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平成10年 9月29日(火)

<タペットカバーガスケット交換>
以前から懸案?のガスケットを、鈴鹿走行の前に交換をしました。(^0^;

tcover <取付け前準備:各部取り外し>
1)タペットカバーに取り付けられているホース類を外します。ボルトやホースバンドで取付けられています。
左赤丸内のホースが外し難かったので、邪魔にならないようにグルンと左に回転させました。
2)タペットカバー隅のナットを外します。
3)タイミングベルトカバー下方(左↓下方)の六角ボルトを外し、カバーを外します。(これは年式によって取付け方法が異なります。)
4)タペットカバーを外し、インナー(中の黒いカバー:飛び散り防止カバー)を外します。

scam <取り外し後>
5)古いガスケットを取り除き、ガスケット接点部分のオイルを拭き取ります。

カムシャフトは非常に奇麗で、異常な減り方はしていませんでした。タペット隙間調整は自動なので、この辺はなにもしなくてOKです。

さて、いよいよガスケットを取り付けるぞ!と思いきやここで問題が...。


gasket <最近のガスケット>
古いバージョンのガスケットはコルク製(一部ゴム:分離型:Tベルト側)でしたが、最近の部品は金属にゴム加工したような一体型になりました。 問題なのは、ボルトの穴(金属)がエンジン本体についているボルト形状(中間に膨らみ)が合わず(ガスケット側が小さい)付属のボルトに交換が必要でした。

bolt


wnut <既存ボルト交換>
ボルトの脱着はダブルナットという方法をとります。ナットを2つ使い互いを絞め、それを頭にしてボルトを回します。
この場合エンジンが十分に冷えていないと、金属膨張で非常に外れ難いです。完全に冷えた状態が良いようで、私が作業した時には触っても熱くない状態でしたが、最初の1本は簡単に取れましたが、その後まったく取れずに泣きました。冷えた状態で回らない場合は軽くボルトの頭を叩いてやりながら、回して下さい。潤滑剤を散布するのも手ですね。無理してボルトを折らないように気を付けて慎重にやりましょう!
手前はメガネレンチでできますが、奥はソケットレンチが必要です。

wnut
上が新、下が旧(左のアーチ型のものがゴム製パーツ)
<ガスケットの取付け>
旧バージョンのガスケットは、前記にた通りゴムとの接合部分に液体パッキンを塗る作業が必要でしたが、新バージョンでは一体型なので必要ありません。歪みがないようにボルトに合わせてはめるだけです。
後は例によって取り外しと逆に進んで作業終了です。
もし、エンジン周りがオイルで汚れていたら(汚れているはずです)終了後、エンジンクリーナー等を使って奇麗に洗浄してあげましょう。また、好きな方はこの際タペットカバーとTベルトカバー(錆びていませんか?:塗装前に錆びはきちんと落としてください:ワイヤーブラシとサンドペーパーを使用)を好きな色に塗装してあげるのも良いかも? この場合は耐熱塗料を使って下さい。私はシルバーに塗りました。