■5000HIT御礼トーク■
1・
天化「ついにこの蒼月のへぼサイトが5000いったらしいさ、楊ゼンさん!」
楊ゼン「驚きだねえ、ていうか奇跡みたいなものだね。ほら、管理人らしき物体があそこで阿呆みたいに踊り狂ってるじゃないか」
天化「豚もおだてりゃなんとやら、ってヤツさ。壊れるのも時間の問題さね」
楊ゼン「そうだね……まあ、あんなののことはどうでもいいとして……ねえ、天化君(流し目で天化の腰を引き寄せる)」
天化「ちょっ……何するさ!?」
楊ゼン「よくわからないけど、めでたい記念日なんだろ?(約一名の)今日ぐらい素直になってくれたってバチはあたらないよ」
天化「何わけのわかんないこと……って、いきなり人の服脱がすんじゃないさっ!!」
楊ゼン「脱がしやすい服を着て、僕を挑発する君が悪いんじゃないか」
天化「何でただでさえ好色もんのあんたを、俺っちがわざわざ煽らなきゃいけねーさっ!(半泣き)俺っちラフな格好が好きなだけ……って人の話聞くさーっ!第一ここは外で、今昼さ!」
楊ゼン「たまには健康的でいいじゃないか……一度してみたかったそ(手は休まず)」
天化「それ、思いっきり不健康さぁっ!俺っちそんなシュミねーさ!」
楊ゼン「もう、聞き分けがないね君は……じゃあなかだったらいいの?」
天化「いやだからしたくないって……(昨日もしたばっかりじゃんか……)」
楊ゼン「じゃあ哮天犬にくわえていってもらおうかな。君途中で逃げちゃいそうだしね(と、手を構える)」
天化「んなの当然………じゃなくてっ!話を聞……!!」
哮天犬「ばぅん」
天化「ぎゃーっ!!犬っち、腕噛むんじゃないさーっ!!」
楊ゼン「大人しくしてなきゃ噛み切らせるよ(にこやか)ほら哮天犬、天化君を僕の部屋まで運んでいってくれ」
哮天犬「(こっくりうなずく)」
天化「痛ぇーっ!!腕噛んだまま飛ぶなーっ!!(これはマジ痛い)」
楊ゼン「じゃあ天化君、僕もすぐ行くね。逃げたら怒るよ(あくまで微笑んだまま)」
天化「……あんた、ゼッタイ俺っちのこと嫌いさ……?(泣)」
2・
どすんっ
天化「あ、てててて……犬っち、頼むから、もーちょっと丁寧に扱ってほしいさ……」
哮天犬「くぅん(わかってない)」
天化「……まあいいけど……それにしても、相変わらず楊ゼンさんの部屋は殺風景さねー……なんて言ってるバアイじゃねーさっ!(扉に向かってダッシュ)」
がちゃっ
天化「(がこっ)ぶっ!」
楊ゼン「おや、どうしたんだい天化君。顔なんておさえて……もしかして扉の角にあでもあたったの?(にっこり)」
天化「あ、あんたワザと……(なんてヤな奴さっ!!)」
楊ゼン「逃げるな、って言ったのにきかない君がいけないんだよ(言ってひょいっと天化を抱き上げる)」
天化「ぅわっ!何するさっ!」
楊ゼン「わざわざ聞きたいの?」
天化「いや、聞きたかないけど……って、わぁっ!!(寝台の上に放り出される)」
楊ゼン「ほらほら暴れないの(すぐにのしかかる。嬉しそう)」
天化「無茶言うなーっ!何だって毎回俺っちが下ばっかりしなきゃけねーさっ!」
楊ゼン「何でって……逆がしたいの?」
天化「いやそうじゃくなくてっ!俺っちだって男さ!押し倒されるより、押し倒す方が言いに決まってるさぁっ!」
楊ゼン「まあそれはそうだろうね……でもそれって、もしかして僕のこと言ってるのかい?」
天化「誰がっ!アンタなんてどうやって相手にすればいいさっ!」
楊ゼン「僕だって下なんか死んでもごめんだよ。……じゃあ誰のこと言ってるのさ?」
天化「う……それは……」
楊ゼン「君の師匠?(あっさり)」
天化「な、何でそれをっ!」
楊ゼン「そりゃわかるよ……だってあの人は可愛いから」
3・
天化「(ぴくっ)それどーいう意味さっ。コーチに手出したりしたらタダじゃおかないかんね!」
楊ゼン「ふーん、そういうこと言うのかい。僕とは随分扱いが違うんだね」
天化「当たり前さ!コーチはあんたと違って頭が狡くできてないの!おまけに鈍いし……まあそこがいいんだけど……(知らず頬が緩む)」
楊ゼン「…………」
ぐきっ(首の筋をひねる音)
天化「痛ってぇーっ!いきなり何するさぁっ!」
楊ゼン「君こそ、僕の前でよくもまあのろけてくれるもんだね……本気で仕置きが必要だな」
天化「えっ?ちょっちょっと待つさ!そもそもあんたがコーチを……!」
楊ゼン「問答無用」
天化「ぎゃーっ!!!!」
哮天犬「ばぅん」
(それよりしばらく前の青峰山)
道徳「はっくしゅっ!」
太乙「どうしたんだい道徳。風邪?」
道徳「いや、なんかすごい寒気が……」
太乙「それなら筋トレなんかしなきゃいいのに……(呆れ)」
道徳「いやいやもう平気さっ!それよりまた何の用だ、太乙(にっこり)」
太乙「(……可愛い)んー、いや散歩のついで(大ウソ)することなくてヒマだからねぇ」
道徳「ヒマ……って……宝貝の開発とかは?しばらくご無沙汰してるんじゃないのか?(頻繁に太乙がここに来る理由をいまだに理解してないヒト)」
太乙「(にやり)ああ、あれは思い浮かんだときにするのが一番いいんだよ。今はちょっと休息中」
道徳「ふーんそういうもんか(あっさり納得)じゃあ、えっとお前の弟子の……」
太乙「ナタク?」
道徳「そうそう、彼は?」
太乙「さあ……どこか飛び回ってるんじゃない?(いつもの宝貝のない太乙の肩)」
道徳「そっか……まあヒマなのはわかるけど、オレんとこに来たって何もオモシロイことはないと思うぞ」
4・
太乙「そんなことないよ。君の顔を見て(独占してる)だけで楽しいよ」
道徳「そ、そうか……?物好きなヤツだな。でもまあそれなら筋トレばっかしてるのは悪いな。オレの洞府に来るか、太乙。茶ぐらいなら出せるけど」
太乙「本当?嬉しいなぁ(建前)ぜひ寄らせてもらいたいよ……(くっくっく)」
道徳「ああ、そうしてくれ。うーん、今日もいい天気だなぁ(のびっ)」
コトリ。
道徳「悪いな。オレ、あんまり茶を煎れるのってうまくなくってさ」
太乙「ううんそんなことないよ……美味しいよ」
道徳「そっか?それならいいんだけど……」
太乙「(うう幸せだなぁ。あの小うるさい弟子がいないと楽でいいよ、ホント……)ねえ、それより道徳、君のお茶は?」
道徳「ん?オレの?いや、俺は別に……」
太乙「そう……(くくく)じゃあ私が煎れてあげるよ。……特別に栽培した茶葉を持ってきたんだ(ひょいと布袋を掲げる)きっと美味しいと思うよ」
道徳「へぇー、太乙の煎れたお茶っていつも美味しいもんなぁ。でもお前、栽培なんてシュミがあったのか?」
太乙「うん……まぁね(本当は雲中子からかっぱらってきたんだけど)」
道徳「でもそれなら、お前のぶんも煎れ直したらどうだ?一緒に飲まないのか?」
太乙「(うっ)い、いやほら……私は道徳に煎れてもらった茶が飲みたいからさっ」
道徳「ふーん、ならいいけど……なんかオレだけってのも悪いなぁ」
太乙「そんなことないって(君以外に飲ませる気もないし)あ、その茶釜と茶杓取ってくれる?」
道徳「ん、わかった」
(そんなやりとりを上空から見ていた太公望。四不象つき)
太公望「あやつは本気で進歩がないのぅ……しかし、太乙ごときに食われるのもシャクじゃなぁ」
四不象「ご主人……覗き見は悪趣味ッスよ……(既に諦めの表情)」
太公望「だぁっとれ。ふむ、じゃがわしが出て行くと、その覗き見云々でややこしいことになるのぅ……いつもしてることがバレたら、それこそヤバいし……おお、そうじゃっ!(ぽんっ)スープー、急いで西岐城まで飛ばせ!」
四不象「ええっ!?いきなり何ッスかっ!」
太公望「よいから!力尽きても構わんからいくのじゃ!(オニ)」
四不象「……もうボク、あんたの乗り物やめたいッス……(泣)」
5・
(再び西岐城、の楊ゼンの部屋。で襲われている天化君)
天化 「ちょっ……あんたマジで何考えてるさ!こんな真っ昼間からサカんないでほしーさっ!!」
楊ゼン「全く本当にうるさい口だね。……塞いじゃおうかな(言って天化のバンダナを口元まで引き摺り下ろす)」天化 「ん、むっ!ん〜んんんっ!」
楊ゼン「そんな顔したってだーめ。自分の失言を悔いるんだね……さて、これで心置きなく……(にっこり笑いながら天化に覆い被さる)」
天化 「んんっ!んぅ〜〜〜〜〜っ!!!(半泣き)
ばぁんっ!
(窓を蹴破って部屋に侵入した太公望。ついでに隣に捨てられている四不 象。疲労死寸前)
太公望「なーにを日も早い時刻からいちゃついておるのだ、おぬしらはっ!……まあ別に止める気はないが……」
天化「(頼むから止めてほしーさっ!)んー、ぅぅぅっ!」
楊ゼン「……何ですか師叔。憩いの時間を邪魔しないで下さいよ(かなり不機嫌)」
太公望「何が憩いじゃ……ではないっ!天化!おぬしの師匠があの一本飛んだオタクに、てごめにされかけておるぞっ!(酷い言い様。ついでに唐突)」
天化 「んんぅっ!(何いっ!)」
楊ゼン「道徳師弟が……太乙真人さまに?(まあありえるだろうなぁという目つき)」
太公望「うむ、相変わらずあやつは鈍いからのぅ……天化のおらぬ隙をついて現れた太乙を、にこやかに茶に誘っておったわ」
天化 「(コーチっ!俺っちっつーもんがありながらっ!)ん〜、んーっ!」
楊ゼン「うわ……凄い力……」
太公望「更に順当にいけば、茶に薬を盛られていただかれるというのが定石やものぅ」
天化 「(ぶちっ)だぁーっ!楊ゼンさん、退くさぁっ!ついでに哮天犬借りるさ!(叫びつつダッシュで哮天犬に飛び乗った天化。そのまま青空に飛び立つ)
楊ゼン「(その影を呆れた様子で見守りながら)うーん、さすがは純情(?)一直線……僕に力比べで勝つとはねー……しかも、バンダナ噛みきってまで……」
太公望「愛の力は偉大じゃのぅ」
楊ゼン「何を似合わないこと言ってんですか……それより、よくも僕と天化君の時間をぶち壊してくれましたね(じろっ)」
太公望「(ぎくっ)……べ、別に一晩とあけず、一方的に楽しんでおるのだから良いだろうが……」
楊ゼン「失礼なこと言わないで下さい。ちゃんと彼も楽しませてあげてますよ」
太公望「………その何倍も楽しんでおるくせに………(ぼそっ)」
楊ゼン「何か言いましたか?」
太公望「いーや、独り言じゃよ。それでは久々に仙人界にも戻ったことじゃし(ウソ)、溜まった書簡でも片付けるとするかのぅ(そそくさ)」
楊ゼン「(がしっ)そうはいきませんよ、師叔。ちゃーんとデバガメをしてくださった償いをしてもらいましょうか」
6・
太公望「は、離さんかっ!何でわしが天化の代わりをせにゃならんのだっ!武王でも引っ掛ければよいであろうがっ!(ヒドい)」
楊ゼン「おや、あなたがそれは言う。まあいいじゃありませんか。……前々からあなたは可愛いと思っていたんですよ、師叔(甘く囁くなり、手慣れた様子で寝台に引き込む)」
太公望「だーッ!全然嬉しくないわい!貴様なんかの相手をさせられたら、それこそ身体が保たんわっ!」
楊ゼン「そんなの、やってみなきゃわからないでしょう?」
太公望「わかるっ!毎夜毎夜の天化の顔色と足取りを見ていれば一目瞭然であろうがっ!」
楊ゼン「(ちっ)まったく目ざとい方ですねぇ」
太公望「少しは悪びれたたらどうだ、お前……でなくて!いいから退かんか!第一わしは受けなどしたくはない!(きっぱり)」
楊ゼン「ほう、相手は?」
太公望「誰が言うか。まあおぬしのように、戦友にも仲間にも果ては師にま手を出すような節操なしでないことは確かじゃな」
楊ゼン「言ってくれますねぇ……まあ誰かも似たようなこと言われましたが……でも、師叔?こういう場合にはちゃんとした教訓があるんですよ」
太公望「………な、なんだそれは………」
楊ゼン「(額に汗する太公望に、楊ゼンは花のような笑顔を浮かべて)ええ、それはね。どれだけ嫌がろうと組み敷かれた方が受け、なんです」
………………………
太公望「………しまったぁぁぁぁぁぁぁっっ!!」
四不象「ご主人…それを自業自得っていうんッスよ………(情けなさに涙)」
(そしてお茶し終わって数分後)
道徳「う〜ん〜………」
太乙「あれぇ?道徳、どうしたの?(しらじら)」
道徳「いや、なんか……身体、だるくて……」
太乙「ふうん、どうしたんだろうね〜。……なんならゆっくり休んだら?」
道徳「ん〜……うん、そうするかな。ごめん、太乙。折角来てくれたのに」
太乙「いやいや、別にいいよそんなこと(良心の痛み)」
道徳「そっか?じゃあ悪いけど(言ってがたりと席を立つ)……っと……」
太乙「おっと、危ない(倒れかけた道徳を受け止める)」
道徳「ご、ごめん太乙。……お、おかしいな……何か力が……」
7・
太乙「(そりゃそうだろうねぇ…ふふふ)ううん…それより、道徳ってホントに細い身体してるよねぇ…」
道徳「え……?そうか……?」
太乙「まあそれはいんだけど、辛いんでしょう?……じゃあ寝台まで運ぼうか」
道徳「………んー………じゃあ頼……」
ぱたむ。
玉鼎「邪魔するぞ道徳。……おや、太乙。何を脱力しているんだ」
太乙「ぎょ……玉鼎、君って奴は………」
道徳「どうしたんだ玉鼎。オレに用事でも?」
玉鼎「ああ、この前に頼まれた効果の高い傷薬を持ってきたんだが……何か不都合でもあったか?」
道徳「?いや、何も。ありがとう玉鼎(にっこり)」
玉鼎「(つられてにっこり)別に礼はいいが……具合が悪そうだな。薬湯でも調合しようか」
太乙「いやっ!それには及ばないさ玉鼎!道徳の看病は責任持って私がするから!」
(ほんわかムードに太乙が不機嫌に横槍を入れて)
天化「へぇ、なーんの責任さ太乙真人サマ」
(突然玉鼎の背後からすいっと現れた天化。目がコワイ)
道徳「あれぇ、天化。お前今人間界にいるはずじゃあ……」
天化「あーもうっ!こんな状況に立たされて、ボケたこと言わないでほしーさっ!ほらコーチ!この解毒薬飲むさっ!」
道徳「へ?解毒?」
天化「いいからさっさと飲むっ!(叫びつつ丸薬の道徳の口の中に押しこむ)」
道徳「ん〜……(ごくり)い、一体何なんだよ……何を怒ってるんだ?」
天化「(……いっぺん殴りたいさ)いやもーコーチに理解してもらおうなんて思ってないからいいさ……それより(くるぅり、と座った眼で太乙の方を振りかえる)」
玉鼎「………?(状況が把握できずに、ぼんやりと成り行きを眺めている)」
天化「人の師匠を汚ねー手で奪おうなんて、いい性格してるさ、太乙真人サマ(喧嘩売り口調)」
太乙「そりゃどうも。……まったく、いいところで現れたものだよね」
天化「俺っちの日頃の行いがいい所為さ(ウソ)じゃなくてっ!とにかく今度こんな真似したら、仙人界から突き落としてやるさっ!わかったら、さっさと自分の洞府に戻るさっ!」
道徳「て、天化……?太乙にそんな口の利き方は……」
天化「コーチは黙ってるっっ!!」
道徳「………はい………」
太乙「ちぇ。わかったよ、じゃあね道徳………せいぜい今から頑張って」
道徳「へ?」
天化「不本意だけど、さすがによくわかってるさね……さ、コーチ、寝床まで行くさ(ぐいっ)」
道徳「はぁっ?な、何でだ。今まだ昼で第一来客が………」
8・
天化「ヒトを心配させて騒がせて、何より妬かせたバツさ。たっぷり泣いてもらうさ、コーチ」
玉鼎「?(よくわかっていない)」
太乙「…………(あ〜あ、という顔)」
道徳「(暫し絶句)…………なっ、何ぃ〜〜〜っ!!じょ、冗談じゃないぞ!オレがいつお前に心配かけたっていうんだ!?」
天化「……そーゆーところが心配でたまんねーのさ。だから先にお手つきしとかないと」
道徳「!!!お、お前人前なんてことを………」
天化「別に、二人とも違う意味で心配いらねーさ。それじゃ〜行くさ〜コーチ」
道徳「ぎゃーっ!嫌だぁーっ!」
天化「駄目駄目。あの解毒薬は時間経たたないと効き目あらわれねーさ……そんな身体じゃあとってもムリさ〜(すごく嬉しそう)」
道徳「んな……ぎょ、玉鼎っ!助けてくれっ!(涙眼で必死に叫ぶ)」
玉鼎「(が、玉鼎はにこにこと笑いながら)何がだ?よかったな道徳。お前を心配して、わざわざ下界から来てくれるなんて、いい弟子じゃないか」
道徳「違ぁう〜〜〜〜〜っ!!そぉじゃないんだ〜〜〜っ!!」
天化「(ある意味コーチよりも鈍いさ……)そうさ、俺っちって師匠思いだから……じゃあ玉鼎真人サマ、お元気で」
玉鼎「ああ、ありがとう」
道徳「うわーーーっ!!玉鼎のばかぁぁぁぁっ!!」
(泣き叫びつつも、ずるずると回廊の奥に消えていく道徳。やがて、扉の締まる音と鍵の音とが聞こえてきてー…)玉鼎「さて、では私はこれで失礼するかな」
太乙「……あのさ、玉鼎。本っ気で気づいてないわけ?」
玉鼎「?何のことだ?」
太乙「………まあいいけどさ………帰るのはちょっと待ってくれない?」
玉鼎「……?何故だ?」
太乙「うーんとねぇ………質は私の予定が狂っちゃってさぁ………今すっごく欲求不満なんだ」
9・
玉鼎「は?……んぐっ!(眉を顰めた隙に、卓の上のお茶を飲まされる)」
太乙「それでね。考えてみたら、責任の一端は君にあることに気づいてさ(八つ当り)」
玉鼎「ごほっ………た、太乙?なんの話をしている?」
太乙「わからなくてもいいよ。ただ、ね。ちょっと私の相手をしてくれれば(言って、いきなり玉鼎を床の上に押し倒す)」
玉鼎「うわっ!」
太乙「ああ、暴れないでね。といっても、その身体じゃ無理だけど」
玉鼎「な、わ、私が一体何をしたと言うんだ!?(正論)」
太乙「別にぃ〜……ただ君の綺麗な顔見てたら、したくなっただけ」
玉鼎「応えになってない!!第一なんでこういう構図になるんだ!?(普通反対だろう……と言いたいらしい)」
太乙「ああもういいじゃないそんなこと……一緒に楽しもうよ、ね?」
玉鼎「同意を求めるな………ッ!(いきなり耳朶を噛まれて喉が仰け反る)」太乙「へえ玉鼎真人。君も案外に色っぽいカオするんだねぇ……」
玉鼎「あ……太乙……」
(この後自主規制)
(そして後日)
太公望「のう楊ゼン……おぬし、いつも天化をこんな目に合わせておるのか……?(息も絶え絶え)」
楊ゼン「え?これでも手加減したつもりなんですがね……なかなかよかったですよ、師叔。もう一度どうですか?」
太公望「…………あやつの災難の大きさが少しわかったような気がするのぅ…………(涙)」
楊ゼン「やだなぁ、そんなに誉めないでくださいよ(にっこり)」
天化「コーチ、何早くからへばってるさ〜。まだまだ付き合ってもらうさ?」
道徳「…………お前ってさぁ、そんなにオレのこと嫌いか………?」
天化「うーん、俺っちも誰かさんに似たようなこと言った気がするさ………下って辛いもんさねぇ(しみじみ)」
道徳「………何の話してるんだ、お前……」
太乙「玉鼎〜、気分どう?」
玉鼎「……聞くな。大体その細腰で、通りすがりの者を襲うなんていう非常識な真似が、よくできたものだな……(思いきり皮肉)」
太乙「そお?……君の弟子に比べたら、私なんてまだまだ可愛いものだと思うんだけどねぇ」
玉鼎「…………(反論できない)もう、いい………」
四不象「………昨今の仙道サマって、何考えてるんッスかねぇ……」
哮天犬「ばぅん(仲良きことは美しきかな)」