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平成10年 7月7日(火)

かねてから懸案のクーリングファンの交換を行いました。

現象 エアコン使用中のファンの高速回転中は問題無し。
低速走行または、停車中に一旦低速にファンが回転 した時、ガラガラガラとものすごい音と振動。 エアコンを使わない場合には問題無し。
(これはもともと低速回転不良だからか?)
原因 羽根がぐらついているので、エアコン使用中の回転数が絶妙に振動をよんでいるのだろうと思う。
再度エアコンをつけると、暫くは大丈夫なので走行することはできるが、つけたり切ったりでこの夏は乗り越えられないでしょう。(^0^; そんなことより、ご臨終の場合のオーバーヒートが恐いですね。
対策 1:クーリングファンのオーバーホール
分解してベアリング等を交換などということは、現実問題不可能というより時間の浪費の可能性が大。結局部品の手配が難しいと思う。

2:新品と交換
新品は非常に高価(純正品:国内価格35,000円也)。安心はできるが...。

3:中古販売部品と交換
中古ビルドパーツとして一般に売られているもの。価格は15,000円也。中古のデメリットを考えると悩むところです。

4:廃車からの移植
今回はこれにしました。主治医の紹介で近所の解体屋を紹介してもらう。幸運なことに、そこには2台の同年式の廃車があった。
そのうちの1台(走行距離67,000km)から剥ぎ取る。値段は格安の3000円也。
これで5万キロも走れれば御の字である。どうなるかはわからないが...(^^;


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(1)

解体屋の廃車置き場です。真ん中上の廃車が88又は89年式CLiで、初めて発見した時にはグリルやヘッドランプも存在していました。最近A2のパーツは早くはけるそうです。
見つけたら欲しいパーツは、即ゲットですね。(^0^;
(2)

これはその廃車のボンネット内部です。ボンネットは既にありませんでした。(^0^;
必要なのはファンモーターだけですが、それをはずすにはそれが取り付けてあるカバー?を外さないといけません。ボルト4本を外します。
4本のボルトをはずしても、エアコンのホースとラジエターホースが邪魔になり、それ自体取り出すことは出来ません。
取り出す為には配管を切断するか(注意:エアコンのホースを切断する場合は、フロンガスが入っていないことを確認しましょう。)
切れない場合には、バッテリーをはずして、斜めに抜き出します。


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(3)

はずしたファンモーター付きカバーです。これは左ハンドル用で自車と同じなので、特にファンモーターをはずす必要もなく、この状態で購入しました。
モーターは3本のボルトで取付けられています。
(4)

自車から外します。
(赤丸A)エアコンのホースを止めている金具のネジを外します。
(赤丸B)クーリングファン・リレーを止めている2本のネジを外します。
(赤丸C)クーリングファン本体のコネクタを外します。(上部金具を押す)
そしてクーリングファンのステー(カバー)の四隅の取付けボルトを外します。(手が入り難く、工具もぶつかる)


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(5)

前記した廃車から取り外しとは違い、邪魔になるホース類を切断する訳にはいかないので、バッテリーを外し矢印のような方向に抜き出します。
とはいっても配管や配線が邪魔をし、なかなか抜けません。AT車はパワステオイルのタンクを一旦外して(差し込んであるだけ:以前ATフルードタンクと書きましたが、訂正させていただきました。91'Jetta@長沢さんに感謝。)作業して下さい。また、ラジエターや配管、配線を傷つけないように慎重に根性で抜き出して下さい。この時エアコンの配管を少し曲げないと抜けないようです(折らないように!)
とにかく、泣くんじゃない!根性あるのみ!(^0^;
(6)

取り外し後の画像です。

取付けは例によって、逆を追っていけば良いですが、焦って各部に傷を付けないように注意して下さい。


(交換後)
低速回転もスムーズに回り、水温計も最高で真ん中を大きく超えることも無くなりました。水温の安定でクーラントの減りもほとんど無くなったようで、レスポンス良くなったようです。以前の冷却水洩れの原因の引き金にも、このクーリングファンの異常が考えられます。おかしい動きをするようになった時点で、即交換すべきパーツですね。高くつく前に交換しましょう。(^0^;