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○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo 喫煙率が2割を切り、男女ともに減少/厚生労働省の調査 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆2012-02-01◆◆ 厚生労働省がまとめた2010年の国民健康・栄養調査の結果で、習慣的に喫煙している人の割合が男性32.2%、女性8.4%となり、男女とも前年から減少したことが分かった。喫煙者のうち喫煙をやめようと考えている人の率は、男性で35.9%、女性で43.6%だった。また、所得の低い世帯ほど喫煙者の割合が多い傾向が見られたという。国が所得水準と生活習慣との関連について調査したのは初めて。 調査は10年11月に3,684世帯で実施したもので、「習慣的に喫煙している人」とは、過去に合計100本以上か6ヵ月以上の喫煙経験がある人のうち「この1ヵ月間に毎日または時々たばこを吸っている」と回答した人を指す。 調査の結果は、習慣的に喫煙している人の割合が男女合わせて19.5%と、前年に比べ3.9ポイント下回り、1986年の調査開始以来初めて2割を切って過去最低を記録した。男女別では、男性32.2%(前年比6.0ポイント減)、女性8.4%(同2.5ポイント減)とともに前年より減少し、男性で大幅に減ったのが目立っている。世代別では、30〜50代の男性で4割以上、20代の男性で34.2%だった。 一方で、習慣的に喫煙している人のうち禁煙したいと思っている人の割合は、前年より3.4ポイント増えて全体で37.6%になり、これまでで最高になった。男女別では男性が35.9%(同4.2ポイント増)、女性が43.6%(同2ポイント増)。 また所得別では、調査対象世帯の所得を「600万円以上」「200万〜600万円未満」「200万円未満」に3区分して比較したところ、習慣的に喫煙している人の割合は「600万円以上」の世帯で男性27.0%、女性6.4%、「200万〜600万円未満」で男性33.6%、女性8.8%、「200万円未満」で男性37.3%、女性11.7%と、所得が低いほど高くなる傾向が認められた。 ○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo 喫煙での死亡は年12万9千人と推定/東大などの研究者 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆2012-01-25◆◆ 東京大学や大阪大学などの研究者グループの分析によると、喫煙が原因で亡くなった大人の日本人は推定で12万9千人に上っていることがわかった。研究結果は米オンライン科学誌プロス・メディシンに発表された。 この研究は、厚生労働省の国民健康・栄養調査(2007年)や人口動態調査のデータなどを使い、喫煙や高血圧、高血糖、肥満、飲酒、運動不足、高塩分摂取など16の危険因子に関わる死亡者数をそれぞれ推計、比較した。例えば、肺や食道のがんや心筋梗塞など喫煙と因果関係のあるすべての疾患について、喫煙者と非喫煙者の死亡率を比較し、各疾患の年間全死亡者数から、喫煙が原因で死亡したと考えられる人数を計算したという。 その結果、予防可能な生活習慣病や外傷による死亡のうち、最も多かったのは喫煙関連で、高血圧関連が推定10万4千人で続き、運動不足関連は5万2千人、高血糖と高塩分摂取関連もそれぞれ3万4千人に上った。複数の因子による死亡は重複して数えられている。 ○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo 全面禁煙キャンパスは新年度124校に/日本学校保健学会 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆2012-01-19◆◆ 養護教諭や教育学者などでつくる日本学校保健学会の「タバコのない学校」推進プロジェクトの調査によると、敷地内禁煙に取り組む大学・短大は10年前は7校程度だったが、12年度には実施予定も含めて124校に増える見込みだという。 ○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo 喫煙で脳・心臓疾患の医療費が大幅増/厚労省研究班の分析 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆2012-01-05◆◆ 厚生労働省研究班がまとめたところによると、喫煙によって脳梗塞や心筋梗塞などの医療費が2割近く増加していることがわかった。メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)による増加よりも1.5倍も多いとしている。 この研究は、国立循環器病研究センター(吹田市)が1989〜2007年に行った吹田市民4285人(40〜74歳)の健康調査の結果を基に、様々な病気の発症率と喫煙の有無との関連を調べたもの。その結果、脳梗塞や脳出血などの「脳血管障害」は、喫煙によって男性は25%、女性は5%増加し、心筋梗塞や狭心症などの「虚血性心疾患」は、同じく男性は12%、女性は19%増えていた。この増加率から、全国の同じ年齢層の脳血管障害と虚血性心疾患の医療費総額1兆781億円(08年度)のうち、1733億円は喫煙によって増加したと算出されたという。 ○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo 子供の誤飲事故でたばこが32年間連続1位/厚労省の調査 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆2011-12-27◆◆ 厚生労働省の調査によると、2010年度の子供の誤飲事故で最も多かった原因はたばこで、32年間連続のトップとなった。 発表された調査結果は、「平成22年度家庭用品等に係る健康被害病院モニター報告」で、全国の皮膚科、小児科を標ぼうするモニター病院からの家庭用品による健康被害事例をまとめたもので、子供の誤飲のほか皮膚障害や吸入事故が調査されている。昨年度の子供の誤飲事故で多かったのは、たばこが130件(全377件中34.5%)、医薬品・医薬部外品64件(同17.0%)、玩具34件(9.0%)、プラスチック製品25件(6.6%)と続いていて、上位4番目までで全体の3分の2を越えている。 ○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo 喫煙女性は更年期開始が1年早まる可能性/香港大学の調査 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆2011-10-18◆◆ 香港大学の研究者の調査によると、喫煙する女性はそうでない女性よりも更年期の始まる時期が約1年間早まる可能性があることが分かった。学術誌「メノポーズ(更年期)」に掲載された。 この研究は、米国、ポーランド、トルコ、イランの女性計約6千人を対象にした過去の複数の調査をまとめたもので、非喫煙者の女性の更年期開始年齢は調査全体の平均で46〜51歳。一方、喫煙する女性の更年期開始年齢は平均で43〜50歳と、2つの調査を除いて非喫煙者よりも若かった。この研究では、女性の喫煙期間や頻度についての情報はなく、喫煙がどのようにして早期の更年期開始につながるのかは分かっていない。また調査対象の女性の生活習慣や健康状態も把握できていないことから、調査チームでは、調査結果は喫煙と更年期を明確に関連付けるには至っていないとしている。 ○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo たばこ値上げの禁煙効果は男性で大/名古屋市立大の調査 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆2011-10-17◆◆ 名古屋市立大学の研究者らの調査によると、昨年10月のたばこの大幅値上げによる禁煙効果は、女性より男性で大きかったことが分かった。秋田市で20日に開かれる日本公衆衛生学会で発表される。 この研究は、岡崎市医師会公衆衛生センターでの人間ドック受診者7151人(男性3933人、女性3218人)を対象に、値上げの前後での喫煙率の変化を調べたもので、値上げ後の喫煙率は、男性で19%と値上げ前より7.6ポイント下がったが、女性はほぼ変わらない6.2%(0.5ポイント減)だった。このほか、男性喫煙者に対する「ひと箱いくらになったら禁煙するか」の質問では、400円との答えが4.9%だったのに対し、500円は35.6%、1000円は51.9%に上っているという。 ○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo 喫煙者率16年連続減、大幅値上げで落込み最大/JT調査 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆2011-10-14◆◆ 日本たばこ産業(JT)が発表した2011年8月実施の「全国たばこ喫煙者率調査」の結果によると、たばこを吸う成人の割合は21.7%(前年比2.2ポイント減)になり、16年連続の減少となった。下落率は調査が現行方式に変わった06年以降で最大で、昨年10月実施のたばこ増税に伴う大幅値上げや喫煙をめぐる規制強化が影響した模様。 今年8月現在の推計喫煙者数は2279万人(同216万人減)で、男女別の喫煙者率は男性が33.7%(同2.9ポイント減)、女性が10.6%(同1.5ポイント減)だった。男性はデータが比較可能な1985年以降27年連続、女性は2年ぶりの減少となり、いずれも過去最低だという。 ○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo 中高生の22.5%が喫煙経験/中国喫煙コントロール協会調べ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆2011-09-24◆◆ 中国喫煙コントロール協会青少年専業委員会の調査によると、中国の中学生および高校生の22.5%が喫煙経験があることがわかった。 この調査は、今年5月から6月にかけて4万人近い中学生(日本の中学、高校生に相当)を対象に喫煙経験を調べたところ、あると回答した者が22.5%にのぼった。男子は全体の33%、女子も全体の11%が喫煙経験がある。また初めての喫煙は12〜14歳の間に経験した学生が多いという。 ○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo 喫煙女性は心臓病のリスク大/米大学などの研究チーム ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆2011-08-30◆◆ 米ミネソタ大学などの研究チームの調査によると、女性の喫煙者は男性喫煙者に比べ、狭心症や心筋梗塞など心臓に血液を供給する冠動脈の血流が悪くなって起こる心臓病のリスクが25%高いとの結果が出た。このほど、英医学誌ランセット(電子版)に発表された。 この研究は、1966年以降に発表された75種類の大規模調査に参加した240万人を対象に、冠動脈性心臓病を発症した約4万4千人のリスク要因を分析したもので、リスクを高める要因としては、女性喫煙者の方がより深く煙を吸い込んだり、有害な物質を吸収しやすかったりする可能性が挙げられている。 ○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo 朝起床直後の喫煙は肺ガン等のリスク高める/米大学の研究 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆2011-08-19◆◆ 米ペンシルベニア州立大学の研究者らによる研究で、朝起床直後にたばこを吸う喫煙者は、より遅い時刻に最初の1本を吸う人に比べて、肺ガンや頭頸部ガンのリスクが高いことがわかった。研究結果は、医学誌「Cancer(ガン)」のオンライン版(2011.8.8)に掲載された。 この研究は、肺ガン患者4775人と肺ガン患者ではない喫煙者2835人を比較したもので、目覚めてから31〜60分後に喫煙した人では1時間以上後に喫煙した人に比べて、肺ガンを発症する可能性が1.3倍高く、30分以内に喫煙した人では1.79倍高かった。また、これとは別に頭頸部ガンを有する喫煙者1055人と頭頸部ガンではない喫煙者795人を比較した結果では、目覚めてから31〜60分後に喫煙した人は1時間以上後に喫煙した人に比べて頭頸部ガン発症の可能性が1.42倍高く、30分以内に喫煙した人では1.59倍高かった。 ○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo 未成年の喫煙経験者が過去12年間で大幅減に/島根県の調査 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆2011-08-10◆◆ 島根県の調査で、同県内の小中高校生の喫煙経験率が過去12年間で大幅に減ったことが分かった。また、国立がん研究センターがん対策情報センター(東京都)の分析によると親世代の喫煙率も大きく減少していて、たばこを吸う親が減ることによりたばこを口にする子の数も減った面があると見られる。 調査は昨年実施したもので、県内の小学校5、6年、中学2年、高校2年生、小中学生の保護者計約6400人が寄せた回答を分析した。その結果、「これまで1本でもたばこを吸ったことがある」と答えた割合は高校生が13.3%で、98年調査の61.0%から47.7ポイントも減っていた。中学生は3.7%(同32.1ポイント減)、小学生も2.6%(同16.9ポイント減)で、いずれも大幅に減少している。 一方、国立がん研究センターがん対策情報センターが厚労省の国民生活基礎調査(07年)を基に解析したところ、県内喫煙者の割合は21.0%で全国最低となっていて、同県が実施した別の調査でも20〜30代男性の喫煙率が07年と比べ約20ポイント減るなど親世代のたばこ離れが急激に進んでいるという。 ○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo 米国人は肥満より喫煙を軽蔑する傾向強い/米調査会社の調査 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆2011-08-08◆◆ 米調査会社・ギャロップの調査によると、米国人は肥満の人よりも喫煙する人を軽蔑する傾向が強いことがわかった。ただ、今回の調査では、回答者の半数以上が自分は体重過多と答えているのだそうだ。 調査は、7月7〜10日に、無作為に選ばれた成人1016人に対し電話で実施したもので、その結果、喫煙者に対する敬意は薄いとした回答は25%となり、17%前後であった1991年の調査結果と比べ、喫煙者に対する風当たりが年々強くなっていることが示された。一方で、過体重の人に対する尊敬の念は薄いと答えた人は12%で、2003年の16%と比べて少なくなった。 ○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo 食物繊維で脳卒中等の発症減、喫煙で効果相殺/厚労省研究班 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆2011-08-04◆◆ 厚生労働省研究班の調査で、女性では食物繊維を摂れば脳卒中や狭心症、心筋梗塞などの循環器病のリスクを抑えられるが、男性では効果がなかったことがわかった。男性は喫煙率が高く、血管収縮や動脈硬化などを通じて脳卒中や心臓病のリスクが高まり、食物繊維の効果が打ち消されたとみられ、男性でも非喫煙者だけみると女性と同じ傾向がみられた。 調査は、1995年から2004年まで、全国9地域の45〜74歳の男女約8万7千人を追跡したもので、約10年の調査期間中、2553人が脳卒中を、684人が虚血性心疾患を発症した。チームはアンケートを基に食物繊維の摂取量によって男女を各5組に分類して、食物繊維の摂取量と脳卒中、心臓病の発症リスクとの関係を調べた。 この結果、女性では食物繊維の摂取量が多いほど脳卒中などの発症が抑えられた。食物繊維の摂取量が上位2割のグループの発症リスクは、下位2割に比べ35ポイント低かった。研究班は食物繊維が消化器内で膨らみ、満腹感が出て食べ過ぎを抑えたり、コレステロールの排出を促したりしたことで、脳卒中の原因となる高血圧症にかかるリスクが減った可能性があるとみている。また、海藻類に含まれるような水溶性の食物繊維より、ゴボウなどに含まれる水に溶けない食物繊維の方が、脳卒中のリスクを下げる効果が高いこともわかったという。 ○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo 米映画の喫煙シーンが5年で半減/米疾病対策センター調べ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆2011-07-17◆◆ 米国疾病対策センター(CDC)の調べで、同国の映画に登場する喫煙シーンがここ5年間で半減したことがわかった。全く登場しない映画も2010年は75本(全体の55%)と05年の49本(同33%)から大幅に増えたという。 2005年にヒットした147本と2010年にヒットした137本の映画で比べると、たばこや喫煙に関係するシーンの数は4152から1825へと半分以下になり、青少年向け映画では2093から595に、成人向け映画でも2059から1226に減っている。 ○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo たばこ値上げで中高生の2割が禁煙の効果/厚労省研究班調査 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆2011-07-15◆◆ 厚生労働省研究班の全国調査で、中高生の喫煙経験者のうち昨年10月からのたばこ値上げ以降に禁煙した生徒は約2割に上ることがわかった。未成年者の喫煙防止目的で2008年に導入された成人識別カード「taspo」の喫煙防止効果は限定的だった。 未成年の喫煙調査は数年に一度行われていて、5回目の今回は、昨年10月から今年3月にかけて、全国244校の中高校を無作為に選んで実施、170校約9万9千人から無記名の回答を得たという。 その結果、高校男子で「喫煙経験あり」と答えたのは20%で、08年の前回調査から5ポイント減、96年に比べて32ポイント減になるなど、中高生の喫煙率は男女とも減る傾向にある。2854人が値上げ後も喫煙を続ける一方、656人が禁煙したと回答した。禁煙した生徒の約4割がその理由として「お金の節約・たばこの値段が高い」と答えていて、たばこの値上げが中高生の喫煙防止に効果的なことが明らかになった。 一方、「taspo」を使って自動販売機でたばこを買ったことがある割合は、毎日喫煙する生徒では前回は42%だったが、今回は63%に増加した。入手先は「家族以外から借りた」が36%で最も多く、以下「家族から借りた」16%、「家にあった」10%の順で、タスポの効果が薄れつつあるという。 ○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo 喫煙で前立腺がん死亡リスク増/米ハーバード大等のチーム ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆2011-06-30◆◆ 米ハーバード大などのチームが米医師会誌に研究結果を発表したところでは、喫煙者は非喫煙者に比べ前立腺がんで死亡する危険性が61%高いが、10年以上の禁煙で危険性は非喫煙者と同程度に下がるということがわかった。 この研究は、1986〜2006年に前立腺がんと診断された約5400人を追跡し、死因と喫煙との関係を分析したもので、その結果、診断時にたばこを吸っていた人は、吸ったことのない人に比べ、前立腺がんによる死亡のリスクと、治療後の再発リスクが、ともに61%高かった。喫煙によって、より悪性のがんが発生したか、免疫が低下したことなどが考えられるという。 ○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo 小5〜中3の喫煙経験は7.4%/熊本県の市民団体調査 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆2011-06-23◆◆ 熊本県内の医療関係者らでつくる「くまもと禁煙推進フォーラム」の調査によると、同県内の小学5〜中学3年生の7.4%が喫煙経験があり、このうち中学生の23%は幼児期に初めてたばこを吸っていたことが分かった。 この調査は、2009〜10年度に実施した喫煙防止の出前授業の際に、県内の5小学校の5・6年生185人と、8中学校1429人の計1614人に、喫煙経験や受動喫煙の状況など9項目についてアンケートした。この結果、1回でも喫煙の経験があったのは119人(7.4%)で、中学生の経験者では、初めて喫煙した時期は「保育園・幼稚園」が23%、「小学校」は31%、「中学校」は46%だった。また、「家でたばこを吸う人がいる」は58%、「日ごろから誰かのたばこの煙を吸い込んでしまう」は47%に上り、児童生徒が受動喫煙にさらされている実態も明らかになった。 ○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo 受動喫煙対策で府内事業所の4割が未実施/京都府が調査 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆2011-06-18◆◆ 京都府の受動喫煙防止対策に関する事業所調査で、4割が対策を実施していないことがわかった。特に飲食店、宿泊施設では6〜8割が未実施と、対策が遅れていることが明らかになった。 調査は、今年2〜3月に京都市域を除く府内の3000事業所に、郵送か訪問の方法で対策の有無などを尋ねたもので、1924件の回答があった。その結果、対策を実施していないと答えた事業所が全体で41.6%で、施設別では飲食店が最も高く79.9%、次いで宿泊施設が66.2%に上った。逆に保育園・幼稚園は90.6%が全面禁煙だった。受動喫煙対策を求めた厚生労働省局長通知(2010年2月)についても、8割強が「知らない」か「詳しく知らない」と答えた。 ○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo 妊婦の5%が喫煙、実際は10%程度?/熊本市の調査 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆2011-06-16◆◆ 熊本市が、熊本県内の医療者らでつくる「くまもと禁煙推進フォーラム」会員の医師らと分析した結果で、同市の妊婦の5%が妊娠中にたばこを吸い、妊娠中は吸わなかった人も産後7ヵ月目には3%が喫煙していたことがわかった。このほど熊本県母性衛生学会で発表されたもので、分析を行った医師によれば、喫煙する母親はその事実を隠す傾向にあり、妊娠中の喫煙率は実際には10%程度の可能性もあると指摘している。 分析したデータは、2009年度に熊本市の医療機関で乳児健診(生後3ヵ月と7ヵ月)を受けた同市の母親4052人の質問票から得た。その結果、「妊娠中に喫煙していた」と答えた母親は198人(4.9%)で、喫煙していなかった3854人のうち、産後3ヵ月に64人(1.7%)、7ヵ月では99人(2.6%)が喫煙していたことがわかった。夫が喫煙していると、妊娠中は吸わなくても、出産後に再び喫煙する傾向が高いという結果も出ている。また、産後7ヵ月では、母親が喫煙する場合、赤ちゃんのぜん息傾向が1.8倍高く、喫煙する母親はしない母親に比べ、粉ミルクなど人工乳栄養だけで育てる割合が6.7倍多かったという。 ○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo 喫煙による死亡者数は年間800万人に達する恐れ/WHO ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆2011-06-01◆◆ 世界保健機関(WHO)は、2030年までに世界で喫煙により死亡する人の数が年間800万人に達する恐れがあることを明らかにした。 WHOの報告書によると、今年は喫煙が原因で約600万人が死亡する見通しで、そのうち60万人は受動喫煙によるものだと推計している。この傾向が続けば、21世紀中に喫煙により10億人が死亡することになると警告している。 ○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo 県内の事業所等で全面禁煙の職場が4割超に/山梨県の調査 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆2011-05-19◆◆ 山梨県の調査で、県内で敷地内の全てを禁煙にしている官公庁や事業所が43.7%に上り、過去最高になったことが分かった。勤務している男性職員の喫煙率も25.5%と初めて20%台になったが、女性は横ばいになっているという。 調査は昨年11〜12月、県や市町村、国の出先機関、企業(従業員数50人以上)など1014ヵ所を対象に実施し、72%に当たる730ヵ所から回答を得た。その結果、喫煙対策について「敷地内全て禁煙」としたのは2年前の前回から22.8ポイント増加し、現在の質問項目になった2004年以降で最高になった。職場で何らかの禁煙対策を実施している事業所は、96.3%で調査開始(1990年)以来増え続けている。また、勤務職員の喫煙率は、男性では前回から5.4ポイント減と減少傾向が続いているが、女性は8.6%で前回から1.7ポイント減と横ばい状態だとしている。 ○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo 10年度のたばこ販売数量は過去最大の減少/日本たばこ協会 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆2011-04-22◆◆ 日本たばこ協会が発表した2010年度の国内紙巻たばこ販売実績によると、販売数量は前年度比10.1%減の2102億本となり、同協会が調査を始めた1990年度以来最大の減少幅となった。販売定価代金は2.0%増の3兆6163億円だった。 昨年10月に過去最大の増税が実施される前の10年7〜9月期は、買いだめにより販売数量が27.3%と大幅に増加したが、増税後の10〜12月期は反動で45.8%減と激減し、11年1〜3月期は16.4%減だった。 なお、日本たばこ産業が発表した販売実績速報では、販売数量は前年度比11.3%減の1346億本で過去最大の落ち込みになったという。 ○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo 受動喫煙で子供のADHDやうつ病等のリスク/米国の研究 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆2011-04-11◆◆ 親らの喫煙で受動喫煙にさらされた子どもは、そうでない子に比べて注意欠陥多動障害(ADHD)やうつ病などの症状を起こしやすいことが分かった。米マイアミ大学の研究者らが明らかにしたもので、研究結果はthe Archives of Pediatrics & Adolescent Medicineに掲載された。 研究は、8〜15歳の子供約3千人のデータを収集し、全国平均サンプルを抽出して対象者についてコチニンの量を計測するとともに、聴き取り調査を行った。その結果、受動喫煙にさらされた男子は、そうでない子どもと比較してADHDやうつ病、不安障害を起こしている可能性が高かった。また同様に、女子の場合はADHDと不安障害の兆候が強く見られたという。 受動喫煙は子供の精神状態にまで影響を与え、ADHDだけでなくうつ病のような精神疾患も引き起こしていることが確認されたわけだが、今回の研究では、受動喫煙が胎児の時に母親が喫煙していたことによるものか、あるいは誕生後に副流煙を吸い込んでしまったのかを区別できない難点が指摘されている。 ○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo 妊娠早期の母の喫煙で乳児の心臓に先天異常/米CDCの研究 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆2011-03-09◆◆ 米国疾病対策センター(CDC)の調査結果で、妊娠早期の喫煙が赤ちゃんの心臓に先天異常が生じる危険性を20%以上高めることがわかった。毎年の出生異常による乳児死亡の原因の30%はこれらの病気によるという。 調査は、米国で1980年代に生これらの病気はまれた6千人の子供とその母親の喫煙との関係を解析したもので、妊娠初期の3ヵ月に喫煙していると、心臓の右心室から肺への血液の流れが滞る病気と、心臓の壁に穴がある心房中隔欠損症のリスクが20〜70%高まったとしている。 ○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo 受動喫煙防止対策の実施済は県内施設の6割/千葉県の調査 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆2011-03-04◆◆ 千葉県の調査結果によると、同県内の商業施設や福祉施設などの約6割で建物内禁煙や完全分煙を実施している一方、4分の1が対策を実施していないことがわかった。料亭・居酒屋や遊技施設などでの取り組みが伸び悩んでいるという。 調査は、健康増進法で受動喫煙防止の努力義務が定められている県内全域の学校や飲食店、福祉・医療機関、文化スポーツ施設などから無作為抽出した5千施設を対象に、1月中旬に受動喫煙防止対策についてアンケートを実施したもので、2344施設から有効回答(回答率47.5%)があった。回答率は学校や社会福祉施設が7割を越えた一方、パチンコ店などの遊技施設や料亭・居酒屋は3割を下回った。 調査結果によると、敷地内禁煙(10.9%)、建物内禁煙(36.0%)を合わせて全体の46.9%が禁煙対策を実施しており、中でも医療施設は約9割、文化施設は8割で対応済み。喫煙室などによる完全分煙は全体では11.3%で、金融機関や百貨店などが多かった。密閉されない喫煙席の設置や一定時間の禁煙など不完全な分煙は14.6%だった。 ○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo 街頭の未成年喫煙がタスポ導入前の水準に/福山市青少年C ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆2011-02-28◆◆ 福山市青少年センターによると、センターの補導員が街頭で指導した未成年の喫煙者数は、成人識別カード「taspo」(タスポ)導入以前の水準に戻りつつあり、昨年10月のたばこ値上げによる減少効果は出ていないことがわかった。 補導員は平日に2〜4人でJR福山駅周辺などを巡回し、喫煙している未成年者や学校に行かずに街中を歩く生徒たちを指導している。指導した喫煙者数は、タスポ導入(2008年5月)後の08年8月には14人に減少し、その後もしばらくは低い水準が続いて大きな抑制効果が認められたが、このところ再び増加傾向が目立ち始めた。10年9月には74人と前年同期を3人上回り、10月には88人と前年同期の約2倍に達した。11、12月も前年越えが続いていて、たばこが値上げされた10年10月以降、タスポ導入前の07年度並みの水準になっているという。 ○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo たばこの大幅値上げでも喫煙者減らず/厚労省研究班の調査 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆2011-02-08◆◆ 厚生労働省研究班の調査で、昨年10月にたばこの大幅な値上げが行われたが、1人当たりの喫煙本数は減ったものの喫煙者は減っていないことがわかった。 調査は、昨年11〜12月、全国から無作為で選んだ成人男女1146人に喫煙の有無や喫煙本数などを面接調査したもので、値上げ前の一昨年11〜12月に調べたデータと比較した。その結果、喫煙率は男37.1%(一昨年36.1%)、女8.9%(同8.3%)と、値上げ前後でほとんど変化がなかったという。 ○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo 受動喫煙で世界の年間死亡数60万人/スウェーデンの研究 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆2011-01-31◆◆ スウェーデンの研究機関の研究グループの推計によると、受動喫煙を原因とする全世界の死亡人数(2004年)は約60万人と見込まれ、全死亡の1%を占めることが明らかとなった。研究報告は医学誌「THE LANCET」(2011.1.8)に発表された。能動喫煙による推定死亡人数は510万人とされ、喫煙による世界の死亡人数は合計570万人に上ることになる。 この研究は、受動喫煙からの相対的な疾患リスクを検討した疫学研究やWHOの資料など192ヵ国のデータから、04年における受動喫煙への暴露率と受動喫煙による死亡人数などを推計したもので、世界における受動喫煙による疾病負担を初めて評価したものだとされている。04年は各国における包括的な疾患データが最も揃っている年だという。 その結果、全世界の小児(14歳以下)の40%と、非喫煙男性の33%、非喫煙女性の35%が受動喫煙に曝されていて、世界の受動喫煙による死亡数は全死亡の約1%にあたる60万3千人と推定された。 ○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo 喫煙妊婦の23%が虚偽の回答/米疾病対策センターの研究 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆2011-01-25◆◆ 米疾病対策センター(CDC)の研究チームによる研究で、妊娠中に喫煙している女性のほぼ4人に1人が健康調査で喫煙していないと虚偽の回答をしていたことが分かった。米専門誌に発表された。 この研究は、約千人の妊婦を対象に、ニコチンの代謝物質であるコチニンの血中量を測定して、喫煙の有無を尋ねた質問への回答とつき合わせた。その結果、妊婦のうち13%が喫煙していると推定され、そのうち23%は「吸ってない」とうそをついていた。妊娠していない喫煙女性約千人の調査では「吸ってない」と答えたのは9%だった。 ○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo 喫煙が就職に悪影響とする企業が3割/厚労省研究班の調査 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆2011-01-15◆◆ 厚生労働省研究班の調査で、大学生を採用する際にたばこを吸うかどうかが影響したとする企業が30%に上ることが分かった。また今後、喫煙しないことを採用基準にすることについては、過半数の企業が肯定的に捉えているという。研究班では、喫煙で仕事の効率が下がることや、喫煙者は肺がんなどのリスクが高く、医療費の負担が重くなることなどへの懸念が背景にあるのではないかと分析している。 この調査は昨年6月、企業の人事担当者2246人にアンケートを依頼し、838人から回答を得た。回答者の4分の3が男性で、喫煙者が24%、過去喫煙していた人が35%、非喫煙者が41%だった。 調査結果は、まず新社会人の喫煙に関する印象については「好感が持てない」が25%で、「どちらかといえば」を含め否定的に見るのが56%となり、「どちらともいえない」が43%で、好感が持てるとしたのはごく少数だった。また、大学生の採用を決める際に、たばこを吸うかどうかが影響したかを聞いたところ、「影響した」が10%、「少しは影響した」と合わせると30%に上る企業で採用に影響した可能性のあることが分かった。さらに、自分の会社で非喫煙を採用基準の一つとすることについては、「今後は基準にしてもよい」8%、「基準ではないが、考慮の対象にしてもよい」46%と合わせて過半数に上り、「取り入れる必要はない」の44%を上回った。 ○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo たばこ値上げ後に吸い殻ポイ捨てが3割減/横須賀市調査 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆2010-12-29◆◆ 横須賀市の調査結果によると、昨年10月にたばこが値上げされた後、同市内の繁華街で吸い殻のポイ捨てが値上げ前より約30%減ったのに対し、噛んだガムのポイ捨てが4倍近く急増していることが分かった。市ではたばこの値上げで禁煙しようとする人が増え、たばこの代わりにガムを噛む人が増えたためと推測しているが、路面に付いたガムは剥がすのに手間がかかり、景観も損ねると困惑している。 調査は、市内の主要駅(追浜駅、横須賀中央駅、衣笠駅、京急久里浜駅)と林交差点の周辺で、ポイ捨てごみの散乱状況を定期的に調べているもので、10月25日の調査結果では吸い殻のポイ捨ては調査地点全体で643本と、値上げ前の前回調査(7月26日)に比べ31%減った。一方、ガムは前回の3.7倍にあたる104ヵ所に捨てられていた。この調査ではたばこ値上げ後にどれだけガムが捨てられたかは分からないが、2008年以降は10〜20ヵ所で推移していただけに、突出して多い結果になった。 ○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo 31年連続で子供の誤飲トップは「たばこ」/厚労省調査 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆2010-12-27◆◆ 厚生労働省の調査によると、2009年度に子供が誤飲したものの中で、最も多かったのは「たばこ」の131件(31.2%)で、31年連続でトップが続いている。 調査は小児科がある全国7病院の協力で行い、09年度は420件の報告があった。「たばこ」に次いで多かったのは「医薬品・医薬部外品」の72件(17.1%)だった。誤飲する子供の年齢は一人で室内を動き回るようになる1歳前後の割合が高いという。 ○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo ニコチンに脳神経細胞再生効果を確認/金沢大学の研究 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆2010-12-24◆◆ 金沢大学の研究グループが、ニコチンに脳神経細胞の再生を促す効果があることがわかった。動物の脳細胞にニコチンを加えると、神経細胞ができる割合が増加することを確認したもので、人間に適用できれば、アルツハイマー病など、神経細胞の脱落に起因する病気の予防、治療法開発につながる可能性があるという。研究成果の特許を申請中。 アルツハイマー病のほか、脳卒中後遺症やパーキンソン病などは、神経細胞が脱落することで発症するとされている。情報処理と情報伝達を担う神経細胞は、神経幹細胞が作り出す細胞が分化してできるので、脳内にある神経細胞は増殖しないが、新たな神経細胞を生み出すことができれば脱落した分を補うことができる。研究グループは、喫煙者にアルツハイマー病患者が少ないという過去の調査結果からニコチンに着目し、ニコチンによって神経幹細胞が神経細胞に分化する割合が高まるかどうかを調べた。 実験では、マウス、ラットの胎児の脳から取り出した神経幹細胞を培養し、ニコチンを加えた。ラットの場合、ニコチンを加えると、神経細胞の割合が25%から40%に増え、マウスでも同程度の結果が得られたため、ニコチンが神経細胞への分化を促進していることが裏付けられたとしている。 なお、この結果を聞いて喫煙を始めたり、増やしたりする人がいるといけないので付け加えておこう。研究グループによれば、この結果に関わらず「喫煙によるニコチン摂取は、デメリットの方がはるかに大きい」とされ、病気予防や治療への活用に向けては、ニコチンの有毒性や血管収縮作用など課題も多く、企業と連携して研究を進めていく考え。 ○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo 喫煙者中のヘビースモーカー比率は減少傾向/厚労省調査 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆2010-12-14◆◆ 厚生労働省の「平成21年国民健康・栄養調査結果の概要」によると、習慣的に喫煙している成人のうちヘビースモーカー(1日に21本以上吸う人)の割合は20.2%(男性24.1%、女性8.4%)と、ここ数年減少傾向にあることが確認された。 この調査は健康増進法に基づき、3785世帯を対象に問診・計測調査と自記式質問紙調査によって実施された。今回の調査結果では、習慣的に喫煙をする成人の割合は23.4%(男性38.2%、女性10.9%)となり、JTの調査結果とほぼ一致している。年齢層別では男女とも30代が最も喫煙者率が高く、以後少しずつ減少していく。性別では女性の喫煙者率は減少と増加を繰り返して横ばい傾向で、ヘビースモーカーの比率も全体と男性における傾向とは異なり減少していない。 ○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo 子どもの受動喫煙は精神衛生でも悪影響/英大学の研究 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆2010-12-09◆◆ 英国のユニバーシティー・カレッジ・ロンドン(UCL)の研究チームによる研究で、受動喫煙にさらされる子どもは、そうでない子どもに比べて精神面で問題が多くなる傾向があることが明らかになった。 研究は、同国に住む4〜8歳の子ども901人を対象に、唾液などから受動喫煙の度合いを調べ、子どもの親にはアンケートを実施した。その結果、平均すると、受動喫煙の量が多い子どもほど、多動性障害や行為障害など精神的な問題を抱える傾向にあることが分かったという。ただ、受動喫煙が子どもの精神面にどのように悪影響を及ぼすかが解明されたわけではなく、さらに研究が必要だとされた。 ○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo 禁煙でウツが改善されることが明らかに/米大学の研究 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆2010-12-07◆◆ 喫煙者の多くがタバコに不安や憂うつを抑える効果があると考え、喫煙する有力な理由としてきたため、これまで禁煙の精神衛生上の効果は懐疑的に考えられていたが、ブラウン大学(米国ロードアイランド州)の研究者らによる研究で、禁煙中の人々のうつの症状を追跡調査したところ、禁煙に成功している期間中はウツの症状が改善したという結果が出た。論文がNicotine & Tobacco Research誌に掲載された。 研究は、禁煙を目指す男女236名を対象に禁煙の精神衛生上の効果を調査したもので、対象者は喫煙者であるとともに、アルコール依存でない程度に習慣的に飲酒する人だった。被験者らはニコチンパッチを提供され、禁煙カウンセリングを受けて禁煙を実行し、禁煙開始1週間前と禁煙2週目、8週目、16週目、28週目にそれぞれうつの症状を測定する標準検査を受けた。被験者のうち結局禁煙できなかったのは99名、2週目の評価時までしか禁煙できなかった(8週目までに再び喫煙)のは44名、8週目の評価時まで禁煙できた(16週目までに再び喫煙)のは33名、全期間を通して禁煙できたのは33名で、残る27名は期間中に禁煙と挫折を繰り返すといったパターンを見せたという。この結果、うつの改善と禁煙に成功している期間には強い相関が見られ、タバコをやめるとうつの症状が軽くなり、再び吸い始めると元に戻ってしまう傾向が見られた。研究者はタバコが抗不安薬・抗うつ剤的作用を持つと考えるより、逆に禁煙に抗うつ作用があるという方が事実に近いだろうとしている。 なお、今回の調査で被験者の気分の向上は禁煙期間とのみ相関し、飲酒量を減らした期間とは相関しなかったことから、禁煙によるうつ症状の改善効果は飲酒習慣の有無にかかわらず、ほとんどの喫煙者に当てはまると見られている。 ○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo 受動喫煙による世界の死亡者は毎年60万人/WHO推計 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆2010-11-27◆◆ 世界保健機関(WHO)はこのほど、世界全体の受動喫煙による死亡者数が毎年60万人に達するとの研究結果を発表した。英医学誌ランセットに掲載したもので、受動喫煙による死亡者数の世界的な推計は初めて。WHOはこれまで、たばこが原因で死亡する喫煙者は年間510万人と推計しており、今回明らかになった受動喫煙によるものを加えると570万人の死亡原因になっていることになる。 WHOの研究チームは、世界192の国と地域について、2004年のデータを基に数学的モデルを用いて死亡者数を推計した。受動喫煙にさらされている割合は15歳未満の子どもが40%、非喫煙女性が35%、非喫煙男性が33%と想定され、これが心臓病やぜんそく、呼吸器感染症、肺がんなどを引き起こす原因となり、全死亡数の約1%に当たる60万3千人が死亡したと推計した。このうち3分の2はアフリカと南アジアで発生しているという。約60万人のうち16万5千人は5歳未満の子どもであり、他の年齢層と比べて受動喫煙の影響をより大きく受けているとしている。 ○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo 妊娠中の過喫煙で子どもの犯罪者率が上昇/米国の研究 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆2010-11-16◆◆ 米ハーバード大学の研究チームによる研究によると、妊娠中の母親がたばこを毎日1箱以上吸うと、生まれた子どもが犯罪者になるリスクが30%高まるという結果が出た。このほど英医学専門誌「Journal of Epidemiology and Community Health」(2010.11.16)に発表された。 この研究は、1959〜66年に行われた喫煙習慣に関する調査に参加した女性たちの子どもである33〜40歳の米国人4000人の健康データと犯罪歴を調べた。その結果、妊娠中に1日最低20本を吸っていた母親の子どもは、それ以外の子どもと比べて犯罪者になる確率が30%高かった。犯罪常習者になる確率も相対的に高いことがわかったという。精神疾患、家庭環境、貧困など犯罪行動に関連する諸要素を除外しても、母親の喫煙と子どもの相関性が認められ、犯罪者になる子どもの男女差もなかったとされる。 ○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo 中年期の喫煙で認知症リスクが倍増/フィンランドの研究T ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆2010-10-28◆◆ 東フィンランド大学の研究チームによる調査結果によると、中年期にたくさん喫煙した場合に、20年後にアルツハイマーなどの認知症を発症するリスクが非喫煙者の2倍以上になることが明らかになった。このほど米医師会の内科専門誌「Archives of Internal Medicine」電子版に発表された。 この研究は、1978〜85年に健康診断を受けた、当時50〜60歳の2万1123人のデータと、彼らが平均年齢71.6歳になった94〜2008年に実施された認知症に関する診断とを分析したもの。対象者のうち、認知症と診断されたのは全体の25.4%だったが、50代の頃にたばこを1日2箱以上吸っていた人では認知症、特にアルツハイマーを発症するリスクが非喫煙者の2倍以上だった。 ○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo 受動喫煙での国内死亡者推計6800人/厚生労働省研究班 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆2010-09-28◆◆ 厚生労働省研究班が推計したところでは、受動喫煙が原因で肺がんや心筋梗塞などの虚血性心疾患で死亡する成人は、国内で毎年約6800人に上ることがわかった。交通事故による死者(2009年=4914人)を大きく上回っている。このうち半数以上の約3600人は職場での受動喫煙とみられ、労災認定死が年間約千件であることと対比しても甚大な被害であることから、労働者の受動喫煙対策が急がれる。 今回の推計は、受動喫煙との因果関係がはっきりしている肺がんと虚血性心疾患の死者だけを対象にしており、実際にはもっと多い可能性がある。推計方法は、国際機関や同センターの疫学調査によって明らかにされた、受動喫煙によって増える2つの病気に罹患する危険性の度合いや、過去に実施された受動喫煙状況に関する調査結果による、職場と家庭における男女別の受動喫煙を受ける割合などから、死者数を推計した。 推計結果は、受動喫煙が原因の死者は、肺がんが女性1500人と男性650人、虚血性心疾患が女性3100人と男性1600人と推計され、男女別では、非喫煙者の割合が高く、家庭での受動喫煙に遭いやすい女性が約4600人と、男性より被害が大きいことがわかった。また、職場と家庭で分けると、職場が約3600人と多かった。 ○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo ユーチューブでたばこに好意的な動画が野放し/NZの研究 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆2010-08-29◆◆ ニュージーランド・オタゴ大学(ウェリントン)の公衆衛生の研究者らの研究結果が、英専門誌「Tobacco Control」(2010.8.26)に掲載され、動画投稿サイト・YouTubeには、大手たばこブランドと有名人やミュージシャン、スポーツ選手やアニメなどを関連づける動画が多く、若者に喫煙を奨励する場所になっているとし、サイト運営者が動画削除のカテゴリーに「喫煙」を追加したり、たばこ会社も自社が著作権を持つものについて削除依頼を出すことによって若者の喫煙抑制に役割を果たすことができると指摘している。 研究では、英語の動画のうち、マールボロ、L&M、ベンソン&ヘッジズ、ウィンストン、マイルドセブンの5ブランドを取り上げているものから「最も人気」ランキングを基準に163動画を選び、喫煙またはたばこのブランドが好意的に描かれているか、否定的に描かれているかなどを分析した。対象動画の多くには、以前のテレビCMやポスターなど、現在では多くの国で違法化されたものがあり、人気俳優の登場する映画の中でたばこのブランドがわかるようになっているものや、たばこ会社がスポンサーのスポーツイベントなどもあった。そのうちたばこに好意的なものが71%、否定的なもの4%、どちらでもないものが25%だった。 ○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo 中国映画・ドラマの約9割に喫煙場面/中国たばこ抑制協会調べ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆2010-08-23◆◆ 中国たばこ抑制協会の調査によると、2009年に上映された中国映画とテレビドラマのうち約9割の作品に喫煙シーンが含まれることがわかった。今回対象となったのは、映画40作品とテレビドラマ30作品で、映画の約78%、テレビドラマの約93%に「喫煙シーン」が含まれているという。この調査は07年から行われている。 一方、北京疾病抑制センターは、04〜09年における調査で、人気の高い映画約144作品のうち喫煙シーンのある作品が82作品あり、平均喫煙時間は133秒、喫煙シーンの約6割がストーリーと関連性がなく、約2割が「格好よさ」の演出のためだけだったと分析し、喫煙シーンの必要性に疑問を投げかけている。同センターではまた、調査時点は不明だが、中学生約1万1千人のうち約54%が映画、ドラマで喫煙シーンを目にしており、約38%が喫煙シーンを「大人の魅力」として好意的にとらえている、などの結果を明らかにしている。喫煙シーンを見た生徒による喫煙の可能性は見ない生徒の約3倍に達しているとの結果も出ていて、メディアでの喫煙場面に警鐘を鳴らしている。 ○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo 喫煙と循環器疾患が肺年齢の老化促進/ファイザーの調査 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆2010-08-13◆◆ 製薬会社・ファイザーの調査で、肺年齢と実年齢の違いをチェックしたところ、喫煙歴と循環器疾患がともにある人は、実年齢よりも平均14.8歳老化が進んでいることが分かった。喫煙が老化を加速することは知られているが、循環器疾患があることで肺年齢の老化がさらに進みやすいことが示めされたとしている。 調査は健診機関の協力を得て、2月8日〜3月5日に健診を受けた40歳以上の会社員657人(平均年齢53.9歳)の測定結果と喫煙歴、治療中の疾患などのアンケートを併せて解析した。その結果、喫煙歴、循環器疾患ともにある人は平均14.8歳、喫煙歴があり循環器疾患なしの人は11.9歳、喫煙歴がなく循環器疾患ありの人は8.5歳、喫煙歴、循環器疾患ともにない人は6.7歳、それぞれ実年齢より老化が進んでいた。 ○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo 全国の喫煙者率は15年連続減少し過去最低に/JT調査 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆2010-08-12◆◆ 日本たばこ産業(JT)が行った2010年の全国たばこ喫煙者率調査によると、たばこを吸う成人の割合は男性36.6%、女性12.1%の計23.9%と、前年の24.9%から1ポイント減少し15年連続で過去最低を更新した。 調査は5月に、全国の成年男女から抽出した3万2千人を対象に郵送によって実施し、2万631人(有効回収率64%、男女ほぼ半々)から回答を得た。この結果、喫煙人口は男性1840万人、女性655万人の計2495万人と推計され、前年に比べ全体で106万人減少した。男性の喫煙者率は36.6%(対前年比2.3ポイント減)と19年連続で減少したが、女性は12.1%(同0.2ポイント増)で2年ぶりにわずかながら上昇した。 喫煙者率を年代別に見ると、30代(男性43.4%、女性16.0%)と40代(男性43.3%、女性16.8%)が高く、60歳以上(男性26.2%、女性7.0%)が低い傾向にあった。地域別では、男性の最高が東北(41.6%)、最低が四国(34.9%)、女性の最高が北海道(17.5%)、最低が中国(8.9%)だった。 ○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo 高校生の喫煙率が5年で半減の約6%に/岐阜薬科大学など ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆2010-06-23◆◆ 岐阜薬科大学、兵庫教育大学などの研究者による全国調査で、2009年の高校生の喫煙経験率が約6%と、5年間で半分以下に減っていることがわかった。飲酒や違法薬物使用の習慣も減っていた。 調査は、昨年10月から今年1月にかけて全国から抽出した高校にアンケートしたもので、59校の約2万9千人から回答(04年と06年の調査では各約4万人)があった。この結果、調査までの1年間に喫煙経験があると答えた高校生の割合は6.4%で、04年の14.4%、06年の10.7%から大きく減少していた。飲酒の経験率は43.1%で、04年の62.8%、06年の55.5%から減り、違法薬物の経験率も0.74%と、04年の1.3%、06年の1.6%から半減したという。 ○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo○oo 受動喫煙で子どものぜんそくリスク上昇/福岡大学の研究 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆2010-06-15◆◆ 福岡大学医学部の研究者らによる疫学調査で、親などからの受動喫煙で子どもがぜんそくを発症するリスクが高まることがわかった。 この調査は、2004〜5年に那覇市と名護市の教育委員会の協力を得て、すべての公立小中学校の児童生徒を対象に生活環境と健康状態を調べたもの。このうち2万3千人のデータを解析した結果、親や祖父母などが家庭内で1日に計15本以上のたばこを吸う環境の子どもは、喫煙環境にない子どもに比べ、過去1年間にぜんそくやぜい鳴が起きた割合が1.2倍高いことが分かった。 なお、この調査に先立ち1995年から数年かけ、寝屋川市を中心に大阪府内に住む妊婦約千人の協力を得て、生まれた子どもの健康状態の追跡調査が行っている。その結果では、母親が出生後に子どものいる部屋で喫煙する習慣があった場合、子どもが1歳半までにぜい鳴を起こすリスクが、母親が全く喫煙しなかった場合に比べて2.9倍高かったという。 |
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