お講様

 永平寺開山道元禅師は建長5年(1253)8月28日(旧暦)に示寂され、お逮夜にあたる毎月27日の夜、御開山を慕って区民が公民館に集まりお講様が開かれます。

 仏壇のお供えなどは門前集落の各班持ち回りの当番制で準備され、冬は午後7時、夏は午後7時半から行われます。


 集落の渡辺綱右エ門氏などの主讃により「大悲心陀羅尼」・「観音経(妙法蓮華経観世音菩薩普門品)」・「発菩提心」が唱えられ、御開山に感謝するとともに集落の繁栄・家門繁栄・無病息災が念じられます。

 お講様終了後、お茶・お供えなどが振舞われた後、集落の常会が開催され行事予定・連絡事項などが伝達されます。




お大師講

 門前集落には永平寺開山以前に真言宗のお寺があったと伝えられており、門前(百姓村)には「お大師講」が続けられています。

 毎月、木製の厨子にお大師さん(弘法大師、空海)の座像・頂相画、永平寺開山の道元禅師の頂相画、十六佛画などが持ち回り当番の家に運ばれて行われます。

 初めにお大師さんに「般若心経(摩訶般若波羅蜜多心経)」・「十三佛真言」・「弘法大師山開」・「弘法大師御詠歌」・「善通寺御詠歌」・「西国三十三ヶ所御詠歌」・「観音経(妙法蓮華経観世音菩薩普門品)」を唱えます。


 次に当番家の仏壇に向かって「摩訶般若波羅蜜多心経」・「大悲心陀羅尼」・「消災妙吉祥陀羅尼」を唱え、弘法大師に感謝するとともに家門繁栄・無病息災を祈ります。終了後、赤飯・煮物・酢の物などが振舞われます。





お太子講

 門前(大工村)には「永平寺宮大工」の守護神、「聖徳太子」を慕ってお太子講が開かれます。
 
 毎年1月2日、聖徳太子頂相画が各家々の持ち回り当番の家に運ばれ、初めに「祝詞」が唱えられ、次に「観音経(妙法蓮華経観世音菩薩普門品)」を唱えます。


 次に当番家の仏壇に向かって「摩訶般若波羅蜜多心経」・「大悲心陀羅尼」・「消災妙吉祥陀羅尼」を唱え、聖徳太子に感謝するとともに家門繁栄・無病息災を祈ります。終了後、赤飯・煮物・酢の物などが振舞われます。


永平寺両門前(門前百姓村、門前大工村)を参照。


作成日 平成17年(2005)1月30日(日、SUN)