土木殿御返事

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土木殿御返事文永十年十一月三日の概要

【文永十年十一月三日、富木常忍、聖寿、真筆断存】
仕候なり。褒美に非ず、実に器量者なり。来年正月大進阿闍梨と越中に之を遣し去るべし。 大進阿闍梨と
白小袖一つ給ひ候ひ畢ぬ。今年日本国一同に飢渇の上、佐渡の国には七月七日已下天より忽ちに石灰虫と申す虫と雨等にて一時に稲穀損し。其の上疫病処処に遍満し、方方死難脱れ難きか。事事紙上に尽し難く候。恐恐謹言。
十一月三日  日蓮花押 

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