ウイルスのタイプ
■ウイルスの潜伏先
【ブートセクター】HD上のシステム起動時に読み込まれる領域に潜みます。ウイルス起動を防げません。
【プログラムファイル】実行ファイルの末尾や未使用の部分に潜みます。正常に見えるので発見が難しいです。
【Excel・Wordファイル】アプリケーションの保存文書にマクロとして潜伏します。文書を開いても目に見えないので危険です。
【メモリー】割り込みルーチンなどとしてメモリー内に常駐します。電源を切る以外にありません。
■ウイルスの種類
【トロイの木馬型】バックドアと呼ばれるクラッカーの侵入路を作成することを目的とするウイルスです。感染力は強くありませんが、被害が大きいです。
【マクロ型】WordやExcelなどのマクロ機能をつかうウイルスです。技術レベルの低いクラッカーでも容易に変種をつくれるのが厄介です。
【Java/Activex】主にWebの表現力を挙げるためのプログラムを使ったウイルスです。実行ファイルとちがって警戒心が薄くなりがちで危険です。
【ファイル感染型】実行ファイルに感染、その実行時に破壊や増殖を行います。その後も、本来のプログラムが実行されることも多いです。
【システム領域感染型】HDのブート領域などに潜むウイルスです。OSのセキュリティー機能が働く前に実行されてしまうので、駆除が難しいです。
【PDA】PaimOSやEPOCOSなどPDAへ感染するウイルスです。PDAのネット接続が一般化することで被害の拡大が懸念されています。
■ウイルスのタイプ
【破壊力抜群タイプ】システムの基本ファイルを壊したり、ディスクをフォーマットするなど、被害が大きいタイプです。
【情報泥棒タイプ】IDやパスワード、文書などの流出を企てるタイプです。ウイルスそのものよりも、その後の被害が心配です。
【分類不能タイプ】増殖だけの為に大量のメールをばら撒くなど、何をしたいのかわからないタイプです。
【だましタイプ】親しい人からのメールなどを装いユーザーに自身の増殖を助けてもらおうとするタイプです。
【デマタイプ】いわずと知れた嘘のウイルス。なんともいえないタイプです。しかし被害はなかなかです。PCが壊れる心配はありませんがチェーンメールのように怪情報が飛び交います。
ではここで画像を紹介します。最近はメール感染を狙うウイルスが多くウイルス的な内容も面白く無くなっています。
感染しても何も気づかないタイプが多いです。下の物は当然今でもありますが、最近減ってます。
古き良きウイルスといえるかもしれませんね。しゃれっ気まで感じるウイルスを紹介しましょう。