平成12年度 戦績

6月25日 全国教職員大会 県予選
 

 三年ぶりの全国大会出場を目指したNABEでしたが。


 高校・大学教員の部  予選Aリーグ

 第一試合   VS 山本錬士六段(武生東高校教員)     得本数  お互いになく 引き分け

  第一試合は、いつもお世話になっている武生東高校の山本先生。筑波大学出身の非常に強い先輩である。
 開始早々から、強い攻めでぐいぐいと 入ってこられたものの、何とかしのぎながら迎えた2分過ぎ、
小手を打たれたが、旗はあがらず。 続いて片手突きも放たれたが、審判の旗は動かず。
  私自身はあまりいいところがなく試合が終わった。

 第二試合  VS 岡田錬士六段(三国高校教員)     渡邉 面 小手  岡田 胴  渡邉の勝ち

 第二試合は大学の先輩である岡田先生。もともと上段だったのだが最近は中段での稽古をされている模様。
 前の試合を先輩は見ていらっしゃった中で「突きで行ける」と思われたのか、開始1分、片手突きを放たれる。
 そこを裏から打ち落とし、すかさず面を放った渡邉。一本あり。
 一本とった後はどうしても「打たれまい」の気持ちが強く防戦一方の渡邉。攻められて手元が上がったところに逆胴が炸裂。
 これで一本同士のタイ。ここの試合を引き分ければもう代表の座はあり得ないため、開き直った渡邉。ここから、間合いを詰めて攻め込んでいく。岡田先輩の手元が少し上がる瞬間得意の出小手。なんとか勝たせていただいた。

 第三試合 VS 松永五段(啓新高校教員)     渡邉  面  松永 胴   引き分け

 第三試合は、私より一つ下の松永選手。高校時代から何度も戦ったことがあるのだが勝つどころか、「一本も」とったことがない」。 国体には、次鋒での出場経験もあるなど、福井県を代表する選手の一人である。
 今までの反省では
「攻められ退いたところを面」
「攻められ我慢しきれず出たところを小手」
「つばぜりあいから引き面」
を打たれているだけに、「絶対にそこは打たせまい」のつもりで臨んだ。

 開始早々つばぜり合い。「引き面はうたせんぞー」と思っていた矢先、引き逆胴。
先ほどの試合でも打たれた逆胴をここでも打たれる・・・・。

 ただ、ここからこの試合では開き直れた。負ければ代表はあり得ない。思い切って下から小手を攻めながら
様子をうかがっていたところ、小手面を放つ松永選手に、うまく表からすり上げての面が炸裂!!

初めてとった一本だけに非常にうれしかった。

そのまま、決め手がなく時間切れ。後半も自分的には押していたつもり・・・。納得のいく展開だった。


この結果、予選Aリーグ2位。辛くも可能性が出てきた。

高校大学教員の部 3位決定戦。 vs 福田五段(大野高校教員)   渡邉 小手  一本勝ち



Bリーグの2位だった、福田先輩との対戦。私が一年生の時の四年生、昨年の冬に戦ったときは出小手を打たれ負けている。
そのときの反省は「焦って打たず、引き出して小手をねらう」
 最近の先輩は小手が多く、安易に打って出るとすべてやられそうだった。
この試合は引き分けがないから、十分に時間を使って試合しようと考えていた。
チャンスは思ったよりも早く訪れた。 打たない渡邉に業を煮やしたのか、一歩渡邉が詰めた瞬間に面に飛ぶ福田先輩。
このチャンスを待っていた渡邉の出小手がタイミング良く当たった。一本あり。

 その後は、「絶対に打たせない」という剣道で卑怯ながらも逃げ切り、何とか勝ちを収めた。

この時点で、3位が確定。
小中学校の部の2位と高校大学教員の部の2位とが対戦して、勝った方の3位が全国出場。

 だったのだが、結果として負けてしまい、次点。
 残念ながら出場を逃がしました。



8月13日県民体育大会 

小浜市チームの大将として出場

予選リーグ第四組

第一試合 対 丹生郡 国友選手  両者得本無く引き分け
 
 大将までに勝ちを決めてきてくれたため、気楽に臨んだ試合だったが国友選手は錬士六段、刑務所勤務の強者
 何度も吹っ飛ばされたものの、一本は与えず引き分け。
 少し荒い試合だったが、冷静には勝負できた。
 


第二試合 対 武生市 宮川選手  面 一本勝ち

 今度は逆に副将までがすべて負け。今回は第二位になった武生市だけに、しょうがないのであるが、なんとか一矢報いたいところだった。
 錬士六段宮川選手は、余裕の試合運び。逆にそこが付け入るスキとなった。
 渡邉の小手を宮川選手が引いて余したところ、渡邉は追い込んでの面。いわゆる小手面が炸裂し、一本先取。
 あとは、もう、絶対に打たせないという、得意のパターン。
 じれた宮川選手の捨て身の技を何とかしのいで一本勝ち。自分的には満足のいく試合だった。

第三試合 対 大野市 佐々木選手 面 一本負け

 
 大将までで1:2 本数は2本差。つまり、2−0で勝ってはじめて引き分け、一本でもとられたら負け、という試合。
 やはり、この状況で「早くとらなきゃ」とおもったことが敗因。
 焦って小手を打ったところを抜かれての面。一本とるにはほんの一秒。しっかり攻め込んでから打つ、
 自分の剣道を忘れない、という鉄則を忘れちゃだめですね。
 そう言う意味では勉強になった試合でした。

結果、リーグでは1位武生・二位大野・三位小浜・四位丹生でした。
リーグ3位で決勝トーナメント進出ならず。
決勝トーナメントの結果は一位 福井市 二位 武生市 三位 三方町 でした。

 次は9月23日の福井県剣道大会です。