義 雲 禅 師

宝慶寺の2世義雲禅師の頃、大本山永平寺は、一時衰微の極に達したことがありました。義雲禅師は宝慶寺を3世雲希禅師に譲り、永平寺5世となり、祖門中興の大業を果たされました。本山の今日あるは、全く義雲禅師の遺徳です。
現在も宝慶寺には義雲杉(昭和33年大野市天然記念物に指定)があり、永平寺には義雲禅師が植えられた5代杉が、山門の前に鬱蒼と茂っています。




牛と犬の托鉢

御開山が入山され坐禅をしておられると、どこからともなく牛と犬が来て始終そばを離れず、御開山が托鉢に出られると頭陀袋をかけてお供し、何か用事があれば、お使いにも行き、牛と犬は交代で何くれとなくご用をつとめました。
御開山が入寂されるとこの牛と犬も間もなく没したので、開山の塔の傍らにこれを葬り塚をこしらえました。
牛と犬の掛けた頭陀袋は宝物として保存されています。




水のみ龍

 宝慶寺には、とぐろを巻いている龍の彫り物があります。
龍のひげは、長さ45pも彫り放してあります。これは道元禅師が宋から帰国のとき連れて来た玄之という大工が彫ったものと言われています。ところがこの龍は夜になると毎晩池の水をのみにきたり、あばれたりするので、村人からたいへんおそれられていました。
京都からえらい坊さんがきて龍の目にクギを打ちつけてからあばれなくなったと言われています。
 龍が水をのんだという池は、今も法堂の横にあって龍池と呼ばれています。


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伊自良氏の寄進状、重文 橋本家住宅