御日待(おひまち)

永平寺門前(志比区)の伝統的行事の一つに「御日待(おひまち)」があります。
以前は小正月(陰暦1月1日の大正月に対して1月15日をいう。)を迎える前夜の14日に行われていましたが、現在は14日に近い土曜日に行うようになってきました。
門前での御日待は、厄年あたる人の厄払いと門前各家の無病息災と家門繁栄を祈願する「神事」と酒を酌み交わしながら小正月を迎える「祝宴」が執り行われます。

御日待を執り行う当日9時頃、「厄年25歳および42歳男子」、「準備当番4名」、「区長をはじめ区役員」、「御日待を執り仕切る亭主役」、「区長宅の親戚」が公民館に集まり、亭主役の音頭で乾杯(御神酒)し、公民館1階の床の間に祭壇を2階座敷は祝宴の準備が始まります。昼は区長宅において昼食をおよばれします。
午後7時、区長、亭主役、厄年(25歳男子、33歳女子、42歳男子、還暦)の方々は正装(男子は紋付・羽織・袴、女子は着物)、他の参加者の男女は略式礼装で式に臨みます。
神事は神官(白髭神社宮司、福井市勝見)の斉主のもと厳粛且つ盛大に執り行われ、大本山永平寺からは役寮老師(門前地蔵院老師を含む)が参列されます。神事終了後は神官、老師を囲み厄年写真、区役員写真の記念撮影が行われます

午後8時祝宴、亭主役の挨拶のあと目出度い謡曲が謡われるなか、御神酒が振舞われ亭主役の音頭で頂戴します。
この後、燗酒が振舞われ「小正月」の「日の出」を迎えるまで飲み明かすことになっておりますが、近年は日を跨ぐまで午前1時過ぎ頃にお開きになるようになってきました。
祝宴の接待は、仏教婦人会の役員、区長夫人、区長宅の親戚の方々があたり、ご婦人方は着物姿で接待に華やかな雰囲気のなか盛大に行われます。

祝宴は永平寺神楽が披露され、歌あり踊りあり、来賓の本山役寮老師が退席される頃「来賓大杯」があり大杯が回されます。
また、祝宴も最高潮に達した頃、伊勢音頭が歌われる中、「厄年大杯」、「働番大杯」、「役員大杯」などがあり大杯を飲み干す酒豪もみられます。
その後、婦人会など接待役をしていただいた方々に区民が接待役になり感謝し労います。日が明けた頃(午前1時)、新区長万歳、志比区万歳が行われ亭主役の挨拶で祝宴が終了します。

翌日は午前7時半から白山神社境内で「どんど焼き」、公民館では御日待行事の後片付けが行われます。また、御日待神事に備えられた「紅白の餅」、「キャラメル」が門前各家に配られます。
後片付けも無事済んだ昼、区長宅において、準備、開催に伴い尽力していただいた方々を招いて慰労会が開催され、亭主役・区長の御礼の言葉を頂いて御馳走をおよばれし御日待行事の全日程が終了します。
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掲載日 平成17年2月13日(日) 2005/02/13 SUN
更新日 平成17年7月17日(日) 2005/07/17 SUN