨片(約1cm)の除去手術を行なった。現在は厩舎にて休養中で比較的元気だが、とりあえず使い込んでいたし休養の意味も含めてしばらく休ませたい。今後の出走予定については馬の状態を見ながら、馬主さんとも相談して、あくまで馬中心に考えて決めていきたい(船橋競馬リリース=keiba.go.jp)
6/8■TCKが全国に誇るNo.1ジョッキー、内田博幸騎手(34歳、荒井隆厩舎)は、6/8大井競馬第7競走をナマオで制し、地方競馬通算2,000勝を達成。これは、1989年4月のデビューから約16年2カ月、12,746戦目での快挙となった。なお、内田騎手の2,000勝達成は、地方競馬の現役だと25人目で、歴代では58人目となる(nankankeiba.com)
6/6■この日から、名古屋競馬では「トワイライト名古屋けいば」と銘打った薄暮競馬を実施する(1R発走時刻:13時15分、最終R発走時刻:18時45分)。名古屋ではかつて1985年にも薄暮競馬を実施しており、21年振りとなる。また、同じ東海地区の笠松競馬でも、6/19から薄暮競馬を開催する(1R発走時刻:13時30分、最終R発走時刻:18時45分)。
5/30■騎手の引退・・・美浦の嶋田高宏騎手が引退、土田稔厩舎で調教助手に。水野貴広騎手も引退、的場均厩舎で調教助手に転業(ともに5/31付)
5/19■G1・3勝馬のヒシミラクルが、20日付で競走馬登録を抹消。現役を引退することになった。同馬は5/1の天皇賞に出走し16着に敗退。レース後に右前脚の繋靭帯炎が再発していることが分かった。今後は北海道早来町の田口トレーニングファームで種牡馬となる。通算28戦6勝。02菊花賞、03天皇賞・春、03宝塚記念を制し、総収得賞金は5億1498万9000円(日刊スポーツ・コム)
5/2■菊花賞馬ザッツザプレンティが1日の天皇賞(春)10着後、右前脚屈腱炎を再発し、引退が確実になった。2日、橋口弘次郎師は「腫れがだいぶ出てきた。誰が見ても分かるほど。2、3日ですっきりすればいいが、現時点では厳しい。おそらく引退することになるだろう」と沈痛な面持ちで明らかにした。昨年の宝塚記念後に放牧先で患った屈腱炎と同じ個所で、完治までに1年前後を要する。父がサンデーサイレンスの後継者ダンスインザダーク、母はバブルガムフェローの近親という良血でG1実績もあることから、今後は種牡馬として二世に資質を伝えていく。戦績は16戦3勝(日刊スポーツ・コム)6日付けで競走馬登録抹消
4/29■騎手の所属変更等・・・伊藤暢康騎手が引退、大和田稔厩舎で調教助手に(4/30付)。田嶋翔騎手の所属が美浦から栗東に(フリー)(5/9付)
4/21■元高崎競馬場所属の水野貴史騎手が、4月8日付で浦和競馬場に移籍した。所属は浜村恵厩舎、高崎所属時までの通算成績は10408戦1637勝。双子の兄は中央の水野貴広騎手
4/17■この日、阪神RC12Rでショーストッパー号(熊沢)が優勝し、同馬の父ノーザンテーストは、27年連続で産駒が勝利をおさめるという偉業を達成した。これは歴代1位の記録であり、2位のシンザン(産駒勝利24年連続)との差を「3年」に広げた
4/13■東京競馬場の第2期スタンド施設披露会が12日、報道関係者約110人を集めて行われた。第2期スタンドは、02年から第1期に続き新築工事が進められていたもので3月31日に完成。23日から開催される第2回東京競馬から使用される。新スタンドは、合計680席を設置。この中にはインターネットカフェを中心とした「ホースレースiスポット」(有料)が新設されたほか、5、6階の指定席には無線LANが設備された。このほか、1階には「ホースプレビュー」が設けられガラス越しに検量室エリアを見ることができる。第3期(最終)は07年3月末に完成予定(日刊スポーツ・コム)
4/11■山口県に「ウインズ小郡」が開設され、5月21日のオープンが予定されている。ウインズ小郡では、全ての開催日に開催される全レースを100円単位で発売、平日払い戻しは開催翌日のみの実施となる。窓口は全て自動で、発売が30窓、払い戻しが4窓(応対は1窓)となっている。館内の座席数は390席(喫煙ルーム42席を含む)、その他プラザ棟にファミリーテーブル20セット、80席が用意されている。このウインズ小郡、JR山口線仁保津駅から徒歩約20分、JR山陽本線新山口駅からタクシーで約10分の場所にある(JRA報道室発表=ラジオ日経HP)
4/11■インターネット専業銀行である(株)ジャパンネット銀行とJRAが提携した新たな電話投票サービス「即PAT」が、6月18日(土)からスタートする。「即PAT」は、ジャパンネット銀行の口座を持てば利用可能な、JRAの電話投票サービスで、インターネット上での手続き(パソコン)で、即日JRA電話投票会員になることができ、その日から投票券を購入することができるサービス。また口座残金が不足した場合、土日でも追加入金が可能となっている。この「即PAT」、6月18日(土)からの運用開始に先だち、6月4日(土)、5日(日)、11日(土)、12日(日)の4日間、事前に「即PAT」会員の先行登録が受付られる。投票は、現行の「IPAT」の仕組みを使ってインターネット上で行う。web機能付携帯電話でも投票は可能。また既存の電話投票加入者も、インターネット上で加入申し込みを行えば、会員になることは可能。ただし、従来の加入者番号と異なる、新たな加入者番号を使うことになる。募集人員は20万人(平成17年)、加入申し込みはJRAホームページから、インターネット上の手続き(パソコン)を行えばOKとなる。
※ただし加入の受付は投票券の発売時間(通常土日)に限られる。また、ジャパンネット銀行の口座を事前に開設しておく必要がある。20歳以上なら誰でも申し込み可能(JRA報道室発表=ラジオ日経HP)
4/8■日経賞で6着に敗れ天皇賞・春を断念したホッカイドウ競馬のコスモバルクが、5月14日に香港で行われる香港チャンピオンズマイル(G1、シャティン、芝1600m、1着賞金5850万円)に登録した。同レースは外国調教馬枠7頭。千葉津代士騎手とのコンビで参戦を予定している。オーナーサイドでは6日までにバルクの登録を済ませた。「選ばれれば、ぜひ出走させたい」(ビッグレッドファーム・蛯名マネジャー)と前向きな姿勢だ。マイネルソロモンの登録も検討している。
香港チャンピオンズマイルは新設レースで、今年から国際G1に昇格した安田記念とも提携し、両レースを勝てば、JRAと香港ジョッキークラブから100万米ドル(約1億500万円)のボーナスが出る。ただ、コスモバルクは安田記念の出走資格がないため、現行のルールでは香港のレースを勝っても出走できない(日刊スポーツ・コム)
3/18■90年デビューの栗東・牧田和弥騎手が3月20日付で引退、調教助手に転身する(加藤敬二厩舎)。JRA通算成績は2253戦122勝、重賞3勝
3/18■株式会社日本レーシングサービス(NRS)は17日、4月より高崎競馬場の呼称を『BAOO(バオー)高崎』と改め、地方競馬の場外発売を継続実施すると発表した。これは、昨年末をもって競馬開催事業を廃止した群馬県競馬組合の後をNRSが引き継いだもので、“南関東4場”(浦和、船橋、大井、川崎)や“ばんえい競馬”のレースを主に、地方競馬主催のダートグレード全レース等も対象として、年間300日発売する予定(keiba.go.jp)
3/18■JRAは18日、裁定委員会を開き、道交法違反で現行犯逮捕された石神深一騎手(22)に対し、2/25から6/24まで騎乗停止処分を科すことを決めた。石神騎手は2/24に茨城県阿見町君島の県道で酒気帯び運転をして物損事故を起こし、翌日から騎乗を停止されていた(日刊スポーツ・コム)
3/17■現役時代に名マイラーとして名をはせた種牡馬ニホンピロウイナー(25歳、父スティールハート、母ニホンピロエバート)が17日午前7時10分、心臓麻痺のため繋養先の佐々木節哉牧場(北海道門別町)で死んだ。三冠馬ミスターシービーやジャパンC馬カツラギエースと同期の1980年生まれで、84年に創設されたマイルCSを第1回から連覇。距離体系が整備されて充実した短距離戦線に出現した、グレード制導入の申し子だった。安田記念も制してマイルG1を3勝。通算26戦16勝(重賞10勝)を挙げ、特に京都は7戦7勝と無敵の強さを誇った。種牡馬としても多くの活躍馬を送り出し、ヤマニンゼファー、フラワーパークがG1ホースとなった。現役では重賞2勝のメガスターダムが気を吐いている。15戦で手綱を執った河内洋調教師は「思い入れの深い馬だったので非常に驚いています。賢くておとなしい馬で、レースでもスピードがあり乗りやすい馬だった。今は安らかに眠ってほしい」と追悼の言葉を贈った(日刊スポーツ・コム)
3/17■巨額の累積赤字を抱える名古屋競馬の経営再建問題で、愛知県と名古屋、豊明の両市でつくる競馬組合は17日、インターネットでの馬券販売や、携帯電話やパソコンにレースの映像をリアルタイムでネット配信することなどを柱とする再建計画を明らかにした。05年度からの3カ年計画で、初年度に収支を均衡させ、07年度には黒字化させる。累積赤字は04年度末で約43億円に達する見込みだが、同計画で若者のファンなどを取り込み、赤字解消を目指す。ネットを利用した馬券発売や映像配信はライブドアに委託する方向で交渉中で、同組合は今夏にも基本協定を結ぶ(日刊スポーツ・コム)
3/14■本日14日、平成16年度をもって競馬廃止を表明していた栃木県の宇都宮競馬が今年度の開催最終日を迎え、昭和23年から56年に及ぶ県営競馬に幕を下ろした。これは、長年日本の競馬を支え続けてきた北関東競馬の終焉でもあった。宇都宮競馬の最後のレースとなったのは、年末に雪のため順延された『平成16年度とちぎ大賞典』(サラ系4歳以上、2000m)。同競馬のなかでも由緒あるこのレースは、午後4時にスタートが切られ、最後の勝ち馬として04年の北関東三冠馬フジエスミリオーネ(牡4、仁岸進厩舎)の名が刻まれた。なお、本日の宇都宮競馬の入場者数は6,688人、発売金額は160,496,200円。今回の第22回宇都宮競馬(3/11~14)の開催成績は、4日間で入場者数18,139人(1日平均4,535人)、発売金額445,977,800円(1日平均111,494,450円)であった(keiba.go.jp)
3/11■美浦の高木嘉夫調教師(小島太の最初の師匠)が5/20をもって勇退することになった。これにともなって、今春調教師試験に合格した加藤和宏が新規開業することになった。なお、高木調教師は3/21~5/20までの間12馬房で開業を続け、返上した8馬房が他厩舎に振り分けられる。
[3/21付]久保田貴士・小島茂之・堀宣行の各厩舎(18→20馬房)、奥平雅士厩舎(14→16馬房)
[5/21付]加藤和宏厩舎新規開業(12馬房)
3/10■56歳岡部騎手引退、JRA最多2943勝---現役最年長の岡部幸雄騎手(56)が引退を決意したことが9日、明らかになった。厩舎に所属しない「フリー」の草分けで、7冠馬シンボリルドルフや仏G1を制したタイキシャトルとのコンビで世界をまたにかけて活躍。長年騎手会長を務め、技術、精神両面で若手に手本を示した。38年間でマークしたJRA通算2943勝は史上最多。今日10日、都内のJRA本部で会見を行う予定だ。
生涯現役を貫こうとした名手も、56歳の年齢には勝てなかった。岡部は2月20日の東京開催で騎乗を終えた後、引退を決意。翌21日に恩人として慕う兄弟子の高橋英夫元調教師(86)を訪ね、引退を報告した。「寒さで参ってしまって体が耐えられなくなった。限界を感じたのでやめます」と告げたという。高橋氏は岡部がデビューした67年に1年間だけ同じターフで腕を競った。岡部と同い年の長男を亡くしていた高橋氏は持てる技術を伝授し、薫陶を受けた弟弟子は騎手としての礎を築いた。高橋氏は「よく頑張ったな」とねぎらいの言葉をかけた。
38年間に渡るジョッキー人生で蓄積した疲労は頂点に達し、体は悲鳴を上げていた。最後の騎乗となった日の最低気温は3.1度。脂肪をそいだ現役最高齢騎手には過酷な条件が襲った。ベストの状態で騎乗できなければファンを裏切る結果になる。自らを厳しく律してきた男は、引き際を察知した。体力の衰えを気力と騎乗技術で補ってきたが、近年はひざの故障を抱え、毎週リハビリを続けながら週末を迎えていた。
岡部は今では大半を占めるフリー騎手の先駆者として新風を呼び込んだ。厩舎に所属して自厩舎の馬に優先して騎乗する昔の慣習を打破し、自由な立場でさまざまな厩舎の依頼を受けた。シンボリルドルフで7冠達成をはじめ、オグリキャップ、トウカイテイオー、タイキシャトル、シンボリクリスエスなど多くの名馬で国内G1・31勝、重賞165勝、28年連続重賞勝利、最年長G1勝利といった記録を樹立した。特に「競馬を教えられた」と述懐するシンボリルドルフは皐月賞の表彰式で指を1本立て、ダービーでは2本と多冠制覇を予言し、最後の有馬記念では7本指を掲げた。またタイキシャトルで仏G1ジャック・ル・マロワ賞を制した後は、クールな男の目から涙をあふれさせた。日本競馬の発展に力を尽くしてきた岡部は、今日会見して心境を吐露する予定だ。今後は未定だが、調教師の道は考えていない(日刊スポーツ・コム)
3/8■宇都宮競馬が3月11日(金)~14日(月)の開催をもって終了となる。最終日の14日(月)には、降雪により12月31日に実施できなかった「平成16年度とちぎ大賞典」が行われ、「第5回北関東弥生賞」が13日(日)に行われる(ラジオ日経HP・旧たんぱ)
3/2■現役最多勝ジョッキー石崎隆之(49=船橋)が2日、浦和4Rで公営通算5500勝(ほかに中央72勝)に到達した。01年に引退した佐々木竹見氏(63、公営通算7151勝)に続く史上2人目の快挙。なお、中央競馬の最多勝は岡部幸雄(56)の2943勝。2月23日の船橋10Rでリーチをかけて7日目となったこの日、1Rは3着に敗れたが2鞍目の4R・ロンロンで好位追走からしぶとく頭差競り勝った。73年7月の初騎乗から29435戦目でのメモリアルV。名手は「6000勝?どうかなあ」としながらも「ひとつでも多く勝てるように頑張るだけ。問題はどれぐらい乗れるかでしょう」と通過点を振り返った(スポニチ・アネックス)
2/28■2/28の川崎競馬10Rカネショウハヤブサ(10着)の騎乗をもって、南関東の3冠ジョッキー、野崎武司騎手(川崎・大和田五厩舎)が25年間の騎手生活に終止符を打った。昭和54年11月にデビューし、翌年2月に初勝利。地方通算6694戦839勝、重賞13勝。平成元年に名牝ロジータの手綱を取り、当時の南関東牡馬3冠制覇(羽田盃、東京ダービー、東京王冠賞)を達成した。15年の暮れの東京湾Cで負った両腕複雑骨折を克服して復帰したのが、1年前。「あのまま引退するのは嫌だった。復帰した時からあと1年と決めていました。この1年は本当にいろいろな人に助けてもらいました。(25年間に出会った)すべての馬、すべての人が思い出深い。本当にありがとうございました」と感謝の言葉を口にした。今後は、これまでの経験を生かせる仕事を探し、第二の人生を歩む(サンスポ.COM)
2/28■調教師の異動
【栗東】坪正直(定年)→河内洋('03年合格)。所属馬は他に、友道、大橋、小島貞、中尾秀の各厩舎へ転厩
【栗東】松永善晴(定年)→矢作芳人('04年合格)。所属馬は他に、河内、大久保龍の各厩舎へ転厩
【美浦】新関力(勇退)→(新規開業なし)。所属馬は、相沢、小島茂、前田、小桧山、奥平雅、堀の各厩舎へ転厩
2/26■この日の阪神9R・丹波特別で、1枠2番のゲヴァルト(安田隆行厩舎、松永幹夫騎手)が発走直前にゲート内で暴れ、ゲートをくぐり抜けようとしたときに首を曲げて転倒した。同馬は第2頚椎骨折で死亡。また、ゲヴァルトが転倒した際、同枠にいた1番のチェリーライオー(高橋隆厩舎、高橋亮騎手)も左後肢挫創を発症、競走除外となった
2/25■カツラギエースやオサイチジョージで知られる土門一美調教師が、昨24日死去した(享年58歳)。これにともなって同調教師の管理馬は25日に藤岡範士厩舎へ転厩した。土門調教師の中央通算成績は、3883戦279勝(重賞19勝)
2/25■JRAはこの日、石神深一騎手(美浦・成宮厩舎所属)が24日夜、茨城県阿見町内で道路交通法違反容疑(酒気帯び運転、物損事故)により土浦警察署に逮捕されたと発表した。このため、同騎手は日本中央競馬会競馬施行規程の第127条4項に基づき、裁定委員会の議定があるまで騎乗停止となる(ラジオ日経HP・旧たんぱ)
2/17■平成17年度新規調教師・騎手免許合格者が発表された。
<平成17年度新規調教師免許合格者>
【美浦】小笠倫弘(東大文学部出身。田村正光元騎手の義息・田村真来元騎手の義兄) 加藤和宏 北出成人 古賀慎明 清水英克 中川公成
【栗東】平田脩 松永昌博
<平成17年度新規騎手免許合格者>
【美浦】大野拓弥 小島太一(小島太調教師の四男) 佐藤聖也 柴山雄一(笠松競馬現役ジョッキー) 塚田祥雄 西田雄一郎(元JRA騎手;道交法違反を繰り返し、免許を返上)
【栗東】鮫島良太(佐賀トップジョッキー鮫島克也の長男) 中村将之
柴山騎手は地方出身としては初めて美浦所属となる。西田騎手は古巣の境征勝厩舎に所属。
(JRA報道室発表による)
2/16■佐伯清久騎手からJRAに17年度の騎手免許の取り下げ願いが提出された。このため競馬施行規程により、平成17年2月28日付けで引退となる(ラジオ日経HP・旧たんぱ)中央通算成績は、1948戦77勝(重賞0勝)
2/10■約43億円の負債をかかえて03年11月に70年間の幕を閉じたかみのやま競馬場(山形県上山市)の跡地に、中央・地方競馬の場外馬券売り場新設計画が進んでいることが9日、明らかになった。更地化工事が進められている跡地の中で旧スタンドは取り壊されずに「テレトラックかみのやま」(南関東4場と岩手競馬の場外)として活用されているが、計画では旧スタンドに代わって総工費18億円で2階建て場外馬券売り場を新たに建設する。発起人は山形県出身で北海道レーシングセンター・オーナーの渡部明義氏。負債軽減策を協議している上山市の援軍として立ち上がった。新場外によって、競馬でともった火を消さずに観光、雇用に貢献、同市経済の活性化に寄与したい考え。市側の了承を得る段階まで進展しているという(日刊スポーツ・コム)
2/8■笠松の柴山挑戦!JRA2次試験受験---4人目の地方出身
JRA新規騎手の2次試験が8日、千葉・白井市のJRA競馬学校で行われた。今年は1次を突破した8人が受験し笠松競馬の柴山雄一騎手(26)、JRA元騎手の西田雄一郎(30)も受験した(残る6人は競馬学校騎手課程)。柴山は笠松の先輩で中央に移籍した安藤勝己騎手からの助言もあっての挑戦。晴れて合格すれば、アンカツ、小牧太、赤木高太郎に次ぐ4人目の地方競馬出身騎手の誕生となる。
ブルーのネクタイに黒のスーツ姿で記者会見場に現れた柴山騎手の表情は晴れやかだった。「レースと違って緊張しましたが、自分の出せるものは出しました。100%とは言えないけど、納得している。結果が楽しみです」と、安堵と充実感に満ちていた。今回受験した理由のひとつに、同じ笠松の偉大な先輩で、中央に移籍して活躍中の安藤勝己の存在があった。「安藤さん(勝己騎手)からも、“若いうちに受けた方がいい”と言われてましたから。安藤さんは尊敬できる人ですし、今でもいろいろなアドバイスを受けています」。実は、柴山は中学3年から3年連続JRAの騎手試験(註:競馬学校の間違いでは?)を受けたが、不合格だった。その後、笠松で騎手となる。デビューは20歳と遅かったが、地道に努力を続け、7年間で392勝。昨年は東海地区で95勝を挙げる活躍を見せている。「JRAで年間20勝を2回しないと中央の騎手にはなれないと思っていた。でも、昨年、赤木騎手が1次から合格したのを見て、“それなら僕も”という気になった。名古屋競馬への参戦を見送って、その時間を笠松競馬場近くの乗馬クラブで障害飛越の練習に費やした。学科も1日5、6時間。最初は覚えるだけで必死でした」と猛勉強の日々を振り返る。夫人の桂子さんや所属の岩崎調教師ら笠松競馬が一丸となってバックアップしてくれたのも大きかった。
「家内には、なるようにしかならないけど、頑張れと言われ、岩崎先生には、せっかく1次が受かったんだから結果を出してくれと言われました。諦めずに最後まで追うのが自分のセールスポイント。受かれば1頭でも多くの馬に乗って1つでも上の着順に持って来られるように頑張るだけです」と力強く締めた。合格発表は今月17日。常にチャレンジ精神を忘れない笠松の好漢・柴山雄一が、地方騎手からは4人目となるJRA騎手となる瞬間が近づいている(サンスポ.COM)
2/7■巨額の累積赤字を抱える名古屋競馬組合を構成する愛知県、名古屋市、豊明市は7日、同競馬を07年度まで存続させ、今後3年間の経営状況でその後の存廃を判断する方針を明らかにした。神田真秋愛知県知事は、職員など関係者が約1500人に上ることを指摘して「ただちに廃止すると影響が大きい。十分に見定める期間が必要と総合的に判断した」としている。また、3連勝式やインターネットによる馬券発売など新たな売り上げ振興策を検討。必要な財源は競馬組合の資産を売却して捻出するという。経営参入の意向を表明しているインターネット関連会社ライブドアとは、引き続き協議していく方針(日刊スポーツ・コム)
2/4■北海道静内署などは4日、種牡馬・ブライアンズタイムを共同所有する馬主の会「ブライアンズタイム会」(藤原悟郎会長)の口座から現金を着服したとして、東京都杉並区高井戸東1、元牧場オーナーで獣医師、早田光一郎(55)と静内町山手町3、馬仲買い商手伝い、触沢剛文(41)の両容疑者を業務上横領の疑いで逮捕した。調べでは、早田容疑者は同会の資金を管理する会社を経営していた02年7月30日、社員だった触沢容疑者と共謀し、同会の口座から現金2500万円を勝手に引き出した疑い。早田容疑者らは「経営する会社の運転資金にあてた」と容疑を認めているという。早田容疑者は牧場を経営していたが、資金繰りに行き詰まり、02年11月破産宣告を受けた。ブライアンズタイムは子にナリタブライアンなどがいる有力種牡馬。02年に配当金が支払われなかったため、口座を調べたところ3億8800万円が引き出されていることが分かり03年5月、同会が告訴した(毎日=Yahoo!)
2/4■ナリタブライアンなどを育てた早田牧場(北海道静内町、2002年11月倒産)の元社長で獣医師早田光一郎容疑者(55)(東京都杉並区高井戸東)ら2人が、ナリタブライアンの父、ブライアンズタイムを共同所有する「シンジケート・ブライアンズタイム会」(静内町)から出資者への配当金を着服したとして、北海道警捜査2課などは4日、業務上横領の疑いで逮捕した。調べによると、早田容疑者らは2002年7月、ブライアンズタイム会の銀行口座から現金2500万円を引き出し、横領した疑い。
当時、早田容疑者は種牡馬の購入や種付けを仲介する会社を経営、同社でブライアンズタイム会の事務を請け負い、口座も管理していた。同課などは、早田容疑者らが2001年11月から10回にわたり数億円を着服、経営難に陥っていた牧場の運営に充てていたとみている(読売=Yahoo!)
2/3■経営危機に陥っている岐阜・笠松競馬の存続問題で、地元の笠松、岐南両町の町長と梶原拓知事の三者が3日、同競馬の存続の可否について協議。赤字が発生しても税金を投入しないことを前提に、北海道の競走馬生産者らの支援を受けながら05年度の事業を存続させることを決めた。06年度以降については、経営効果を見た上で今年12月に三者であらためて協議し、存続が可能かどうか検討する。三者は04年度予算から人件費などを約7億円切り詰めた予算案を今月中旬にまとめ、売り上げを伸ばすためインターネット関連会社「ライブドア」に8月ごろからネットでの馬券販売を委託。06年3月まで事業を続ける(スポニチ・アネックス)
2/1■JRAは31日、都内の本部で定例会見を開き、東京競馬場に世界最大のターフビジョンを導入する計画を発表した。2基のうちゴール寄りの1基を3画面が一体となったマルチ画面とし、充実した映像をファンに提供する。画面面積は従来の3倍で、完成は来年9月の予定。今後は他の競馬場への導入も検討される。広大な東京競馬場のレース観戦に欠かせないターフビジョンが、来年秋にパワーアップする。JRAは現在ゴール手前と4コーナー寄りに設置されている2基のうち、ゴール手前の1基を大幅にリニューアル。縦11m、横20mのサイズが縦11m、横は3倍の60mに拡大され、面積は220平方mから660平方mになる。画面の大きさは香港シャティン競馬場の560平方m(縦8m、横70m)をしのいで世界最大。画面は3分割されてマルチビジョンとして生まれ変わり、画面右に着順掲示板が取り込まれる。36レース発売や3連単に対応した多くの情報提供が可能。マルチ3画面によってオッズ、自場パドック、他場パドック、返し馬等が同時に見られ、レース中も異なる角度からの映像が楽しめる。また、ブラウン管ではなく発光ダイオード(LED)が使用されるため、画面の鮮明度も大幅にアップする。気になる価格は今後の入札で決まる。ターフビジョンは84年10月の東京開催で初お目見えし、毎日王冠でミスターシービーが3角すぎでまくりをかけたシーンに場内がどよめいた。それ以来、競馬場では欠かせないアイテム。売り上げ減の歯止めに知恵を絞るJRAは、新ビジョンに来場促進効果を期待している(日刊スポーツ・コム)
1/31■03年の中山グランドジャンプ勝ち馬ビッグテースト(牡7=中尾正)が30日の小倉6R(4歳上500万)に出走、8番人気ながら4着に健闘した。同馬の総獲得賞金(障害含む)は1億9687万9000円に上るが、平地競走における収得賞金は400万円のため、同レースへの出走が可能。JRAは00年に競走条件を変更、平地競走については平地競走のみの成績を対象としている(スポニチ・アネックス)
1/21■昨年3/1付けで免許を取得し技術調教師として開業を待っていた美浦TCの奥平雅士調教師(先日、斎藤から改姓)が、旧元石厩舎(河野厩舎に一時移籍)の21頭のうち13頭を引き継ぎ、1/21付けで開業することになった(10馬房でスタートし、3/1から14馬房になる)。なお、同調教師は現在32歳で中央競馬の現役調教師中最年少。師匠・奥平真治調教師の娘婿であり(ということは、横山典弘騎手とも義兄弟)、メジロの故・北野ミヤ氏とも親戚関係にある競馬サークルのいわゆる「良血」。昨年、調教師試験に合格したのを機に、義父・奥平真治調教師と養子縁組した
1/19■インターネット関連企業「ライブドア」の支援による笠松競馬(岐阜県笠松町)の存続を検討していた岐阜県の対策委員会は19日、同社が経営に参入しても「期待していた支援が受けられない」として、存続が不可能とする結論をまとめた。県、笠松町などによる構成団体は近く、正式に同競馬の廃止を決定する見通し(時事通信=Yahoo!)
1/17■昨年3/1付けで免許を取得し開業を待っている美浦TCの斎藤雅士(さいとう・まさし)調教師が、このほど苗字を奥平に変更した。今後、JRAの発表資料などの表記は、奥平雅士(おくひら・まさし)となる(ラジオ日経HP・旧たんぱ)
1/14■コスモバルクに中央転入プランが浮上した。今季初戦の3/26日経賞で天皇賞・春の出走権(2着以内)が得られなかった場合、美浦・堀井厩舎に転厩させるもの。堀井調教師は昨年の朝日杯FSをマイネルレコルトで勝つなど、“マイネル&コスモ軍団”で好結果を出している。ビッグレッドファームの岡田繁幸代表は「道営のまま天皇賞に出るのが理想で、あくまでも3着以下になった場合ですが、こちらの調教を理解している堀井厩舎に預けたい。日経賞で騎乗する千葉騎手も、『1回きりのチャンスになるかもしれませんが頑張ります』と言ってくれました」と説明した。なおバルクが中央入りした場合は、これまでの収得賞金から天皇賞・春出走に支障はない。◆堀井雅広調教師「話は直接伺っていませんが、もし、そうなれば歓迎ですね。でも、日経賞はバルクに頑張ってもらいたいです」(サンスポ.COM)
1/12■NARは12日、『NARグランプリ2004』の表彰馬と表彰者を発表した。年度代表馬は道営のコスモバルクが、同じ3歳馬のアジュディミツオー(船橋)との接戦の末選出された。同馬は今回新設された「最優秀ターフ馬」にも選ばれている。最優秀2歳馬にはシーチャリオット、最優秀3歳馬にはアジュディミツオーが選出された
1/12■高知競馬との業務提携に合意したライブドア(東京)の堀江貴文社長が12日、橋本大二郎高知県知事を表敬訪問し「多様なデータを配信し、馬券が売れる仕組みを作りたい」と語った。堀江社長は、芸能人の所有馬を集める「芸能人カップ」などのアイデアを披露し、自ら所有するホリエモン(牡3)も「将来的に高知競馬に移籍させる」と宣言した。同社と高知競馬は昨年12月、業務提携で合意。7月にインターネットを活用した馬券の販売を始める予定(日刊スポーツ・コム)
1/11■JRAは11日12時から、JRA六本木事務所で「『2004年度 JRA賞』受賞馬選考委員会」を行い、記者投票の結果に基づいて年度代表馬、競走馬各部門の受賞馬を決定した。年度代表馬は当然のようにゼンノロブロイに決まった。満票は古馬牡・2歳牡の両部門。また、特別賞として道営所属のコスモバルクがJRA賞を受けることになったが、中央所属馬以外のJRA賞受賞は史上初のこと(規定により、地方所属馬や外国馬がどんなに活躍しても、JRA年度代表馬や最優秀○○馬にはなれない)
1/11■7日に行われたダート競走格付け委員会で、船橋競馬場で実施されているかしわ記念のG1格上げが決定した。昨年11月にダートグレード競走の暫定格付けが行われたが、かしわ記念に関しては、主催者から格上げ申請が出されていたものの、今回の委員会まで審査が持ち越されていた。これにより、フェブラリーS後における、春のダートマイル戦の頂点として位置付けられることになる。かしわ記念はG2からの格上げとなり、船橋競馬場としては初めてのG1競走。2005年の実施は5/5(祝・木)になることが決定している(1着賞金は6000万円)(ラジオ日経HP・旧たんぱ)
1/7■笠松競馬がライブドア参入の条件を聴取へ---笠松競馬(岐阜県笠松町)へのライブドアの参入の是非を検討する岐阜県の有識者委員会が7日、県庁で開かれた。委員会では地元町長らが11日に上京、事業存続後の赤字補てんが可能かなど、具体的な条件について同社から事情を聴くこととした。それを受け、19日の会議でライブドア側の説明内容を検討する。ライブドアは全国の地方競馬主催者と公益法人を設立し、競馬開催事業を受託する構想を岐阜県に提案済み。岐阜県と地元の笠松、岐南両町は競馬の赤字補てんのために税金投入しないことで一致している(日刊スポーツ・コム)
1/1■競馬法の一部改正等に伴う主な変更事項について(平成17年1月1日から)
1.馬券購入制限の変更について…(旧)「学生生徒または未成年は勝馬投票券の購入などは禁止」(新)学生生徒が外れ、20歳以上なら勝馬投票券を購入できるようになる
2.払戻金算出方法の変更(単勝式・複勝式)…「単勝式」「複勝式」に付加していた「給付金」がなくなり、「単勝式」「複勝式」の払戻金は、従来の算式(第1号算式・第2号算式)によって算出された金額に売得金の5%(第3号算式)を加えて計算される
3.出走頭数8頭以下の競走において発売する二連勝複式投票法の変更について…(旧)枠連での発売(新)馬連で発売される
2004年--------------------------------------------------------------
04/12/31■50億円を超える累積赤字を抱え、廃止が決まった群馬県高崎市の高崎競馬は、31日に最後のレースが行われ、詰め掛けたファンに惜しまれながら81年の歴史に幕を閉じた。大雪のため予定された12レース中4レースが中止となったが、通常開催日の3倍以上となる約6500人がスタンドから声援を送った。インターネット関連会社のライブドアが10月に参入を表明し、高崎競馬存続を求めたが、主催者の群馬県との交渉が決裂した(サンスポ.COM)
04/12/28■亀山泰延、藤原英幸、藤井正輝の3騎手の引退が正式に発表された。藤井騎手はすでに20日付けで引退し鹿戸幸治厩舎の調教助手となっている。また亀山騎手と藤原騎手は31日付けでの引退。それぞれ岩戸厩舎、菊川厩舎の調教助手となる
04/12/21■113連敗中のハルウララ(牝8)が今年9月からオーナーサイドの意向で放牧に出され不在となっている高知競馬の04年度の売り上げが、当初の計画を約22億円下回り、約7900万円の赤字に転落する見通しになった。高知県競馬対策室が20日、県議会で明らかにした。昨年度は人気の武豊騎手がハルウララに騎乗したレースの効果などで約1億2000万円の黒字だった。同対策室は「競馬は全国的に低調傾向にあり、ハルウララがいなくなったマイナスイメージが重なった」と理由を分析している。同対策室は当初、約103億円の売り上げを見込んでいたが、約81億円に修正。県は新たな赤字が出た場合、高知競馬を廃止する方針を決めているが、今回は昨年度の黒字で埋め合わせるため廃止しない(日刊スポーツ・コム)
04/12/19■武豊騎手は阪神2Rの2歳未勝利戦でダブルティンパニーに騎乗し1着となり、自身が昨年達成したJRA年間最多勝記録を更新した(ラジオ日経HP・旧たんぱ)この日最終的に207勝まで記録を伸ばした
04/12/18■柴田善臣騎手は本日の中山2レースでアポロベルーガに騎乗し、中央競馬年間最多騎乗の906回を達成した。なお、これまでの最多記録は蛯名正義騎手が平成13年に達成した905回だった(ラジオ日経HP・旧たんぱ)
04/12/11■史上最多の11年連続リーディングサイヤー(サンデーサイレンスは95年~03年の9年連続)に輝いた大種牡馬ノーザンテースト(牡33)が11日午後3時20分、北海道早来町の社台スタリオンステーションで老衰のため死亡した。80~90年代にかけて産駒が旋風を巻き起こし、アンバーシャダイやダイナカールなどG1ホースを10頭輩出。産駒はJRA通算1754勝、重賞92勝を数えた。母の父としても底力を伝え、日本の馬産に多大な進歩をもたらした。遺体は火葬され、敷地内の墓地に埋葬される(日刊スポーツ・コム)
04/12/11■大井競馬で飼料添加物から禁止薬物が検出され、9日夜、緊急に10日の開催が中止になったことに端を発した薬物騒動は、翌10日、JRAにも波及した。美浦TC所属で今週出走予定だった10厩舎の44頭が同じ飼料を使っており、急きょ尿検査、血液検査を行なった。検査の結果、全頭が「シロ」と判明し、11、12日の中央競馬は予定通り開催されることになった。朝日杯FSに出走する人気馬の1頭スキップジャックも事なきを得た。
問題の飼料添加物は日本全薬工業社製の「軽種馬用総合栄養ミネラル・塩」。91年から納入業者の渡辺商店を通じてトレセンに納入されている。競走馬理化学研究所から禁止薬物陰性の通知を受けて販売されてきたが、今年4月に原料の一部の糖みつ粉末の配合割合が変更されたことで成分に変化が生じた模様。10月に同商店が研究所に検査を依頼した結果、9日に禁止薬物のカフェインとテオブロミンが検出された。JRAは10日朝、この製品を使用していた美浦TCの10厩舎で検査を実施。同日午後6時50分、全馬の陰性が確認された。仮に陽性を示せば大量の出走取消馬が発生する可能性があったが、最悪の事態は回避された。
JRAでは納入業者に対して製造単位ごとに検査を行うように指導している。薬物が含有されているにもかかわらず陽性反応が出なかったことについて滝沢勇馬事・審判担当理事は「塩分が90%以上で、禁止薬物の含有量が極めて微量だったため」と推測。興奮、強心作用を及ぼすまでには至らなかった。大井RCでは検査を行う時間がなく10日の開催を急きょ中止したが、1日の猶予があった中央競馬は検査結果を待つ余裕があったのが幸いした(日刊スポーツ・コム)
04/12/9■10日に開催予定だった大井競馬最終日が9日夜、中止が決まり、主催者の特別区競馬組合から発表された。出走予定だった144頭のうち、約60頭が禁止薬物のカフェインとテオプロミンを含む飼料を使用していたことが分かったため。9日夕方に、飼料から禁止薬物の陽性反応が出たことが発覚。同日夜の時点で出走馬から陽性反応は出ていないが、10日の開催までに全出走馬の検査は不可能なことから、公正を欠く危険を予防する措置として、午後10時すぎに中止が決まった。代替開催は行わない。天候や交通のトラブルではなく、薬物関係の理由による開催中止は初めてという(日刊スポーツ・コム)
04/12/9■ライブドアが9日、念願の新規参入を果たした。この日、高知競馬を運営する高知県競馬組合と、ネットを活用した勝馬投票券(馬券)の販売委託などで業務提携することに基本合意し、協定書を交わした。来年4月に馬券販売用のサイトを開設し、実際に販売を始めるのは8月になる見通し。ナイター施設の設置など競馬場の改修も提案しているが、同社の堀江貴文社長は費用負担には言及しなかった。高知競馬の最大の人気馬であり、現在休養中のハルウララについて同社長は「(馬主への引退撤回の説得は)あるかもしれない。(自分が所有する)ホリエモンと対決させたら面白い」と話した(日刊スポーツ・コム)
04/12/8■群馬県の小寺弘之知事は8日、インターネット関連会社ライブドアが参入を申し入れた高崎競馬(高崎市)について、予定通り今月末で廃止することを表明した。小寺知事はライブドアの提案について「収入と支出がどうなるか示されず、どう黒字にするのか根拠が明確でない。自信を持てるプランなら乗れるが、そういう内容ではない」と述べた。ライブドアの堀江貴文社長は11/10に知事を訪ね、インターネットを通じた馬券販売などの支援を提案。今月3日、財団法人で運営するなどの案を示したが、小寺知事は「具体的ではなく、積極的に高崎競馬を改善したいということが表されていない」とし、協議は続けない方針を示していた(日刊スポーツ・コム)
04/12/6■阪神競馬場の馬場改造が、平成17年4月から平成18年11月までの予定で行われる。改造計画(案)の概要は以下の通り。
平成12年に取得した隣接地に外回りコースを新設し、併せて内回りコースを改造する。新設の外回りコースは、1周約2089m(現コースより395m増)、最後の直線474m(現コースより122m増)。改造後の芝内回りコースは1周約1689m(現コースより5m減)、最後の直線357m(現コースより5m増)となる。ダートコースは1周約1518m(現コースと変わらず)、最後の直線353m(現コースより3m増)となる。
この結果、芝外回り1600・1800・2400・2600mの競走距離が、ダートコースでは2000mの競走距離が新設される。桜花賞は、現行1コーナーシュートのスタートから、向正面スタートの外回りレースに変わり、1コーナーシュートは廃止される。芝内回りコースの幅員25mを、正面は27mに、向正面は28mに拡幅。芝コース、ダートコースとも1~2コーナーにスパイラルカーブを導入し、併せてダートコースの3コーナー半径を拡大する。乗馬センターは、ファンエリアに隣接する地区に移転する(ラジオ日経HP・旧たんぱ)
現コースと外回りコースを接続する工事のため、06年夏、秋の2開催が休止、他場に振り替えられる。新コースでの桜花賞は07年から行われる予定だ(日刊スポーツ・コム)
JRAのHPで詳細を見ることができます→[Go!](05/1/26掲載)
04/12/4■岩手競馬改革 県競馬組合を廃止の場合、362億円の債務---知事/岩手
財政難が続く県競馬組合が県に対し一時貸付金として約50億円の支援を要請している問題で、増田寛也知事は3日の県議会で、04年度末で同組合を廃止した場合、362億円の債務が生じるとの見解を明らかにした。また、50億円の補正予算案が12月議会で可決されない場合、「組合が資金ショートを起こすことになり、当面の競馬組合の運営にも重大な支障が生じる」と述べ、支援への理解を求めた。増田知事は、362億円の内訳として、地方債元金残高が139億円、一時借入金が146億円、その他、競馬場の撤去費用やきゅう舎に勤務する関係者への見舞金などに77億円の見込み額を説明した(毎日--Yahoo!)
04/11/25■平成17年度新規調教師・騎手免許第一次試験合格者は以下の通り。
【平成17年度新規調教師免許 第一次試験合格者】(受験者は117名で合格者は21名)
梅田智之 鈴木孝志 小笠倫弘 加藤和宏 北出成人 古賀慎明 小崎憲 齊藤誠 笹田和秀 佐藤勇 清水英克 庄野靖志 鈴木孝志 高木登 武市康男 中川公成
羽田友彦 平田脩 松永昌博 水野貴広 吉田直弘
【平成17年度新規騎手免許 第一次試験合格者】(受験者は23名で合格者は8名)
大野拓弥 小島太一 佐藤聖也 鮫島良太 柴山雄一(笠松騎手) 塚田祥雄 中村将之 西田雄一郎(元JRA騎手)
※新規調教師免許第二次試験 平成17年2月1日(火)~2日(水)
※新規騎手免許第二次試験 平成17年2月8日(火)
(JRA報道室発表による)(ラジオ日経HP・旧たんぱ)
04/11/20■政府は19日の閣議で、JRAと地方競馬を主催する団体が民間委託できる業務を(1)馬券の販売(2)競馬場内外の警備(3)入場料徴収-とする改正競馬法の政令を決定した。政令は、地方競馬の主催者として農水相の承認を受け設立された公益法人が、レース日程や出走馬の決定、審判といった競馬の主催業務を民間委託できることも定めた。競馬事業への民間参入では、インターネット関連会社のライブドアが、高崎競馬や笠松競馬などへの進出に意欲を見せている(日刊スポーツ・コム)
04/11/18■地方競馬の中で最も多い約200億円の累積赤字を抱える北海道競馬は18日までに、ライブドアに馬券の販売を委託できるかどうか、説明を受ける方針を決めた。来週にも同社に職員を派遣する。競馬法の改正で来年から民間に馬券販売を委託ができるようになり、ライブドアは、これまで高知、高崎、笠松競馬などの地方競馬に参入したい意向を表明している。道競馬事務所では「将来的に委託できるかどうか、ライブドア側の説明を聞いて判断したい」とし関心を寄せている。高橋はるみ北海道知事も馬券販売の民間委託については前向きな姿勢で、経費削減や馬券の売り上げ増加など運営改善が求められている(日刊スポーツ・コム)
04/11/16■経営不振から廃止が検討されている笠松競馬の再建に関心を示していたライブドアの堀江貴文社長は16日、都内で岐阜県の梶原拓知事と面談し、経営再建を支援する考えを正式に伝えた。面談終了後、合同で記者会見した両者は、ライブドアが馬券販売などの事務を受託する枠組みを作るため、今後も協議を続けることで一致したことを明らかにした。会見で梶原知事は「堀江社長は競馬への情熱がある。簡単にはいかないだろうが、ライブドアの経営感覚を生かしてほしい」と期待。堀江社長は「笠松競馬は名馬や名ジョッキーを送り出しレベルは高い。方法次第で競争力のある競馬場にできる」と述べた。同競馬は運営のための基金が5億5000万円にまで減っており、梶原知事は「来年度は廃止に限りなく近いところまで来ている。早く結論を出さなければ」と強調した(日刊スポーツ・コム)
04/11/16■'00年から4年連続で金沢競馬のリーディングジョッキーになっている蔵重浩一郎騎手(32)が、現役を引退していたことが判明した。今後については未定。'89年4月にデビュー。昨年は119勝で4年連続6度目の金沢リーディングジョッキーに輝いていた。今年は1月4日に通算1500勝を達成するなど、10/16時点で60勝を挙げていた。通算成績8157戦1555勝(netkeiba.com)
04/11/11■ライブドアが、デビュー以来113連敗中の人気牝馬ハルウララ(休養中)が来年3月に引退する高知競馬の経営再建を支援する意向を示したことが11日、分かった。高知競馬を運営する高知県競馬組合の前田英博管理者が同日、ライブドア本社を訪ねて支援を要請。競馬場の愛称にライブドアの社名を入れることや、広報活動を協力して行うことで合意した。今月中にも協力契約を交わす。今後、同組合はネットでのレース中継や馬券販売についてもライブドアと協議する方針。前田管理者は「ネット事業で培ったライブドアの情報発信能力を高知競馬の経営改善に生かしてほしい」と期待している(日刊スポーツ・コム)
04/11/10■年内に廃止される予定の高崎競馬に参入の意向を示しているインターネット関連会社ライブドアの堀江貴文社長は10日午前、群馬県庁で競馬組合管理者の小寺弘之知事と会談した。競馬法の改正で馬券販売などの民間委託が可能になることから、同社は県と高崎市とで新組織を立ち上げて事務を受託、ネットを通じて馬券販売することなどで、黒字化が可能とみている。高崎競馬は累積赤字が50億円を超す状態に陥っており、小寺知事は「努力は限界」として12月末での廃止を正式に表明、その後も廃止撤回には慎重な姿勢を示している(スポニチ・アネックス)
04/11/9■競馬学校騎手課程2次試験、8名が合格-----来年度の競馬学校騎手課程(24期生)合格者が下記のとおり決まった。
赤星亮矢、伊藤工真、大江原圭(父は大江原隆騎手)、北村駿(兄は北村浩平騎手)、津留和希(父は津留千彰元騎手)、橋本弘平、平野優、三浦皇成(ラジオ日経HP・旧たんぱ)
04/11/6■名馬オグリキャップを中央に送り出し、現在は経営不振から廃止が検討されている笠松競馬の経営再建に、インターネット関連会社のライブドアが関心を示していることが6日分かった。県地方競馬組合などによると、同競馬の馬主らがライブドア本社を訪れて支援を要請し、同社は経営参画に強い興味を示したという。同社の堀江貴文社長が今月中にも梶原拓・岐阜県知事と面談し、具体的な再建案を伝える方向で調整中。競馬法の改正で、馬券販売などの民間委託が来年1月から可能になるため、ライブドアは群馬県が年内の廃止を打ち出している高崎競馬(同県高崎市)への支援を既に表明している(日刊スポーツ・コム)
04/11/1■群馬県の小寺弘之知事は1日、高崎競馬の存続について、年内廃止の方針の変更は困難との考えを表明した。同競馬は、改正競馬法が来年1月から施行され、民間による業務委託が可能になることに着目したライブドアから、先月までに馬券販売事務などを受託し地方競馬の再生に乗り出す計画の申し出を受けた。これに対し同知事は「事務委託とか経営的な合理化が図れないか検討したが、収支改善は見通せない」と悲観的な見解を示した。すでに50億円以上の累積赤字を抱え、年内廃止を打ち出しており、その方向性の変更は難しいとの判断。小寺知事は、ライブドア側の高崎競馬再建策の内容までは承知していないとし、10日に予定する堀江貴文社長との会談については「大事なことなので内容を聞いてみたい」と述べた(日刊スポーツ・コム)
04/10/30■赤字経営が続く岩手競馬を運営する岩手県競馬組合(管理者・増田寛也知事)が、プロ野球の新規参入を目指すライブドア(本社・東京)に馬券販売の業務委託を打診していたことが30日、分かった。ライブドアの関係者が明らかにした。競馬組合は、ライブドアが持つインターネット販売などの手腕に注目。組合とライブドアは現在、競馬のネット中継や馬券のネット販売などを行うことを協議中で、組合は業務委託で100億円を超す累積赤字の減少に期待をかけている。岩手競馬をめぐっては一時、存廃問題が浮上したが、4月に増田知事が存続を決めた。9月には組織の合理化や馬券の販売、払い戻し業務の民間委託などを軸にした改革案を発表し、今後3年間での黒字化を目標にしている(日刊スポーツ・コム)
04/10/27■天皇皇后両陛下は、31日の天皇賞を御覧になる予定だったが、新潟県中越地震の被害に配慮されて今回は取り止め、来年まで延期されることになった(ラジオ日経HP・旧たんぱ)
04/9/28■群馬県の小寺弘之知事は28日の県議会で、赤字が続く高崎競馬を廃止することを明らかにした。高崎競馬の発売額は、ピークだった90年度の245億円が、03年度は47億円にまで減少。12年連続赤字で累積赤字は昨年度末で約51億円にまで膨らんだ。有識者懇談会が04年度まで収支均衡を目指し、見通しが立たない場合は速やかに廃止すべきとの報告をまとめていた。小寺知事は「経費節減などの努力は限界」と説明、競馬関係者の生活再建をできる限り支援するとした(日刊スポーツ・コム)
04/9/26■今年の天皇賞(秋)競走に出走できる(外)馬の頭数を「2頭以内(フルゲートに満たないときは4頭まで)→無条件で5頭以内」に変更した、とJRAが発表。
04/9/10■03年春のリニューアルオープン以降に東京競馬場で行われたG1競走のレコードタイムは、馬場改修前の記録が参考記録となり、馬場改修後の基準タイム設定後の最高記録が用いられていたが、明日11日から変更されることになった。
簡単に言えば、ジャパンCのレコードタイムは、89年ホーリックスの2分22秒2に戻り、昨年タップダンスシチーがマークした2分28秒7が参考記録となる。これがあてはまるのは、フェブラリーS、オークス、天皇賞(秋)、ジャパンCダート、そしてジャパンCの5競走(ラジオ日経HP・旧たんぱ)
04/9/9■高崎競馬、80年の歴史に幕 改善策なく、県が廃止決定---存廃が問題となっている高崎競馬について、県が今年度限りで廃止する方針を固め、地元に伝えていたことが8日、分かった。多額の累積赤字を抱えたうえ、好転の兆しがなく、80年の歴史に終止符を打つことになった。高崎競馬は県と高崎市でつくる県競馬組合(管理者・小寺弘之知事)が運営しており、22日開会の9月定例県議会で小寺知事が正式に表明するとみられる。県や高崎市などによると、県の担当者が6日、同市を訪れ、口頭で廃止の方針を伝えた。今後、跡地利用や関係者の補償問題などについて協議していくことを確認したという。早期廃止を要望していた同市は、既に事務レベルで跡地利用について検討を始めている。
高崎競馬を巡っては、今年度末までの2年間に単年度収支が均衡する見通しが立たない場合、速やかに廃止すべきだ、との提言が出ており、県は今秋には最終判断するとしていた。今年度の売上額は1日当たり約7140万円(8月30日現在)で、前年同期比0.3%減。累積赤字は昨年度末で約51億円に上っており、抜本的な経営改善策が見いだせない中、廃止される公算が大きくなっていた。これに対し、高崎競馬所属の騎手や厩務員らは8日もJR前橋駅前などで存続を求める署名活動を実施した。近く小寺知事に嘆願書を添えて提出する予定。12年連続の赤字決算となる中、県の方針変更は難しいとみられ、今後は数十億円にも上るとされる補償問題に焦点が移ることになりそうだ(群馬ニュース)
04/7/29■土田稔調教師が、7/29から10/28までの3ヶ月、調教停止となった。なお、クリスタルCを制したタイキバカラなど、土田稔調教師の管理馬38頭は、7/29付けで大久保洋吉厩舎に転厩する。これは、名義貸し事案に絡んでのこと。馬主登録のない第三者の所有馬を、ある馬主が、自己名義で土田稔調教師に預託し、平成16年4月29日に競走馬登録を受けようとし、土田稔調教師は、この馬の預託を引き受け、競走馬登録申請に際し、名義貸しを防止するための調教師としての責務を怠っていたことが判明した(ラジオ日経HP・旧たんぱ)
04/7/22■栗東の久保田英敬が7/20付で、美浦の谷中公一が7/31付で、ともに騎手を引退することになった。2人とも調助転業
04/7/5■7/4高崎競馬第6競走で、3頭が1着同着となる競馬史上まれにみる珍事があった。サラ系11頭が1500mを争ったこのレースは、逃げた(1)シルヴァーゼファーと中団から徐々に駒を進めた(3)メタルカラーが、最後の直線で抜きつ抜かれつの激しい叩き合い。そこへ、同じく中団から攻めた(5)ブルーパシフィックが追い込み、ゴール前は大混戦。写真判定の結果、3頭が1着同着となった。ちなみに、このレースの4着馬は1着から半馬身差。以後5~8着の着差もアタマ、クビ、ハナ、クビと大接戦だった(keiba.go.jp)
04/6/30■高橋明騎手が、6/30付をもって騎手を引退することになった。重賞はマウンテンストーンでの96年青葉賞G3。美浦・武藤善則厩舎にて調教助手に転業
04/6/28■世界の代表的ハンデキャッパーが一堂に会して競走馬の格付けを行うITC(インターコンチネンタル・サラブレッド・クラシフィケーションズ)会議がきょう28日から3日間、阪神競馬場で行われる。それに先立ち、27日の阪神RCで会議の参加者とマスコミとの間で意見交換会が行われた。その席上で甲佐勇JRAハンデキャッパーから、今年から安田記念とマイルCSが国際G1に、大阪杯とマイラーズCが国際G2に格付けされることが内定したと発表された(日刊スポーツ・コム)
04/6/8■船橋競馬場所属の函館喜弘調教師(64)が7日午後1時30分ごろ、同競馬場の午後運動中に競走馬に蹴られ死亡した。同師は担当厩務員とデビューを控えた2歳馬の引き運動を行なっていたが、突然馬が暴れ出したため、これを制止しようとして胸部を強く蹴られた。すぐに船橋市立医療センターに搬送されたが、午後2時38分に死亡が確認された。死因は外傷性心破裂。函館師は第1回日本ダービーをワカタカで制した函館孫作騎手の孫にあたり、のちに養子となった名門出身。74年に厩舎を開業し、通算成績は3411戦431勝だった(日刊スポーツ・コム)
04/5/26■門別町・白井牧場代表で、元・日本馬術連盟理事の白井民平氏(59歳)が、平取町の牧場施設で死亡しているのが発見された。遺書があり、門別警察署では自殺とみている。白井氏は5/25午後から行方が分からなくなり、家族が探していたという。 白井氏は東京都出身。大学時代は馬術選手として活躍。卒業後、北海道に渡り、68年から門別町で軽種馬生産牧場を手がけた。黒沢明監督作品の映画「影武者」(80年)では馬術指導を担当した。アトランタ、シドニー五輪に連続出場した乗馬の白井岳選手は長男。サラブレッド血統センター代表の白井透氏は弟に当たる。 白井牧場は63年創業。主な生産馬は、チアズグレイス、グルメフロンティア、オースミシャダイ、ミスターシクレノン、エモシオン、エンゼルカロ、ミスタートウジン。同牧場は78年には門別町に観光牧場「日高ケンタッキーファーム」を開設し、また白井牧場不二ファーム乗馬クラブを運営するなど、最盛期には馬産だけでなく乗馬・観光牧場を含む多角経営に乗り出していた(読売新聞ほか)
04/4/26■2頭の名馬タケシバオー、テイエムオペラオーがJRAの顕彰馬に選ばれ、殿堂入りすることが26日、決まった。今回から導入した記者投票の結果、タケシバオーが141票、テイエムオペラオーが151票を獲得。今回の選出基準(総投票数172票の3/4にあたる129票以上獲得)を満たした。これで顕彰馬は27頭となった。なお今回の投票は、競走馬登録抹消を83年以前と、84年から03年3月末までとに分け、おのおのの区分で2頭を選ぶ形で実施した(日刊スポーツ・コム)顕彰馬選考のあり方だが、金を出すのはJRA(元はファンだけど)なんだから、顕彰しようと思う具体的な馬名をリストアップし、それの是非を問うような形がベターなんじゃないかと思うが…アグネスデジタルやエイシンプレストンなど、すぐにでも顕彰されていい馬がいることだし
04/4/2■3/28に行われた中山競馬場の第5競走で落馬負傷し、船橋市立医療センターに入院していた竹本貴志騎手(美浦・古賀史生厩舎所属)は、4/2 午前1時12分に「脳挫傷」のため死亡した。中央競馬における騎手のレース中の落馬事故による死亡は岡潤一郎騎手(93年)以来で19人目(ラジオ日経HP・旧たんぱ)2浪の末、先月デビューしたばかりの同騎手。騎乗2日目に白星を挙げたばかりだったのに残念…。ご冥福を祈ります
04/4/1■ユタカ、前人未到のJRAジョッキー・地方100勝を達成-。31日の川崎競馬8R『中央交流・スプリングフラワー賞』で、1番人気となったエアデデューに騎乗した武豊騎手は鮮やかに逃げ切りV。地方競馬通算453戦目で、記念すべきJRAジョッキー(註:生え抜き)初の地方100勝を達成した。日本はもちろん、世界中どこでも騎手する機会があれば飛んでいくというユタカは、「交流レースでずいぶん勝った気がする。これからも積極的に参戦していきたいですね」と最高の笑顔を見せていた。同騎手の地方での初勝利は、88年3月、姫路競馬の中央競馬騎手招待レース(グレートベン)(サンスポ.COM)
04/3/23■経営悪化により廃止も論議されている岩手競馬について、岩手県競馬組合管理者の増田寛也知事は22日、2006年度までの黒字転換を目指して経営改善に取り組み、3年間の成果に基づいて、存廃を最終判断する方針を明らかにした。組合は04年度前半に経営改善計画を策定し、05年度からの事業に反映させたい考えだ。具体的には、今国会に提案されている改正競馬法を受け、事業委託の範囲を広げると同時に、積極的な増収策に取り組み、06年度までに単年度収支の黒字化を目指す。民間経営者の登用なども検討する。増田知事は「競馬法改正の内容を踏まえ、生き残りに向けて乾坤一擲の経営改善計画を策定する。全力を尽くして岩手競馬を振興させたい」と再生への決意を語った。岩手競馬の振興策などを調査するため、県議会も22日、議会内に出資法人等調査特別委員会を設置した。 同競馬については、知事設置の「岩手競馬のあり方懇談会」(委員長・千葉伝県議)が経営改善が図れなければ期限を定め廃止を決断するよう迫る報告書を先日まとめ、22日、運営団体代表の増田知事と谷藤裕明・盛岡市長、高橋光夫・水沢市長に提出。これを受けて3者が今後の経営方針を固めた。(河北新報=Yahoo! JAPAN)
04/2/16■中央競馬の発展に多大な貢献をした馬に対する顕彰馬の選考方法が改正されることが15日、分かった。JRAでは4月に行われる今年度の選考までに正式発表する見通し。これまで、取材歴10年以上の記者(154人)による投票で4分の3以上の得票を得た馬を選出する形が取られていたが、7冠馬テイエムオペラオーが昨年の選考から漏れたことに対して、JRAにファンから現行の選考方法に疑問が多数寄せられたほか、タケシバオーなど引退から相当な年月を経過した活躍馬について実際に取材した記者が少なくなっている点などを考慮した。具体的には、今年度は登録抹消後20年を経過した馬については別途2頭の投票枠を設け、来年以降は抹消後20年を経過した馬は一定の評価が出たものと見なして選考外とすることなど。記者投票による得票数4分の3以上という基準は変更されない(サンスポ.COM)
04/2/13■公営からの転籍第1号で2年目を迎えた安藤勝己騎手は“後輩”2人の合格を淡々と受け止めている。「周囲から大丈夫と言われていても受かるまではドキドキするもの。受かったからには、頑張ってもらいたいけど、仲間意識はないし、ライバルの1人という認識です」。厳しい言葉に聞こえるが、これも勝負師アンカツならでは。腕達者な2人が加わることにより、生存競争が厳しくなるのが現実。改めて気持ちを引き締めていた(サンスポ.COM)
04/2/12■園田競馬所属の小牧太(35)、赤木高太郎(33)の2騎手がJRAの騎手試験に合格、3/1から中央の騎手となることが決まった。12日、JRAは04年度の新規騎手、調教師試験の合格者を発表。騎手試験はJRA競馬学校出身者9人に加え、小牧、赤木の11人が合格した。 小牧は中央で5年間で20勝以上を2回以上記録した地方所属騎手への特例措置での受験で、昨年の安藤勝己騎手に続く合格。一方、赤木は競馬学校の生徒や一般受験者と同様に1次試験からの受験での合格となった。特例措置の小牧の合格はある意味「既定路線」だったが、一般受験の赤木の合格が与える影響は遥かに大きい。中央で乗る機会の少ない地方騎手でも勉強次第では中央への移籍が可能であることを実証したことになり、今後、地方から中央への流入が一層、進むことが予想される。2人の中央騎手デビューは3/6の開催(中山、阪神、中京)。 なお、調教師試験の合格者は2人で、中央初の女性調教師を目指し1次試験を合格していた宇野千里調教助手(36)は不合格だった(日刊スポーツ・コム)
04/2/7■重勝式馬券がいよいよ復活する。中央、地方競馬の売り上げ額の減少に伴い、競馬の実施に関する規制緩和、重勝式投票券の導入などの勝馬投票法の追加を盛り込んだ競馬法改正案(2005年1月1日から施行)が今国会に提出されることが6日、明らかになった。「重勝式」投票券は複数のレースの勝ち馬(単勝)を当てるもので、米国や香港ではすでに「ピック6」などと呼ばれる馬券として5~6レースの単勝を当てる方式が導入され、数億円という高額な配当も飛び出しているが、日本の場合は東西のメーンレース2レースを対象としたものが検討されている。同投票券の控除率は30%になる模様。重勝式投票券は日本でも51年から中央、地方競馬で発売されていたが、射幸心をあおるとの理由で61年に中央、69年には地方競馬でも廃止されていた。
改正案にはそのほかに、【1】20歳以上の学生生徒を投票券購入の制限の対象から除外する(現在は20歳以上でも学生生徒であれば投票券を購入できない)【2】単複投票券の控除率を20%に引き下げる(現在は約25%だが特別給付金で実質は約20%になっている)【3】ノミ行為の取り締まり強化のため、競馬主催者が情報収集のために投票類似行為をすることが可能【4】投票券発売の法人、個人への委託が可能になる【5】入場料の条件付き廃止【6】中央競馬、地方競馬間の投票券発売の促進を含む地方競馬支援案・・・などが盛り込まれている (スポニチ・アネックス)
04/2/7■農水省は7日までに、不況などの影響で競馬の勝馬投票券(馬券)の売り上げが減少している現状に歯止めをかけるため、JRAと地方競馬が、相互に馬券を委託販売できるようにすることなどを柱とした、競馬法改正案の概要をまとめた。今通常国会に同法改正案を提出予定で、来年1月からの実施を目指している。改正法が成立すれば、JRAのG1レースの馬券が地方競馬の窓口で買えるようになる。一方、高知競馬の人気牝馬でデビュー以来103連敗中のハルウララの馬券がJRAの窓口で買えるなど、地方競馬の馬券がJRA窓口でも買えるようになる。また、年齢にかかわらず馬券購入が禁止されている学生について、20歳になったら購入できるようにするほか、2つ以上のレースの勝ち馬を同時に当てる「重勝式」を新規導入。馬券の払い戻し率も、現在の一律75%から馬券の種類ごとに変更できるようになる。これまでも、JRAと地方競馬の窓口で、相互に馬券を購入することはできたが、主催者側が職員を派遣して直接販売しなければならず、一部の窓口に限られていた(日刊スポーツ・コム)
04/2/6■県競馬組合(管理者・増田知事)の存廃問題を論議する岩手競馬のあり方懇談会(委員長・千葉伝県馬事振興会長、委員9人)は6日、盛岡市の県民会館で第6回会議を開き、3月にまとめる最終報告に廃止の方向性を強く打ち出すことを固めた。結論を先送りする形の骨子案に対し、廃止すべきとの意見が大勢を占めた。存続意見も付記するが、今後の知事や構成団体の判断に影響を与えそうだ。 千葉委員長が、岩手競馬の方向性について「一定期間内に経営収支の均衡が図られるかどうか見極め、その結果に基づき存廃を判断すべきだ」と、現時点での結論は出さない骨子案を提案。 これに対し委員からは「経営改善は難しく、存続する意味がない。膨大な赤字を何十年も放置できない」「地方財政に寄与しなくなった以上、両論併記にすべきではない」と、廃止を強く打ち出すべきとの意見が支配的となった。 一方、「特に水沢市民は競馬に対する愛着が強い。雇用など地域経済に貢献している」と、存続・廃止の両論併記を求める意見も出た。 現時点で岩手競馬を廃止した場合、財産不足を穴埋めするための県民1人当たりの負担額は今後25年間にわたり毎年1400-3000円程度、水沢市民は構成団体の負担割合から毎年1万4000-3万4000円程度に及ぶという試算も示された。 千葉委員長は今後、廃止を主として存続の個別意見を付記する方向に骨子案を修正。3月の次回会議で最終報告をまとめる。県、水沢市、盛岡市の構成団体は報告を受けて年度内に存廃の方針を決める予定だが、時間的に難しくなっている。 農水省は地方競馬の経営改善策として、収支改善計画を策定し大臣同意を得た団体に対し地方競馬全国協会への交付金を猶予するなど競馬法改正を検討。通常国会に提出予定で、その行方によっては流動的な面もある。 千葉委員長は「委員全員の意見が一致したわけではないが、大勢は廃止の方向だ。個人的には収支改善の期限を設けることもかなり厳しいと思う」と述べた(岩手日報)
04/2/3■公営・兵庫から中央移籍を目指す小牧太騎手(37)が2日、千葉県白井のJRA競馬学校で平成16年度中央競馬騎手免許試験に臨んだ。特例措置(中央で過去5年のうち2年以上20勝を挙げた地方騎手)による免許試験で、昨年度合格した安藤騎手に次ぐ2例目。午前中に競馬法規に関する筆記試験、午後は身体検査と競走騎乗全般に関する口頭試験を受けた。最終日の3日は人物考査のみとなる。また、地方騎手として初めて1次試験を突破した赤木高太郎騎手(34)=兵庫=は3日、競馬学校生徒とともに同学校で2次試験(騎乗技術試験、人物考査など)に挑む。合格発表は12日の予定で、合格すれば3/1付で中央競馬の騎手免許が交付される(スポニチ・アネックス)
2003年--------------------------------------------------------------
03/11/12■かみのやま競馬が、11日の重賞・樹氷賞をもって45年の歴史に幕を閉じた。年度内の他場場外発売は継続される
03/11/5■輸送協定違反により道営馬スタンフォード(牡2、鈴木英厩舎)が2日のいちょうS(東京8R)出走取り消しとなった問題で、北海道競馬事務所が輸送を担当した業者に競走馬の輸送自粛(無期限)の措置を講じたことが5日、分かった。交流競走に出走する公営馬は公正確保の観点から、所属競馬場から出走する競馬場へ直接入厩することが義務づけられているが、この輸送業者は交流競走用の輸送に携わった経験がなく、東京競馬場に入厩する前に大井競馬場へ立ち寄り、別の競走馬の積み降ろしを行なっていた(スポニチ・アネックス)
03/10/14■大井競馬場の新スタンド、名称決定---東京シティ競馬では、12/28にオープンする新スタンドの名称を公募していたが、9日、応募総数3,761通の中から厳正な審査の結果「L-WING(エルウイング)」に決定したと発表した。名称の由来は、スタンドの外観が翼(WING)のように見えることと、“L”には大きく目立つ目標(Landmark)、チャレンジ精神旺盛な先駆者(Leader)、勝利・栄光(Laurel)の意味が込められているとのこと。グランプリ(選定作品)は、東京都在住の女性が受賞した
(keiba.go.jp)
03/8/20■上山競馬年内続行も来年以降は微妙---赤字に苦しむ山形県かみのやま競馬は、24日から当初の1開催5日を1開催4日に短縮し、予定通り11月の15回開催まで開催することになった。来年度以降の開催はかなり厳しい状況になっている。かみのやま競馬の累積赤字は18億円にも達する。これ以上赤字が増えると開催を存続する意味がないことから、主催者である上山市と競馬関連団体との間で、単年度赤字が3億円を超えた時点で開催を中止する申し合わせとなっていた。ところが年間15開催のうち6開催を終了した時点で赤字は1億5000万円になり、このままいけば10開催で限度額の3億円に達してしまう見通しとなった。市と関係団体は17日に会合を持ち、残り6開催を1開催4日間で行い(計6日間の短縮)、手当て、開催経費の削減などで今年は乗り切るとの結論となった。---上山市・林谷充庶務課長(54)…今年は15開催頑張りましょうと言うことになりました。このままでは来年の開催は厳しい状況です。大勢のファンに足を運んでいただきたいです(日刊スポーツ・コム)
03/6/17■3/1付で地方から中央に移籍した安藤勝己騎手(43)の中央・地方ダブル免許問題で、地方競馬全国協会(NAR)は16日、同騎手の地方競馬騎手免許を取り消した。安藤騎手は中央競馬の免許試験に合格した2月に地方免許の取り消しをNARに申請。これに対して、ダブル免許制導入を主張するNARはアンケート結果によるファンの要望などを理由に取り消し申請を保留していた。すでに地方免許を取り消したものとみなすJRAと意見の対立が続いたが、農水省競馬監督課の指導を受けて取り消しを決定した。 ▼NAR・石原一憲広報室長の話 安藤騎手の地方騎手免許を取り消したが、今後も同じようなケース(地方騎手の中央移籍)が考えられる。JRAに対してダブル免許制度実現を働きかけていきたい(スポニチ・アネックス)
03/5/1■安藤勝己騎手が3月の中央免許交付後、初めて指定交流競走(兵庫チャンピオンシップ=園田)に騎乗したことについて、NARは30日、今回は特例措置でありこれまで通り同騎手の地方免許を取り消さないことを明らかにした。 中央、地方の2つの免許を所有する安藤騎手が交流競走に出場する場合は、地方免許で騎乗というのが従来からのNARの考え。だが、地方免許を取り消すように求めているJRAと対立したため、事実上、安藤騎手が参戦できない状況となっていた。そのため「当面、ダブル免許問題とは別に、特例措置として他の中央競馬の騎手と同様の取り扱いをする」(小川仁・審査部長)と、参戦のために特例的な措置を行なったことを明らかにし、さらに「地方免許は取り消していないし、今後も取り消す予定はない」(同部長)とした。また、この日の騎乗が、いわゆる「1日免許」での騎乗だったのか、あるいは従来の地方免許での騎乗だったかについては明確な回答はなかった(日刊スポーツ・コム)
03/3/24■武豊がついに河内洋を抜いた。22日の阪神メイン・若葉Sの勝利で、河内騎手のJRA通算勝利2111勝に並んだ武豊騎手は、23日阪神2Rで勝利して、JRA史上単独2位に躍り出た。さあ、あとは岡部騎手のみ(現在2880勝)
03/3/18■安藤勝己騎手W免許、農水省お墨付き---NARが安藤勝己騎手の地方免許を取り消していない問題で、農水省は17日、取り消しを保留しているNARの主張を認める意向を示した。競馬監督課の沖浩幸首席競馬監督官は、NARが取り消さない理由を本人に説明すべきで、その上で「安藤騎手が納得しないのなら、本人が法的措置を取ればいい。競馬法施行規則では、申請が出てから取り消すまでの期限は定めていない。免許を取り消さないことは、行政手続法の行政の不作為には当たらないと考える。現行法上、2つの免許を持つことは何ら問題ない」とした。このため地方の免許は12/31まで有効となるのは確実で、今後、同騎手が交流レースに参加する場合は地方免許での騎乗となる。その条件下では、限定的に地方免許を与える形の1日免許の交付は「あり得ない」(同監督官)としている。また、JRAとNARの対立が深まっている点について「笠松競馬を加えた3者で、話し合いの場を持つのが望ましい」とし、3者協議で事態の収拾を図ることへの期待感を示した(日刊スポーツ・コム)
03/3/4■1日の阪神競馬でJRA所属としてデビューした安藤勝己騎手の騎手免許をめぐり、現在もJRAとNARとの間で意見の対立が続いている問題でJRAは3日、NARと会合を開いた。「安藤騎手の(地方免許)取り消し申請が地方側に届いていることを同騎手から確認しているので、取り消されたものとみなしている。地方側には競馬法施行規則6条に基づいて(免許取消)処理していただきたい」(大西章公免許登録部長)とするJRAに対し、NARは取り消し申請を保留にしている。このため、安藤騎手がJRAと地方のダブル免許状態になっており、JRA側は「JRAは法律に基づくという大前提で行動している。それを守ることが公正確保につながるのだから認められない。ただ、地方との誤解があるならそれを解きたい」(同部長)としている。 NARは今後もあくまでダブル免許制度実現を目指す構えで、取り消し申請を保留しているのも、その可能性を信じての措置。昨秋に安藤騎手が地方免許更新の手続きをした段階での有効期限である今年12/31までにダブル免許制が実現すれば、同騎手もその対象になるという。NARの雨宮敬徳免許課長は「こちらとしては何も意地だけで主張しているわけではない。ファンも望んでいることですから。これからも(JRAと)話し合いをしなければいけないと思っている」と話した(スポニチ・アネックス)
03/2/27■3/1に中央デビューする安藤勝己騎手がレース中の進路妨害などで騎乗停止処分を受けた場合、NARは地方でも制裁を科すことを明らかにした。現在、同騎手からの地方の免許の取り消し申請を保留しており、免許は有効な状態。NAR公正部の田中貴市朗調査役は「指定交流競走での制裁の相互適用を定めた取り決めを、適用せざるを得ない。中央で実効6日間なら、笠松競馬が7日から10日間の騎乗停止処分を科すことになるでしょう」と話した。現時点で同騎手が地方の免許で騎乗する可能性はほとんどないが、免許が有効である以上、必要な措置をとるとしている(スポニチ・アネックス)
03/2/26■3/1からJRA所属となる安藤勝己騎手が中央と地方の足並みが全く揃わない免許問題に直面した。安藤騎手は22日に地方免許の取消申請をNARに対して行なったが、NAR側が受理を保留したもの。NAR側は「現行法では、中央と地方のダブル免許が明確に禁止されていない。以前に安藤騎手からは『ダブル免許が実現すらなら両方で乗りたい』と聞いており、改めて本人の真意を確認するまで受理はできない」(板橋弘忠審査部長)とし、「日時は未定だが近日中に必ず安藤騎手と連絡を取る」としている。 これに対しJRA側は「安藤騎手による取消申請はJRAの強制ではなく、本人の意志」であり、「騎手から免許の取消申請があった場合は、取り消さなければならないことを定めた競馬法施行規則第6条(第7条の11によりNARにも準用)による取消が妥当」としている。1日からの中央での騎乗に支障はないが、NAR側は「規則には『ただちに』とは書かれていない。ダブル免許は安藤騎手だけではなく、あとに続く騎手にとっても重要な問題」と、地方免許を取り消さずに済むダブル免許の実現にこだわる姿勢だ(SANSPO.COM)
03/2/4■公営・笠松競馬から中央競馬への移籍を目指す安藤勝己騎手(42)が3日、千葉県白井のJRA競馬学校で平成15年度中央競馬騎手免許試験を受けた。ダークスーツに身を包んだ安藤騎手は午前10時から始まる筆記試験の1時間前にタクシーで同学校正門に到着。気持ちを落ちつかせるようにゆったりとした足取りで試験会場に向かった。午前中には競馬関係法規に関する筆記試験、午後からは身体検査と競走騎乗全般に関する口頭試験に臨んだ。 「中央の舞台でどこまでやれるか、力を試してみたい。年齢を考えればぎりぎりのチャンス」と語ってきた同騎手。1月1日には笠松競馬場で落馬し右足骨折、全治1カ月半と診断されたが、自宅で療養しながら受験勉強を続けてきた。試験要領の改正により中央で過去5年のうち2年以上20勝を挙げた地方騎手には特例措置が講じられた免許試験。4日の最終試験では人物考査に臨む(スポニチ・アネックス)
2002年--------------------------------------------------------------
02/10/30■宇都宮競馬が、早ければ05年3月で廃止される可能性が出てきた。栃木県営競馬の存続をめぐり、4月から開催されている県競馬検討委員会(平池秀光委員長)は30日、宇都宮競馬場内にある大会議室で5回目の会議を行った。今年度(02年4月~03年3月)は約7億円の赤字が予想されるため、03年度(03年4月~04年3月)から新種馬券(3連単、3連複)の発売や、賞金の削減などの収支改善策を実施。3年間で8億円以上の黒字を出し、今年度分の赤字を解消するという。それらの対策を講じても、3年目の05年度が赤字になるようなら競馬を廃止するとした。 さらに改善策実施中の03、04年度が赤字になった時は「(改善策は)3年ということだが、場合によっては2年になることもある」(同委員長)とし、04年度末の05年3月で廃止する可能性を示唆した。11/18の第6回の委員会でこれらの内容の答申をまとめ、11月中に福田昭夫知事に提出する。 なお、関係者によると足利市主催の足利競馬は03年3月での廃止が決定的。多数の足利所属馬が宇都宮競馬に出走しているため、その影響は大きい。今後の対応について栃木県が足利市と早急に話し合い、対応策を検討するとした(日刊スポーツ・コム)
02/10/8■JRAの理事長定例会見が7日、東京港区のJRA六本木事務所で開かれ、地方側から要望されている「中央、地方二重免許」については、受け入れる意思がないとした。中央騎手免許試験要領の改正により、公営・笠松の安藤勝己騎手らの中央移籍が大きく前進する中、スター騎手の流失に危機感を募らせた地方競馬全国協会(NAR)と岐阜県地方競馬組合が、中央騎手免許取得後も地方免許を維持できるダブル免許の実現をJRAと監督官庁の農水省へ要請。地方競馬ファンにこの可否を問うアンケート調査を実施したところ88・1%の賛同を得られていた。だが、田家邦明・免許登録担当理事は「これを認めると“帰属”という大切な概念が失われる。中央競馬の施行に影響を及ぼしかねないし、いま機能しているシステムを壊すことになる」と導入を否定した。
<地方競馬全国協会・板橋弘忠審査部長の話>「ダブル免許では中央、地方双方の帰属になるわけで、帰属の概念そのものが失われることはない。どちらか一方に帰属しないと公正確保上問題があるとも思えない。安藤勝騎手がこれまで中央、地方で騎乗してきた中で公正上の問題はなかったはずだし、ベテランのプロ騎手だから自己管理できる」