太鼓持あらいの「お座敷遊び」をチョイト疑似体験願います。

お座敷遊びの流れ (チョイと京都風言葉にてご紹介)

 旦那様方がお膳の前に床の間を背にしてお座りになりますって〜と下座両脇に芸妓と太鼓持、正面に半玉(舞妓)さんがソソと入って、お扇子を前に置いてまずはご挨拶を致します。

 「よ〜おこしヤス、オ〜キニありがとさんドス〜」てなぐあいに …ネ

 (この時旦那様方はたとえ助平心があっても押えて悠然と構えて居ておくれヤス〜)

 最初は「お座附き」と言って、地方(じかた)さんの音楽と唄に合わせて半玉・芸妓さんが、四季に合わせた踊を致します。

 (これは旦那様方に対するご挨拶の意味も含まれておりますので、ワクワクすンのンを心に秘めてお静かに見聞きすンのンが旦那様の度量と奥深さと言うものでしょうかネ〜)


其の後 江戸吉原なんぞでは、

「さわぎ」て〜のがございますヨ
 
     「サ〜サ浮いた浮いたヤ〜トヤトヤト〜 …」
 
てなぐあいに、とてもおにぎやかドス。

 ご挨拶・お座附き・さわぎ と一通り終わってから始めてお銚子が動くンドスエ〜(お待っと〜さんドス、ヤットここからお酒が頂けるンでス。でも 現在はここまでするのはほとんどありませんネ、お座りになったら直ぐにカンパ〜イと始まりますネ〜) 。

 先付やお造りをお召し上がりになった頃に太鼓持の出番が参ります。「奇麗処の後は汚い?処の太鼓持あらいの出番でごじゃりまする〜」ってンで〜私の番!(板長さんからは「お造りは切ってから20分以内にお召し上がって頂きたいでス」て〜言われてますから、「太鼓持、芸を早くしろ!」て〜催促されても、まず旦那様方の安全と健康を第一に考えるンドス、(1)笑いは健康と安心の基礎があるから、ナ〜ンチャッて)

 さて、お待ちかね!「太鼓持あらい」の〜と言いたいのですが、太鼓持遊びは遊んだ旦那様方だけが知っていてニヤリと微笑み「教えてやろ〜か?」な〜んて言って旦那様とお仲間が又楽しめ、遊んだ人のみが味わう満足感に浸れる『差別化』する芸事。

 でも、せっかくだからチョットだけ覗かせてあげチャお〜かな〜 ……(これを機会に一度隠れた日本の伝統文化に触れてみてはいかが?お仲間で二次会分の費用ぐらいで見て頂けるように考えておりますデス〜ハイ)

 

太鼓持あらいの艶芸

 季節やその土地の歴史・文化などから艶話へとお客様のご様子をお伺いしながら入って参りまして、ご気分がほぐれましたならボチボチ艶芸の出番と相成りまする…

 たとえば「夜這い」芸、平安時代には女性の名前を呼んで男性が通う「呼び合い」から変化した?とか「夜に這って行く」から?とかの理論?から始めま〜す…

   夜這いの後ろから夜這い見習いがどうして棒を持って付いて行くの?

   目的の家に入る時にはなぜ服を脱いで頬かぶりをしてから入るの?

   脱いだフンドシの利用方法とは?

 な〜んて下らないお話をしていよいよ実践。

 夜這いですから、登場人物は最低男女二人が必要なのに太鼓持は一人の零細企業、しかたなく一人二役を手拭一つで早変わりの(2)独創的?芸で乗り切りるン〜ドス。
 (これをすると必ずお客様から、「オレ達の所ジャ〜こんな事したゾ〜」なんてその土地の慣習ややり方をご伝授下さって盛り上がりますネ〜)

 お土産用お遊び「以下ずくし」は、「以」と「下」の二つの漢字が1行6字×5行のみで、どう読むか?て〜物ですが、これが又男女の睦事になっているユ-モアあふれる(2)独創的?すぐれもので、お客様は必ずこれをスナックなんぞへ持参して女の子相手に「読めるかな〜?」と、ご自身が主役で二度目のお遊び致すンでっセ。以前に旦那さんに連れられて初めて行ったスナックのママさんに「これ読めるン〜?」ってコピ-見せられた日にゃ〜旦那と二人で顔見合わせて多笑いしたんドス〜エ〜。


・二人でお酒を飲む遊びも楽しいですヨ・ 


 その他にも、お土産用「変え唄」なんぞもご用意してございますヨ。

 太鼓持の艶芸・艶話・お土産遊びは沢山ございますが、お遊びは鑑賞会では無いんですから、お客様もお出まし願って皆でワァ〜ワァ〜キャ〜キャ〜全員が盛り上がって(3)共に楽しむ事が大切ですナ〜

 「太鼓持あらい」は(1)スマイルがお客様の健康と安全の上に成り立っていると考えて行動させて頂いておりますから、艶芸はお料理にホコリ入らない様に動きを少なく畳半分で行います、よって商売繁盛(半畳)ナ〜んてネ。

 「太鼓持あらい」は(2)ユ-モアは柔軟思考と独創性から生まれると教えられました、何事も他人と違ったオンリ-ワンが大切、だから誰もやらない助平に徹しておるンデスと、いかにも正当性を強調しておかないと只の助平オッサンですもん。

 「太鼓持あらい」は(3)マナ-を人間社会の基本原則と感じます、相手の事にも気を使い共に楽しまなくては面白くございません、お商売も他人の気持ちを理解して、お相手のほしいもの・喜んで頂けるものを提供し、共に儲けて感謝され伸びるのであって、自分だけ良くって他人はどうなっても知らんでは誰〜れも相手してくれしません。

 心が動いて初めてお金が付いて来るンのンが人間社会と思う〜とります、お客様にお値うちあったナ〜と喜んで頂いて、お帰りになっても浮き浮きした楽しい気持ちをお仲間に話したくなる程楽しんで頂きたいンドス〜エ〜

 と〜 言うておけばヒョットご祝儀なんぞ頂けるやも知れないナ〜テ…甘〜い事考えてシャバ生きているン〜ドスエ〜

お 礼
 ただの助平で遊び好きで無知でバカな私がお座敷遊びの中で多くの人達に教えられ、「関西にも居なくなった太鼓持ちを福井で始めても維持もできないヨ」と言われて25年あまり、何とか維持出来たのもひとえにご支持頂いた皆様のお陰と感謝致しております。

 そのお座敷文化が今や私利私欲の不明朗な取引の温床と言われ、残念でなりません。


 本来のお座敷文化は、食べて生きている感謝であり、皆で心一つに協力して生活する協調と相互理解であり、お互い皆平等公平であり、「晴」の楽しみであったはずです。

 太鼓持のご依頼のほとんどがお客様の口コミやこ紹介で、今や遠くまで広がったお陰にてやっとパソコンが購入出来、こうして皆様に本来のお座敷文化をご理解して頂くき
っかけが紹介出来てとても嬉しいです。

 社会的地位や能力のあるお客様に可愛がられご支援頂けるのを、どんな事があっても決して裏切る訳には参りません、これからも正直と誠実を基本として(1)スマイル(2)ユ-モア(3)マナ-がお座敷遊びの本来の姿である事を伝えて参ります。

 1998年2月から発信したホ-ムペ-ジですが、FBCテレビ・ラジオ・東京新聞・週刊プレイボ-イ・メ-ルマガジン・KONPEITOなどに取り上げられ、リンクなどご支援を頂いて多くの皆様に見て頂き感謝致しております。


              又、気が向いたら追加します、メ-ル下さいネ。




 先日、車が通り土も無いはずのアスファルトの道にできたチョットした割れ目から小さな花一輪咲いていました。

 心にポッと咲いた小さな花が、多くの人の心に広がればいいナ〜
心から皆様の健康で楽しい笑顔が全国に広がる事を願って ……

「お遊びの体験教室」開催

 優雅に一度はお座敷遊びをしてみたいと思っていても、どれくらい金額が掛かるのか気になるし、まして一人ではとても負担出来無いしと、お思いの方達の為に、お料理とお酒を頂きながら、太鼓持あらいを入れてのお座敷遊びの体験して頂きたいと、太鼓持あらいから料亭さんなどに企画提案させて頂きましたら、賛同されたお店やお集まりの会から、是非開催したいとの申し出を受けて、あちこちで開催されて、どちらもほぼ定員オーバー気味で、好評を得て次回もと望まれます。
 お座敷遊びの心得を初め、太鼓持あらいの艶話や艶芸のみならず、年中行事や節供のいわれ、季節の料理の話なども、お店のご要望や会の趣旨に合わせてお話させて頂いたり、ご要望に合わせています。

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