四十余年未顕真実  (しじゅうよねんみけんしんじつ ) 関連語句 無量義経

 『無量義経』に見える文で、「四十余年には未だ真実を顕さず」と読む。釈尊が出世の本懐である『法華経』を説くにあたって、先ず開経の『無量義経』で、今まで四十余年の間に説いてきた諸経にはいまだ真実を顕していないと述べたもの。爾前の諸経は衆生の機根が不同であり、それに応じて種々の方便として随他意の権教を説いてきたという意。宗祖が『法華経』と諸経の勝劣を述べる際に挙げる代表的な証文の一つである。『千日尼御前御返事』〔26113〕等に引かれている。