上野殿御返事

ホームへ 資料室へ 御書の目次へ メール

上野殿御返事弘安三年七月二日の概要

【弘安三年七月二日、南条時光、聖寿五十九歳】
 女子は門をひらく男子は家をつぐ日本国を知つても子なくは誰にかつがすべき、財を大千にみてても子なくば誰にかゆづるべき、されば外典三千余巻には子ある人を長者といふ、内典五千余巻には子なき人を貧人といふ、女子一人男子一人たとへば天には日月のごとく地には東西にかたどれり、鳥の二つのはね車の二つのわなり、さればこの男子をば日若御前と申させ給へ、くはしくは又又申すべし。

弘安三年八月二十六日                 日蓮花押

上野殿御返事

ホームへ 資料室へ 御書の目次へ メール