静浜航空祭

前日の土曜日、朝から福井はドンヨリと暗い空。天気予報では、太平洋側はこれから大荒れとの天気とのこと。覚悟をきめて北陸道から名神・東名と進むにつれ、雨は激しくなる一方。せっかくだし途中で浜松基地を覗いてこうと思ってましたが、そんな気にもならない天気。宿に着いてからもザーザー降りっぱなしで、どうせなら今夜のうちに全部降ってくれと祈りながら床につきました。

５月２８日、当日。朝、目が覚めて窓の外を見ると小雨模様。なんとか雨のピークは去ったみたい。７時５０分頃正門前に到着。ここは歩行者と二輪用のゲートのため、人もまばら。まばらどころか８時になっても２０人ほどしかいない！こうも人が少ないとさすがに不安になってきました。いったい静浜の航空祭って。。。

ゲートオープンのあと会場内に進んで行き、エプロン手前でまた足止め。ここでまた雨が降ってきて飛行展示は絶望的な気分になってるところへチヌークがご到着。これが今日唯一見れた、飛んでる機体になるのかとしみじみ眺めていると、いよいよ開催時間。Ｔ-3が２機タキシングし、滑走路へ。おぉ、飛ぶのかと思ったら途中でスピードダウンの模擬離陸展示。そしてファントムやイーグルの飛行展示中止を伝える場内アナウンス。さましく絶望のドン底でした。

しかし、この後雨は完全にやみ、少しずつ青空が。そしてＴ-３のフライトがはじまりました。次にロック岩崎のアクロ、県警ヘリのデモとプログラムの予定時間とずれながらも進行していきました。その後2回目のロックのアクロ、そして待望のブルーインパルスと、晴れ間が出てからは飛びっぱなしの航空祭で、結果オーライ、大満足の１日でした。でも、ファントムは見たかったなぁ。

		ブィーンとＴ-３練習機。アンテナがまるでラジコン飛行機みたい。

		このアングル、なかなかカッコイイです。正直いって、それまでＴ-３練習機をカッコイイと思ったことなかったのですが（失礼）、今回の静浜でじっくりと見て好きになりました。このカラーリングも好きです。

		Ｔ-３の大編隊飛行。プロペラ練習機でもこれだけ集まると迫力あります。

		ロック岩崎のピッツＳ-２Ｂ。

		はじめてロック岩崎を見ることができました。もう、すごいの一言。ジェット機のアクロとはまた違って、小回りがきいたアクロで、想像以上に低いところまで降りてきました。

		今回、イチバン感動した奇怪な技。固定翼機なのに上空でホバリング。なんとなく理屈はわかるけど、実際に目の前で静止してると不気味です。

		ブルーインパルスのアクロを見るのは、今年は初めてです。やっぱブルーの白い機体には青い空がよく似合います。

		今年限定ワザ？のミレニアムも行いましたが、もう大きすぎてカメラを構える気にもなれませんでした。でもそのおかげで、ゆっくりと眺めることができて、これはこれでよかったかな？

		午前中に雨が降ったせいで湿度が高いのか、けっこうベイパーをひくシーンが見られました。

結果、初めての静浜は期待以上でした。それまで戦闘機メインじゃない航空祭なんてと思ってたのですが、なんのなんの。これで予定どおりファントムなんかが飛んでたら、もっとよかったのでしょうけど、十分満足でした。また来年も行きたいと思います。

この日は、１日エプロンで撮影しました。そのため常に逆光。さらに撮り慣れない（使いこなせない）リバーサルフィルムを使用したこともあり、どれもドアンダーな写真になってしまいました。恥ずかしい。。。でも、これに懲りずに練習・練習。そして来年は南側の駐車場からリベンジです。

		地上展示された美保のＣ-１の帰投。このＣ-１は、ランウェイに入る時エプロンにいる僕達の、日に焼けた厚い肌に熱いブラストを吹きかけてくれました。もう、熱い・臭い。マニアにとって至福の瞬間？

		同じく、美保のＴ-400の帰投。

		このＴ-４はお隣の浜松への帰投。あっという間に到着でしょうね。

		ＣＨ-47Ｊは、今回の航空祭で唯一、到着から帰投まで見れた機体です。

		これも初めて見ました。Ｔ-３ジュニア。一糸乱れぬフォーメーションで、各機の高度差は全くのゼロです！

		これはＴ-３４練習機。Ｔ-３のご先祖様です。

		Ｔ-６テキサン練習機。オレンジ色はよく見ますが、シルバーは初めて見ました。

		浜松の第１空団32飛行隊のＴ-４練習機。奥にはＴ-400とＣ-１。今回地上展示のジェット三人衆。

		ロック岩崎のピッツＳ-２Ｂ。よくよく考えてみると、飛んでいる複葉機を見るのも今回がはじめてでした。胴体には静浜基地航空祭2000の文字が。２回もフライトしてくれたロックに感謝・感謝。