Summer seminer in Okuetsu
夏期講座 in 奥越
地域からの出発
−新しい農業、農村の未来を−
1000人フォーラムの案内へ
昨年７月、丹波日吉町で開催しました夏期講座を、今年は福井県奥越の地、大野市、勝山市、和泉村を会場に第２会を開催します。本会と奥越農業振興協議会、奥越農業改良普及センターとが一体となって運営をしていきます。総合課題を「地域からの出発−新しい農業、農村の未来を−」とします。
地方の時代などといわれてから何年も経ちますが、かけ声倒れに終始して、相変わらず「中央」の意向がガットの受託、自由化の推進、「新農政」･･････と、農民の意志や生活とはほとんど無縁のところで幅をきかせています。「中央」にまかせておけない農業状況は、年ごとに深刻さを増しているといわざるを得ません。
私たちは「地域からの出発」の農業を心から願います。「地方の民」の肉声と行動が大きな輪となり波紋となって、この国の農業と農村の未来をしっかりと支えることを期待します。奥越は、そのことを語り合う舞台としては誠にふさわしい地域です。北陸の美しい山々に囲まれ、九頭竜川の流れに沿う豊かな自然の中で、多彩な農の営みが真摯に行われてきています。そこに住む人たちと膝をつきあわせて語る中で、「地方の時代」の息吹を共感しうるものと確信します。
今回は２日間の合宿、まる１日の大会（フォーラム）の他に、希望者による現地視察の日程も用意しました。堅苦しい形式を排して、前回と同じように、ざっくばらんな楽しい会合にしたいと思っています。皆様の、ふるっての参加をお願いします。
日程の概要
平成９年７月２５日（金）〜２８日（月）
７月２５日（金） 午後開講
７月２６日（土） 合宿（討論）
７月２７日（日） 大会（フォーラムT部、U部）
７月２８日（月） 現地視察（希望者のみ）
午後３時頃ＪＲ福井駅にて解散
場所
合宿：勝山市、平泉寺荘(TEL0779-88-2100)
大会：大野市、有終会館(TEL0779-65-8766)
現地視察：和泉村九頭竜ダム、永平寺、その他
募集人員（参加資格は問いません）
全日程（合宿＋大会＋現地視察）参加者２５名。当会宛に、電話またはFAXで予め申し込みが必要です。
申し込み順に締め切らせていただきます。申し込みされた方には後日詳しい日程表などをお届けいたします。
大会（フォーラム）のみに参加される方は直接会場へお越し下さい。
会費
＊合宿と大会（フォーラム）：25,000円
（参加費、25･26日の宿泊費、25日夕食〜27日の朝食までの食費を含む）
＊大会（フォーラム）のみの参加費：1,000円
＊現地視察費（バス・昼食代を含む）：5,000円（但し27日の宿泊費は別途）
講師
合宿（25日午後〜26日夜）
テーマ：「私と農（林）業との取り組み」
小林直人（京都府美山町在住、林業家）
安渓遊地（山口県立大学）
高橋伯昌（元山口県農業試験場）
鈴木政太（福井市在住、有機農業実践者）
吉田秀尾（ドラゴンリバー交流会）
安実正嗣（あぜみちの会）
大久保恵子（土といのちの会）
小野寺和彦（NOSAI福井、ふるさと野菜の会）
フォーラムT部（27日午前）
テーマ：「農家が主役、いろんな農業があっても良い」
司会：玉井道敏（奥越農業改良普及センター）
建石正治（SFV農場）
土本けい子（花摘園）
帰山安夫（大規模稲作経営）
松田忠三（新河原生産組合）
坂井智順（小規模複合経営）
伊藤直史（新規就農者）
松本忠司（ラブリー牧場）
フォーラムU部（27日午後）
テーマ：「豊かで多様な農業と生活を目指して」
司会：渡辺忠世（農耕文化研究振興会）
祖田修（京都大学）「町と村の共存をめぐる今日的課題」
奥村彪生（武庫川女子大学）「日本的食文化とは何か」
千葉悦子（福島大学）「女たちが輝く農の暮らしとは」
申し込み、問い合わせ先
〒604 京都市中央区麩屋町二条下る 第二ふや町ビル605号
農耕文化研究振興会
TEL･FAX（075-255-6550）
申し込まれた方には詳しい時間割や道順などを後日お届けいたします。
福井県内の申し込み、問い合わせ先
おくえつ農業・農村フォーラム実行委員会
（事務局）奥越農業改良普及センター
大野市友江１１−１０（TEL 0779-65-1280）
メールをいただければ、私から連絡することもできますm-yamada@mitene.or.jp
主催 農耕文化研究振興会・福井県奥越農業振興協議会・福井県奥越農業改良普及センター
共催 農業技術協会奥越地方部会・福井県農林漁業大学校・奥越指導農業士会・奥越農村婦人グループ連絡協議会
後援 大野市・勝山市・和泉村・ＪＡ大野市・ＪＡかつやま・ＪＡ上庄・ＪＡ九頭竜・奥越農業共催事務所・農山漁村文化協会・あぜみちの会
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