第13集 娘の結婚





   第1章 バリ島


   バリ島へ

初めてのツアーおまけのマッサージ妻と二人はどうなることやら

初めてのバリ観光はツアーにて右も左の全く分からず

出発の日までいつしか10日切るまだ手付かずの渡航の準備

憧れの10年ぶりの海外も娘企画で気持ちが緩む

街中の買い物少々不安有り10万ルピアがいくらになるか

――バリ島旅行――

   機上にて

赤道超えバリ島までの長き旅前泊をして夕方に着く

映像や音楽聞けど興味なくぼーっとしつつバリ島想う

嬉しいねインドネシアのガルーダ機出てくる食に現地の香り

バリ島のイメージふくらむ濃い緑ガルーダ機乗る乗務の制服

上空は安定したる天気でも南の島群雲にて見えず

   到着の夜

出迎えのHISの現地人手に持つ旗が上下逆さま

にわかには信じられない迎え人親しき顔で日本語使えど

我が宿は高級ホテルそのままのヒルトン自慢のコンラッドなり

中庭にそのまま出られ海見える造りも良いし上級の部屋

ガラス張り大きなバスタブシャワー室解放感はさすが南国

チェック終えレストランに飛び込めばステージ飾るレゴンダンスよ

ビュッフェにて皿一杯のバリの食 ダンス眺めて至福の時よ

持ち込みしニコンカメラの出番なりここぞとばかり画像に動画

   南国の朝

賑やかな小鳥の声に目が覚める庭出てみれば南国の朝

名も知らぬ大木白き花をつけ甘き香りを庭に振りまく

茅葺のあずまやの床布敷いて若き女性が瞑想をする

サニタリー入れば自然と朝シャワー身体すべてでバリを感じる

昨晩と雰囲気変えるレストラン朝日が当たりプールには人

腹満たすバリ風カレーにナシゴレンコーヒー貰って満足の時

   バリの道路

国道はバリ島走る動脈よ車とバイクの流れ止まらず

信号も制限速度もない道路バイクも車もレースのごとく

サード入れ加速減速繰り返す後席の吾グリップ放せず

資金なく駐車スペース共になく地元の人はバイクに限る

個人にて車持つ人わずかなり目につく多くは会社の車

   バロン舞踊

ショウ飾る民族楽器の楽団はバイトのような田舎のおんちゃん

音楽の出来栄え自体は文句なし観光客には感動の音

バリ風にアレンジされた獅子舞いが音楽合わせて前座を飾る

化粧した民族衣装の踊り子が手先を広げ目を丸くして

バリ島は食が豊かな島なりし踊り子さんの身体も豊か

王様や姫が進める物語良く分からぬが雰囲気はある

   ゴアガジャ遺跡

10世紀前にできたる修行寺洞窟の中瞑想ふける

神様の象が鎮座の洞の奥お供え物と照明がある

遺跡とて大事にせずに観光用飯が食えればそれで良いかも

道脇に若草色した細いへび参拝終えた吾らを送る

   キンタマーニ高原

言葉ではちょっと恥ずかし高原は湖たたえるカルデラ火山

高原は過ごしやすくて景色良しバリ観光の目玉の一つ

テラスでのビュッフェ形式レストラン味は確かも猫が一匹

東から黒き雨雲近づきて熱帯の雨しばらく続く 

   ライステラス

日本でも棚田名所は数あれどバリの棚田は一見の価値

山からの小川に沿って田を作る一軒ごとゆえ争いはなし

温暖なバリの稲作三期作刈り取りあれば植え付けもある

道沿いにお土産店が並びたり10万ルピアで楽器を一つ

道沿いの仏壇作りの個人店家族総出で色付けをする

   ウブド宮殿

定番のウブド宮殿訪問もイメージ通りで可も不可もなし

期待してウブド市場に入り込めど外人目当てのお土産だらけ

特産の野菜果物期待せれど午後の時間は撤収済みか

濃厚なマンゴジュースで一休み喉潤せど腹が心配

係り待つ集合場所の広き屋は地元が使うお寺の大御堂

祭りやら祈りの場所かこの大御堂日本で見かけず興味をそそる

賑わいしモンキー通り魅力でも時間取れずにぶらつき出来ず

   バリのマーケット

マーケット寄ってみたけど当て違い外人目当ての観光値段

加工品電気製品クルマまで並びし品が日本と違う

日本では庶民が通うマーケットバリの島では外国人用

久々に楽しみながらマーケットカーゴ引っ張り定価見ながら

   ケチャダンス

客席を見れば日本の人ばかりケチャの舞踊の専用舞台

ケチャケチャと男の声の囃子にて踊り子さんや舞踊が続く

人足らず女性や子供もケチャ発すバリの文化も兼業で立つ

お寺での本格的なケチャ見たしツアー任せはこの程度なり

入り口で踊り子さんと写真撮る額に入って出口で千円

   シーフードの店

4度目の舞踊に少々飽き気味よツアー最終シーフード店

テープにて曲を流して踊りたり最小限の二人の踊り

ビンタンと魚料理を楽しめりアジア国では普通のお店

   民族衣装

海外の結婚式には現地風インドネシアの民族衣装で

女性には化粧衣装に一時間吾は精々十分程度

衣装着て新郎友人声かけど現地の人に間違われたり

スカルノと冗談飛ばす吾居たり鏡を見ればそこにバリ人

   ウエディングセレモニー

真っ青の空と海とに同化する和人に人気の挙式会場

南洋の自然の光に包まれて彼と彼女が一つになりし

感動に涙をぬぐう友多し若き夫婦の白き姿に

中庭で挙式の後のアトラクションケーキを切るも青空の下

南国の自然の中のセレモニーシンプル故に感動を呼ぶ

   レセプション

新郎と新婦が招くレセプション日本よりも本質が出る

ビーチにて遊ぶ若者背に受けて新郎新婦が客をもてなす

出されたる料理の品に舌鼓シェフの腕前どこにも負けぬ

注がれたるグラスワインも悪くなし銘柄知らずも味は一級

美しき娘ふるまう品食しワインを飲めば至福の気分

   通りのレストラン

夕食はホテルの外のレストラン自分で探す面白み有り

店頭のメニューと写真で店決める椅子に座りし客筋も見て

他になく華僑風の店はいる中国客が大半占めるが

注文はマルゲリータとナシゴレン飲み物いつものビンタンビール

食すればピザと焼き飯味は良し清潔感は今一なれど

   オイルマッサージ

式終えて親はオイルでマッサージ専用スパにて疲れをいやす

全て脱ぎ身に着けたるは紙パンツ気恥ずかしかなガウン羽織れど

特産の甘きオイルの品選び現地女性の掌ゆだね

全身に香料塗られた吾が身体朝になれども香りが抜けず

   ルダナ美術館

田圃の中にそびえる美術館 窓から見れば農作業中

タグタグと古きトラクター動かして二人の青年田圃を起こす

手作業で穂だけ摘みたる田圃にて立藁そのまま鋤き込んでいく 

掛けられた絵画の種類と内容は一つの短歌で表現できず

刈り取りや祭り描きし絵画にてバリの生活想像したり

売買が主目的なる展示館量質共に本家に負けぬ

サービスの飲み物貰い一休み今朝の来客他にはおらず

   田舎のレストラン

豪人や中国人や日本人それぞれ寛ぐ田舎店なり

郷土味ダック料理にカレーならバリの田舎を食する気分

定番のスパイス効きしバリ料理 食は進めど舌に残れり

焼き鳥で大騒ぎする豪夫婦 煙も臭いも土産になる

青年がライステラスで草を取る食事楽しむ窓の外にて

刈り取りし草は自宅の豚にやるすべて繋がるバリの生活

   ネカ美術館

バリ島を代表したる美術館切れ目見せない観光の客

構成も絵画も良いが疲れ気味鑑賞時間も短めになる

趣味合うか一つ一つに時間かけリタイア風の白人夫婦

中庭に民族楽器の音響き観覧終えたる客を癒せり

   両家族での食事

異国での日本料理も悪くなし料亭風で値段高いが

離島でのアクティビティのことばかり年齢似合わず行動の親

三世代田舎家族と都会人 歳は近くも感覚違う

バリ島で食事楽しむ親同士先々思えば貴重な時間

   バリの街道

村沿いに人で賑わう店多し平成の世の日本では稀

手芸品工芸品や家具作りバリを支える村の特産

水田やコーヒー園や野菜畑バリの農業地域に合わせ

温暖な気候がゆえに三期作刈り取り横で田圃を植える

街中を走る車はほぼワゴン タクシーだけがセダンを使用

カローラは3日通じて1,2台バリ人意外に新しもの好き

   両替

一円が125倍のルピア幣10万ルピアが幾らの価値か

関空の両替え一番率悪し現地ホテルか空港が良し

道端のあちこちにある両替店 率は良いけど安心できず

ゼロばかり並ぶお札が貯まりけり幾らになるか吾もわからず




第2章へ進む

短歌の世界へ戻る