【人間力開発委員会】

 

委員長  中村  裕

副委員長 福田 直史

 

委員長方針

近年の日本は、無気力、無関心、無責任だといわれる国民が多くなり、ニートやフリーターに代表されるような人々が増えてきました。その要因の1つに、恵まれた家庭環境と、新聞や雑誌、テレビ、インターネット等を代表とするマスメディアから、多種多様な映像や音声の情報が無造作に入ってくる為、以前より個と個を尊重しあうような出会いがなくなりつつあり、また、夢やビジョンを持たない人が増加してきたからだと思います。

それではテレビやインターネットがなかった終戦後、日本人の生活はどうだったでしょうか?被害をうけた国民は、敗戦から生まれた焼け跡を見つめ、欧米諸国に追いつき追い越すために各自が明確な目標を見いだし、達成感を味わいながら次のステップに向けて行動しました。いわゆる自由競争を通じて社会を豊かにしようとした努力があったからなのでしょう。それと同時に、愛する人々やかけがえのない家族を守ろうとする心と、日本独自の貧しいながらもお互いを助け合う精神がこの国民により良い人間関係を構築したのです。

そこで現在、希薄になりつつある人間関係をより良いものにする為に、人間力育成事業で過去の青少年育成事業を活かした青少年と青年を対象とした事業を行ないます。この事業で共感や時間の共有を計り、異世代や年齢差から出てくる思いやりから、心の触れ合いを感じもらいます。また、自然を熟知した人たちと一緒になって、勝山の宝である川や山などの自然を利用し、環境に対応する力や豊かな心を育成したいと思います。

JCメンバーには終戦後の日本人が感じたであろう危機感や使命感から湧き上がる活力を前向きにとらえて頂き、これからもJAYCEEであると同時に一人の経済人として、混沌とした時代をプラス思考で生きる為に自己改革意欲を引き出し、『創造力の豊かな発想と積極的な人格』を人間力として身に付けて頂けるように研修プログラムを行います。

本年度の人間力開発委員会では、人間力をテーマとして掲げ、これらの事業を通して他の人と向き合うことで、個人の力では引き出せない能力を伸ばして頂きます。また自分を見つめ直す機会や固定観念を崩す機会を持って頂きます。

運営方針

1.      時間の大切さを感じ、有効活用をめざす委員会運営

2.      一人、ひとりが目的意識を持って自己改革を実行できる委員会運営

3.      元気に明るく発案でき、思いやりが芽生える委員会運営

事業計画

1.青少年を対象とした人間力育成事業の実施

2.メンバーを対象とした人間力開発事業の実施

3.例会担当 (3月 7月)      

                            計 330,000